トップQs
タイムライン
チャット
視点
KING AMUSEMENT CREATIVE
キングレコードのアニメ・声優に関する音楽・映像作品レーベル ウィキペディアから
Remove ads
KING AMUSEMENT CREATIVE(キング・アミューズメント・クリエイティブ、略称︰KAC[1]、キンクリ[2])は、日本のレコード会社・キングレコードにおいてアニメ・声優関連の音楽・映像作品を扱うレーベル[3]。
当初は2016年2月に発足した「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部(KAクリエイティブ本部)」が制作する作品のレーベルとなっていたが、後述する2023年3月の組織改定に伴い、レーベル名称のみ存続している。
本記事では本レーベルおよび制作担当部署として存在したKAクリエイティブ本部、関連レーベルである「SONIC BLADE(ソニック・ブレイド)」についても解説する。かつてはバーチャルキャラクター専門のサブレーベル「PINE RECORDS(パインレコード、パイレコ)」も運営していた。
Remove ads
概要
キングレコードにはアニメ・声優関連の部署として、メインレーベル(キングレコード、KING RECORDS)の制作部署のひとつとして存在していた「第三クリエイティブ本部」と、サブレーベルとして1981年の発足以来長年にわたりキングレコードでのアニメ関連事業を担ってきた「スターチャイルド」、そのスターチャイルドから独立する形で2014年に発足した「EVIL LINE RECORDS」の3部門が存在した。
こうした中でスターチャイルドの扱う事業内容がアニメ以外の分野にも広がるようになり、その一方で第三クリエイティブ本部が担当するアニメ作品や所属アーティストが増加[注 1]、結果として社内におけるメインレーベル(第三クリエイティブ本部)とスターチャイルドの位置付けが曖昧となってきた。また、2014年10月には第三クリエイティブ本部とスターチャイルドが共同で『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』を制作[注 2]、さらに2015年6月には全社を挙げたアニソンフェス『KING SUPER LIVE 2015』を開催するなど、共同で行う事業が増えていた。
こうした連携を経て、2016年2月1日付で第三クリエイティブ本部とスターチャイルドを統合、キング・アミューズメント・クリエイティブ本部が発足した[4][5]。統合理由について、キングレコード社長の重村博文は、同年3月9日に行われた関係者向けコンベンションにおいて「昨今、アニメを取り巻くあらゆる変化が生じてくる中、ここ数十年でそれぞれ進化した二部署を統合することで、アニメビジネスが更なる拡大強化路線につながるであろうと判断し、大きな変化にチャレンジしていこうと踏み切った」と語っている[6]。
レーベル名について、制作宣伝担当本部長の三嶋章夫は「作っている側もユーザーさんも楽しくなければ本当にエンターテイメント、アニメじゃないということでこの名前をつけました」と語っている[2]。
レーベルロゴは、メインレーベルのライオンをアレンジして王冠と翼を付けたものとなっている[7]。また、公式マスコットキャラクターとして新田靖成のデザインによるライオンをモチーフとした「きんくりん」が存在し「宣伝部長」の役職を持つ設定となっている[8]。
Remove ads
略歴
→「キングレコード第三クリエイティブ本部 § 歴史」、および「スターチャイルド § 歴史」も参照
2016年2月1日、第三クリエイティブ本部とスターチャイルドレコードが統合し、「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部(KAクリエイティブ本部)」設立(本部長 森山・三嶋)。この時点では旧第三クリエイティブ本部を引き継ぐ形でメインレーベル内の扱いであった。
2017年3月1日に新しいロゴマークを制定[7]、関連商品のCMの終わりのサウンドロゴに使用するなど、「KING AMUSEMENT CREATIVE」をこれまで以上に前面に押し出して扱うようになり、同年9月より商品のレーベルも「KING AMUSEMENT CREATIVE」へ変更された。
2018年3月、『音楽少女』のアニメ展開に合わせる形で、同作品に登場するキャラクターが所属するバーチャルキャラクター専門のサブレーベル「PINE RECORDS(パインレコード、パイレコ)」を発足[9]。同年8月31日、Wright Flyer Live Entertainmentとの共同出資によりバーチャルYouTuberのための音楽会社「株式会社RK Music」を設立[10]。
2021年2月1日、J-POPアーティストが所属するレーベル「SONIC BLADE」(ソニック・ブレイド)[注 3]を設立し、当時の第二クリエイティブ本部の業務の一部を移管[11]。同年3月23日より運用を開始し、あわせてレーベルの公式キャラクターとしてきんくりんの弟・「きんくろう」を制定[12]。
2022年3月1日付で組織改定を行い、KAクリエイティブ本部の下にコンテンツプロデュース部とアーティストプロデュース部を新設[13]。翌2023年3月1日付でKAクリエイティブ本部を分割し、コンテンツプロデュース部とアーティストプロデュース部をそれぞれKACコンテンツプロデュース本部とKACアーティストプロデュース本部に昇格させた[14][15]。これによりKACは2本部体制に移行し、「KING AMUSEMENT CREATIVE」の名称は両本部共通のレーベルとして残ることになる。
Remove ads
主なスタッフ
- 松下卓也 - キングレコード取締役、KACコンテンツプロデュース本部担当、KACアーティストプロデュース本部担当[16][17]
- 中西豪 - キングレコード執行役員、KACコンテンツプロデュース本部長 兼 同本部制作部長[15][18]、株式会社RK Music取締役[19]
- 加藤努 - KACアーティストプロデュース本部長 兼 同本部制作部長 兼 同本部宣伝マーケティング部長[15]
過去の主なスタッフ
所属アーティスト
→「キングレコード在籍アーティスト一覧 § KING AMUSEMENT CREATIVE」、「スターチャイルド § 過去の所属アーティスト」、および「キングレコード第三クリエイティブ本部 § かつて所属していたアーティスト」も参照
KING AMUSEMENT CREATIVE
SONIC BLADE
過去
- 田村ゆかり(本人側の意向により、2016年3月20日をもってキングレコードとの契約を解消、後にプライベートレーベル「Cana aria」を発足させ、MAGES.→コロムビア・マーケティング→テイチクエンタテインメントに販売委託)
- ゆいかおり(2017年6月30日をもって活動休止。石原夏織は2018年3月にポニーキャニオンでソロ活動を開始)
- 喜多村英梨(2016年11月1日にトムス・ミュージックへ移籍)
- 小松未可子(2016年7月にトイズファクトリーへ移籍)
- カスタマイZ(2016年8月26日のファイナルライブを以て解散)
- かなでももこ(2018年3月にマッシュアップエンターテイメントへ移籍)
- 佐藤聡美(2016年 - 2018年)
- スネオヘアー(2016年 - 2018年)
- ZEN THE HOLLYWOOD(所属事務所移籍、同時に興行をTBSラジオに移管)
- 天晴れ!原宿(2020年2月14日発売のシングル「ギミギミダーリン」まで担当。以降は第二クリエイティブ本部が担当)
- B2takes!!(2019年度のみの担当。以降は第二クリエイティブ本部が担当)
- コレサワ(2021年度のみSONIC BLADEが担当)
- CUBERS(2019年 - 2021年、SONIC BLADEが担当)
- 虹のコンキスタドール(2019年度は本レーベル、2021年度はSONIC BLADEが担当)
- まっきーとけんた
- 松本千夏
PINE RECORDS
Remove ads
販売委託レーベル
担当作品
要約
視点
→「スターチャイルド § 製作に参加した作品」、および「キングレコード第三クリエイティブ本部 § 担当作品」も参照
本部署成立後の製作参加作品を掲載。
テレビアニメ
劇場アニメ・OVA
テレビドラマ
- REAL⇔FAKE(2019年)
- 神様のサイコロ(2024年)
Remove ads
提供ラジオ番組
→「スターチャイルド § ラジオ番組」、および「キングレコード第三クリエイティブ本部 § ラジオ番組」も参照
2016年2月以降開始
- 水瀬いのり MELODY FLAG(2016年10月2日 - 、文化放送制作・ローカル放送[注 5])
- 内田雄馬 Heart Heat Hop(2021年 - 、文化放送制作・ローカル放送・超!A&G+でも時差配信)
旧・スターチャイルドから継続
- 林原めぐみのTokyo Boogie Night(1992年4月11日 - 、TBSラジオ・自社制作/TBSラジオ・ラジオ関西にネット[注 6]) ※林原がフリーとなった2019年4月以降も従前の体制で継続している。
- 堀江由衣の天使のたまご(2002年10月6日 - 、文化放送制作・各局ネット[注 7])
- angelaのsparking!talking!show!(2004年 - 、東海ラジオ制作・ラジオ関西へもネット)
旧・第三クリエイティブ本部から継続
- 水樹奈々 スマイルギャング(2002年 - 、文化放送制作・NRN系列ネット)
- 宮野真守のRADIO SMILE(2014年 - 、文化放送制作・ローカル放送)
過去の放送番組
- 田村ゆかりのいたずら黒うさぎ(2003年 - 2016年、文化放送制作・NRN系列ネット)
- カスタマイZのハジメマシタ(2014年 - 2016年、文化放送制作・超!A&G+のみ配信)
- ゆいかおりの実♪(2014年 - 2017年6月25日、文化放送制作・ローカル放送)
- 上坂すみれの♡(はーと)をつければかわいかろう(2016年 - 2021年、文化放送制作・ローカル放送[注 8])
- 小倉唯のyui*room(2017年7月2日 - 2022年3月27日、文化放送制作・ローカル放送[注 9])
Remove ads
テレビ番組
- 上坂すみれのヤバい○○(2017年、自社制作/TOKYO MX、BS11)
- 戦国炒飯TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜(2020年/TOKYO MX、BS11、北海道テレビ)
ファンクラブ
要約
視点
![]() |
旧第三クリエイティブ本部の一部アーティスト、旧スターチャイルドの堀江由衣・上坂すみれ、新規契約の蒼井翔太・七海ひろきのオフィシャルファンクラブを運営している(七海以外の実運営は、株式会社モストカンパニー[注 10]に委託)。
なお、旧スターチャイルドのangela及びSONIC BLADE所属の森口博子のオフィシャルファンクラブは各所属事務所が運営を行っている。また椎名へきる(2020年のリニューアル以降)と前島亜美のファンクラブはレーベル所属前からSKIYAKIが運営、愛美はFaniconにてファンコミュニティが運営されている。
- 水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」
- 宮野真守オフィシャルファンクラブ「Laugh & Peace」
- 蒼井翔太オフィシャルファンクラブ「A☆happy lab.」
- 元々は所属事務所である株式会社Sが運営していたが、当部署とアーティスト契約の開始と同時に移管、2021年時点では株式会社Sとモストカンパニーの共同運営となっていたが、2022年10月に蒼井が株式会社Sを退所したことからモストカンパニーの単独運営となった。
- 水瀬いのりオフィシャルファンクラブ「いのりまち」
- ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属時代にSMAとソニー・ミュージックマーケティングが運営する公式モバイルサイト「しあわせ いのりまち」が実質的なファンクラブとして機能していたが、SMAとの契約終了と共に閉鎖。その後2017年12月2日にKACによるファンクラブとして発足した。
- 堀江由衣オフィシャルファンクラブ「黒ネコ同盟」
- 元々は所属事務所であるヴィムスが運営していたが、2020年4月よりモストカンパニーに運営移管している。
- 上坂すみれオフィシャルファンクラブ「すみぺれんぽう」
- 旧スターチャイルド時代から上坂の当時の所属事務所スペースクラフト・エンタテインメントの運営による「コルホーズの玉ねぎ畑」が存在したが、上坂がスペースクラフトを退所したことに伴い2020年11月30日に解散。その後同年12月19日付でKACによるファンクラブを新規発足させている[28]。
- 七海ひろきオフィシャルファンクラブ「7seas+」
- このファンクラブのみキングレコードライツ本部ダイレクトマーケティング部FDSグループ[注 11]による運営。
- 内田雄馬オフィシャルファンクラブ「Beside YU」
過去に運営していたファンクラブ
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads