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熊谷紗希

日本のサッカー選手 ウィキペディアから

熊谷紗希
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熊谷 紗希(くまがい さき、1990年10月17日 - )は、北海道札幌市南区真駒内出身の女子サッカー選手。ロンドン・シティ・ライオネス所属。サッカー日本女子代表キャプテン。ポジションはディフェンダーミッドフィールダー常盤木学園高等学校出身。なでしこケア代表理事。

概要 熊谷紗希, 名前 ...
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経歴

要約
視点

ユース

1990年北海道札幌市に生まれる。兄の影響で、その練習や試合についていったことから、小学校よりサッカーを始める[2]。小学3年生の時に、スポーツクラブで本格的にサッカーを始めたが、「そのクラブでも女子は一人だった」[3]という。

札幌市立真駒内南小学校を卒業後[4]札幌市立真駒内中学校へ進学[5]。中学卒業後に親元を離れ、宮城県仙台市常盤木学園高校に入学した。常盤木学園高等学校サッカー部時代は1年からレギュラーの座をつかみ、3年時には主将として全日本女子ユース3連覇を果たすなど様々なタイトルを獲得した[6]。同級生にロンドンオリンピックバドミントン日本代表の佐藤冴香がいる[7]

サッカーのみならず勉学にも秀でており、同高には首席で入学、成績最上位者の特別クラスに在籍した。恩師の安部由晴監督は、「サッカーをやっていなければ東大に行っていた」と証言している[8]が、本人は「東大は言い過ぎ」と否定している[9]

シニア

浦和レッズレディース

2009年浦和レッドダイヤモンズ・レディースに加入。加入初年度は主にボランチとして全試合に出場し、クラブのリーグ優勝に貢献した。同年、筑波大学に進学[9][注釈 1]

1.FFCフランクフルト

2011年7月、FIFAワールドカップドイツ大会終了後に、女子ブンデスリーガ(ドイツ)1.FFCフランクフルトに移籍した[10]。この移籍に際して、「技術的にも精神的にも体力的にも課題がある。ドイツでレベルアップしたい」とコメントしている[11]10月2日のバート・ノイエンアール戦で移籍後初ゴールを決めた[11]

オリンピック・リヨン

2013年6月10日フランス女子1部のオリンピック・リヨンに移籍した[12]

2015-16シーズンでは、UEFA女子チャンピオンズリーグ決勝でVfLヴォルフスブルクを下し、リヨンの4季ぶり3度目の優勝に貢献した。熊谷はこの試合の最優秀選手に選ばれた。リヨンはこのシーズンに国内リーグ、国内カップ、女子CLの3冠を達成した[13]

2018年の外務省によるインタビュー。

2017年5月、リヨンとの契約を2020年6月までの3年間延長したと発表した[14]

2016-17シーズン、UEFA女子チャンピオンズリーグ決勝でパリ・サンジェルマンを下し、リヨンの同大会2連覇に貢献した。リヨンは2季連続の欧州3冠を達成した[15]

2019-20シーズン、UEFA女子チャンピオンズリーグ決勝のVfLヴォルフスブルク戦に先発出場し、前半43分にミドルシュートで得点した。これにより、男女合わせてチャンピオンズリーグ決勝で得点を決めた初の日本人選手となった[16]

FCバイエルン・ミュンヘン

2021年5月12日ドイツ女子サッカー・ブンデスリーガFCバイエルン・ミュンヘンと2年契約を結び、2021-22シーズンから移籍することが発表され[17]、8年振りにドイツに復帰する。

2023年5月27日、バイエルンとの契約を更新せず退団することが発表された[18]

ASローマ

2023年6月5日イタリアセリエAASローマに加入したことが発表された[19][20]。契約期間は2025年6月まで[21]

2023-24シーズンは、ローマのリーグ2連覇に貢献し、セリエA年間ベストイレブンを獲得した[22]

ロンドン・シティ・ライオネス

2025年1月23日、イングランド2部リーグである女子選手権(Women's Championshipロンドン・シティ・ライオネスへの加入が発表された[23][24]。背番号は8。

5月4日、シーズン最終戦でも先発し、ライオネスのウィメンズ・スーパーリーグ初昇格を決めた[25][26][27]

代表

2008年3月、高校2年生のときに代表初選出された[6]

2010年は主将としてU-20女子ワールドカップに出場するとともに、なでしこジャパンの主力としても定着。東アジア選手権アジア競技大会の全試合にセンターバックとして出場し、優勝に貢献した。

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2011 女子ワールドカップでの熊谷

2011年女子ワールドカップドイツ大会でもセンターバックのレギュラーとして全試合フル出場。アメリカとの決勝ではPK戦で4人目のキッカーを務め、優勝を決めるPKを成功させた[28]

同年7月、彩の国功労賞を受賞[29]、同年8月、なでしこジャパンが団体として国民栄誉賞を受賞した[30]

同年12月21日、宮城県庁の村井嘉浩知事を訪れ、宮城県特別表彰を受けた際、「わたしたちの試合で『勇気をもらった』と言われたのがうれしかった」と述べた[31]

翌22日は、鮫島彩永里優季などなでしこジャパンの同僚とともに、東日本大震災 の被災地小学校の一つである東松島市の矢本西小学校を訪問し、サッカー教室などで同校児童たちと交流した[32]

ロンドンオリンピックでは全試合に出場し、銀メダル獲得に貢献した[33]

2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[34][35]

2017年1月、監督の高倉麻子により、なでしこジャパンの新主将に任命された[36]

2023年6月13日2023 FIFA女子ワールドカップなでしこジャパンに選出された[37]

2024年6月14日2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された[38]。第2戦のブラジル戦では後半アディショナルタイムに同点に追いつくPKを決め、逆転勝利に貢献した[39]

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個人成績

クラブ

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    代表

    主な出場大会

    試合数

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    2025年6月27日現在

    出場試合

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    ゴール

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    タイトル・表彰

    クラブ

    ユース
    シニア

    代表

    個人

    表彰

    主なメディア出演

    テレビ番組

    • あの試合をもう一度!スポーツ名勝負「なでしこ初優勝ドイツ大会2011」(NHKBS1) リモート出演 2020年5月30日[203].2020年5月30日付、2020年12月29日閲覧

    脚注

    外部リンク

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