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第1施設団

陸上自衛隊の部隊 ウィキペディアから

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第1施設団(だいいちしせつだん、英語: JGSDF 1st Engineer Brigade)は、古河駐屯地茨城県 古河市)に団本部が駐屯する陸上自衛隊東部方面隊直轄の施設科部隊で、各方面隊にある施設団のひとつである。

概要 創設, 所属政体 ...

概要

2個施設群を基幹に施設器材隊、2個の施設隊、ダンプ車両中隊等からなり東部方面隊の各部隊に対する施設作業支援や災害派遣を任務とするほか国際貢献活動および民生協力を行う。

第1施設団長は陸将補(二)が充てられ、古河駐屯地司令を兼務する。

沿革

要約
視点

第500建設群

第1建設群

  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日:第500建設群(豊川駐屯地)が長官直轄部隊の第1建設群に称号変更。第1建設群長が豊川駐屯地司令に職務指定。
    • 9月10日:第102建設大隊が豊川駐屯地に新編。
    • 10月:第107施設大隊が勝田駐屯地に新編。
  • 1960年(昭和35年)
    • 2月26日:第102建設大隊が豊川駐屯地から朝霞駐屯地に移駐。
    • 3月15日:第1建設群が豊川駐屯地から朝霞駐屯地に移駐。
    • 3月20日:第1建設群(朝霞駐屯地)が直轄部隊として東部方面隊に編合。

第1施設団

  • 1961年(昭和36年)8月17日:編成完結。
  1. 第1建設群(朝霞駐屯地)を廃止・改編し、第1施設団が朝霞駐屯地において編成完結。
  2. 第1施設団長が朝霞駐屯地司令に職務指定。
  3. 第104建設大隊が朝霞駐屯地に新編。
※編成:団本部、本部付隊、第102建設大隊、第104建設大隊、第107施設大隊(勝田駐屯地)、第312地区施設隊(習志野駐屯地)、第316地区施設隊(松本駐屯地)、第317地区施設隊(北富士駐屯地)
  • 1962年(昭和37年)
    • 3月26日:第104建設大隊が朝霞駐屯地から宇都宮駐屯地へ移駐。
    • 8月14日:第107施設大隊隷下の主力3個中隊が勝田駐屯地から高田駐屯地へ移駐。
  • 1968年(昭和43年)8月9日:第107施設大隊隷下の1個中隊が勝田駐屯地から高田駐屯地へ移駐。
  • 1971年(昭和46年)10月20日:第102建設大隊および支援部隊が朝霞駐屯地から座間分屯地に移駐。
  • 1972年(昭和47年)8月1日:団改編(建設大隊および施設大隊を廃止し、施設群等を新編)。
  1. 第102建設大隊(座間分屯地)を廃止・改編、第317地区施設隊(北富士駐屯地)を編合し、第3施設群を座間分屯地に新編。第1施設団に編合。
  2. 第104建設大隊(宇都宮駐屯地)を廃止・改編、第312地区施設隊(習志野駐屯地)を編合し、第4施設群を宇都宮駐屯地に新編。第1施設団に編合。
  3. 第107施設大隊(高田駐屯地)を廃止・改編、第316地区施設隊(松本駐屯地)を編合し、第5施設群を高田駐屯地に新編。第1施設団に編合。
  4. 第101施設器材隊を朝霞駐屯地に新編。第1施設団に編合。
  • 1984年(昭和59年)3月26日:団改編(ダンプ車両中隊の廃止等)。
  1. 第3施設群の第301ダンプ車両中隊(朝霞駐屯地)を増強改編し、直轄部隊として第1施設団に編合[1]
  2. 第4施設群の第308ダンプ車両中隊(宇都宮駐屯地)を廃止。
  3. 第5施設群の第309ダンプ車両中隊(高田駐屯地)を廃止。
  • 1991年(平成03年)3月29日:団改編(地区施設隊を廃止し、施設中隊に改編)。
  1. 第312地区施設隊(習志野駐屯地)を第352施設中隊に改編し、第4施設群隷下に編合。
  2. 第316地区施設隊(松本駐屯地)を第353施設中隊に改編し、第5施設群隷下に編合。
  3. 第317地区施設隊(北富士駐屯地)を第351施設中隊に改編し、第3施設群隷下に編合。
  • 1994年(平成06年)11月28日:東部方面総監部の朝霞駐屯地移駐に伴い、朝霞駐屯地司令職務を東部方面総監部幕僚長へ移管。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月2日:第1施設団本部、団本部付隊、第101施設器材隊および第301ダンプ車両中隊が朝霞駐屯地から古河駐屯地に移駐し、第1施設団が古河駐屯地司令職務担任部隊に指定[2]
    • 3月26日:団改編(方面隊内の体制移行に伴い、大幅な組織改編を実施)。
    1. 第3施設群(座間分屯地)を廃止。
    2. 第4施設群の施設中隊を機能別に改編し、群本部等が宇都宮駐屯地から座間分屯地に移駐。
    3. 第4施設群第352施設中隊(習志野駐屯地)を廃止・改編し、第364施設中隊「交通」を駒門駐屯地に新編。第4施設群に編合。
    4. 第306施設隊を松本駐屯地に新編し、直轄部隊として第1施設団に編合。
    5. 第5施設群第353施設中隊が松本駐屯地から高田駐屯地に移駐。
  • 2002年(平成14年)3月27日:後方支援体制移行に伴い、整備部門を東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊に移管。
  • 2004年(平成16年)3月27日:第307施設隊を高田駐屯地に新編し、直轄部隊として1施設団に編合。
  • 2008年(平成20年)3月26日:第4施設群の改編。
  1. 第4施設群第362施設中隊が宇都宮駐屯地から古河駐屯地に移駐。
  2. 第4施設群第303水際障害中隊が宇都宮駐屯地から小郡駐屯地に移駐し、第9施設群に編合。
  • 2011年(平成23年)4月22日:部隊改編等。
  1. 第307施設隊が高田駐屯地から宇都宮駐屯地に移駐。
  2. 第4施設群の改編(施設中隊の改編)。
  • 2016年(平成28年)3月28日:第5施設群の施設中隊を機能別に改編。
  • 2018年(平成30年)3月26日:第4施設群第364施設中隊が駒門駐屯地から座間駐屯地に移駐。
  • 2025年(令和07年)3月24日:部隊改編、施設中隊「機動支援」・施設隊「施設小隊(C)」の廃止。
  1. 第390施設中隊(座間駐屯地)「機動支援」を廃止[3]し、第4施設群が2個施設中隊基幹に縮小改編。
  2. 第393施設中隊(高田駐屯地)「機動支援」を廃止[4]し、第5施設群が2個施設中隊基幹に縮小改編。
  3. 第306施設隊(松本駐屯地)の施設小隊(C):機動支援を廃止。
  4. 第307施設隊(宇都宮駐屯地)の施設小隊(C):機動支援を廃止。
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編成・駐屯地

編成
  • 第1施設団本部
  • 第1施設団本部付隊「1施団-本」
  • 第4施設群
    • 第4施設群本部
    • 本部管理中隊
    • 第364施設中隊(交通)
    • 第388施設中隊(築城・障害)
  • 第5施設群
    • 第5施設群本部
    • 本部管理中隊
    • 第392施設中隊(築城・障害)
    • 第394施設中隊(交通)
  • 第101施設器材隊
    • 第101施設器材隊本部
    • 第101施設器材隊本部付隊「101施器-本」
    • 特殊器材中隊「101施器-特」
    • 架橋中隊「101施器-架」
  • 第301ダンプ車両中隊「301ダンプ」
  • 第306施設隊
  • 第307施設隊

整備支援部隊

  • 東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊「102施直支」(古河駐屯地):2002年(平成14年)3月27日から
    • 整備隊「102施直支-整」(古河駐屯地):第1施設団直轄部隊を支援
    • 第1直接支援中隊「102施直支-1」(座間駐屯地):第4施設群を支援
    • 第2直接支援中隊「102施直支-2」(高田駐屯地):第5施設群を支援
    • 第1直接支援隊「102施直支-1直」(松本駐屯地):第306施設隊を支援
    • 第2直接支援隊「102施直支-2直」(宇都宮駐屯地):第307施設隊を支援

主要幹部

さらに見る 官職名, 階級 ...
さらに見る 代, 氏名 ...
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警備隊区

警備隊区は茨城県のうち、「古河・霞ヶ浦分区」と呼称される13市4町を第1施設団長が担当・指揮し[9]、隷下の第4施設群長が神奈川県中部の11市4町1村[10]第5施設群が新潟県上越市を担当・指揮する[11]

第4施設群担任地域は第4施設群#警備隊区を参照。

廃止(改編)部隊

  • 1984年(昭和59年)3月26日廃止
    • 第308ダンプ車両中隊(宇都宮駐屯地)第4施設群:
    • 第309ダンプ車両中隊(高田駐屯地)第5施設群:
  • 2001年(平成13年)3月26日廃止
    • 第3施設群「3施群-本」(座間分屯地):
  • 2025年(令和07年)3月24日廃止
    • 第390施設中隊(座間駐屯地)「機動支援」:
    • 第393施設中隊(高田駐屯地)「機動支援」:
    • 第306施設隊施設小隊(C)「機動支援」(松本駐屯地):
    • 第307施設隊施設小隊(C)「機動支援」(宇都宮駐屯地):

脚注

関連項目

外部リンク

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