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上海浦東国際空港
中国・上海市にある空港 ウィキペディアから
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上海浦東国際空港(シャンハイプードンこくさいくうこう、中国語: 上海浦东国际机场、英語: Shanghai Pudong International Airport)は、中華人民共和国・上海市浦東新区に位置する国際空港である。上海市中心部から東30kmに位置する。空港には世界で初めて実用化された高速磁気浮上鉄道「上海トランスラピッド」が接続し、最短7分20秒で市街まで連絡する。
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歴史

開港の背景
長年、上海への航空便は上海虹橋国際空港を発着していたが、航空需要増大により、虹橋空港の混雑が問題となった。しかし、虹橋空港周辺には市街地が広がっており、空港の拡張が困難であった。そのため、上海の第2空港の建設が決まり、上海の東、長江の河口に面した浦東沿岸を開発することになった。工事は1997年10月に着工した。なお工事にあたり、日本はODAの事業として400億円、円借款として拠出している[2]。
開港
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設備
空港全体で、162本のボーディング・ブリッジ (T1-31、T2-41、サテライト ターミナル 90)、189の搭乗ゲートがある。また、4本の滑走路がターミナルと平行にあり、Rwy 35L/17RとRwy 34R/16Lは主に着陸に使用され、Rwy 35R/17LとRwy 34L/16Rは主に離陸に使用されている。
ターミナル


ターミナル1(1号航站楼)とターミナル2(2号航站楼)の二つのターミナルがある。両ターミナルは約10分おきに運行されている無料シャトルバスで移動できるほか、北歩行道・中歩行道・南歩行道の3つの渡り廊下でも移動できる。
両ターミナル共、手荷物検査後の待合エリアでは、無線LANによるインターネット接続サービスが無料で提供されているが、アクセスするための暗証番号を携帯電話のSMS(海外から持ち込んだ携帯電話のローミングでも可能)で受け取って入力する必要がある。また、予告無しに中断されたり、使用できなかったりすることがあり、当然ながらグレート・ファイアウォールをはじめとする検閲も行われているので、注意が必要である。
ターミナル1
ターミナル1は、開港した1999年10月1日から運用されているターミナルである。外観はカモメの形をしており、28の搭乗ゲートがある。そのうち13は2階建てのゲートになっている。
第1ターミナルの乗客収容能力は2,000万人で、204のチェックインカウンター、13の荷物ベルトがある。面積は280,000平方メートル(3,000,000平方フィート)である。
ターミナル2
2008年3月26日、第3滑走路とともに運用を開始したターミナルである。このターミナルの開業により、空港全体で年間6,000万人の乗客と420万トンの貨物を処理できるようになった。
第2ターミナルは第1ターミナルに似た形状をしているが、第1ターミナルよりわずかに大きい。ターミナル2は、主に中国国際航空やその他のスターアライアンス加盟の航空会社が使用している。
サテライト・コンコース
2015年12月29日に建設が開始され、2019年9月に開業した、83の搭乗ゲートを持つ世界最大の独立したサテライト空港ターミナルビルである。延床面積は62万㎡あり、ターミナル2(49万㎡)を上回る。上から見るとH型をしておりS1とS2と呼ばれる区画に分かれている。S1はターミナル1と、S2はターミナル2と地下式の電車で連絡している。
国内線のゲートにはH、国際線と香港、マカオ、台湾行きのゲートにはGのラベルが付けられている。
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国際線から国際線への乗り継ぎ
中国国内に所在する国際空港においては、中国の出入国に関する法令により、たとえ国際線同士相互の乗り継ぎであっても一旦中国の入国・出国審査を受ける必要があるが(北京国際空港は異なる)、当空港をハブ空港の一つと位置付けている中国東方航空は当空港に於ける国際線同士相互の乗り継ぎに関して、2012年3月11日以降、ターミナル1館内に於ける自社国際線同士の乗り継ぎであること、当日中の乗り継ぎであり、かつ受託手荷物が乗り継ぎ便に至るまでスルーでチェックインされていることなどの条件を満たしている場合に限り、入国・出国審査を改めて受けずに乗り継ぎができるようにしている[4]。
就航航空会社と就航都市
要約
視点
国際線
ターミナル1
ターミナル2
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就航地
国際線
- 東アジア
- 東南アジア
- 南アジア
- オセアニア
- 中近東・アフリカ
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
国内線
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アクセス



- 地下鉄
- 上海軌道交通2号線浦東1号2号航站楼駅:機場駅 - 広蘭路駅間は6時~21時53分までの運行である。人民広場駅まで約80分。かつては途中の広蘭路駅で、同じホームで4両編成の列車から8両編成の列車に乗り換える必要があったが、2019年8月現在は上海虹橋国際空港の最寄り駅である虹橋2号航站楼駅を経由して終点の国家会展中心駅までの直通列車も運行されている。2010年6月現在、上海市中心部の駅まで7元で利用できる。2024年末には、上海虹橋国際空港と浦東国際空港を高速で結ぶ上海空港間連絡線が開通した[28]。
- リニアモーターカー
- 上海トランスラピッド。浦東1号2号航站楼駅と浦東西部の竜陽路駅の間には、営業運転世界初の磁気浮上式鉄道である上海トランスラピッドが2002年末に開通し、2004年には正式営業を開始した。30km程の距離を僅か7分程で運行している。ただ、上海市中心部に向かうには、竜陽路駅で上海軌道交通2号線又は上海軌道交通7号線に乗り換える必要がある。運行時間は竜陽路駅発が6:45-21:40、機場駅発が7:02-21:42である[29]。
- エアポートバス
- 杭州、蘇州、無錫、南京などへのバスもある。機場6線 - 中山公園行きは、2号線と経路が重なるため、2011年5月をもって、運行終了した。
- タクシー
- 上海市内まで150 - 200元前後
上海虹橋国際空港
上海虹橋国際空港とのアクセスは下記の方法がある。所要時間はいずれも1時間半程度である。
- 上海軌道交通2号線:浦東1号2号航站楼駅 - 虹橋2号航站楼駅
- 上海トランスラピッド・上海軌道交通2号線:竜陽路駅で上海軌道交通2号線に乗り換え
- エアポートバス機場1線:所要時間が長くかかる場合もある。上海軌道交通2号線よりも料金は高い。
- タクシー - 200〜300元程度。深夜は利用不可。
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脚注
関連項目
外部リンク
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