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エフエム愛知

愛知県のJFN系列ラジオ局 ウィキペディアから

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株式会社エフエム愛知(エフエムあいち、FM AICHI)は、愛知県放送対象地域としてFM放送超短波放送)を行う特定地上基幹放送事業者である。コールサインはJOCU-FM全国FM放送協議会(JFN)系列局。

概要 種類, 市場情報 ...
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概要 エフエム愛知 FM Aichi Broadcasting Co,. Ltd., 放送対象地域 ...
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概要

1969年12月24日に開局した。営利事業者による民間FM放送局としては日本で最初に開局し、1981年に発足した全国FM放送協議会(JFN)の当初からの加盟局でもある[注 2]

当局含めたJFN系列38局はACジャパン(旧・公共広告機構)の正会員企業の一つである[5]

略称は『FMA』。愛称は度々変更されており、開局50周年の記念日である2019年12月24日からは以前使用していた『FM AICHI』が再び使用されている。キャッチコピーは『RIDE ON MY RADIO!』。詳細は#歴史を参照のこと。

放送対象地域は愛知県であるが、本局の電波が濃尾平野の広範囲に届く[注 3]ことから、三重県(主に北中部の伊勢湾沿岸)、岐阜県(主に美濃地方飛騨地方下呂市)、静岡県(主に西部と中部) 、長野県(主に南部)で聴取ができ、リスナーも多い。特に岐阜県は2000年代に入るまでFM放送局はなかったこともあり、現在でも積極的に岐阜県内の話題を取り上げることがある。

マスコットキャラクターとして名古屋在住の落語家漫画家である雷門獅篭がデザインした『チルナちゃん』が存在したが、@FMへの変更時を境に使用されなくなった。

送信所中京テレビ旧本社・本局にある[注 4]関係から、現在でも主に同局主催ないしは同局の事実上の親会社になる読売新聞主催のイベントCM[注 5]が流れることが多い[要出典]

2001年4月の使用開始から2003年4月までのKiss FM KOBEがJFNに加盟するまでの2年間、唯一JFN系列の中でJFN共通ジングルが流れなかった局でもある。

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事業所

歴史

要約
視点

日本初の民間FM放送は、後にエフエム東京に改組したFM東海によるものであるが、FM東海は学校法人東海大学が設立した実験局(現実験試験局)による非営利のもの(ただし、一時期併設されていた実用化試験局には広告放送(CM)が認められていた。)であり、一般放送事業者(現:民間特定地上基幹放送事業者)の放送局(現:地上基幹放送局)によるものは、エフエム愛知が最古である[6]

開局から1980年末頃までは、歌謡曲演歌以外にもクラシック民族音楽ワールドミュージック)など多彩な音楽ジャンルが放送されており、さながらスタンスとしては今日のNHK-FMに類するところがあった。中でも名古屋フィルハーモニー交響楽団が演奏する曲を放送する『名フィルへのお誘い』は同局の看板番組の一つとして長期間放送された。しかし後述するZIP-FMの開局やJ-POPの勃興により、これらのジャンルの曲は徐々に縮小・終了し、クラシックに関しては、2006年に『名フィルへのお誘い』が終了した後、恒常的に流れるのはオープニングとクロージングの時のみになっていたものの、2014年に『ダイドー おは・クラ・サタデー with セントラル愛知交響楽団』の開始によりクラシックを扱う定期番組が復活したのに続き、2016年4月に『名フィル クラシック・スクエア』として名フィルの定時番組も復活した。

長らく、11時台前半を、愛知県教育委員会提供の教育放送2番組に充てていた。このため、他地域ではこの時間に放送されていたJFN全国ネット番組(『AGFコーヒータイム』など)が30分前倒しで放送されていた。

  • 1968年昭和43年)9月30日 - 東海電波監理局に対し、「中京文化放送」の名称でFM放送局開設免許を申請[7]
  • 1969年(昭和44年)
  • 1974年(昭和49年)6月1日 - 「愛知音楽エフエム放送株式会社」から、現社名の「株式会社エフエム愛知」に社名変更。
  • 1979年(昭和54年)10月10日 - 10:00 - 20:00に、10周年を記念した「10時間電話リクエスト」を放送。
  • 1981年(昭和56年) - 開局当時の名古屋商工会議所から現在の名古屋通信ビルに本社を移転[9]
  • 1989年平成元年) - 開局20周年を記念した、盛大なパーティーを実施。招待状はおよそ800封贈られた。
  • 1991年(平成3年) - 呼称をそれまでの「FM愛知」から「FM AICHI」に変更。それまで番組名にはコールサインの「JOCU」を使用していたが、「FMA」の使用を開始した。FMAロゴの使用も開始。
  • 1993年(平成5年) - 4月に、それまでのワイド番組を大幅に改編し、「P-POP STATION」開始。同時に局の呼称(コミュニケーションネーム)として「P-POP STATION」の使用を開始[注 6]。これは同年10月1日に愛知県で2局目の民放FM局であるZIP-FMが開局することを踏まえてのこと。ZIP-FMの開局以降は両者が激烈な聴取率獲得競争を演じている[注 7]
  • 1996年(平成8年) - 文字多重放送(見えるラジオ)開始。コールサインはJOCU-FCM
  • 1998年(平成10年) - 3月末に「P-POP STATION」が終了し、4月より呼称を「FMA」に戻す。キャッチコピーは「Feel-More-Action」。
  • 2001年(平成13年) - それまでの放送中などの呼称を、「FMA」から「FM AICHI」に戻す。なお、ロゴマークは「I」の字をエクスクラメーションマークに変え、「C」「H」を小文字にした「FM A!ch!」表記としていた。放送上では、後に「FM AICHI 807」(エフエムアイチ はちまるなな)と呼ばれるようになった[注 8]
  • 2008年(平成20年) - 9月1日 - 緊急地震速報の運用を中京地区民放ラジオ7社(CBCラジオ東海ラジオぎふチャン(岐阜放送)ZIP-FMFM GIFUradio CUBE FM三重)と同時に開始
  • 2009年(平成21年) - 開局40周年に伴うイベント・企画・特別番組を実施。特別番組「FM AICHI 40th Anniversary Special "MUSICATION"」を放送。(第1弾は4月29日)[10]。キャッチコピーは「アイチカラ」とした。
  • 2011年(平成23年)3月25日 - CBCラジオ東海ラジオぎふチャン(岐阜放送)ZIP-FMradio CUBE FM三重と同時にradikoの実用化試験放送を開始。対象エリアは東海3県[注 9]。同時にradikoの聴取層に合わせた番組作りも検討している[11]
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日 - 文字多重放送を廃止。
    • 4月1日 - 開局45周年を迎えたことに伴い、番組の改編を実施。キャッチワードは「make a smile」で、番組名にも2015年3月までの1年間、smileが使われていた。
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 愛称を「FM AICHI」から「@FM」に変更[注 10]。放送上での呼称は「@FM807」(アットエフエム・エイトオーセブン)とした。当時のキャッチフレーズは「FM AICHIは@FM(アットエフエム)として2015.4.1 EVOLUTION!」。由来は「@(アット)」にはアルファベットで最初の文字であり、愛知の「A」を想起させる「@」、「@(=at)」という言葉に「居場所」・「帰る場所」・「生活の場所」・「情報の場所」・「音楽の場所」など、全てがここにあるという意味合いを込めたもの。同時に平日のワイド番組を全て刷新する大幅改編を行い、番組名で「a」を用いるところに「@」を当てはめた[12]。なお、WEBサイトのドメイン名は「fma.co.jp」のままだが、メールアドレスのドメイン名が変わり、「(×××)@fm807.com」(アットエフエム・エイトオーセブン・ドットコム[注 11])となった。また、中日新聞読売新聞などの新聞各紙のラジオ欄も同日付で「FM AICHI」から「@FM」の表記に変更された。
  • 2016年(平成28年)7月24日 - 午前0時頃にサーバーへの不正アクセスが発生し、メール会員データの情報の一部約11万件が流出した可能性があると発表[13]
  • 2018年(平成30年)4月1日 - 放送上での呼称を「@FM80.7」(アットエフエム・エイティーポイントセブン)へと変更した。キャッチコピーとして「J HITS RADIO」を設定し、ジングルも変更された。また、メッセージ・リクエストの受付として、メールアドレスの使用を廃止し、ホームページからの送信のみとなった。
  • 2019年令和元年)12月24日 - 開局50周年の記念日に際し、愛称を「@FM」から「FM AICHI[14]に戻した。ブランドシンボルとして愛知(AICHI)の“A”を円形で囲った「Action Button」をバーチャルアイデンティティとしてデザイン。キャッチコピーは「RIDE ON MY RADIO!」で、既存の番組の一部[注 12]を除き、番組名の「@」から「A」または「a」へと変更した。一方でこれまで多彩だったジングルは一つに統一され、番組冒頭には"RIDE ON MY RADIO! FM AICHI...."ではじまるものへと変わった。
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周波数・出力

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資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[15][16][17][18][19]

2015年3月31日 - 2016年3月31日

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過去の資本構成

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放送形態

  • 5:00を起点にした24時間放送。ただし日曜日のみ26:00(翌月曜2:00)で放送休止。月曜日は5:00から放送を再開する[注 14]。2008年9月までの長い間は26:00(翌月曜2時)で休止[注 15]していたが、一時期以下のような変動があった。
    • 2008年10月 - 2009年3月は25:00で休止。
    • 2009年4月 - 2009年5月は24:00で休止。
    • 2009年6月は24:30で休止。
    • 2009年7月 - 2010年9月は再び25:00で休止[注 15]
    • 2010年10月 - 2012年3月は25:55で休止。
    • 2012年4月 - 2012年10月は再度25:00で休止。
    • 2012年11月より約4年ぶりに26:00休止。
    • 2013年4月より再び25:00休止となる。
    • 2014年6月時点は25:55休止。
    • 2015年10月時点は25:30休止。
    • 2016年11月から現在は26:00休止。
  • なお、選挙特番・東日本大震災の報道特番・FIFAワールドカップ(2014年ブラジル大会)中継のため、24時間放送を実施したこともある。日曜深夜〜月曜早朝は放送を休止するが、2017年12月31日(日)〜2018年1月1日(月)は新春特番で休止時間帯も放送を実施した。なお、2023年〜2024年の年越しも日曜深夜だったが、通常通り放送を休止した。
  • 2018年6月24日は2018 FIFAワールドカップの試合中継を放送し、通常番組は試合終了後に繰り下げて放送したため放送休止の開始時刻を40分繰り下げし、26:40(翌2:40)まで放送した。
  • 2024年6月24日は放送休止明けの午前5時から放送している monthly album recommendを休止して午前6時から放送のONE MORNING AICHIから放送を開始。
  • 時報音は「ポーン」(ド高音)となっている。なお、radikoでは時報音がカットされている。
  • なお、クロージング前の午前2時の時報はなく、クロージング終了後は午前2時06分に完全停波する。

オープニング・クロージング

  • 1980年代から@FMに変わる2015年3月までのオープニングはモーツァルトの『ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334(320b) 第3楽章 メヌエット』。クロージングはドビュッシーの『ベルガマスク組曲第3曲 月の光』が使用されていた。それ以前から、オープニングないしクロージングはクラシックの曲が使用されている。オープニング時は演奏後に、クロージング時は演奏前に男声のアナウンスで挨拶と放送開始(もしくは放送終了)の旨を伝える告知・名古屋と豊橋の周波数・コールサインを述べていた。
  • @FMに変更した2015年4月からオープニング、クロージングが刷新され、共に東條裕アナウンサーのナレーションで進行する。放送局名は「@FM、エフエム愛知」としていた。ナレーション内容はこれまでと変わらないものの、オープニングはピアノの曲、クロージングはコシミハルの『星に願いを』などになった。
  • 2019年12月24日に愛称を「FM AICHI」に戻したが、変更点は2015年4月以降使用されているオープニング、クロージングから「@FM」と言われる部分を削除したのみである。
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番組

要約
視点
  • 番組の放送時間等は2025年(令和7年)4月時点
  • 最新の番組表は公式サイトの番組表を参照[20]
  • 番組については、プログラムインデックスを参照[21]を参照。
  • 太字は自社制作番組
  • [J]はJFNC制作番組
  • [i]はinterFM制作番組
  • [T]はTOKYO FM制作番組
  • [OH]はFM OSAKA制作番組。

平日の朝から夕方及び土曜の朝は、『FM AICHI HEADLINE NEWS』を随時放送し、一部の時間帯のみ2020年4月より「JFNニュース」。日曜の全ての時間帯と土曜の大部分の時間帯は、2021年4月より『JFNニュース』を放送している。

※年末年始などの特番では放送時間・放送内容・出演者等が大幅に変更される場合があるため注意。近年は12月30日・31日は自社制作枠でネット特番が入らない限り『FM AICHI YEAREND SPECIAL』、1月1日- 3日は自社制作枠でネット特番が入らない限り『FM AICHI NEWYEAR SPECIAL』でタイトルを固定する。

平日

さらに見る 時, 月曜 ...

休日

さらに見る 時, 土曜 ...

以前に放送していた主な自社制作番組

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主なキャンペーン

現在

  • Special Week(毎年6月中旬、12月中旬) - 聴取率調査週間に行う、プレゼントキャンペーン
  • HOT SUMMER(7月中旬 - 8月31日) - 毎年恒例のサマーキャンペーン。
  • FM AICHI SAFETY DRIVERS CAMPAIGN "Do!Safety"(毎年夏と冬) - 無事故無違反100日間キャンペーン。1998年より開始。

過去

  • EARLY SUMMER(6月)
  • FM AICHI POWER PLAY(2020年4月改編より廃止。同名の番組も存在しなくなった。)

パーソナリティ

現在

過去

アナウンサー

過去

  • 津島美佐子
  • 伊藤榮一郎
  • 高橋公明
  • 駒村真
  • 小林龍彦
  • 東條裕
  • 渡邊修
  • 中村謙太

参考文献

  • ランラジオ(自由国民社)
  • ラジオマガジンモーターマガジン社
  • ラジオライフ三才ブックス)1980年6月号 春の全国ラジオプログラム p.78、1980年8月号 全国ラジオ・プログラムスケジュール p.88、1980年10月号 全国ラジオ・プログラムスケジュール p.89、1980年12月号 全国ラジオ新番組表 p.73
  • ラジオパラダイス(三才ブックス)
  • ラジオ新番組速報版(三才ブックス)
  • ラジオ番組表(三才ブックス)
  • 名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第7 総合名古屋市年表(昭和編5)』名古屋市会事務局、1983年2月28日。全国書誌番号:83029734

脚注

外部リンク

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