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水戸黄門 (第29-30部)
TBSナショナル劇場で2001年と2002年に放送された石坂浩二主演の時代劇 ウィキペディアから
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本項では、TBSのナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター→月曜ミステリーシアター)において放送された日本の時代劇『水戸黄門』(みとこうもん)のうち、石坂浩二が主演した2001年放送の第29部および2002年放送の第30部について記述する。
出演者
→詳細は「パナソニック ドラマシアター 水戸黄門の登場人物一覧」を参照
各部の概要
要約
視点
放送日はTBSおよび同時ネット局を基準とし、レギュラー・準レギュラーの経験があるゲストは太字で表記する。
目次
第29部
『水戸黄門 第29部』(みとこうもん だい29ぶ)は2001年4月2日から2001年9月17日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全25話(通算935回)。
ストーリー
水戸藩主・徳川光圀(石坂浩二)は対立関係にあった将軍綱吉(堤大二郎)から中納言を拝命し、水戸で隠居生活を余儀なくされる。そんな光圀の元に謎の刺客たちが立ちはだかる。果たしてそれは綱吉の陰謀なのか?それとも?やがて光圀は「大日本史」の編集のための史料を集めるため、諸国漫遊の旅に出る。
キャスト
レギュラー
準レギュラー
- 徳川綱吉:堤大二郎(第1話、第4話、第6話、第19話、第25話)
- 柳沢吉保:橋爪淳(第1話、第2話、第4話、第6話、第19話、第25話)
- 藤井紋太夫:大出俊(第1話、第6話、第25話)
- 望月庄左衛門:沼田爆(第1話、第3話、第6話、第25話)
- 徳川綱豊:花柳錦之輔(第1話、第5話、第25話)
- 徳川綱條:島英臣(第1話、第2話、第25話)
- 井上玄桐:山本學(第1話、第4話、第6話、第25話)
- 鍋島元武:長門裕之(第1話、第4話、第6話)
- 徳川光友:橋幸夫(第1話、第25話)
- 徳川光貞:舟木一夫(第1話)
- 松平頼常:西郷輝彦(第1話、第25話)
- 名張の耳:勝亦正(第2話、第6話)
- 松尾芭蕉:佐川満男(第5話、第19話)
スタッフ
- 製作総指揮:松下正治
- 製作:加地隆雄
- 企画:中尾幸男(チーフプロデューサー)
- 脚本監修:宮川一郎
- 脚本:宮川一郎、岡本さとる、藤井邦夫、櫻井康裕、鹿水晶子、横山一真、田上雄
- 音楽:木下忠司
- タイトルバック:市川崑
- 特技:宍戸大全
- 監督:矢田清巳、井上泰治、金鐘守
- プロデューサー:樋口祐三
- プロデューサー:山田勝、藤田知久
- 撮影:都築雅人、長谷川光德、小林善和
- 照明:畑下隆憲、武邦男
- 録音:木村均、田辺義教
- 美術:辻野大、三浦鐐二
- 記録:西村直美、内藤幸子、中田英子、小川加津子
- 助監督:佐藤晴夫、和田圭一、梅原重行
- VE:作村龍二、山本辰也
- 編集:河合和子
- ビデオ編集:鍛冶川一夫
- 技術協力:IMAGICAウェスト
- 整音:神戸孝憲
- 邦楽監修:中本哲
- 擬斗:菅原俊夫、清家三彦、上野隆三(東映剣会)
- 衣装:植田光三
- 装置:森俊昭
- 装飾:長谷川優市呂、西川由紀夫、籠尾和人、極並浩史
- 小道具:高津商会
- 美粧・結髪:東和美粧
- かつら:山崎かつら
- スチール:荒川大介
- 協力:京都・大覚寺
- 番組宣伝:河野裕之
- 演技事務:山下義明、西村尚三
- 進行:土生川明弘、松田渡
- 騎馬:岸本乗馬センター
- 特殊メイク:江川悦子、寺田まゆみ
- 制作補:長﨑洋二郎、八島賢
- 制作主任:進藤盛延、森井敦、土生川明弘、松田渡
- 制作協力:オフィス・ヘンミ
- 文芸担当:皿田明
- 題字:朝比奈宗源
- ナレーター:鈴木史朗
- 制作協力:東映太秦映像
- 製作:C.A.L
主題歌
行程
解説
- 光圀役は前任者が3人とも脇役一筋の俳優から抜擢されており、数多くの映画やドラマ主演経験を持ち1970年代には人気タレント調査1位の常連でもあった石坂の起用は大きな方向転換となった。もっともこの時期の石坂は脇に回ることが多く、連続ドラマの主演はこれが19年ぶりである。
- 石坂は第29部開始時点で59歳9ヶ月であり、後年のBS-TBS版も含めた歴代の光圀役6名で最年少かつ唯一となる50代での大役であった[1][2]。
- 第29部は後述のとおり水戸光圀の隠居から話がスタートしており、前作の第28部までとはアナザーストーリーとなっていた。ただし、この後の里見黄門時代になってからは両者の区別がなくなっている。
- 石坂の「史実に基づいた光圀を演じたい」との意向によりトレードマークの白ひげがなくなったが、視聴者の間でも「違和感がある」として論争が起こり、第29部最終話(第25話)の終盤シーンからひげをつけるようになった。この点については「エピソード」的な一面もある。
- 光圀の旅衣装がこれまでの黄色と紫色ではなく地味な色合いになった。
- 堅物が格之進から助三郎になった。助三郎はやや攻撃的な性格になったが、それをカバーする冷静さは健在であった。
- 一方で格之進は元々の助三郎の女好きな面だけでなく「足軽上がりの新参者」「未熟者なので時折ミスをやらかす」という設定がなされ、特に助三郎とは明確な上下関係がある(この上下関係設定は第31部まで続く)。そのため格之進は助三郎に対しては基本敬語。助三郎も当初は「格さん」とは呼ばず「格之進」呼びが殆どで、上記の攻撃的な性格はもっぱら格之進に対して向けられている。)[3]
- 格之進役の山田は初代助三郎役の杉良太郎の息子であり、親子二代での助演である。
- 第1話のエンディングでは「あゝ人生に涙あり」の2番が放送された。
- 第1話では光圀が隠居するまでが描かれ、第4話までは水戸での隠居生活が描かれた。
- 第28部までは助三郎・格之進役の俳優が歌っていた主題歌「あゝ人生に涙あり」は、御三家の西郷輝彦、橋幸夫、舟木一夫がG3K(御三家)として歌った。また、第1話で舟木が紀州藩主・徳川光貞役、第1話と最終話では西郷が高松藩主・松平頼常役、橋が尾張藩主・徳川光友役で出演した。3人は第30部にも同じ役で登場する。
- これまでは旅先で光圀が「越後の縮緬問屋の隠居・光右衛門」と名乗っていたが、石坂黄門の2シリーズでは「日新斎」(これは光圀の実際の号でもある)と「光右衛門」を使い分けているほか、「光右衛門」の場合の肩書きが「江戸の太物問屋」になっている。
- 第28部まで長年続いた「原案 葉村彰子」に代わり、印籠シーンを考案した宮川一郎が脚本監修として表記される(第31部以降は脚本のみの表記に統一)。
- オープニングタイトルバックをC.A.Lとも石坂とも親しい市川崑が手がけた。タイトル構成も第1部から第28部まで続いた三葉葵のアップから出演俳優などの実写映像を交えたものに変わり、キャスト・スタッフ表示も縦書きから横書きとなった。同じく市川とC.A.Lが関与した『木枯し紋次郎』(フジテレビ)のタイトルバックに近いイメージとなっている。
- 第29部のポスターからTBSのロゴ部分がマイナーチェンジされ、「ジ〜ン」のマークが入るようになった。
TBSチャンネルでの再放送
- 2015年10月1日から、TBSチャンネル1にてCS初の再放送開始。
- 再放送にあたっては、初回、最終話を前編・後編に分けて放送した。
BS-TBSでの再放送
- 2019年9月16日に第1話が2時間スペシャルで放送された。
外部リンク
第30部
『水戸黄門 第30部』(みとこうもん だい30ぶ)は2002年1月7日から2002年7月1日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全25話(通算960回)。
ストーリー
尾張大納言・光友(橋幸夫)から朝廷より日光東照宮へ使わされる例幣使に関する悪い噂を聞いた光圀は、その真相を究明するため日光へ向かう。 その後、足利で母親を探しているという少年・源吾(横田凌祐)兄弟と出会った一行は、源吾とともに旅を続ける。
キャスト
レギュラー
準レギュラー
スタッフ
- 製作総指揮:松下正治
- 製作:加地隆雄
- 企画:中尾幸男(チーフプロデューサー)
- 脚本監修:宮川一郎
- 脚本:宮川一郎、鹿水晶子、横山一真、櫻井康裕、藤井邦夫、吉本昌弘、岡本さとる、石坂浩二
- 音楽:木下忠司
- タイトルバック:市川崑
- 特技:宍戸大全
- 監督:井上泰治、金鐘守、矢田清巳、髙倉祐二
- プロデューサー:樋口祐三、藤田知久
- 制作担当:進藤盛延
- 撮影:都築雅人ほか
- 照明:畑下隆憲ほか
- 録音:木村均、田辺義教
- 美術:辻野大ほか
- 記録:内藤幸子、西村直美、中田英子、小川加津子
- 助監督:梅原重行、佐藤晴夫ほか
- VE:作村龍二、山本辰也
- 編集:河合和子
- ビデオ編集:鍛冶川一夫
- 技術協力:IMAGICAウェスト
- 整音:神戸孝憲
- 邦楽監修:中本哲
- 擬斗:清家三彦、菅原俊夫、上野隆三(東映剣会)
- 衣装:植田光三
- 装置:森俊昭
- 装飾:長谷川優市呂、西川由紀夫、籠尾和人、極並浩史
- 小道具:高津商会
- 美粧・結髪:東和美粧
- かつら:山崎かつら
- 特殊メイク協力:江川悦子、寺田まゆみ
- 協力:御室・仁和寺、京都・大覚寺、元離宮・二條城(第25話)
- 番組宣伝:河野裕之
- スチール:荒川大介
- 演技事務:山下義明、西村尚三
- 進行:釣田泰、松田渡、森井敦
- 乗馬:岸本乗馬センター
- 制作補:長﨑洋二郎、八島賢
- 進行主任:森井敦、土生川明弘
- 制作協力:オフィス・ヘンミ
- 文芸担当:皿田明
- 題字:朝比奈宗源
- ナレーター:鈴木史朗
- 制作協力:東映太秦映像
- 製作:C.A.L
主題歌
行程
解説
- 石坂黄門最終シリーズ。
- 石坂が体調不良で降板したため、第24話と第25話には光圀は登場しない。その他、格之進も登場しない第21話、石坂が脚本を書いた第19話など、シリーズ中異色のエピソードの作品が顕著。
- 第17話では倉敷市の美観地区でのロケーションを敢行。この模様は山陽放送の情報番組「VOICE21」が密着取材しており、当時の番組出演者がクレジット付きのカメオ出演した。
- 第19話ではおるい、第21話と第22話では助三郎、第24話では松尾芭蕉(佐川満男)が印籠を出している。第25話では、光圀が登場していないこともあり、同じく葵紋を使用している讃岐高松藩の藩主で光圀の実子松平頼常を“水戸光圀の実子”という紹介をしながら光圀所持の印籠を提示している。
- 光圀役の石坂浩二をはじめ、おるい(加賀まりこ)、素破の次郎坊(コロッケ)、望月庄左衛門(沼田爆)、井上玄桐(山本學)、鍋島元武(長門裕之)の最終シリーズである。
- お娟の忍び装束がお銀時代のものに戻り、それに伴ってキャラクターもお銀時代に戻っている。
- 第29部では素破の次郎坊(コロッケ)の名前が、公式HPでは“素破”と付いている。
- 第1話のオープニングで「素破の次郎坊」とクレジットされたが、以降は、「次郎坊」とだけの表示に変わっている。
TBSチャンネルでの再放送
- 2016年3月17日から、TBSチャンネル1でCS初の再放送開始(ただし上記の通り第12話は放送されない予定)。
BS-TBSでの再放送
- 2025年1月1日に第1話のみが放送された。
外部リンク
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脚注
外部リンク
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