トップQs
タイムライン
チャット
視点
2016年の阪神タイガース
ウィキペディアから
Remove ads
2016年の阪神タイガースでは、2016年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。
この年の阪神タイガースは、金本知憲監督の1年目のシーズンである。
概要
2015年10月13日、選手・コーチ・監督を通じて31年間、阪神のユニフォームを着続けた和田豊前監督が辞任し[1]、10月19日、金本知憲新監督が就任した[2]。戦力面では、呉昇桓やマートン、関本賢太郎が抜けた一方で藤川球児が4年ぶりに復帰[3]。加えて、メジャーリーグ経験者のマット・ヘイグ[4]、マルコス・マテオ[5]、ラファエル・ドリスを獲得[6]。2015年のドラフト会議では明治大学の髙山俊など6名を指名した[7]。金本監督は、この年のスローガンである「超変革」を体現するかのように、一軍経験が少ない若手を積極的に起用。ドラフト1位入団の髙山俊は、1998年の坪井智哉の球団新人安打記録を更新する活躍を見せ[8]、4年目の北條史也は、不振の鳥谷敬に代わりシーズン後半は遊撃手として先発で起用されるようになり[9]、開幕時点で育成契約だった24歳の原口文仁も打棒を発揮し、主軸として起用されるようになった。この他にも陽川尚将、坂本誠志郎、板山祐太郎といった若手野手が積極的に起用された。投手陣では、3年目の岩貞祐太が防御率2点台で10勝を挙げる活躍。1年目の青柳晃洋はシーズン後半からローテーションに加わった。 しかしシーズン序盤からの鳥谷の不振に加えて、シーズン中盤からゴメスや藤浪晋太郎も不振に陥り[10][11]、不安定な中継ぎ陣や若手の経験不足も響いて、シーズン序盤こそ5割を保っていたチームは交流戦を境に借金を重ね、9月に入る頃にはクライマックスシリーズへの進出が困難な状況に[12]。シーズン最後に7連勝したものの最終的には4位でシーズンを終えた[13]。
Remove ads
チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 広島東洋カープ | 89 | 52 | 2 | .631 | 優勝 |
2位 | 読売ジャイアンツ | 71 | 69 | 3 | .507 | 17.5 |
3位 | 横浜DeNAベイスターズ | 69 | 71 | 3 | .493 | 19.5 |
4位 | 阪神タイガース | 64 | 76 | 3 | .457 | 24.5 |
5位 | 東京ヤクルトスワローズ | 64 | 78 | 1 | .451 | 25.5 |
6位 | 中日ドラゴンズ | 58 | 82 | 3 | .414 | 30.5 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 福岡ソフトバンクホークス | 13 | 4 | 1 | .765 | 優勝 |
2位 | 千葉ロッテマリーンズ | 12 | 6 | 0 | .667 | 1.5 |
3位 | 広島東洋カープ | 11 | 6 | 1 | .647 | 2.0 |
4位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 11 | 7 | 0 | .611 | 2.5 |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 10 | 8 | 0 | .556 | 3.5 |
6位 | 埼玉西武ライオンズ | 9 | 9 | 0 | .500 | 4.5 |
7位 | 読売ジャイアンツ | 9 | 9 | 0 | .500 | 4.5 |
8位 | 中日ドラゴンズ | 7 | 11 | 0 | .389 | 6.5 |
9位 | 横浜DeNAベイスターズ | 7 | 11 | 0 | .389 | 6.5 |
10位 | 阪神タイガース | 7 | 11 | 0 | .389 | 6.5 |
11位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6 | 12 | 0 | .333 | 7.5 |
12位 | オリックス・バファローズ | 5 | 13 | 0 | .278 | 8.5 |
Remove ads
マツダオールスター2016
→詳細は「2016年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
|
|
|
入団・退団
シーズン開幕前
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関係又は芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。
Remove ads
選手・スタッフ
試合結果
Remove ads
個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
打撃成績
- 色付きは規定打席(443打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
Remove ads
表彰
達成記録・出来事
- 3月31日 - 髙山俊がヤクルト3回戦(神宮)で1回にカイル・デイビーズから初球先頭打者本塁打、新人の初球先頭打者本塁打は1944年7月1日に藤野義登(産業軍)が夏期・巨人1回戦(後楽園)で打って以来、史上2人目[14]
- 4月27日 - 原口文仁が育成契約から支配下登録される[15]
- 5月14日 - 鳥谷敬がDeNA10回戦(横浜)で9回に山﨑康晃から二塁打を放ち通算300二塁打[16]、史上66人目
- 5月29日 - ランディ・メッセンジャーが巨人6回戦(東京ドーム)で8回に亀井善行から三振を奪い通算1000奪三振、史上51人目
- 5月26日 - 福留孝介がヤクルト11回戦(神宮)で4回に小川泰弘から本塁打を放ち日米通算1000打点(NPB805打点・MBL195打点)
- 5月30日 - 現役時代に阪神タイガースで活躍し、引退後にコーチと1969年と1978年に監督を務めた後藤次男が西宮市内の病院で老衰により死去したことが6月2日に阪神球団より発表された。享年92
- 6月20日 - 福留孝介がオリックス3回戦(甲子園)で4回に西勇輝から安打を放ち通算1500安打、史上121人目
- 6月26日 - 福留孝介が広島11回戦(マツダ)で6回に岡田明丈から安打を放ち日米通算2000安打(NPB1502本・MLB498本)
- 7月24日 - 鳥谷敬が広島18回戦(マツダ)でスタメンを外れ、2012年の開幕戦から続けてきた連続フルイニング出場が667試合で途切れる
- 7月24日 - 島本浩也が広島18回戦(マツダ)で1点ビハインドの5回二死から登板、丸佳浩を1球で一ゴロに打ち取り、その次の回に味方が逆転してリードを保ったまま勝ったため、球団史上4人目の1球勝利投手
- 7月26日 - 藤川球児がヤクルト14回戦(甲子園)で8回に大引啓次から三振を奪い日米通算1000奪三振(NPB968奪三振・MLB32奪三振)
- 7月27日 - 原口文仁がヤクルト15回戦(甲子園)で4回の第2打席で3点本塁打を放ち、打者一巡でまわってきた第3打席で2点適時打を放ち1イニング5打点、金本知憲が2003年5月31日の巨人11回戦(東京ドーム)の9回に記録して以来、球団史上2人目でチームがこの回の原口文仁の2本の安打を含む10打数連続安打の球団新記録(1936年の4月30日の名古屋戦(甲子園)の1回に3四球を含んで記録しているが1972年以前の規則で四球を含むと記録が途切れるため)[17]
- 7月29日 - 藤浪晋太郎が中日16回戦(甲子園)で7回に高橋周平・堂上直倫と三振を奪い松井雅人からも三振を奪ったが振り逃げで一塁に生かし次打者の大島洋平から三振を奪い1イニング4奪三振を記録 、史上19人目で他球場でDeNAの石田健大も広島15回戦(マツダ)の7回に記録しており同日2人は史上初
- 7月30日 - 福留孝介が中日17回戦(甲子園)でサイクルヒット達成、史上69度目で中日時代の2003年6月8日の広島14回戦(ナゴヤドーム)でも達成しており、複数回の達成は史上4人目。複数球団での達成は史上初[18]
- 8月24日 - 髙山俊がDeNA18回戦(横浜)で二塁打3本を放ち12度目の猛打賞、球団の新人では赤星憲広が2001年9月15日、9月16日の横浜23、24回戦(甲子園)以来の2試合連続猛打賞で、1998年の坪井智哉が持っていた猛打賞の球団新人シーズン最多記録を更新[19]
- 8月28日 - 藤川球児がヤクルト22回戦(甲子園)で9回に登板し通算600登板、史上39人目
- 8月28日 - 8月26日からのヤクルト20~22回戦(甲子園)でヤクルトに3連敗、甲子園でのヤクルト3連戦3連敗は2004年の7月23日から7月25日にかけてのヤクルト16~18回戦以来12年ぶり
- 9月10日 - 福留孝介がヤクルト23回戦(神宮)で先発出場し通算1500試合出場、史上185人目
- 9月10日 - ヤクルト23回戦(神宮)で山田哲人に3本塁打打たれる、1人の打者に1試合3本塁打以上打たれるのは2012年5月8日の広島7回戦(ハードオフ新潟)でニック・スタビノアに打たれて以来
- 9月23日 - 福原忍が今シーズン限りの引退を表明
- 9月30日 - 高山俊が巨人24回戦(甲子園)で9回に澤村拓一から安打を放ちシーズン136安打目、1998年の坪井智哉が保持していた公式戦シーズン通算安打の球団新人記録を更新した[20]
- 11月21日 - FA宣言をしていたオリックスの糸井嘉男の獲得を発表[21]
- 12月16日 - 金田和之がFAで獲得した糸井嘉男の人的補償として移籍することをオリックス球団が発表
ドラフト指名選手
→詳細は「2016年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
2016 野球日本代表 強化試合選出選手
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads