トップQs
タイムライン
チャット
視点

第5回参議院議員通常選挙

1959年の参議院議員通常選挙 ウィキペディアから

第5回参議院議員通常選挙
Remove ads

第5回参議院議員通常選挙(だい5かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1959年(昭和34年)6月2日日本で行われた国会参議院議員選挙である。

概要 内閣, 任期満了日 ...
Remove ads

概説

安保改定を翌年に控える中での国政選挙であり、前年の衆院選3年前の前回参院選に続いて自民社会の二大政党が正面からぶつかる選挙となった。参議院議員通常選挙の選挙期日が日曜日以外に設けられたのは、今回が最後である[注釈 1]

自民党は前建設事務次官米田正文運輸省港湾局長天埜良吉といった高位の官僚出身者を関係業界の支援の下当選させ、更に井野碩哉野田俊作といった緑風会の現職議員を引き込んで単独過半数を初めて実現した。一方で社会党は衆院選に続いての議席数増加を狙い茨城群馬新潟静岡と保守独占だった複数区に食い込みを見せたが、鈴木委員長・浅沼書記長のお膝元だった東京選挙区では(定数4人だったにも関わらず)3人の立候補者(岡田宗司麻生良方・岡本丑太郎)が全員落選してしまう手痛い結果となり全国区でも得票が伸びず年末の西尾派など右派の集団離党への伏線となった。

一方で自社両党の狭間を狙う第三勢力を狙ったのが緑風会創価学会鮎川義介率いる日本中小企業政治連盟(中政連)だった。特に創価学会は3年前に2人の当選に止まっていたのが5人の候補者全員を比較的上位に当選させ東京選挙区でも3年前に惜敗した柏原ヤスが初当選を果たし一挙に存在感を増した。一方で緑風会は12人を擁立したものの保守一党化で敢えて緑風会から立候補・支持する必要性が薄れ6人しか当選しなかった。中政連も公認・非公認を含め複数候補者を擁立したが、当選は鮎川1人に止まったばかりか東京選挙区で自民党から初当選した鮎川の息子・金次郎が中政連関係者を巻き込んで大規模な選挙違反を起こしたことが表面化。1959年12月に鮎川父子は議員辞職を表明し、中政連の政治勢力化は頓挫した。

共産党は6年前に失った改選議席を前回落選した須藤五郎の当選で回復し、また岸の国防政策を批判した辻政信が全国区で上位当選した。

Remove ads

選挙データ

内閣

公示日

投票日

改選数

  • 127議席(うち2は補充のため、任期3年)
    • 地方区:75議席
    • 全国区:52議席(うち2議席は補充のため、任期3年)

選挙制度

  • 地方区
    • 小選挙区制:改選数25議席
      • 2人区(改選1名、単記投票):25選挙区
    • 中選挙区制:改選数50議席
      • 4人区(改選2名、単記投票):15選挙区
      • 6人区(改選3名、単記投票):4選挙区
      • 8人区(改選4名、単記投票):2選挙区
  • 全国区
    • 大選挙区制:改選数52議席(うち2議席は補充のため、任期3年)

有権者と候補者

  • 秘密投票
  • 20歳以上の男女
  • 有権者[1]:53,516,473名 
    • 男性:25,610,974名 
    • 女性:27,905,499名 
  • 立候補者[1]:330名 
    • 地方区:208名 
    • 全国区:122名 

主な争点

選挙結果

投票率

  • 地方区:58.75%(投票者数:31,439,753名)
  • 全国区:58.74%(投票者数:31,436,664名)

[1]

議席数

さらに見る 党派, 地方区 ...
さらに見る 政党/無所属, 改選 ...

政党・政治団体

自由民主党

さらに見る 総裁, 副総裁 ...

日本社会党

さらに見る 中央執行委員長, 書記長 ...

緑風会

創価学会系無所属

さらに見る 中央執行委員長, 中央執行副委員長 ...

日本共産党

さらに見る 議長, 書記長 ...
Remove ads

議員

要約
視点

この選挙で選挙区当選

 自民党   社会党   緑風会   無所属   創価学会系無所属 

この選挙で全国区当選

 自民党   社会党   緑風会   共産党   中小企業政治連盟   無所属   創価学会系無所属 

さらに見る 51位-52位 ...

補欠当選

この選挙で初当選

計51名

※初当選者のうち、衆議院議員経験者には「※」、貴族院議員経験者には「△」の表示がある。

自由民主党
28名
日本社会党
14名
無所属
3名
創価学会系無所属
6名

この選挙で返り咲き

計5名
自由民主党
2名
日本社会党
2名
日本共産党
1名

この選挙で引退・不出馬

計25名
自由民主党
15名
日本社会党
3名
緑風会
5名
第十七控室
1名
無所属クラブ
1名

この選挙で落選

計21名
自由民主党
11名
日本社会党
5名
緑風会
3名
無所属
2名
Remove ads

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads