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松尾貴史

日本の俳優、タレント ウィキペディアから

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松尾 貴史(まつお たかし、1960年昭和35年〉5月11日[1][2] - )は、日本俳優タレントコラムニスト。本名は岸 邦浩(きし くにひろ)。旧芸名はキッチュ。キッチュは現在の芸名になってからも愛称として使用されている(特に明石家さんま等関西出身の芸人・タレントから呼ばれている)。所属事務所古舘プロジェクト

概要 まつお たかし 松尾 貴史, 本名 ...

演劇ユニット・AGAPE storeの座長のほか、日本文藝家協会会員、雑誌『季刊25時』編集委員(一時休刊中)。元京都造形芸術大学芸術学部映画学科客員教授

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来歴

  • 兵庫県神戸市出身[1]大阪商業高等学校大阪芸術大学芸術学部デザイン学科グラフィック・デザイン専攻卒業[1]
  • 1981年イラストレーター佐々木侃司のアニメーション作品にオノマトペによる吹き替えで出演。
  • 1982年、大阪芸術大学の教授だった脚本家の依田義賢の勧めで、ギャグ・パフォーマンスのカセットテープを新名義一と共同で制作・録音して配り歩く。「劇団120パーセント」の舞台ナレーションや、学生バンドのコンサートの司会などの地道な活動を続ける。
  • 1983年、母校の大阪芸大基礎造形研究室に、非常勤職員として勤務[3]。この時、夕方以降の時間が空いていたことで何か習い事をしようと思い立ち「共通語がしゃべれる」というのが一番役立ちそうだと思ったことから、アナウンススクールに入学、在学中からCMナレーションなどを担当[3]
  • 1984年、大学非常勤職員の傍らDJとして勤めていた大阪・北新地のディスコ「クレオ・パラッツィ」店内でスカウトされ、大滝エージェンシーに所属。「キッチュ」(Kitsch)の芸名でテレビデビュー。「キッチュ(kitsch)」の語源はドイツ語の美術用語で、「まがいもの・粗悪品・俗悪趣味」などを意味する[3]
  • 1986年中島らも主宰の劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」の旗揚げに参加し、約4年間在籍。
  • 1989年 元日付けで株式会社古舘プロジェクトに移籍。4月3日、芸名を「松尾貴史」に変更、メインの表記も改める。「『トークシャワー』(フジテレビ)のレギュラーが決まった時に、報道部からキッチュという名前が難色を示されて変えることになった」とのことで、「売れている人はみんなあ段で始まる名前が多い(この時本人がここで挙げていた有名人はタモリ(ビート)たけし明石家さんま桂三枝萩本欽一近藤真彦田原俊彦マイケル・ジャクソンマドンナ)から、同じあ段で始まる名前がいい」と言った所、古舘プロジェクトの当時の社長が「自分の名前(たかし)はどうだ」と言われたといい、本人は『ウルトラQ』の登場人物にちなんだ「万城目」や「ちょうさかべもとちか」といった名前も考えていたが、事務所に提案したところ「うそくさい」という理由で却下されたという。結局全て丸投げして事務所任せにしたところ、古舘伊知郎の妻の旧姓「松尾」に、古舘プロジェクト社長の名前と同音の「貴史」(貴史は本名の「きし(岸)」と読める字を当てた)を合わせた芸名に決定した[4][5]。同時に、活動の拠点を東京に移す。
  • 1993年4月、奥野敦士勝村政信原田喧太川村カオリBUCK-TICK樋口豊らとバンド「ポークソテーズ」を結成。楽曲「ハンバーグの作り方」が、2か月間NHK『みんなのうた』で放送される。
  • 1996年G2と、ライブ「人格懐疑室」を青山円形劇場で催す。
  • 1998年、演劇ユニット「AGAPE store」を結成、年に1、2度の公演を続ける。
  • 2002年、正式にリリパット・アーミーを退団。
  • 2008年京都造形芸術大学准教授に就任[6]。映画学科で演技の指導などを担当する。
  • 2009年下北沢にカレーショップ「般゜若(パンニャ)」をオープンさせる。
  • 2010年、京都造形芸術大学客員教授に就任。
  • 2013年、雑誌「季刊25時」創刊。
  • 2019年、2018年に上演された二兎舎公演『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』での演技で、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。
  • 2021年12月15日、肺塞栓症のため緊急入院したことを発表[7]。主演舞台『鷗外の怪談』の12月公演は中止となった[7]
  • 2021年12月17日、二兎舎公演『鷗外の怪談』での演技で、第56回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞[8][注 1]
  • 2022年2月25日、二兎舎公演『鷗外の怪談』での演技で、第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞[9]
  • 2024年8月と12月に肺塞栓症のカテーテル手術を受ける[10]
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出演

要約
視点

情報・バラエティ番組

NHK

情報ジャンル
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音楽・教育ジャンル・その他

日本テレビ

情報ジャンル
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バラエティジャンル

テレビ朝日

情報ジャンル
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バラエティジャンル

TBS

情報ジャンル
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バラエティジャンル

テレビ東京

情報ジャンル
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バラエティジャンル

フジテレビ

情報ジャンル
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バラエティジャンル

TwellV

その他

テレビドラマ

ウェブドラマ

映画

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

  • GoGo虎ェ門(1986年)

ゲーム

吹き替え

映画

アニメ

  • アラジン(ペドラー)
  • サウスパーク(マッケイ、トァン・ルー・キム、Mr.ハンキー、サタン 他)
  • レオ (2023年のアメリカ映画)英語版(スクワートル)

人形劇

その他

ビデオ・DVD

ラジオ

CD

  • KITSCH(アルファ・ムーン、デビューアルバム)
  • ヤマアラシとその他の変種(東芝EMI) - ゲスト(ケラリーノ・サンドロヴィッチプロデュース、コント台本:吉田戦車
  • グレーテスト・ソング・オブ・オール - シングル(コーラス:高橋幸宏・鈴木慶一・ちわきまゆみ
  • キッチュのラジオ大魔術團(東芝EMI、宮沢章夫プロデュース、共演:山田康雄納谷悟朗青野武松尾スズキ、他)
  • ブルー・フィルム 新・スネークマン・ショー1 - 4 (アルファレコード桑原茂一プロデュース)
  • スネークマン・ロック・ショー - ゲスト(アルファレコード、小林克也プロデュース)
  • ピエールとカトリーヌ(アルファレコード) - シングル(藤井千夏とデュエット)
  • 松尾貴史のテクノクマヤコン(エイベックス、共演:増山江威子古谷徹、他)
  • カレイなるヒラメ(NHK)
  • 純喫茶浪漫(大日本生ゲノムプロデュース、友情主演、共演:前田真里、他)

CM

新聞

雑誌

  • 週刊朝日 連載「未確認卑怯物体」
  • 週刊朝日 連載「サイレント・マイノリティ」
  • 季刊をる 連載
  • MONOマガジン 連載「超常俗物図鑑」
  • BRIO 連載「不法侵入レポート」
  • BRIO 連載「接客主義宣言」
  • NUMERO TOKYO 連載「松尾貴史が選ぶ今月のシネマ」
  • ダイヤモンドZAi 連載「浮世の沙汰も金次第」
  • ダイヤモンドZAi 連載「メイクマネー・ルーズマネー」
  • 月刊モテカブ 連載「川柳らんこうげ」

小説

  • 去年はいい年になるだろう 山本弘著 本人役

著書

  • 『松尾貴史のたかしのしかた』(NHK出版、1992年)ISBN 4140800062
  • 『未確認卑怯物体』(朝日新聞社、1992年)ISBN 4022564784
  • 『折り顔』(リトルモア、1994年)ISBN 4947648147
  • 『カルトの祓い方』(スコラ、1995年)ISBN 4796203001
  • 『松尾貴史の会社の掟』(竹書房、1995年)ISBN 488475879X
  • 『街角の天才記念物—ヘンな看板、オカしい立札、アヤしい物体、アブない人形…』(日本文芸社、1998年)ISBN 4537026545
  • 『業界用語のウソ知識』(小学館、1998年)
  • 『オカルトでっかち』(朝日新聞社、1999年)
  • 『接客主義』(光文社、2004年)
  • 『なぜ宇宙人は地球に来ない?—笑う超常現象入門』(PHP研究所、2009年)ISBN 978-4-569-70645-0
  • 『ネタになる「統計データ」』(講談社、2011年)ISBN 978-4062814355
  • 『東京くねくね』(東京新聞出版局、2017年)
  • 『違和感のススメ』(毎日新聞出版、2019年)
  • 『ORIGAO 折り顔』(2020年)
  • 『ニッポンの違和感』(毎日新聞出版、2020年)

共著・監修

  • 『犬も猫舌—学校では教えることがない知識(笑)』監修(ワニブックス、2003年)ISBN 4847015177
  • 『うんちくブック』虎ノ門うんちく共著(双葉社、2003年)
  • 『外国人だけが知っている日本の正しい礼儀作法』監修(大和書房、2006年)
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舞台

要約
視点
  • X線の午後(1986年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • フレームレスTV(1986年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • セメントラバーズ(1987年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • ワラワン殿下の失踪と逃走(1988年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • レディ・モルフェウス(1988年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • スプーンの上に天使何人とまれるか(1989年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • 天外綺譚 セイント・イーブル(1990年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • 壺中天奇聞 フローズンフローラ(1990年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • イルマヴェップの謎(1994年) 中村有志との二人芝居。演出/加納幸和、PARCO SPACE PART3[30]
  • 天外綺譚 セイント・イーブル(1996年)笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • 人格懐疑室〜ヒストリー オブ ヒステリー(1996年)青山円形劇場
  • ラヴ・レターズ(1996年) 近藤サトとの朗読劇。作/ A.R. ガーニー 演出/青井陽治、PARCO劇場
  • 病気(1997年) 作/別役実、演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ。青山演劇フェスティバル 別役実の世界'97
  • 超老伝(1998年) AGAPE store公演 作/中島らも 演出/ G2 出演/山西惇、松永玲子
  • D/J(1999年) AGAPE store公演 作/山名宏和 演出/ G2 出演/後藤ひろひと、八十田勇一、松永玲子
  • 超老伝2000(2000年、再演) AGAPE store公演
  • 友情しごき教室(2001年) 劇団そとばこまち公演 演出/生瀬勝久 出演/温水洋一
  • 公演虎をつれた女(2001年) 笑殺軍団リリパット・アーミー公演
  • BIG BIZ 〜宮原木材危機一髪〜(2001年) AGAPE store第一回公演 作/後藤ひろひと 演出/ G2 出演/粟根まこと、松永玲子、八十田勇一 他
  • ニッキーズ・パビリオン(2001年) 作・演出/故林広志 出演/ラーメンズ、サモアリナンズ、平田敦子
  • 地獄八景亡者戯(2002年)AGAPE store公演 脚本/東野ひろあき 演出/ G2 出演/濱田マリ、三上市朗、福田転球
  • BIG BIZ 〜宮原木材危機一髪〜(2002年,再演)AGAPE store公演
  • BIGGER BIZ〜絶体絶命!結城死す?〜(2003年)AGAPE store公演 作/後藤ひろひと 演出/ G2 出演/坂田聡、三上市朗 他
  • しかたがない穴(2004年)AGAPE store公演 作/倉持裕 演出/ G2 出演/秋本奈緒美、山内圭哉、松永玲子、小林高鹿 他
  • BIGGER BIZ〜絶体絶命!結城死す?〜(2005年、再演)AGAPE store公演 演出/ G2 出演/八十田勇一、後藤ひろひと、坂田聡 他
  • 仮装敵国(2005年)AGAPE store公演 作/長塚圭史、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、土田英生 他 出演/辺見えみり、春風亭昇太 他
  • BIGGEST BIZ 〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜(2006年)AGAPE store公演 作/後藤ひろひと 出演/篠原ともえ、菅原永二 他
  • 地獄八景 : 浮世百景(2007年)監修/桂米朝 脚本/東野ひろあき 演出/ G2 出演/佐藤アツヒロ、高橋由美子、桂吉弥、市川笑也 他
  • からっぽの湖(2008年)AGAPE store 公演 作/枡野幸宏 演出/ G2 出演/田中美里、片桐仁、久保酎吉、ぼくもとさきこ、坂田聡 他
  • 踊る!職業不安定所(2008年)小倉久寛ひとり立ち 公演 客演
  • ベントラー・ベントラー・ベントラー(2008年)piper 客演 作・演出/後藤ひろひと 出演/山内圭哉、鈴木蘭々 他
  • 冬の絵空(2008〜2009年)シアター・ブリーゼ 杮落し公演 出演/藤木直人、中越典子、生瀬勝久 他
  • テーブル・マナー(2009年)AGAPE store公演 作/アラン・エイクボーン 演出/ G2 出演/島田歌穂、柳浩太郎、大和田美帆、市川しんぺー 他
  • 江戸の青空 Keep on shackin'(2009年)AGAPE store公演 作/千葉雅子 東野ひろあき 演出/ G2 出演/西岡徳馬、須藤理彩、吉田鋼太郎、柳家花緑 他
  • 残念なお知らせ(2010年)AGAPE store公演 作/枡野幸宏 演出/G2 出演/片桐仁、新谷真弓、久ヶ沢徹、吉本菜穂子、岩井秀人 他
  • 疝気の虫(2010年)下町ダニーローズ公演 作・演出/ 立川志らく 出演/モロ師岡、北原佐和子、森口博子、柳亭市馬、ミッキー・カーチス 他
  • 江戸の青空 惚れた晴れたの八百八町(2011年) 作/千葉雅子 演出/G2 出演/坂東巳之助、朝倉あき、植本潤、松永玲子、吉野圭吾 他
  • 吉本百年物語 わらわし隊、大陸を行く(2012年) - 石田一松
  • マイ・フェア・レディ(2013年) 脚本・作詞/アラン・ジェイ・ラーナー 音楽/フレデリック・ロウ 翻訳・訳詞・演出/G2 出演/真飛聖霧矢大夢寺脇康文田山涼成
  • 激動 -GEKIDO-(2013年) 作/横田理恵 演出/ダニエル・ゴールドスタイン 出演/ 水川あさみ 別所哲也 桐山漣 細貝圭 奈良坂潤紀 愛名ミラ 森久保祥太郎 竹内良太 他
  • シアターBRAVA!10周年記念シリーズ つながる音楽劇 麦ふみクーツェ〜everything is symphony!!〜(東京公演・2015年04月10日-19日、世田谷パブリックシアター 大阪公演・2015年4月23日-26日、シアターBRAVA!)
  • オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「マーダー・フォー・トゥー」(2016年5月 - 6月、森ノ宮ピロティホール世田谷パブリックシアター[31]
  • 二兎社四十周年記念公演 『鷗外の怪談』(2021年)作・演出/永井愛[32]
  • 七人のおたく cult seven THE STAGE(2023年3月4日 - 12日、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA / 18日・19日、サンケイホールブリーゼ) -高松 役[33]
  • 斑鳩の王子 -戯史 聖徳太子伝-(2024年1月 - 2月、IMM THEATER・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ[34]
  • ダブリンの鐘つきカビ人間(2024年7月3日 - 10日、東京国際フォーラム ホールC / 7月20日 - 29日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール) - 市長 / 老人 役[35]
  • 裸足で散歩(2024年9月下旬 - 11月、東京・大阪・茨城・神奈川・静岡・北海道・愛知・香川 他) - ヴィクター・ヴェラスコ 役[36]
  • FOLKER(2025年2月14日 - 23日、堂島リバーフォーラム[37]
  • リンス・リピート -そして、再び繰り返す-(2025年4月17日 - 5月6日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA / 5月10日・11日、京都劇場) - ピーター 役[38][39]
  • ハロルドとモード『HAROLD AND MAUDE』(2025年9月30日 - 10月10日〈予定〉、EX THEATER ROPPONGI / 10月16日 - 18日〈予定〉、森ノ宮ピロティホール[40]

ほか多数

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落語

阪急オレンジルーム(梅田)、紀伊国屋ホール(新宿)、SOMIDOホール(銀座)、ワッハ上方(灘波)、新宿末広亭天満天神繁昌亭、本多劇場(下北沢)、大銀座落語祭山本能楽堂(大阪)吉本∞無限大ホール(大阪)など、落語の出演経験あり。

落語会は、桂吉朝と「吉朝・キッチュのメルトダウン落語会」や、立川談春・立川志らくとの三人会、桂米助との二人会、「松尾貴史の横好き落語会」「松尾貴史の横好き落語会2」など、不定期に行っている。

東京都世田谷区経堂の居酒屋「さばの湯」で不定期に行われる演芸会「雑把亭」の席亭を、西郷輝彦と務めている。

脚注

外部リンク

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