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2017年の阪神タイガース

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2017年の阪神タイガース
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2017年の阪神タイガースでは、2017年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。

概要 成績, CS1st ...

この年の阪神タイガースは、金本知憲監督の2年目のシーズンである。

概要

要約
視点
開幕前

BCリーグ福井ミラクルエレファンツにコーチとして派遣されていた藤井彰人がファーム育成コーチに就任[1]オリックス・バファローズからFA宣言した糸井嘉男[2]福岡ソフトバンクホークスを自由契約となっていた柳瀬明宏をそれぞれ獲得した[3]他、新外国人選手としてボストン・レッドソックス傘下AAAロマン・メンデス[4]ニューヨーク・メッツエリック・キャンベルを獲得[5]、昨年限りで自由契約としていたラファエル・ドリスと再契約を結んだ[6]。 春季キャンプ前の自主トレーニング中に糸井が右膝関節炎を発症、開幕の直前まで別メニュー調整を強いられた[7]藤浪晋太郎WBC2017日本代表に派遣[8]

シーズン中

金本政権2年目のシーズンとなった今期も前年同様若手の積極起用が見られた。昨シーズン活躍した岩貞祐太青柳晃洋髙山俊北條史也原口文仁らが揃って不振に陥る中で、昨年から成長の兆しを見せ始めていた中谷将大秋山拓巳梅野隆太郎がチームの中心として活躍、3年目の石崎剛植田海、新人の大山悠輔小野泰己糸原健斗が台頭した。 年間を通してリーグの上位を推移しており、一時は首位広島東洋カープに肉薄するなど12年ぶりのリーグ優勝も狙えたシーズンであったが、糸井や上本博紀ランディ・メッセンジャーらの故障離脱や岩貞、藤浪の不振など投打の主力を欠いたことが終盤の戦いに響き、最終的には首位に10ゲーム差を付けられ2位に終わった。クライマックスシリーズでは3位横浜DeNAベイスターズを本拠地甲子園球場に迎えるも、1勝2敗で1stステージ敗退。

打撃陣
糸井、糸原の加入に加え鳥谷敬が前年の不振から脱却し、上本、福留孝介などと合わせて、選球眼の良い選手が打線を構成したことでチームの四球奪取数が激増。四球による出塁を皮切りに粘り強く相手投手を打ち崩していく阪神打線を「歩いてまえ打線[注 1]」と称するメディアも存在した[9]。また、7年目の中谷が成長を見せ、阪神の生え抜き右打者としては2006年の濱中治以来11年ぶりとなる本塁打20本を記録した[10]。7月にはキャンベルの不調によりジェイソン・ロジャースを獲得。
9点差大逆転
5月6日の対広島東洋カープ第8回戦(於甲子園)、阪神の先発はこの日がプロ初登板初先発となった新人の福永春吾であったが、4回を投げて本塁打1本を含む被安打10の6失点(自責点5)で降板、続く2番手松田遼馬も3失点するなど流れを止められず5回表終了時点で0-9と大差を付けられ敗色濃厚となっていた。しかし5回裏に梅野のタイムリーで1点を返したのを皮切りに、6回裏に高山の3点適時打などで7得点、7回裏に梅野の適時三塁打などで3得点し遂に逆転に成功。8回にも1点を追加し最終的に12-9で逆転勝利した[11]。最大9点差を逆転しての勝利は球団史上初である。この試合で挙げた得点のきっかけが四球による出塁であることから、「歩いてまえ打線」を象徴する試合とされる[12]
投手陣
8年目の秋山がチームトップの12勝を挙げるなど先発ローテーションの柱に成長した[13]他、桑原謙太朗がセットアッパーとして大ブレイクしマルコス・マテオ髙橋聡文岩崎優、ドリスと共に60試合以上に登板した。1チーム内の5投手が同時に60試合以上に登板したのはプロ野球史上初の出来事である[14]。チーム防御率3.39はリーグトップ、12球団中2位の好成績であった。メッセンジャーが骨折で帰国したことや、藤浪の絶不調などの影響で先発が手薄になったため、8月には北海道日本ハムファイターズを退団してウェイバー公示にかけられたルイス・メンドーサを獲得した。
60試合クインテット
シーズンを通して好調を維持し続けた桑原、マテオ、髙橋、岩崎、ドリスは最終的に5人全員が60試合以上の登板数に達した。これは前述の通りプロ野球史上初の事態でありメディアでは「60試合クインテット」と称された[15]。ただ登板数が多い訳ではなく全員が好成績を残しており、特に桑原とマテオは共に43HPを挙げて最優秀中継ぎの、ドリスは37セーブで最多セーブのタイトルを獲得、チームの2位躍進の原動力となった。主にビハインドの場面で登板しブルペンを支え53試合に登板した藤川球児を加えると50試合登板が6人となるが、こちらもプロ野球史上初の出来事である[16]
シーズン終了後

石崎がENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ 2017日本代表に選出され[17]、セットアッパーとして優勝に貢献[18]安藤優也狩野恵輔新井良太の3選手が引退した。安藤、新井の2人はファーム育成コーチに就任。掛布雅之が二軍監督の職を離れオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーに就任[19]、それに伴い矢野燿大一軍作戦兼バッテリーコーチが二軍監督に就任することが発表された[20]。梅野が第17代選手会長に就任[21]。また、大和がFA宣言しDeNAに移籍した[22]

球団単体での売り上げが史上初の200億円を突破した他[23]、観客動員数が7年ぶりに300万人に達した[24]。なお、12月1日付で四藤慶一郎代表取締役社長が退任、後任に揚塩健治が就任した[25]

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チーム成績

レギュラーシーズン

さらに見る 開幕, 5/2 ...
さらに見る 順位, 4月終了時 ...

[注 2]

2017年セントラル・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位広島東洋カープ88514 .633優勝
2位阪神タイガース78614 .56110.0
3位横浜DeNAベイスターズ73655 .52914.5
4位読売ジャイアンツ72683 .51416.5
5位中日ドラゴンズ59795 .42828.5
6位東京ヤクルトスワローズ45962 .31944.0

セ・パ交流戦

日本生命セ・パ交流戦2017 最終成績
順位球団勝率
1位福岡ソフトバンクホークス1260 .667優勝
2位広島東洋カープ1260 .6670.0
3位埼玉西武ライオンズ1071 .5881.5
4位阪神タイガース1080 .5562.0
5位東北楽天ゴールデンイーグルス1080 .5562.0
6位オリックス・バファローズ1080 .5562.0
7位横浜DeNAベイスターズ990 .5003.0
8位中日ドラゴンズ990 .5003.0
9位北海道日本ハムファイターズ8100 .4444.0
10位読売ジャイアンツ6120 .3336.0
11位千葉ロッテマリーンズ6120 .3336.0
12位東京ヤクルトスワローズ5121 .2946.5

[注 3]

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入団・退団

シーズン開幕前

さらに見る 支配下選手, 登録 ...
さらに見る 育成選手, 登録 ...

シーズン開幕後

さらに見る 入団, 月 ...
さらに見る 育成選手→支配下, 月 ...

マイナビオールスターゲーム2017

さらに見る ファン投票, 選手間投票 ...

代表選出選手

2017 WBC選出選手
さらに見る 日本代表 ...
ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ 2017 選出選手
さらに見る 日本代表 ...

選手・スタッフ

  • 背番号変更
上本博紀 4→00
西岡剛 7→5
藤川球児 18→22
秋山拓巳 27→46
小宮山慎二 39→59
西田直斗 133→93(6月支配下登録)
  • 守備位置変更
大和 外野手→内野手

試合結果

さらに見る 凡例, 勝利試合 ...
さらに見る 3月(1勝0敗 1.000), # ...

クライマックスシリーズ

さらに見る 勝者:横浜DeNAベイスターズ ...
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個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高。
さらに見る 選手, 登板 ...

打撃成績

  • 色付きは規定打席(443打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高。
さらに見る 選手, 試合 ...
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表彰

達成記録・出来事

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ドラフト指名選手

さらに見る 順位, 選手名 ...

脚注

関連項目

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