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岡山県選挙区
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岡山県選挙区(おかやまけんせんきょく)は、日本の参議院議員通常選挙における選挙区である。定数2(改選数1)の一人区である。
概要
要約
視点
岡山県は保守王国と呼ばれる地域であり[1]、1人区(定数2人)となった2001年以降は自民党候補が野党候補に勝ち越している。
1998年の第18回参議院議員通常選挙までは広島県選挙区と同様に2人区(定数4人)かつ自民党と野党で議席を分け合っていて、1964年に岡山県知事選が行われた際は同期当選であった加藤武徳と秋山長造の二人が立候補(参議院議員を自動失職)したため、同年12月9日には2議席を争う補欠選挙が実施され知事選に落選した秋山[2]と木村睦男(無所属、後に自民党へ入党)が当選している。
1人区となった2001年は自民党の片山虎之助と民主党の石田美栄による現職同士の対決となり片山が石田を破り当選。しかし2004年・2007年・2010年の3回は民主党が勝利しており、現職同士の対決となった2004年は江田五月が自民党の加藤紀文を破って当選。年金問題や第1次安倍内閣の評価などが争点となった2007年は新人で元岡山県議の姫井由美子が当時の自民党参院幹事長だった片山を破って当選した事が後に姫の虎退治と呼ばれている[3]。2010年は前年に政権交代した民主党政権の評価・消費税増税や小沢一郎の金の問題などが関心事になったが江田が自民党新人を破って当選していて中国地方の選挙区で民主党が当選したのは同選挙区と広島県選挙区(柳田稔)のみであった。
ちなみに姫井は2012年12月に行われた総選挙に千葉8区から立候補した関係上、2013年7月の任期満了を待たずに公職選挙法の規定により退職(自動失職)したため、再選挙実施日の4月が任期満了の3ヶ月前となる都合上補欠選挙は行われず2013年7月まで欠員1となっていた。
姫井は参院選に再び立候補せず新人同士の対決となった2013年は自民党の石井正弘(前岡山県知事)が無所属の高井崇志(前衆院議員)を破り当選、自民党候補が勝利したのは2001年以来12年ぶりとなった[4]。そして江田が引退を表明し[5]、新人同士の対決となった2016年には自民党の小野田紀美(前東京都北区議会議員)が民進党の黒石健太郎を破り当選したこと[6]で同選挙区は自民党の独占区となり[7]、2019年・2022年は野党候補に大差をつけて勝利している[8][9][10][11]。
2025年は石井が引退を表明した事で[12]2016年以来の新人同士の対決となり、自民党は石井の後継として元岡山県議の小林孝一郎が出馬し立憲民主党と参政党による三つ巴の選挙戦となったが、第2次石破内閣の評価・米価格高騰などの物価高対策・自民党派閥の裏金問題などに対する政権与党への逆風や告示直前に国民民主党・共産党・社民党の県組織が立憲民主党候補の自主支援を決めた事[13]や都議選での参政党の躍進[14]などで日付を跨ぐ大接戦に縺れた末に小林が初当選しており[15][16][17][18]、自民党は中国地方の1人区全てで野党候補に勝利している[19]。
ちなみに2013年の参院選を巡る一票の格差訴訟では、広島高裁岡山支部が岡山県選挙区への定数配分は違憲であり、同選挙区の選挙無効の判決を2013年11月28日に出しており[20]、参議院選挙での選挙無効判決は全国では初めてであった。
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地域
岡山県全域。
定数
2(改選1)
選出議員
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選挙結果
第27回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第2次石破内閣
2025年(令和7年)7月20日執行
当日有権者数:1,526,784人 最終投票率:54.18%(前回比:6.95ポイント) (全国投票率:58.51%(
6.46%))
第26回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第2次岸田内閣
2022年(令和4年)7月10日執行
当日有権者数:1,562,498人 最終投票率:47.23%(前回比:2.15ポイント) (全国投票率:52.05%(
3.25%))
- 小野田は本選挙における定数1の選挙区の自由民主党公認候補としては唯一公明党の推薦を受けなかった。
第25回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第4次安倍内閣 第1次改造内閣
2019年(令和元年)7月21日執行
当日有権者数:1,587,927人 最終投票率:45.08%(前回比:5.78ポイント) (全国投票率:48.80%(
5.90%))
第24回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第3次安倍内閣 第1次改造内閣
2016年(平成28年)7月10日執行
当日有権者数:1,599,520人 最終投票率:50.86%(前回比:1.98ポイント) (全国投票率:54.70%(
2.09%))
第23回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第2次安倍内閣
2013年(平成25年)7月21日執行
当日有権者数:1,576,112人 最終投票率:48.88%(前回比:8.09ポイント) (全国投票率:52.61%(
5.31%))
第22回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:菅直人内閣
2010年(平成22年)7月11日執行
当日有権者数:1,577,416人 最終投票率:56.97%(前回比:2.20ポイント) (全国投票率:57.92%(
0.72%))
第21回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第1次安倍内閣
2007年(平成19年)7月29日執行
当日有権者数:1,583,357人 最終投票率:59.17%(前回比:0.56ポイント) (全国投票率:58.64%(
2.07%))
第20回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第2次小泉内閣
2004年(平成16年)7月11日執行
当日有権者数:1,572,292人 最終投票率:58.61%(前回比:3.10ポイント) (全国投票率:56.57%(
0.13%))
第19回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:1人)
時の内閣:第1次小泉内閣
2001年(平成13年)7月29日執行
当日有権者数:1,560,815人 最終投票率:55.51%(前回比:6.78ポイント) (全国投票率:56.44%(
2.40%))
第18回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次橋本改造内閣
1998年(平成10年)7月12日執行
当日有権者数:1,537,670人 最終投票率:62.29%(前回比:14.94ポイント) (全国投票率:58.84%(
14.32%))
第17回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:村山内閣
1995年(平成7年)7月23日執行
当日有権者数:1,508,002人 最終投票率:47.35%(前回比:--ポイント) (全国投票率:44.52%(6.20%))
第16回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:宮澤内閣
1992年(平成4年)7月26日執行
当日有権者数:--人 最終投票率:--%(前回比:--ポイント) (全国投票率:50.72%(14.30%))
第15回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:宇野内閣
1989年(平成元年)7月23日執行
当日有権者数:--人 最終投票率:--%(前回比:--ポイント) (全国投票率:65.02%(6.34%))
第14回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次中曽根内閣 第2次改造内閣
1986年(昭和61年)7月6日執行
当日有権者数:1,386,403人 最終投票率:74.10%(前回比:19.04ポイント) (全国投票率:71.36%(
14.36%))
第13回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第1次中曽根内閣
1983年(昭和58年)6月26日執行
当日有権者数:1,362,556人 最終投票率:55.06%(前回比:22.95ポイント) (全国投票率:57.00%(
17.54%))
第12回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次大平内閣
1980年(昭和55年)6月22日執行
当日有権者数:1,334,279人 最終投票率:78.01%(前回比:10.17ポイント) (全国投票率:74.54%(
6.05%))
第11回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:福田赳夫内閣
1977年(昭和52年)7月10日執行
当日有権者数:1,304,332人 最終投票率:67.84%(前回比:11.28ポイント) (全国投票率:68.49%(
4.71%))
第10回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次田中角栄内閣
1974年(昭和49年)7月7日執行
当日有権者数:1,247,744人 最終投票率:79.12%(前回比:19.20ポイント) (全国投票率:73.20%(
13.96%))
第9回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第3次佐藤内閣
1971年(昭和46年)6月27日執行
当日有権者数:1,211,555人 最終投票率:59.92%(前回比:14.81ポイント) (全国投票率:59.24%(
9.70%))
第8回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次佐藤内閣
1968年(昭和43年)7月7日執行
当日有権者数:1,117,979人 最終投票率:74.73%(前回比:5.85ポイント) (全国投票率:68.94%(
1.92%))
第7回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第1次佐藤内閣
1965年(昭和40年)7月4日執行
当日有権者数:1,063,303人 最終投票率:68.88%(前回比:17.25ポイント) (全国投票率:67.02%(
1.20%))
第5回参議院議員補欠選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
1964年(昭和39年)12月9日執行
当日有権者数:--人 最終投票率:51.63%(前回比:19.19ポイント)
※秋山長造と加藤武徳の辞職(知事選出馬)に伴う。
第6回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次池田内閣
1962年(昭和37年)7月1日執行
当日有権者数:1,048,252人 最終投票率:70.82%(前回比:5.37ポイント) (全国投票率:68.22%(
9.47%))
第5回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第2次岸内閣
1959年(昭和34年)6月2日執行
当日有権者数:1,029,794人 最終投票率:65.45%(前回比:1.12ポイント) (全国投票率:58.75%(
3.36%))
第4回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第3次鳩山内閣
1956年(昭和31年)7月8日執行
当日有権者数:1,008,336人 最終投票率:66.57%(前回比:0.81ポイント) (全国投票率:62.11%(
1.07%))
第3回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第4次吉田内閣
1953年(昭和28年)4月24日執行
当日有権者数:962,229人 最終投票率:67.38%(前回比:9.76ポイント) (全国投票率:63.18%(
9.01%))
第2回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:2人)
時の内閣:第3次吉田内閣
1950年(昭和25年)6月4日執行
当日有権者数:917,993人 最終投票率:77.14%(前回比:20.90ポイント) (全国投票率:72.19%(
11.07%))
第1回参議院議員通常選挙 岡山県選挙区(定数:4人(補欠:2人))
時の内閣:第1次吉田内閣
1947年(昭和22年)4月20日執行
当日有権者数:892,995人 最終投票率:56.24%
※補欠当選は任期3年 (全国投票率:61.12%)
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脚注
関連項目
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