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第3施設団

陸上自衛隊の部隊 ウィキペディアから

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第3施設団(だいさんしせつだん、JGSDF 3rd Engineer Brigade)は、北海道恵庭市南恵庭駐屯地に団本部が駐屯する陸上自衛隊北部方面隊直轄の施設科部隊で各方面隊にある施設団のひとつである。

概要 創設, 廃止 ...

概要

北部方面隊隷下最大の施設科部隊であり、3個の施設群と直轄の部隊からなり北部方面隊の各部隊に対する施設作業支援や災害派遣を任務とするほか国際貢献活動および民生協力を行う。第3施設団長は陸将補(二)が充てられ、南恵庭駐屯地司令を兼務する。

団本部および隷下の6個部隊は、北海道内の南恵庭駐屯地、岩見沢駐屯地、幌別駐屯地、上富良野駐屯地、倶知安駐屯地、釧路駐屯地の6個駐屯地に配置されている。

中期防衛力整備計画(2005)に基づき、2008年(平成20年)3月に北部方面施設隊に改編され一度廃止されたが、2017年(平成29年)3月に再編成された[1]。同名による再編成は第1陸曹教育隊に続き2例目[2]

沿革

要約
視点

第3施設団(新編)

  • 1961年(昭和36年)8月17日:第3施設団が南恵庭駐屯地において編成完結。
  • 1964年(昭和39年)
    • 3月26日:第311地区施設隊が高田駐屯地から函館駐屯地に移駐。
    • 8月1日:第301パネル橋中隊(南恵庭駐屯地)、第301浮橋中隊(南恵庭駐屯地)が廃止され、第301架橋中隊および第302架橋中隊が南恵庭駐屯地において編成完結。
    • 8月12日:第302架橋中隊が南恵庭駐屯地から小郡駐屯地に移駐。
  • 1976年(昭和51年)3月25日:旧第1施設群の施設大隊を団直轄の施設群に格上げして、第3施設団を3個施設群編成に改編。
  1. 第1施設群を第104施設大隊(南恵庭駐屯地)を基幹として再編、第307地区施設隊(釧路駐屯地)および第303ダンプ車両中隊(南恵庭駐屯地)を編合。
  2. 第12施設群を第102施設大隊(岩見沢駐屯地)を基幹として新編、第301地区施設隊(名寄駐屯地)および第304ダンプ車両中隊(岩見沢駐屯地)を編合。
  3. 第13施設群を第103施設大隊(幌別駐屯地)を基幹として新編、第311地区施設隊(函館駐屯地)を編合。第313ダンプ車両中隊(幌別駐屯地)を新編。
  4. 第306地区施設隊(美幌駐屯地)および第308地区施設隊(上富良野駐屯地)は団直轄へ。
  • 1980年(昭和55年)3月25日:第301架橋中隊(南恵庭駐屯地)を母体として第105施設器材隊を南恵庭駐屯地に新編。
  • 1982年(昭和57年)3月25日:第3施設団改編。
  1. 第303ダンプ車両中隊(南恵庭駐屯地)を団直轄へ。
  2. 第304ダンプ車両中隊(岩見沢駐屯地)を廃止。
  3. 第313ダンプ車両中隊(幌別駐屯地)を廃止。
  • 1988年(昭和63年)3月25日:第3施設団改編。
  1. 第3施設団直轄および施設群隷下の5個地区施設隊を廃止。
  2. 各施設群隷下に各1個施設中隊が新編、各施設群は3個施設中隊から4個施設中隊に増強。
  • 1991年(平成03年)3月29日:第301坑道中隊を南恵庭駐屯地に新編し、第1施設群隷下に編合。  
  • 1996年(平成08年)3月29日:第302坑道中隊を岩見沢駐屯地に新編し、第12施設群隷下に編合。
  • 2000年(平成12年)3月28日:部隊改編等。
  1. 第13施設群の施設中隊を機能別中隊に改編。
  2. 後方支援体制変換に伴い、整備部門を北部方面後方支援隊第101施設直接支援大隊に移管。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月23日:第1施設群第341施設中隊と第12施設群第342施設中隊が統合し、新たに第12施設群第342施設中隊が釧路駐屯地に再編。第1施設群第341施設中隊は廃止。
    • 3月29日:第1施設群(南恵庭駐屯地)を廃止。第301坑道中隊(南恵庭駐屯地)は第13施設群隷下に編合。

北部方面施設隊

  1. 第13施設群(幌別駐屯地)を廃止・改編し、第13施設隊を幌別駐屯地に新編。
  2. 第358施設中隊、第359施設中隊(幌別駐屯地)を廃止・改編し、第383施設中隊「築城・障害」を幌別駐屯地に新編[3]。第13施設隊に編合。
  3. 第13施設群第301坑道中隊(南恵庭駐屯地)および第13施設群第302水際障害中隊(幌別駐屯地)は北部方面施設隊に直轄部隊として編合[3]
  • 2016年(平成28年)3月26日:第361施設中隊(倶知安駐屯地)および岩見沢駐屯地所在部隊の一部要員を上富良野駐屯地業務隊に転属させて第14施設群準備隊が編成完結。

第3施設団(再編)

  1. 第14施設群を上富良野駐屯地に新編[5]
  2. 第12施設群の施設中隊を機能別中隊に改編。
  3. 第13施設隊(幌別駐屯地)を廃止・改編し、第13施設群を幌別駐屯地に再編。
  4. 第302水際障害中隊(幌別駐屯地)が第13施設群に編合。
  5. 第301坑道中隊が南恵庭駐屯地から上富良野駐屯地に移駐し、第14施設群に編合。
  6. 第12施設群第342施設中隊(釧路駐屯地)を廃止し、第14施設群第397施設中隊「交通」に改編。
  • 2024年(令和06年)3月21日:第14施設群第301坑道中隊(上富良野駐屯地)、第12施設群302坑道中隊(岩見沢駐屯地)を廃止。
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部隊編成・駐屯地

編成
  • 第3施設団本部
  • 第3施設団本部付隊「3施団-本」
  • 第12施設群
    • 第12施設群本部
    • 本部管理中隊
    • 第398施設中隊(築城・障害)
    • 第399施設中隊(機動支援)
    • 第400施設中隊(交通)
  • 第13施設群
    • 第13施設群本部
    • 本部管理中隊
    • 第360施設中隊(機動支援)
    • 第361施設中隊(交通)
    • 第383施設中隊(築城・障害)
    • 第302水際障害中隊
  • 第14施設群
    • 第14施設群本部
    • 本部管理中隊
    • 第395施設中隊(築城・障害)
    • 第396施設中隊(機動支援)
    • 第397施設中隊(交通)
  • 第105施設器材隊
    • 第105施設器材隊本部
    • 第105施設器材隊本部付隊「105施器-本」
    • 特殊器材中隊 「105施器-特器中」
    • 架橋中隊「105施器-架橋」
  • 第303ダンプ車両中隊「303ダ」
  • 南恵庭自動車教習所
駐屯地

2008年廃止時の編成

  • 第3施設団本部
  • 第3施設団本部付隊「3施団-本」
  • 第12施設群岩見沢駐屯地
    • 第12施設群本部
    • 本部管理中隊「12施群-本」
    • 第335施設中隊「12施群-335施」
    • 第336施設中隊「12施群-336施」
    • 第337施設中隊「12施群-337施」
    • 第342施設中隊「12施群-342施」(釧路駐屯地
    • 第312施設器材中隊「12施群-312施器」
    • 第302坑道中隊「12施群-302坑」
  • 第13施設群幌別駐屯地
    • 第13施設群本部
    • 本部管理中隊「13施群-本」
    • 第358施設中隊「13施群-358施」
    • 第359施設中隊「13施群-359施」
    • 第360施設中隊「13施群-360施」
    • 第361施設中隊「13施群-361施」(倶知安駐屯地
  • 第105施設器材隊「105施器」
  • 第301坑道中隊「301坑」
  • 第302水際障害中隊「302水際」(幌別駐屯地
  • 第303ダンプ車両中隊「303ダ」

整備支援部隊

主要幹部

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さらに見る 代, 氏名 ...
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廃止部隊

  • 1964年(昭和39年)8月1日廃止
    • 第301パネル橋中隊(南恵庭駐屯地):第301架橋中隊および第302架橋中隊に改編。
    • 第301浮橋中隊(南恵庭駐屯地):第301架橋中隊および第302架橋中隊に改編。
  • 1964年(昭和39年)8月12日移駐
  • 1976年(昭和51年)3月25日廃止
    • 第104施設大隊「104施-本」(南恵庭駐屯地):第1施設群に改編。
    • 第102施設大隊「102施-本」(岩見沢駐屯地):第12施設群に改編。
    • 第103施設大隊「103施-本」(幌別駐屯地):第13施設群に改編。
  • 1980年(昭和55年)3月25日廃止架
    • 第301架橋中隊「301架」(南恵庭駐屯地):第105施設器材隊に改編。

脚注

出典

関連項目

外部リンク

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