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堀江美都子

日本の女性歌手、声優、女優 (1957-) ウィキペディアから

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堀江 美都子(ほりえ みつこ、1957年3月8日[4][5] - )は、日本歌手声優女優。本名、浅見 美都子(あさみ みつこ)[6](旧姓:堀江[1])。愛称は「ミッチ[7]「ミッチー」。神奈川県大和市[3]横浜市出身[1][7][8]血液型AB型[9]。身長は153cm[10]

概要 堀江美都子, 出生名 ...

人物紹介

要約
視点

歌手業

1969年の紅三四郎での歌手デビュー[2]以来、アニメソングを中心とした活動を展開し、「アニメソングの女王」「アニソン界のプリンセス」の異名をとる。また、ささきいさお水木一郎大杉久美子[注釈 1]とともに、「アニソン四天王」と呼ばれる。

堀江の歌う楽曲は「キャンディ・キャンディ」など、ポップなミディアムテンポのイメージがあるが、「ふりむけばDanger!」でのパワフルな声量を生かしたロック調のハードな楽曲や、「ペペロの冒険」での低音を強調した勇壮な楽曲など幅広いジャンルを歌いこなす。海外へ輸出されたアニメ主題歌を現地語吹き替えで歌唱した例もある。また『超電磁マシーン ボルテスV』では、女性初となるロボットアニメ主題歌のメインボーカルを務めた[11]。特撮ジャンルにおいても、ささきいさお・水木一郎らとのデュエットながら主題歌を担当している。

1980年以降は、アルバム『IMAGE(イマージュ)』をはじめオリジナル楽曲によるLPレコードをいくつか発表している。また、数曲ではあるが他の歌手へ楽曲提供もしている。

後述の声優業も活発だったため、『愛してナイト』『ひみつのアッコちゃん(第2シリーズ)』や『私のあしながおじさん』など、主題歌・主演の双方を担った作品も多い。またヒルダ役で出演した『聖闘士星矢』では、声をあてていない城戸沙織/アテナのテーマソング「アテナの子守唄」を歌唱している。

来歴

両親は共に地方公務員[1]

音楽好きな両親は堀江をバイオリニストにしたいと考え、小学1年生からバイオリンを習わせたが、自身は歌の方が好きだったという[12]1966年、『日清ちびっこのどじまん』へ出場し準優勝を果たす[4](堀江の歌唱力の高さを感じた叔母が応募[12])。その後は、テレビ局系列の合唱団へ所属した。1969年、アニメーション『紅三四郎』の主題歌を担当することになりコロムビアレコードよりアニメ歌手としてデビューする[4][8]

1976年に主題歌を担当した『キャンディ・キャンディ』のヒットにより、業界内外へ存在感を示した。1979年の『花の子ルンルン』もヒットし、以降も多数の作品で主題歌や挿入歌を担当することとなった。 1984年9月に結婚[2]

50歳を迎えた後も第一線で活動しており、2007年の『風の少女エミリー』では久々に主題歌を担当した。

補足

  • 公認ファンクラブ名は「トムボーイ」(tom-boy。「お転婆娘」の意)。
  • 東京都内にてボーカルスクール『堀江美都子シンガーズ・ラボ』を主宰する。
  • 夫は元シグナルのメンバーで、現在は堀江の個人事務所「エディット」の代表を務めるあさみあきお。仲人は、堀江・あさみとMBSヤングタウンにてパーソナリティを共に務めた笑福亭鶴瓶夫妻。1994年、男児が誕生。
  • かつてアニメソングは、レコード会社において童謡などと同じく学芸部で扱われていた。しかし、堀江の「キャンディ・キャンディ」のメガヒットを受け、他のレコード会社でもアニメソング専門部署を立ち上げ、プロモーションに注力するようになった。そのため、日本コロムビア社内では堀江を「美空ひばりの次に偉い人」として扱っている[13]
  • 堀江を一躍有名にした『キャンディ・キャンディ』の主題歌だが、ライブなどにおけるリクエストがあまりにも多く「お客さんは歌手としての自分よりも、この曲を聴きに来たのではないか?」と疑心暗鬼となり、「自分にとって最大のライバル」とみなし一時期封印していたことがある。この決断により、期待していた観客がライブ途中で帰ってしまうことがあった。その後、”歌手・堀江美都子”が広く認識されていると徐々に感じはじめて以降は、抵抗なく歌えるようになったという[14]
  • 1999年フィリピンにて『ボルテスVの歌』が大ヒット(フィリピンでの初放送は1978年。21年後となる1999年1月から再放送。2世代にわたる支持により30%超えの高視聴率によって大ブレークを果たす。現地では、子供から大人まですべての歌詞を日本語で覚えている。CDは8万枚以上のセールスを記録[15])。1999年9月、チャリティーで訪れたフィリピンでのライブでは、走行する道路の信号がすべて青信号になるなど、国賓並みの待遇を受けた。

声優・女優業

1976年の特撮作品『宇宙鉄人キョーダイン』では女優として出演[11]。その後もいくつかオファーを受けたが、体力的な負担の大きさから、基本的にオファーは断っている。2013年の深夜特撮ドラマ『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』において、およそ37年ぶりにドラマへ出演。

1977年開催のミュージカル『マチャアキのそんごくうの大冒険』にて三蔵法師役を演じた。

スタジオで主題歌を歌唱中、その場に居合わせたプロデューサーやテレビ局関係者からの「主人公の声とイメージが合うね」という言葉を受けオーディションに臨んだ[7]1978年、『宇宙魔神ダイケンゴー』(クレオ役)にて声優業に初挑戦し[11]、その後青二プロダクションへ所属。声優として歌手業にせまる精力的な活動をみせ、『魔法少女ララベル』(ララベル役)、『ひみつのアッコちゃん(第2シリーズ)』(アッコ役)など主演作も多い。特に世界名作劇場シリーズでは、『愛少女ポリアンナ物語』(ポリアンナ役)、『私のあしながおじさん』(ジュディ役)、『家なき子レミ』(レミ役)と、同シリーズ最多となる3度の主演歴を持つ。そのため、山田栄子潘恵子らと共に、シリーズを代表する声優としてしばしば名前が挙がる。

このほか『Dr.スランプ アラレちゃん』(オボッチャマン役)、『プロゴルファー猿』(若葉役)、『宇宙船サジタリウス』(シビップ役)などのヒットアニメに出演。かわいらしいキャラクターを主に担当するが、『まじかる☆タルるートくん』(座剣邪寧代役)では不良少女、『聖闘士星矢』(ヒルダ役)、『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』(ギャラクシア役)では悪役を演じた。本業が歌手であることから、ストーリー上で歌唱するキャラクターに起用されることも多い。

経緯

堀江の声優業進出は、「主題歌を担う人物が主役およびヒロイン役を務めれば、その番組のアイドルになれるのでは」というアニメ業界の思惑によるものだった。したがって堀江は演技の基礎さえまったく習うことなく、業界に放り込まれるかたちとなった。このためデビュー作『宇宙魔神ダイケンゴー』出演時には、音響監督である本田保則から「まだ指導できるレベルにも達していない」と厳しく評価された。

こうした環境の中で、「歌手として参加し続けるのでは居心地が悪く、チームワークも上手くいかない」と考えた堀江は声優業にも注力しはじめ、徐々に楽しいと感じられるようになったという。

当初は主題歌を務める作品での出演が大半だったが、徐々に声優としてのみの出演も増加。堀江はこのことについて「少しは認めて頂けたのかと思い、とても嬉しかった」と述懐している。特に『愛少女ポリアンナ物語』は「自分を救ってくれた作品」としている。

エピソード

  • 「キャラクターの声で歌う」というキャラクターソングを務めた経験は、本業である歌手業の幅が広がった。
  • 『ひみつのアッコちゃん(第2シリーズ)』では、主題歌担当を前提にオーディションを受けることなくアッコ役に抜擢された。現在でもアニソン関連のテレビ番組にて同主題歌を歌唱することが多く、「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ〜」の台詞と共に歌い出すのが通例である。
  • 覚悟のススメ』では、自身をモデルとしたキャラクターである掘江罪子を演じた。当初は過激な内容に難色を示したが、原作者の山口貴由が堀江のファンクラブ会員であり、再三の熱烈なオファーの末に配役が実現[16]。のちに山口作画の『シグルイ』へも「友情出演」のかたちで参加している。
  • 近年では声優業から離れているが、堀江本人は「機会があればやりたい」という姿勢を示している。
  • 俳優として活動した一時期、『クイズダービー』(TBSテレビ)のゲスト回答者として出演している。
  • 「日清ちびっこのどじまん」司会者である大村崑との久々の再会は、『オールスター家族対抗歌合戦』の決勝戦の場だった。

DJ

ラジオ番組『ミッチの独言倶楽部』(MBSラジオ)、『オー!サンデー、ミッチとアキラの底抜け日曜拳銃』(ニッポン放送)、『ラジオころちゃんパック』(AM神戸)、『ラジオアニソン女子部』(同)、『ハローこちらミッチ放送局』(CBCラジオ)、『ミッチプレゼンツ・あしたがすき』(AM岐阜ラジオ 他)などにパーソナリティーとして出演。

MBSヤングタウン』(MBSラジオ)月曜日を担当

  • 1981年10月から1982年3月パーソナリティ:笑福亭鶴瓶、あさみあきお、堀江美都子
  • 1982年4月から1983年3月 パーソナリティ:明石家さんま、あさみあきお、堀江美都子
  • 午前零時台に“ドクターミッチ”がリスナーからの相談、悩みを解決するコーナーがあった。
  • 明石家さんま、あさみあきお、堀江美都子の特別ユニット「SAM-Sing」が歌う番組用の歌があった。
  • 1984年このラジオ番組が縁であさみあきおと結婚。番組のパーソナリティ同士の結婚は初めてだった。

現在も「アニソン女子部」の部長としてアニメソングを広めようと展開している。

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出演(歌手業)

要約
視点

アニメソング

特撮ソング

ドラマソング

ゲームソング

テレビ出演

ラジオ出演

NHKみんなのうた出演

▲はラジオのみの再放送。

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その他

  • 堀江美都子ライブショー(1982年5月26日19時および21時、新宿ルイード、1700円[28]
  • 堀江美都子ファンの集いと新曲発表会(1982年6月12日16時渋谷東横劇場[29])
  • アルバム『陽気なフォスター』1971年9月発売。よく知られているスティーブン・フォスターの歌曲で、「詩をコミカルに変えてパロディ化」というのが当時の製作意図である。
  • 『南の島のハメハメハ大王』1976年6月発売(みんなのうた コロムビア版カバー、川橋啓史の『山口さんちのツトム君』のシングルレコードB面に収録)
  • 『はたらくくるま』(ひらけ!ポンキッキ コロムビア版カバー)
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出演(声優業)

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1978年
1979年
1980年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2002年
2003年
2005年
2007年
2008年
2009年
2017年
2018年

劇場アニメ

1984年
1985年
1986年
1987年
  • プロゴルファー猿 甲賀秘境!影の忍法ゴルファー参上!(若葉)
1988年
1989年
1991年
2010年

OVA

1985年
1987年
1988年
1989年
1990年
1993年
  • EDDY&EMMY イニシャルリングは二人でエミィ
  • カエルの王様(ナレーション)
1996年
2001年

Webアニメ

ゲーム

吹き替え

オーディオブック

特撮

その他

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出演(女優業)

ディスコグラフィ

要約
視点

シングル

ほりえみつこ名義

  • 12歳の神話/大人の世界(1970年3月10日、C-3101)
  • わたしの恋人/去年の今日はなにをしてたの(1970年、C-3107)
  • 哀愁のスキャット/別れをつげて旅に出る(1976年3月、P-451) - A面はNETテレビ「大非常線」主題歌
  • いっしょに小石を拾いませんか/こころの旅(1976年12月、PK-33) - A面はNETテレビドラマ「五街道まっしぐら」主題歌

堀江美都子名義

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アルバム

  • オリジナル・アルバム
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  • ミニ・アルバム
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  • カバーアルバム
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  • テレビまんが主題歌のあゆみ
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  • 歌のあゆみ

堀江の持ち歌を、初出音盤の発売順に収録するという企画。1983年9月、4枚組のLPレコードBOXとして発売。シリーズ化され、合計3組のLPレコードBOXが発売された。

1988年から1996年にかけ、各3枚組のCD-BOXとして、合計7組が発売。その後、長らく途絶えていたが、2009年8月発売のデビュー40周年BOXに『歌のあゆみ8』が含まれ、同12月には『歌のあゆみ8』が単独(3枚組)で発売された。

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  • Dear Friend

水木一郎とのデュエット楽曲をまとめた企画アルバムで、一部新曲も収録。

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その他、『ジムボタン』『キャンディ♥キャンディ』『魔法少女ララベル』『花の子ルンルン』『ハロー!サンディベル』など、主題歌・挿入歌LPのほぼ全曲を堀江が歌っている場合も多い。

参加楽曲

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映像作品

DVD

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VHS

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コマーシャル

著書

  • 『ミッチの独言(ひとりごと)倶楽部-堀江美都子エッセイ集』1981年10月 近代映画社

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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