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キン肉マン (テレビアニメ)

日本のテレビアニメ ウィキペディアから

キン肉マン (テレビアニメ)
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キン肉マン』(キンにくマン)は、ゆでたまごによる同名の漫画を原作とする、日本のテレビアニメ作品。

概要 キン肉マン, ジャンル ...

1983年に『キン肉マン』、1991年に『キン肉マン キン肉星王位争奪編』(キンにくマン きんにくせいおういそうだつへん)と2度にわたり、テレビアニメとして日本テレビ系列で放映された。アニメーション制作は東映動画が担当し、テレビスペシャル『キン肉マン 決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士』(キンにくマン けっせん しちにんのせいぎちょうじんたいうちゅうのぶし)も放映、劇場版も7作公開された。また登場キャラクターの超人たちなど一人ひとりにオリジナルのテーマソングが作られ、アニメにおけるいわゆる「キャラクターソング」の先駆者的存在となった[1]

2024年からはTBS系列ほかにて『キン肉マン 完璧超人始祖編』(キンにくマン パーフェクト・オリジンへん[2])が放送された[3]。アニメーション制作はProduction I.Gが担当し[3]、これまで制作を担った東映アニメーションは製作委員会に参加。放送局もTBS系列CBCテレビ企画協力)に変更となった。

『キン肉マンII世』のアニメについては、キン肉マンII世のテレビアニメを参照。

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キン肉マン(第1期)

要約
視点

1983年4月3日から1986年10月1日まで日本テレビ系列で毎週日曜日10:00 - 10:30(124話まで。一部系列局は遅れネット)、毎週火曜日19:00 - 19:30(125話〜136話、最終話のみ水曜日17:00 - 18:00。一部系列局は遅れネット)に全137話を放送した。本作では2年目の終盤に差し掛かった際、アニメが原作に追いついたため[4]、第106話を区切りとして放送を一時中断する処置をとっている(同時期、原作担当の嶋田隆司の腰痛により、連載を中止していた)。この間は過去のエピソードの再放送「傑作選」に充てていた。

原作における初期の「怪獣退治編」〜「夢の超人タッグ編」、アニメオリジナルの「ザ・サイコー超人の挑戦編」と「地獄の極悪超人編」までの内容を放送。嶋田が「(当時の裏番組であった『笑っていいとも!増刊号』に視聴率で勝利するために)早めに超人オリンピックを始めて下さい」と日本テレビ側に要望[5][6]したことから、初期のエピソードは大幅に省略されている(主な相違点は後述)。また、原作で読者から支持が得られなかったアメリカ遠征編は連載当時の反省を活かし、原作サイドからの要望で設定が変更されている[7][1]

「夢の超人タッグ編」は前述の一時中断によりパート1とパート2に分かれる。また嶋田によると、アニメが原作に追いついてくることにより、お互い気を遣ってペース調整が必要になることを危惧し『キン肉星王位争奪編』直前にアニメスタッフに「ここからは原作トレースじゃなくてオリジナルでやってください」と伝えたとのこと[8]。それを受けて製作された、アニメオリジナル編の「ザ・サイコー超人の挑戦編」と「地獄の極悪超人編」はゴールデンタイムに時間帯を移動したものの、プロ野球中継による放送休止が多く、あまり人気が出ずに、商品の売り上げが落ちたために打ち切りになった。嶋田はこれを残念だった点に挙げている[4]。プロデューサーの田宮武は「『極悪超人編』をはさんでから、人気のある『キン肉星王位継承リーグ編』を製作する予定だったんです」とし、「劇場版第7作『キン肉マン 正義超人vs戦士超人』の人気次第では、春から放映を再開する可能性があるんです」と語ったこともある[9]

1983年春のスタート時の視聴率は7 - 8%、秋には12 - 15%になり、1年後の春には20%にまで伸び好調だったため、ゴールデンタイムでのテレビスペシャルや劇場版第1作目の制作が決定した[10]。最高視聴率は21.6%、平均視聴率は13.5%を記録した(関東地区・ビデオリサーチ社の調査による)[11]

アニメ放映前の原作単行本の売上は一巻当たり30 - 40万部だったが、放映中に250万部に達した。そして放映終了と共に30 - 40万部に戻った。テレビ放映終了と共に人気が落ちることが「これほどはっきり結果が出たのも珍しい例」とされている[12]

原作との主な相違点(第1期・王位争奪編共通)

  • アニメでキャラクターを並べた際、視聴者が見やすいように一部の超人のカラーリングが変更されている[13]
  • 原作ではギャグが少なくなっていったため、ゆでたまご側の「ギャグを入れてくれ」という要望[6][1]から、観客席やキン骨マンやイワオなど原作中盤から登場しないキャラクターがギャグを展開していた。プロデューサーの田宮武によると、ギャグの要素を強めるためとストーリーを膨らませるためにそれらのキャラクターをレギュラー化させたが、アニメ開始からしばらくして『週刊少年ジャンプ』の担当編集から「今は漫画の方ではギャグ路線を抑え気味にしているので、アニメももう少しアクション寄りにして欲しい」という要望があり、アクションの多い超人オリンピック編に早めに持って行き、それでもギャグキャラクターは出し続けたが編集部からは特に何も言われなかったという[10]。シリアスなエピソードが多い王位争奪編でも視聴者である子供たちに緊張感を与え続けるのを避けるため、原作後半ではほとんど登場しなかったキン骨マンやイワオをあえて登場させ前回と同じくギャグ担当のコメディリリーフとしたことで、「リアルなアクションを中心にギャグを散りばめた」のが本作の特徴になったという[14]

声の出演

スタッフ(第1期)

主題歌(第1期)

オープニングテーマ[11][15]
キン肉マンGo Fight!」(第1話 - 第65話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 川上了 / 歌 - 串田アキラ
「炎のキン肉マン」(第66話 - 第124話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 奥慶一 / 歌 - 串田アキラ
「キン肉マン旋風(センセーション)」(第125話 - 最終話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 串田アキラ
エンディングテーマ[11][15]
肉・2×9・Rock' Roll(にく・ニク・ロックンロール)」(第1話 - 第65話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 川上了 / 歌 - 串田アキラ / セリフ - 神谷明水鳥鉄夫
「キン肉マンボ」(第66話 - 第96話、第107話 - 第124話)
作詞・作曲 - 森雪之丞 / 編曲 - 奥慶一 / 歌 - 神谷明、こおろぎ'73、Shines
「キン肉マン音頭」(第97話 - 第106話)
作詞・作曲 - 森雪之丞 / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 神谷明、松島みのり、こおろぎ'73、Shines
「キン肉マン倶楽部」(第125話 - 最終話)[11]
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 神谷明
挿入歌[15]
「See you again,hero!」(第59話、第65話、第69話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 川上了 / 歌 - 神谷明
「テキサスブロンコ(テリーマンのテーマ)」(第59話、第99話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 風戸慎介 / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 串田アキラ / セリフ - 田中秀幸
「悲しみのベアークロー(ウォーズマンのテーマ)」(第62話、第72話、第75話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 奥慶一 / 歌 - Woo、こおろぎ'73 / セリフ - 堀秀行
「土俵の英雄(リキシマンのテーマ)」(第69話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 風戸慎介 / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 串田アキラ / セリフ - 広瀬正志
「奇蹟の逆転ファイター(キン肉マンのテーマ)」(第71話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 奥慶一 / 歌・セリフ - 神谷明
「阿修羅地獄(アシュラマンのテーマ)」(第75話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 松井忠直 / 歌 - GAKURO / セリフ - 郷里大輔
「悪魔の猛牛(バッファローマンのテーマ)」(第82話、第86話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 田中公平 / 歌 - 宮内タカユキ / セリフ - 佐藤正治
「アジアの狼(モンゴルマンのテーマ)」(第108話)
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 小林克己 / 編曲 - 松井忠直 / 歌 - さいとうようじ / セリフ - 蟹江栄司
「カンフーファイター(ラーメンマンのテーマ)」(第109話)
作詞 - 吉田健美 / 作曲 - 風戸慎介 / 編曲 - 田中公平 / 歌 - こおろぎ'73 / セリフ - 蟹江栄司

セリフはソフトのみ。オープニング、エンディングと各キャラクターのテーマソングはレコードやカセットテープに収録されて発売され、2002年に発売されたCD『キン肉マン 超人大全集』に全曲収録された。

次回予告のBGMに関しては、第1話 - 第123話は「キン肉マンGo Fight!」、第124話 - 第136話は「キン肉マン旋風(センセーション)」が使用された。

1985年度のオリコンの「TVマンガ童謡部門」のチャートでは、年間チャート100位以内にキン肉マン関連の作品が12作ランクインしている[注 1][16]

各話リスト(第1期)

  • タイトルコールはミート役の松島みのりが務めた(第3話以降)。
  • 15分2本立てという編成。番組初期の頃には前・後半で話の内容も分けられていることが多かったが、長編連作となった超人オリンピック編以降もこの編成は変わらなかった。
  • 各話Aパートの冒頭では、中野さんが前回のあらすじを解説していた。
  • 第107話よりさらにサブタイトルとして「Part2・決戦!ピラミッドリング」のクレジットが追加されている。
さらに見る 話数, 放送日 ...

新作の一時中断による傑作選の編成(いずれも日本テレビ基準)

  • 1984年7月15日 - 9月30日(7人の悪魔超人編と黄金のマスク編の中間)
  • 1985年3月3日 - 3月31日(黄金のマスク編と夢の超人タッグ編の中間)
  • 1985年9月1日 - 9月29日(夢の超人タッグ編を一時中断)
  • 1986年2月9日 - 4月15日(ザ・サイコー超人の挑戦編と地獄の極悪超人編の中間)
  • 1986年8月5日 - 8月19日(地獄の極悪超人編を一時中断)

アイキャッチ

各話パートの最後、CMの入りの部分で挿入される。内容は以下の通り。
第1話 - 第65話
キン肉マンが踊りつつ、筋肉をパンプアップさせるが筋肉がずり落ちる。BGMは作中でキン肉マンが歌う牛丼音頭のアレンジ。挿入当初は筋肉がずり落ちた時のSE(効果音)が一切無かった。
第66話 - 第86話
戦闘コスチュームのキン肉マンがファイティングポーズを決める。BGMは当時のエンディングテーマ『キン肉マンボ』フルサイズ版の後奏(最後の1小節はカット)。
第87話 - 第124話
タッグトーナメント時のコスチュームのキン肉マンが500Kgのバーベルを持ち上げるも、少し増量した途端に潰れる。挿入当初はSEが一切無く、メーターの重さは500Kgから510Kgに変化していたが次回から501Kgに変更された。
第125話 - 第137話
スーツ姿のキン肉マンが鶏冠部分にくしを入れる。

放送局(第1期)

※放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が提示してあるものを除き1986年8月中旬 - 9月上旬時点(南海放送については1986年1月中旬 - 2月上旬時点[17])のものとする[18]

さらに見る 放送地域, 放送局 ...
さらに見る 日本テレビ 日曜 10:00 - 10:30, 前番組 ...
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キン肉マン キン肉星王位争奪編(第2期)

要約
視点

1991年10月6日から1992年9月27日まで日本テレビ系列で毎週日曜日10:30 - 11:00(前半)、11:00 - 11:30(後半以降)[注 3]にて全46話が放送された。

原作最終章(1991 - 1992年当時)となる「キン肉星王位争奪編」の映像化。アニメ第1作にて「夢の超人タッグ編」の後にオリジナルの「ザ・サイコー超人の挑戦編」と「地獄の極悪超人編」を放送して「王位争奪編」が残されたまま終了となっていたが、原作漫画の連載終了から4年、アニメ第1作終了から5年を経ての再アニメ化により実現した。

物語は原作通り超人タッグトーナメント直後の優勝パレードから開始するため、前述のオリジナル編には触れられていない。ただし第1作の映像を使った回想シーンでは極悪超人編のフィルムが使われたこともあった。

キン肉マンとミート以外の声優が一新されており、また前作同様場外キャラクターによるコントなど、ギャグ描写も追加されているが、物語が進むにつれ少なくなっていく。当時原作では顔見せ程度だった超人閻魔を邪悪の神を操る諸悪の根源にするなどアニメ独自の展開も多い。

第1話、第2話、最終回を除き毎週前回のあらすじを中野さんが説明しサブタイトルの流れで本編が始まる。アイキャッチは超人のプロフィールを説明する形式をとっていた。

ほぼ原作同様に展開が進められるものの、準決勝のアシュラマンVSサタンクロスはカットされダイジェストのみとなった。これについて嶋田は「一年契約のため、王位争奪編を全部入れるの無理だったのでやむを得ずカットした」と語っている[33]。最終回はキン肉マンスーパー・フェニックスと決着をつけ、王位争奪サバイバル・マッチで死亡した超人たちがキン肉マンのフェイス・フラッシュにより全員復活し、キン肉ハウスにて牛丼パーティを行い幕を閉じた。

シリーズディレクターの梅澤淳稔によると、アニメ化にあたってゆでたまごから「リアルさ」の追求を要望されたといい、当時のプロレスファンに支持されていた打撃技や関節技を主体とした「UWFスタイル」のような格闘技を随所に盛り込んだ他、筋肉の付き方や頭身、立ち姿などのリアルさを追求したことで前作との差別化が図られている[14]

放送当時のゆでたまごは『ライオンハート』がなかなか連載にこぎ着けない状況であり、アニメに合わせて『キン肉マン』を『週刊少年ジャンプ』に連載することを週刊少年ジャンプ編集部に要望していた。日本テレビのプロデューサーからも「なんで同時期に『ジャンプ』で連載をやってくれないんですか?」という問い合わせもあったが、編集部から許可は下りなかった[34]

キン肉マン(第1期)との相違点

  • 一部のキャラクターの技の名前が変更。
    • キン肉ガード→肉のカーテン(キン肉マン・ソルジャー)、アパッチのおたけび→野生のおたけび(ジェロニモ)など。
  • テリーマン、ブロッケンJr.、バッファローマンのコスチュームデザインが変わっている。
  • 完璧超人の読み方が「かんぺきちょうじん」から「パーフェクトちょうじん」に変更。
  • 1回2タイトル(前半・後半)を1回1タイトル(30分通し)に変更。
  • 幼稚園の名称はひまわり幼稚園から原作と同じ住之江幼稚園に変更
  • 「夢の超人タッグ編」後半として展開されたピラミッドリングの描写は未反映。
  • 前述した通り、前作で生き残ったウォーズマンは原作通り死亡した状態で登場する。
  • 前作では自由の身となっていたキン骨マンとイワオは牢獄にいる状態で登場。さらに第22話では前作では接点のあったマリとは初対面である描写が挟まれている。

スタッフ(第2期)

  • 原作 - ゆでたまご
  • 企画 - 武井英彦(日本テレビ)、嶋村一夫(読売広告社)、山口康男(東映動画)
  • シリーズディレクター - 白土武梅澤淳稔
  • シリーズ構成 - 山崎晴哉
  • キャラクターデザイン - 森利夫
  • 美術デザイン - 襟立智子
  • 編集 - 西山茂
  • 音楽 - 吉田明彦
  • 録音 - 市川修
  • 効果 - 伊藤道広
  • 選曲 - 宮下滋
  • 現像 - 東映化学
  • プロデューサー - 前田伸一郎(日本テレビ)、木村京太郎(読売広告社)、横山和夫(東映動画)
  • アシスタントプロデューサー - 上田和成(読売広告社)、佐藤公宣(東映動画)
  • 製作担当 - 関口孝治、清水慎治
  • 広報 - 鈴木康子→立鉛典子(日本テレビ)
  • 企画制作 - 日本テレビ
  • 製作 - 読売広告社、東映

主題歌(第2期)

オープニングテーマ「ズダダン!キン肉マン」[15]
作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 岸正之 / 編曲 - 山本健司 / 歌 - 鈴木けんじ
オープニングクレジットでは「ダダダン!キン肉マン」と誤記表示されていた。
エンディングテーマ「月火水木・キン肉マン」[15]
作詞・作曲 - つのごうじ / 編曲 - 山本健司 / 歌 - ケント・デリカット、松田多香子、森の木児童合唱団
挿入歌「正々堂々〜ファイティングテーマ〜」[15](第14話)
作詞 - そのべかずのり / 作曲 - 前田克樹 / 編曲 - 吉田明彦 / 歌 - 平石豊茂美

各話リスト(第2期)

さらに見る 話数, 放送日 ...
  • タイトルコールは第1期と同じくミート役の松島みのりが務めていたが、第27話からミートが登場しない回が多くなり、キン肉マン役の神谷明と交代した。
  • アイキャッチはAパート終了時とBパート開始時に挿入される。内容は超人紹介で各超人の姿に合わせて名前、必殺技、超人強度が字幕で紹介された。中野さんやコニタが紹介されることもあった。

放送局(第2期)

※放送系列は放送当時、第22話までの放送日時は個別に出典が提示してあるものを除き1991年12月中旬 - 1992年1月上旬時点のものとする[35]

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キン肉マン 完璧超人始祖編(第3期)

要約
視点

原作の「完璧超人始祖編」を映像化[3]。制作スタッフやキャスティングはこれまでのアニメ作品から大幅に変更された。

Season 1は2024年7月から9月まで、CBCテレビTBS系列アガルアニメ』枠ほかにて放送された[3][41][42]。初回は過去シリーズを新規映像で振り返る第0話が放送された[2][43]。また、同系列では本放送前週の6月30日に特別番組『キン肉マン アニメ放送開始直前SP〜来週からのキン肉マンはこれでバッチリ!心配とへのつっぱりはいらんですよ!〜』が『アガルアニメ』枠にて放送された[44]錦鯉和田正人ハリウッドザコシショウ(旧アニメ版アシュラマンのコスプレ)が、秋元真夏にキン肉マンのキャラクターや作品の魅力を紹介した[44]

Season 2はSeason 1と同様『アガルアニメ』枠ほかにて、2025年1月から3月まで放送された[45][46]

2025年8月3日開催のイベント「キン肉マン超人祭2025」において、Season 3および第3期シリーズを準拠としたキャラクターソングの制作が発表された[47]

アイキャッチは登場超人および得意技を紹介する形式であり、得意技はSeason 1は動画だったが、Season 2は静止画となっている。

スタッフ(第3期)

主題歌(第3期)

Season 1
「LOVE & JUSTICE」[49]
高梨康治×FLOWによるオープニングテーマ。作詞は森雪之丞、作曲は鈴木裕明、編曲は高梨康治とFLOWと鈴木裕明。
キン肉マン Go Fight![50]
キン肉マン(宮野真守)による第0話のエンディングテーマ。串田アキラが歌唱した第1期主題歌のカバーとなる。作詞は森雪之丞、作曲は芹潭廣明、編曲はAPAZZI
「超人」[49]
キン肉マン(宮野真守)によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はAPAZZI。
Season 2
「キン肉マン英雄(ヒーロー)」[51]
遠藤正明によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAPAZZI。
「29(にく)」[51]
キン肉マン(宮野真守)によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はAPAZZI。

各話リスト(第3期)

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原作との主な相違点(第3期)

  • 第0話は、キン肉マンが結婚前にテリーマンとのスパーリング[注 5]を行いながら過去の戦いを振り返る内容となっており、過去のアニメ版でカットされたシーンにも一部触れているが、コンプライアンスや商標権などの権利の都合上変更された箇所もある[43]

放送局(第3期)

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さらに見る 配信開始日, 配信時間 ...
さらに見る 放送期間, 放送時間 ...
さらに見る 配信開始日, 配信時間 ...

関連ラジオ番組(第3期)

2024年6月3日より2025年3月31日まで、スペシャルウィークの週などを除く月曜日18時50分から19時20分に、ニッポン放送にて『キン肉マン 超人ラジオ』が放送されていた[61]。同番組は、上坂すみれ(ミート役)がパーソナリティーを務め、毎回この作品の声優やスタッフを交えたゲストコーナー(原則同一ゲスト2-3回程度の連続出演)を中心に、同作品のあらすじや、最新情報を深堀りする。

ゲストコーナーの出演者
さらに見る 前番組, 番組名 ...
さらに見る ニッポン放送 月曜 18:50 - 19:20, 前番組 ...

関連テレビ番組(第3期)

『完璧超人始祖編』放送のタイミングで、フジテレビONEスカパー!ケーブルテレビIP放送向け)において、2024年10月から『キン肉マン専門番組 キン肉マサル』[62]が放送されている。同番組は、『キン肉マン』の大ファンとされている濱口優よゐこ)が、自らの「キン肉マン愛」を熱く語るというもので、集英社と同作品の原作者・ゆでたまごの公認を受けて放送されている。

放送内容

  1. キン肉マンを1巻から読もう!
  2. 創造主嶋田先生(ゆでたまご)にマサルがご挨拶
  3. ラーメンマンとカレクックのラーメンとカレーだけ散歩
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テレビスペシャル

1984年4月7日に、『土曜トップスペシャル』(土曜 19:30 - 20:54)枠で『キン肉マン 決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士』が放送された。

レギュラー放送ではカットされたラッカ星防衛編をアニメ化したもの。原作での時間軸は第21回超人オリンピック前だったが、本作はオリンピック後の設定になっている。原作とは異なり主要メンバーをアイドル超人に入れ替えている。ウォーズマン戦で再起不能となっているラーメンマンが登場し、戦いの後キン肉マンたちと共に地球には戻らず、農業発展のためにラッカ星に残るなど本編と違いがあり、パラレルワールド的な扱いとなっている。

主題歌はオープニング・エンディング共に「キン肉マンGo Fight!」だが、レギュラー放送で使用されたものと異なり、女性コーラスによる合いの手がカットされている。

原作の夢の超人タッグ編連載中、ゆでたまごによる本作のイメージシーンの扉絵が掲載されたことがある[63]

プロデューサーの木村京太郎によると、当時日本テレビのゴールデンタイムの視聴率は芳しくなく、年明け直前に高視聴率を維持していた『キン肉マン』のゴールデンタイムの放送が持ち上がった。突然の製作であり、アニメ製作スタッフも日本で確保できなかったため、急遽韓国に行ってスタッフを集めるなど、すべてが突貫だったという[13]

スタッフ(テレビスペシャル)

  • 原作 - ゆでたまご
  • 監督 - 山吉康夫
  • 製作 - 今田智憲
  • 企画 - 武井英彦
  • プロデューサー - 田宮武、木村京太郎
  • 脚本 - 山崎晴哉
  • コンテ - 山吉康夫、白土武
  • 音楽 - 風戸慎介
  • 美術監督 - 襟立智子
  • 作画監督 - 森利夫
  • 製作担当 - 蕪木登喜司
  • 制作 - 東映、読売広告社
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劇場アニメ

さらに見る 公開順, 題名(副題) ...

『キン肉マンII世』のアニメについては、キン肉マンII世の劇場アニメを参照。

Webムービー

キン肉マン連載40周年記念ストップムービー

2019年6月16日にYouTube「shupure」チャンネルおよび「集英社コミック公式S-MANGA」チャンネルで配信された、『キン肉マン』連載40周年を記念したプロモーション映像。主題歌に乗せオメガ・ケンタウリの六鎗客編までの名場面集が静止画で描かれ、終盤に夢の超人タッグ編ヘル・ミッショネルズ戦のマッスル・ドッキングのシーンと、オメガ・ケンタウリの六鎗客編でのキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)復活シーンがアニメーションで描かれる。

ゆでたまごが最も信頼を置くアニメーターということで、アニメ『キン肉マンII世』でキャラクターデザインを担当した佐藤正樹が本プロジェクトに関わることになった[64]。予算の上限が決まっているため制約があり、完成品では100カット近くの静止画が採用されているが多数の没になったシーンが存在しており、『キン肉マンジャンプ Vol.3』にNGカットの一部のラフ画や絵コンテが掲載されている。また、当初の構想ではザ・マシンガンズの動画パートがもう1つ作られる予定だったが、静止画の名場面の枚数を確保するために削られることになった[64]

スタッフ(Webムービー)

  • プロデューサー・監督・STM作画・作画監督 - 佐藤正樹
  • アクション原画 - 大塚健
  • 色彩設計 - 中杏奈
  • 美術監督 - 山口忍
  • 撮影監督 - 笹野雄介(グラフィニカ
  • 編集 - 丹彩子(グラフィニカ)
  • アニメーション制作 - グラフィニカ
  • 制作 - 集英社
  • スペシャルボイス - 神谷明
使用曲「キン肉マンGO FIGHT!」
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映像ソフト関連

キン肉マン VOL.1 - 12(東映ビデオ
TVシリーズ第1作とTVSPを収録したDVD。全12巻。
ビデオ(レンタルのみ)は1999年に東映ビデオからリリースされたが、途中で打ち切られた。全6巻。
キン肉マン キン肉星王位争奪編 VOL.1 - 4(東映ビデオ)
TVシリーズ第2作『キン肉マン キン肉星王位争奪編』を収録したDVD。全4巻。
全話収録としては初ソフト化となる。
キン肉マン THE☆MOVIE(東映ビデオ)
劇場版全7作を収録したDVD。全1巻。
ビデオ(セル・レンタル共通)は公開後の1984年12月 - 1987年2月にリリースされた。
キン肉マン コンプリートDVD-BOX(東映ビデオ、2008年12月20日発売)
『キン肉マン』のTVシリーズ全184話と劇場版全7作品を収録。完全予約限定生産で、特典ディスク(キンケシ〈418体〉リスト、キン肉マン映画祭スペシャルナイト〈ダイジェスト〉、キン肉マンの交通安全)、復刻版キンケシ418体が付属する。
既に店頭予約は締切られたが予約数が2万5000セットを超えており、20億円近い売上げが見込まれている[65]
キン肉マン一挙見Blu-ray(東映ビデオ、第1弾:2019年11月28日発売、第2弾:2023年3月8日発売)
『キン肉マン』40周年記念として「7人の悪魔超人編」「黄金のマスク編」「夢の超人タッグ編」が発売。それぞれのエピソードをディスク1枚に収録。
後にアニメ放送40周年記念として、「キン肉マン初の世界制覇&ツアー編」「V2への道! ザ・ビッグファイト編」「キン肉星王位争奪編1」「キン肉星王位争奪編2」が発売された。
キン肉マン 完璧超人始祖編Blu-ray BOX(ポニーキャニオン、2024年12月25日発売)
「完璧超人始祖編」を収録したBlu-ray4枚組に加えて、「キン肉マン キンケシ完璧超人始祖編フルカラープレミアム」などが付属する[66]
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補足

  • 第3話Bパートで色違いのダイラガーXVが玩具として登場したり、第5話BパートではマジンガーZが玩具として登場している。
  • 放送開始当初、劇伴は『うる星やつら』などといった、風戸が担当した他社作品からの流用が多かった。
  • 第1期の第125回 - 第136回は火曜19:00 - 19:30に放送されたが、この枠でアニメが放送されるのは、1973年8月 - 9月の海外アニメ『いじわるじいさん大追跡 (Here Comes the Grump)』(『ファイヤーマン』終了から『シャープ・スターアクション!』開始までのつなぎ)以来13年振りだが、国産アニメでは初である。また第1期の放送時間が火曜日に変更されても、火曜19時台は当番組からローカル枠に変更されたため、一部系列局では他系列番組などのネットをしていた関係で日曜時代から引き続き遅れネットで放送された局もあった。
  • 第1期の日曜朝時代は年末年始と『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』が放送される場合以外は番組が休止されることはほとんどなかったが、火曜夜時代はプロ野球中継がこの枠で編成されることが多く、それに伴う休止が目立った。
  • 第1期の遅れネット局では、1年遅れで放送していた局もあった他、北陸放送南海放送は途中打ち切りとなり、この2局では第1期は全話放送されなかった。ただし、第2期はテレビ金沢では全話放送されたが、南海放送では第2期は未放送となった。
  • 第2期は日本テレビ系列フルネット局が所在する地域の内、民放が3局以上ある地域では全局で同時ネットもしくは先行ネットで放送された。一方で、クロスネット局や民放が2局以下の地域では遅れネットや未放送となった局があった。
  • 2012年10月より日本テレビ系CS放送日テレプラスで再放送を開始。それに際して特別番組も制作された。内容はゆでたまごへのインタビューと、キン肉マンフリークとして知られる天野ひろゆきキャイ〜ン)と小沢一敬スピードワゴン)が、番組の設定した超人対決の展開・勝敗を予想し、ゆでたまご(嶋田隆司)の解説VTRによる答え合わせというものだった。
    • 2013年7月29日に日テレプラスで特番第二弾が放送された。
  • スポーツライブ+の開局直後から、1期・2期が繰り返し再放送されていた。
  • テレビ埼玉では2024年4月3日から、会社創立45周年記念事業としてアニメ第1期が放送された[67]
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脚注

参考文献

外部リンク

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