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埼玉県警察
埼玉県が設置した警察組織 ウィキペディアから
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埼玉県警察(さいたまけんけいさつ)は、埼玉県の都道府県警察である。略称は埼玉県警。
沿革
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 警察法施行に伴い、国家地方警察埼玉県本部と、浦和市警察、大宮市警察などの自治体警察が統合し埼玉県警察発足。
- 2023年 - 警務部警務課にDX推進室、生活安全部人身安全対策課に人身安全対策室、同部にサイバー局・サイバー対策課・サイバー捜査課、サイバー特別捜査隊、警備部警備課に警衛警護室をそれぞれ新設[5]。
- 2024年 - 組織犯罪対策局内に、組織犯罪対策第三課を140人態勢で新設。そのうち70人は他都道府県警と合同で捜査にあたる[6]。
- 2025年
- 01月22日、しまむらのAIモデル「瑠菜(るな、Luna)」が「サイバーセキュリティ広報大使」に就任[7]。任期は一年間[8]。
- 04月、約50年続いた機動捜査隊[9]と刑事総務課捜査支援・通訳センターを統合、捜査支援課を新設[10]。初動捜査を強化し、「匿名・流動型犯罪グループ」による特殊詐欺・強盗事件の対策・戦略的な取り締まり推進を目的としている[11]。また、警察官採用試験の区分において、教養試験の問題数を50から28に、実施時間を120分から80分に、知識分野も削減。さらに、二類(短大・専門学校卒業程度)及び三類(一・二類以外)を二類(一類以外)に統合[12]。
- 05月01日 - 警察官の暑さ対策の一環として、ポロシャツタイプの制服を試験導入[13]。警察庁が発案し、10月31日まで着用予定[14]。
- 2027年3月 - 仮称:川口北警察署が開所予定[15][16][17][18][19](2024年12月現在)。2025年04月、新築工事に着手したと発表があった[20]。
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本部組織
![]() | この節のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2024年12月) |
大規模警察本部で、2024年11月現在本部長は警視監[1]。 2025年4月現在の組織一覧は以下のとおり[20]。
- 総務課[20]
- 公安委員会室
- 取調べ監督室
- 文書課[20]
- 広報課[20]
- けいさつ総合相談センター
- 警察音楽隊
- 情報管理課[20]
- 情報セキュリティ対策室
- 照会センター
- 留置管理課[20]
- 留置センター
- 警察本部第一~第四留置施設
- 留置センター
- 総務部財務局
- 生活安全総務課[20]
- 生活安全指導室
- 地域安全対策推進室
- 生活安全特別捜査隊
- 人身安全対策課[20]
- 人身安全対策室[5]
- 少年課[20]
- 保安課[20]
- 匿流対策係[10]
- 生活経済課[20]
- 生活経済捜査室
- サイバー局
- 地域総務課[20]
- 地域指導室
- 職務質問技能指導班「HAYATE(颯)」[20]
- 通信指令課[20]
- 自動車警ら隊[20](さいたま市西区・機動センター内)
- 南部方面隊(さいたま市西区・機動センター内)
- 東部方面隊(越谷市・東部機動センター内)
- 西部方面隊(川越市・川越警察署内)
- 北部方面隊(深谷市・北部機動センター内)
- 鉄道警察隊[20](大宮駅)[22]
- 刑事総務課[20]
- 刑事指導室
- 捜査支援・通訳センター
- 捜査支援課[20] - 2025年04月新設[10]。
- 捜査第一課[20]
- 検視調査室
- 捜査第二課[20]
- 特殊詐欺捜査室
- 捜査第三課[20]
- 鑑識課[20](さいたま市大宮区・大宮警察署内)
- 科学捜査研究所[20](さいたま市大宮区・大宮警察署内)
- 法医鑑定室
- 組織犯罪対策局
- 交通総務課[20]
- 交通安全対策推進室
- 交通指導課[20]
- 放置駐車対策センター
- 交通捜査課[20]
- 交通規制課[20]
- 交通機動隊[20](さいたま市西区)
- 南部方面隊(さいたま市西区)
- 東部方面隊(越谷市・東部機動センター内)
- 西部方面隊(川越市・川越警察署内)
- 北部方面隊(深谷市・北部機動センター内)
- 高速道路交通警察隊[20](所沢市・関越自動車道所沢IC内)[24]
- 運転免許本部(鴻巣市)
- さいたま市警察部(さいたま市浦和区・浦和警察署内)
- 総務課[20]
- 第一方面本部[20](さいたま市浦和区・浦和警察署内)
- 第一方面特別機動警察隊
- 第二方面本部[20](川越市・川越警察署内)
- 第三方面本部[20](深谷市・北部機動センター内)
- 第四方面本部[20](越谷市・東部機動センター内)
- 機動センター庁舎
- 東部機動センター庁舎
- 北部機動センター庁舎
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データ
- 警察署 - 39[20]
- 交番 - 243[20]
- 駐在所 - 116[20]
- 警備派出所 - 1[20]
- 警察官 - 11699人[20]
- 一般職員 - 1111人[20]
- パトカー - 約500台[31]
- 白バイ - 約200台[31]
- 警察犬 - 87頭[31]
- 信号機 - 10385基[31]
2023(令和5)年中
警察署
要約
視点
39の警察署を擁する[31]。大規模署4署(浦和、大宮、川口、川越)の署長は警視正、それ以外の署長は警視である。[要出典]
※警察車両のナンバー地名表記は、さいたま市・上尾市周辺地域が「大宮」[32][33]、川口市が「川口」[32][34][33]、所沢市・飯能市周辺地域が「所沢」[32][33]、川越市周辺地域が「川越」[32][34][35][33]、熊谷市・秩父市・東松山市周辺地域が「熊谷」[32][33]、春日部市・草加市周辺地域が「春日部」[32][33]、越谷市が「越谷」[32][34][33]となる。
- 第1方面本部(本部は浦和警察署)[要出典]
- 第2方面本部(本部は川越警察署)[要出典]
- 第3方面本部(本部は北部機動センター)[要出典]
- 第4方面本部(本部は東部機動センター)[要出典]
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歴代警察本部長
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埼玉県のみ配備のパトカー
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他都道府県警察に比べて、県費でパトカー用でない車種を多く導入している。パトカー数は約500台(2024年4月現在)[31]。
警邏パトカー
交通取締りパトカー
ヘリコプター
航空自衛隊入間基地[要出典]に配備されている。2022年10月現在、所属は警備部警備課[76]。
- むさし
警備艇
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- 「さくらそう」(芝川マリーナに配備)
- 「ふくじゅそう」(大場川マリーナに配備)
2艇とも所属は自動車警ら隊。
マスコットキャラクター
機動隊部隊マーク
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- 県警機動隊
- 埼玉県章の中央に機
- 関東管区機動隊(赤ダイヤ)
- シラコバト
主な事件
- 1946年(昭和21年) - 第二小平事件
- 1954年(昭和29年) - 人違いバラバラ殺人事件
- 1971年(昭和46年) - 朝霞自衛官殺害事件
- 1973年(昭和48年) - 上尾事件
- 1981年(昭和56年) - 大宮母娘殺害事件
- 1988年(昭和63年) - 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件
- 1993年(平成5年) - 埼玉愛犬家連続殺人事件
- 1999年(平成11年) - 桶川ストーカー殺人事件
- 2004年(平成16年) - 元千葉ロッテマリーンズ投手強盗殺人事件
- 2007年(平成19年) - 川口強盗強姦殺人事件
- 2008年(平成20年) - 元厚生事務次官宅連続襲撃事件
- 2015年(平成27年) - 熊谷連続殺人事件
不祥事
1990年代
- 1999年10月26日 - JR桶川駅前で、女子大学生(21歳)が、ストーカー被害にあった末に殺害された。被害者は身の危険を感じ、上尾警察署に何度もストーカー被害を訴えていたにもかかわらず、上尾警察署は真剣に取り合わず、捜査をしなかった。県警本部長ら12人が懲戒処分され、県警の捜査怠慢は国会でも問題となった。また、この事件を契機にストーカー行為等の規制等に関する法律が制定された[78]。詳細は「桶川ストーカー殺人事件」を参照。
2010年代
- 2015年9月3日 - 浦和警察署地域課の男性巡査部長(31歳)が、朝霞市の男性(58歳)宅に侵入し、首をロープで絞めて殺害した。また、金庫内にあった現金100万円を盗んだ。取り調べに対し、男性巡査部長は「金銭目的で男性宅に侵入した」という趣旨の供述。13日、県警は殺人と住居侵入の疑いで、男性巡査部長をさいたま地方検察庁に送致した。男性巡査部長は、妻子がいるにもかかわらず、捜査過程で知り合った不倫相手と二重生活しており、経済的に困窮していた。支払期限の迫った借金もあったが、事件後に返済し、不倫相手と旅行もしていた。殺害された男性宅には、2014年10月、男性の父親が自宅で亡くなったため、同僚と遺体の検視で訪れており、その時に金庫の場所や施錠状況を把握していた。県警本部は12日午前4時頃に逮捕会見を行う予定だったが、貴志浩平本部長を出席させず、写真やテレビカメラの撮影を冒頭だけに限ったことで報道陣が猛反発。午前5時45分に捜査第一課長による会見がようやく始まった。「本部長は質問を受け付けない」という条件で本部長ら県警幹部が会見したのは午前11時40分のことだった。「被疑者、ご遺族をはじめ、関係者に深くおわびする」と発言。「被害者」を「被疑者」と言い間違えた[79]。2018年10月2日、強盗殺人などの罪に問われた元巡査部長の上告を最高裁判所第二小法廷が棄却したことで、無期懲役の刑が確定した[80]。詳細は「埼玉県警察浦和警察署警察官による資産家強盗殺人事件」。
- 2015年9月13日 - 熊谷市内で9月14日、16日に小学生女児2人を含む一般市民の男女6名が殺害された「熊谷連続殺人事件」のペルー人の犯人が熊谷警察署に案内され、署員が対応していた。しかし犯人が喫煙休憩を求め、署員1名が付き添い玄関外の喫煙所で一服し、庁舎に戻ることを促されたが現金約3,400円やパスポート、携帯電話が入った荷物を署内に置いたまま何も持たずに署員を振り切って警察署前の国道17号(中山道)を赤信号を無視して横断し、向かいのファミレスに逃げ込み、署員1人が追い掛けたが見失った。その翌日、翌々日に逃走していた犯人によって市民が殺害された。県警は不審者情報を自治体や教育機関に提供していなかった。詳細は「熊谷連続殺人事件」を参照。
- 2015年9月 - 交通部交通捜査課の男性警部補(62歳)が、2009年9月熊谷市で小学生男児(当時10歳)がひき逃げされ死亡した事件に関連した証拠品の腕時計を紛失したことを隠蔽するため、証拠品に関する書類計2通を熊谷警察署のシュレッダーで細断し、破棄した上うその書類を作成していた。証拠品の紛失は2019年1月に発覚。県警は定年退職していた元男性警部補を公文書毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。男性元警部補は不起訴処分となったが地検はその理由を明らかにしていない[81]。
- 2018年7月13日 - 本庄警察署地域課の男性巡査(54歳)が2月22日午前11時ごろ、熊谷市内のコンビニ駐車場で、酒に酔った状態で軽乗用車を運転して駐車中の乗用車に接触、乗っていた男性(50代)と女性(40代)に頸椎捻挫の怪我を負わせたとして、7月13日、県警は男性巡査を道路交通法違反(酒酔い・酒気帯び運転)と自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律違反(過失傷害)の疑いで書類送検し、停職6ヵ月の懲戒処分にした。男性巡査は同日、依願退職[82]。
- 2018年10月19日 - 草加警察署刑事課の男性巡査(22歳)が9月27日、草加警察署内で、病死した父親の届け出を行った女性(48歳)に「死体検案書のほかに82万円かかります」などと嘘をついて現金を詐取した。10月18日にも「200万円足りません」などと嘘をついて現金をだまし取ろうとしたが、不審に思った女性が草加警察署に問い合わせて事件が発覚した。県警捜査2課などは10月19日、詐欺と詐欺未遂の疑いで男性巡査を逮捕。男性巡査にはスマートフォンゲームの課金などで数十万円の借金があった[83]。
- 2019年3月 - 川越警察署刑事課強行犯係の男性巡査(25歳)が、病死した川越市の無職男性(67歳)の遺族で北海道に住む女性(69歳)に対し、「部屋の清掃でお金がかかる」「消防車やレッカー車が来たので40~50万円かかる」「私が預かってもいい」などとうその電話をかけ、現金を詐取しようとした。不審に思った女性が葬儀会社に相談し、葬儀会社から川越警察署に連絡があり、犯行が発覚した。刑事部捜査第二課と川越署は4月4日、男性巡査を詐欺未遂の疑いで逮捕した[84][85]。
- 2019年6月26日 - 浦和東警察署地域課の男性巡査(32歳)が、さいたま市内の路上で、徒歩で帰宅途中の女性(10代後半)に声を掛け、付近の駐車場に引き込み身体を触るなどのわいせつな行為をした。県警は8月15日、強制わいせつ容疑で男性巡査を逮捕。男性巡査は容疑を認め、「好みの女性だったのでムラムラして身体を触った」と供述[86]。
- 2019年11月 - 川口市立の中学校でいじめを受け不登校になった元男子生徒(17歳)が2016年10月、被害届について武南警察署に相談した際、署員が経緯を内部文書にまとめたが、「元男子生徒が先に加害生徒を蹴った」と事実に反する内容を書いた。作成された文書は、いじめを巡る訴訟に証拠として提出されていたことが県警と関係者への取材で明らかになった。県警は内容を訂正して謝罪するとしている[87]。
2020年代
- 2021年4月 - 4日午後1時頃、羽生警察署須影駐在所勤務の巡査部長(当時34歳)が、同県羽生市内の商業施設駐車場に止めた車の中で20代女性の体を触ろうとした疑いで逮捕された。勤務していた須影駐在所の業務でこの女性に応対したことがあり、この際に聞き取った女性の携帯電話番号に連絡して呼び出した。「性欲を満たすためにやった。被害者に申し訳ない」と話しているという。同年5月21日、埼玉県警察は巡査部長を懲戒免職したと発表。(埼玉新聞記事 2021年4月9日)
- 2023年6月16日 - 川口警察署の留置場に勾留されていた東京都の40代男性が、留置場の食事が原因で脚気になったなどとして、県に損害賠償を求めた訴訟で、さいたま地方裁判所は、食事に健康上必要な量のビタミンB1が含まれていなかったことを発病の原因と認め、埼玉県に55万円の支払いを命じた。男性は2017年11月に詐欺容疑で逮捕され、川口署の留置場に勾留された。2018年7月の健康診断で手足のしびれを訴え、8月に病院で脚気と診断された。一方、県警は2019年11月、同署の留置場で20~30代の男性4人が栄養不足による脚気と診断されたと公表している[88]。
- 2024年 - 1月、川口市内で東京都内の女子中学生に対し性的暴行を加えその後3月に逮捕、5月27日に懲役1年、執行猶予3年を言い渡された[89]クルド人の男が、執行猶予中の9月に12歳の少女に対し性的暴行を加える事件を起こした[89](2024年12月現在、公判中[89])。しかしながら、2回目の逮捕の際、性犯罪の再犯にもかかわらず県警は2度目の事件を発表しなかった[90]。
- さらに、事態を重く見た無所属の諸井真英県議が県警本部に説明を求めたところ、2週間後に(県警の)議会担当者が「県警として広報していないため、警察としてはお話しできない」と回答したという[90]。「被害者のプライバシーに配慮した上で、事実関係だけでも確認させてほしい」と再度求めたが、対応は変わらなかった[90]。
- 同県議は、「幼い少女が埼玉県内で立て続けに事件に遭っている重大事案。こんな重大事案をなぜ発表しないのか。県議会議員にさえ説明できないのか。非常に問題であり議会でもしっかり事実確認したい」[90]と話している。
- 担当した武南署幹部は、「被害者の意向を強く尊重して発表しなかった」と語った[89][90]。
- 24年11月本部長に就任した野井祐一警視監は、「外国人犯罪情勢を注視しながら、違法行為には国籍にかかわらず厳正に対処する」「在留外国人が犯罪に巻き込まれたり、関与したりすることのないよう対策を進める」と述べた[91]。
- しかしながら、一度目の逮捕の際は当日発表していた[90]。
- 県警としては公表していなかったものの、SNSなどを通じて拡散された結果、一部サイトでは「県警はクルド人だから発表しないのか」「外国人にやさしい埼玉県警」などの批判が殺到した[90]。
- さらに、事態を重く見た無所属の諸井真英県議が県警本部に説明を求めたところ、2週間後に(県警の)議会担当者が「県警として広報していないため、警察としてはお話しできない」と回答したという[90]。「被害者のプライバシーに配慮した上で、事実関係だけでも確認させてほしい」と再度求めたが、対応は変わらなかった[90]。
その他
画像ギャラリー
- トヨタ・クラウン
- 日産・スカイライン(V35型)
- 日産・スカイライン(R34GT-R)
- ダイハツ・アトレー7
- マツダ・デミオ(2代目)
- ホンダ・VFR800P
- 警察官が使用する自転車
- 交通機動隊庁舎
関連項目
- 埼玉県庁
- 埼玉県公安委員会
- 埼玉県警運転免許センター
- 国家地方警察埼玉県本部
- 川越市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
- 熊谷市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
- 川口市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
- 浦和市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
- 大宮市警察 - 旧警察法時代に存在した自治体警察。
- 銭形警部(埼玉県朝霞市出身の設定)
- 草加事件
- 狭山事件
- 桶川ストーカー殺人事件
脚注
外部リンク
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