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日本テレビ系のトークバラエティ番組 ウィキペディアから
『ダウンタウンDX』(ダウンタウンデラックス、英称:DOWN TOWN DX)は、読売テレビの制作により、日本テレビ系列で1993年(平成5年)10月21日から毎週木曜22:00 - 23:00(JST)に放送されているトークバラエティ番組であり、ダウンタウンの冠番組。略称は「デラックス」または「DTDX」。
ダウンタウンDX DOWN TOWN DX since 1993 | |
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ジャンル |
トーク番組 バラエティ番組 |
構成 |
高須光聖 木村祐一 倉本美津留 ほか |
演出 |
西田治朋 辻章悟 |
司会者 | 浜田雅功 |
ナレーター |
荒井聡太 桐谷蝶々 |
オープニング | SiM「KiLLiNG ME」 |
エンディング | #主題歌を参照 |
製作 | |
チーフ・プロデューサー | 小野寺将史(ytv) |
プロデューサー |
中埜勝之(ytv) 嘉沼慶子 荒巻由希子 若生さとみ |
制作 | 読売テレビ(ytv) |
放送 | |
映像形式 | 文字多重放送 番組連動データ放送 |
音声形式 | ステレオ放送[注 1] |
放送国・地域 | 日本 |
回数 | 1200 |
公式サイト | |
番組開始から1994年3月まで および1994年10月から2013年9月まで | |
放送期間 | 1993年10月21日 - 1994年3月 および1994年10月 - 2013年9月26日 |
放送時間 | 木曜日 22:00 - 22:54 |
放送分 | 54分 |
1994年4月から1994年9月まで | |
放送期間 | 1994年4月 - 9月 |
放送時間 | 木曜日 22:00 - 22:55 |
放送分 | 55分 |
2013年10月から | |
放送期間 | 2013年10月10日 - |
放送時間 | 木曜日 22:00 - 23:00[1] |
放送分 | 60分 |
回数 | 1200 |
特記事項: 放送回数は2021年4月22日放送分まで。 かつてはクイズ番組・ゲーム番組の機能も持っていた。 |
既に活動の拠点を東京に移していたダウンタウンが、大阪にある読売テレビ本社で大物ゲストを迎え、様々な角度からトークを聞き出すといった内容の番組としてスタート。この番組を最初に企画したのは白岩久弥(初代プロデューサー→2代目チーフプロデューサー)。しかし2人は多忙を極めていたことから、大阪収録のトーク企画は1994年初旬までとなり、以降は東京での収録がメインとなる。
1998年10月以降は毎週数名の芸能人をゲストに迎え、写真やエピソードを紹介しながらゲストの素顔を探る内容に変更。ゲストは俳優、タレント、アイドル、お笑いタレントなど多彩な顔ぶれだが、短期間にゲストが何回も出演することが多い。
数年に一度、番組のリニューアルを行っており、番組初期と現在では全く番組内容が異なる[注 2]。かつては国民投票などのクイズ番組、3回投げてなどのゲーム番組形式を取り入れていたこともある。
1994年度前期には『NNNきょうの出来事』(日本テレビ制作)がフライングスタートを導入することに伴い、当番組は一旦22:55まで1分延長されたが、『NNNきょうの出来事』の開始時刻繰り上げに伴い、再度1分縮小された。2013年10月10日からは後続番組『NEWS ZERO(現:「news zero」)』のフライングスタート廃止に伴い、当番組は23:00まで6分延長された[1]。
2007年5月3日放送分よりHDTVカメラ撮影によるハイビジョン制作を実施。地上デジタル放送では、デジタルハイビジョン放送・データ連動放送を実施。2023年3月23日放送分の『秘密のケンミンSHOW極&ダウンタウンDX 合体2時間SP』を以って、データ放送を終了した。
2020年4月16日放送分より新型コロナウイルスの感染予防のため番組開始史上初めての無観客での収録となった。また、ゲスト席の配置も従来の左右に雛壇というスタイルから討論番組のような円形に囲むスタイルへと変更された。2023年2月23日放送分から再び観客を入れた状態で、ゲスト席もコロナ禍以前の雛壇スタイルに戻して収録を行っている[2]。
2020年10月8日から読売テレビ、日本テレビ及び札幌テレビにて直前の21:54枠に予告番組『まもなくダウンタウンDX』を放送(但し、日本テレビでは後述の通り、初回は放送事故が起こったため放送されなかった)。ただし当番組の単独2時間SPをはじめ、木曜21時枠の『秘密のケンミンSHOW極』の2時間SPや、『秘密のケンミンSHOW 極』と当番組の合体2時間SPの時は、枠を22:54に繰り下げ、『news zero』の予告番組『まもなくnews zero』に変更する[3]。
2024年1月8日、松本が芸能活動を当面の間休止することが発表された。4日には2時間スペシャルを放送しており、11日放送分は『秘密のケンミンSHOW極』3時間スペシャル放送の為基から放送休止だったが、1月18日についても当初は当番組と「ケンミンSHOW極」を合体させた2部構成の2時間スペシャル[4]の放送が予定されていたが、当番組を休止し『ケンミンSHOW極』の2時間スペシャルのみの放送に差し替えることになった。1月25日以後はレギュラー編成をする予定で調整中とした[5]。
改編期(春・秋)や夏・年末には2時間前後のスペシャル番組『ダウンタウンDXDX』または『ダウンタウン超DX』が放送される。また年2回程度行われる未公開トーク集では、木村祐一が得意の料理などでダウンタウンをもてなしていた(現在は行われていない)。2006年6月29日には初めて3時間スペシャル(19:58開始)が放送された。なおクイズ番組時代、番組クレジットが『ダウンタウンDX』ではなく『ダウンタウンデラックス』となっていた時期があり、スペシャルの際は『ダウンタウンデラックスデラックス』と表記された(新聞ラテ欄表記は『ダウンタウンDX』のまま)。
2009年3月19日には、番組開始以来初めて沖縄(北谷町・ちゃたんニライセンター)から特番が生放送された(字幕放送はなし)。これはこの日に「沖縄国際映画祭」のオープニングが行われたためでもあり、大抵の出演者はこの映画祭にも参加した。翌年以降も3月下旬には沖縄国際映画祭(2015年以降は「島ぜんぶでおーきな祭」)の開催に合わせて沖縄(北谷町・ちゃたんニライセンターまたは浦添市・てだこホールまたは那覇市・タイムスホール)からの特番が生放送されていた[注 3]。なお、2017年の沖縄スペシャルに関しては生放送は行わず公開収録となった[6]。
2013年8月末には読売テレビの開局55周年と番組の20周年を記念し、19年ぶりに読売テレビ本社で収録が行われた(二代目、初代OBP)。この模様は、同年9月26日に2時間スペシャルで放送された[7][8][9]。
2014年7月3日には、『秘密のケンミンSHOW』との合体スペシャルが放送され、みのもんたが約19年ぶりに当番組に出演した。同年10月16日・2015年10月8日にも2時間枠で、2016年1月14日には19:56 - 22:54の3時間枠で『秘密のケンミンSHOW』との合体スペシャルが放送された。同年4月14日にも2時間枠で放送されたが、放送途中の21:26頃に熊本県で大地震が発生したことから報道特別番組に差し替えられ、途中で打ち切りとなった[注 4]。
2015年4月16日には、『秘密のケンミンSHOW ダウンタウンDX 春の豪華リレーSP』と題して『秘密のケンミンSHOW』とのコラボが行われた。
2014年10月2日には、番組開始以来初めてゲスト入れ替え制の2部構成でのスペシャルが放送された。以降のスペシャルでも、同様の構成で放送されている。
収録は主に東京メディアシティ(TMC)内・TBSが所有する砧K1スタジオで隔週木曜日行われる。かつてはトーク番組時代は大阪・読売テレビ第1スタジオで、クイズ番組時代は東京・読売テレビ多摩スタジオ、神奈川・日本テレビ生田スタジオなどで収録されることが多かった。尚、大阪での収録は収録場所を東京に移してからも2013年9月と2023年3月に行われている[10]。
トーク主体のバラエティ番組の収録時間は通常放送時間の数倍もの尺に及ぶものが多いが、本番組の収録時間は1本あたり約70分と比較的短い。これは番組の勢いやライブ感を重視していることや、「番組観覧に来ているお客さんが飽きない時間に収録しなければいけない」との考えに基づくものであるという[11]。
通常、バラエティ番組の前説はADもしくはまだ番組に出られない下積みの若手芸人などが行う事が基本となっているが、当番組に関しては放送開始当初から一貫して西田二郎とダウンタウンが前説を担当している[12]。現在は下積み芸人とダウンタウンの順番で前説を行なっている。この前説の模様はオンエア上ではごく一部が放送されるだけのものであったが、2013年に「ダウンタウンの前説」というタイトルで2004年から2012年までの前説がDVD化されたため全編を通しての視聴が可能となった。2019年現在まで全5巻が発売されている。近年の放送ではカットされていたが収録スタイルが変わった後の2021年からは、収録前のセット裏の様子と共にオープニングトークとして放送されるようになった。
ダウンタウンの間にあるテーブルの上にはゴングとハンマーが置かれており、ゲストが危ない話や、くだらないオチのトークをした場合、浜田がハンマーでゴングを打ち鳴らしてトークを強制終了させる。また、エンディングでは、収録を終えたダウンタウンとゲストが休憩コーナーで思い思いに話している様子が映し出される。
このコーナーは度々叶姉妹が出演しており、その場合、合計金額の1位は叶恭子・2位は叶美香であることがお約束となっている[注 5]。番組史上最高額は2021年11月11日放送分の叶恭子「叶姉妹のファビュラスワールド Aタイプ」で推定総額12億9765万円となっている[注 6]。
尚、2015年12月31日木曜日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』・「絶対に笑ってはいけない名探偵24時」では、当コーナーのパロディ[注 7]が放送された。
1994年2月から1997年3月までの約3年間は、クイズ番組として放送された。2名1組の4チームによるチーム戦で、スペシャルの際は8チーム戦となった。
田代まさしがレギュラー解答者で、それ以外の解答者はゲストまたは準レギュラー(関根勤、笑福亭笑瓶、松居直美など)となっていた。
コンセプトはギャンブル。街角での一般人1,000人へのアンケートを基に、パネラーがアンケートの回答を予想する。優勝チームは得点に比例した賞金を獲得した(当初は得点単位が「円」、その後「点」に単位を変更)。所持金(点数)が倍増または半減(小数点以下の端数は切り捨て)する仕組みのクイズが多く、後半になればなるほど得点の動きが大きくなるシステムを取っていた。
「DX国民投票(DXスーパー国民投票)」のみ、クイズスタイルからゲーム番組にリニューアル後の1997年春スペシャル以降も、1999年9月まで引き続き行われた。
クイズ発想辞典の代わりに始まったコーナー。有名人の声(素材はインタビューのものなど、すでに何らかの形式で発表されているもの)のみが流れるので、それが誰のものかを当てる。
「日本人のあいうえお」の代わりに始まったコーナー。花札のおいちょかぶをベースとしたクイズで、あるアンケート調査のベスト10の項目が出される。項目は同じだが、男女別2つに分かれており順位は隠されている。ダウンタウンが親となり、まず松本が男女どちらか片方のカードを各チームに配り、最後にダウンタウンがカードを引く。アンケート結果の順位が最初の数字(順位の発表は当初カード配布後だったが、のちに配布前に変更された)となる。この結果を参考に、明かされていない方の性別のアンケート結果の順位を予想し、2つの順位の合計の下1桁が9に近ければ勝利となる。まずダウンタウンがカードを選び、各チームはダウンタウンが選んだカード以外の中からカードを選ぶ。各チームの選んだカードの順位が発表されて勝負する下1桁の数字(番組では0は「ぶた」、1は「いんけつ」、2は「にたこ」、3は「さんた」、4は「よんた」、5は「ごけ」、6は「ろっぽう」、7は「なき」、8は「おいちょ」、9は「かぶ」と呼んでいた)が決定した後、親のダウンタウンの選んだカードの順位が発表され、下1桁の数字が親のダウンタウンより大きければ解答者の勝ちで得点が倍増、同数以下の場合はダウンタウンの勝ちで得点が半減する。ダウンタウンが9を出せば、解答者は必然的に全員負け、解答者が0を出してしまうと負け決定となる。
1997年3月の春スペシャルから1998年9月までの約1年半は、クイズからゲームに主題を移して行われた。引き続き田代まさしがレギュラーで、それ以外のパネラーはゲストまたは準レギュラーが出演したほか、進行は浜田が単体で行い、松本もパネラーとしてゲームに参加していた。
チーム戦から個人戦へ変更となった。得点単位は引き続き「点」。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | ネット状況 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 読売テレビ(ytv) | 日本テレビ系列 | 木曜 22:00 - 23:00 | 制作局 | |
北海道 | 札幌テレビ(STV) | 同時ネット | |||
青森県 | 青森放送(RAB) | ||||
岩手県 | テレビ岩手(TVI) | ||||
宮城県 | ミヤギテレビ(MMT) | ||||
秋田県 | 秋田放送(ABS) | ||||
山形県 | 山形放送(YBC) | ||||
福島県 | 福島中央テレビ(FCT) | ||||
関東広域圏 | 日本テレビ(NTV) | ||||
山梨県 | 山梨放送(YBS) | ||||
新潟県 | テレビ新潟(TeNY) | ||||
長野県 | テレビ信州(TSB) | ||||
静岡県 | 静岡第一テレビ(SDT) | ||||
富山県 | 北日本放送(KNB) | ||||
石川県 | テレビ金沢(KTK) | ||||
福井県 | 福井放送(FBC)[注 9] | ||||
中京広域圏 | 中京テレビ(CTV) | ||||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ(NKT) | ||||
広島県 | 広島テレビ(HTV) | ||||
山口県 | 山口放送(KRY) | ||||
徳島県 | 四国放送(JRT) | ||||
香川県・岡山県 | 西日本放送(RNC) | ||||
愛媛県 | 南海放送(RNB) | ||||
高知県 | 高知放送(RKC) | ||||
福岡県 | 福岡放送(FBS) | ||||
長崎県 | 長崎国際テレビ(NIB) | ||||
熊本県 | くまもと県民テレビ(KKT) | ||||
鹿児島県 | 鹿児島読売テレビ(KYT) | [注 10] | |||
大分県 | 大分放送(OBS) | TBS系列 | 土曜 13:00 - 14:00 | 遅れネット | |
沖縄県 | 沖縄テレビ(OTV) | フジテレビ系列 | 金曜 0:30 - 1:30(木曜深夜) | [注 11] |
期間 | 放送時間(日本時間) | |
---|---|---|
1993.10 | 1994.03 | 木曜 22:00 - 22:54(54分) |
1994.04 | 1994.09 | 木曜 22:00 - 22:55(55分) |
1994.10 | 2013.09 | 木曜 22:00 - 22:54(54分) |
2013.10 | 現在 | 木曜 22:00 - 23:00(60分) |
全てよしもとアール・アンド・シーから発売[13]。
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