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第4回参議院議員通常選挙

1956年の参議院議員通常選挙 ウィキペディアから

第4回参議院議員通常選挙
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第4回参議院議員通常選挙(だい4かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1956年昭和31年)7月8日日本で行われた国会参議院議員選挙である。

概要 内閣, 任期満了日 ...
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概説

社会党再統一保守合同が行われた55年体制が発足して初めての大型国政選挙となった。

伊豆諸島青ヶ島村で初めて参議院選挙が執行された。

選挙データ

内閣

公示日

投票日

  • 1956年(昭和31年)7月8日

改選数

  • 127議席(うち2議席は補充のため、任期3年)
    • 地方区:75議席
    • 全国区:52議席(うち2議席は補充のため、任期3年)

選挙制度

  • 地方区
    • 小選挙区制:改選数25議席
      • 2人区(改選1名、単記投票):25選挙区
    • 中選挙区制:改選数50議席
      • 4人区(改選2名、単記投票):15選挙区
      • 6人区(改選3名、単記投票):4選挙区
      • 8人区(改選4名、単記投票):2選挙区
  • 全国区
    • 大選挙区制:改選数52議席(うち2は補充のため、任期3年)
  • 秘密投票
  • 20歳以上の男女
  • 有権者[1]:50,177,888名 
    • 男性:23,988,009名 
    • 女性:26,189,879名 

その他

  • 立候補者[1]:341名 
    • 地方区:191名 
    • 全国区:150名 

主な争点

保守合同による自由民主党の発足と、社会党再統一後、初となる国政選挙として注目された。

また、第3次鳩山内閣改憲を公約としており、1955年第27回総選挙に引き続き、改憲派が改憲に必要な2/3の議席を占めるのか、護憲派が1/3の議席を確保するかも争点となった。

選挙結果

投票率

  • 地方区:62.11%(投票者数:31,165,167名)
  • 全国区:62.10%(投票者数:31,162,209名)

[1]

議席数

さらに見る 党派, 地方区 ...
さらに見る 政党/無所属, 改選 ...

政党・政治団体

自由民主党

さらに見る 総裁, 幹事長 ...

日本社会党

さらに見る 中央執行委員長, 書記長 ...

緑風会

日本共産党

さらに見る 中央委員会第一書記, 中央委員 ...
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議員

要約
視点

この選挙で選挙区当選

 自民党   社会党   共産党   無所属   創価学会系無所属 

この選挙で全国区当選

 自民党   社会党   緑風会   共産党   日歯連   無所属   創価学会系無所属 

  • 補欠当選(任期3年)- 第3回で選出された宇垣一成林了の欠員による。
さらに見る 51位-52位 ...

補欠当選

この選挙で初当選

計53名

※初当選者のうち、衆議院議員経験者には「※」、貴族院議員経験者には「△」の表示がある。

自由民主党
25名
日本社会党
19名
日本共産党
1名
諸派
1名
無所属
4名
創価学会系無所属
3名

この選挙で返り咲き

計6名
自由民主党
2名
日本社会党
3名
日本共産党
1名

この選挙で引退・不出馬

計21名
自由民主党
11名
日本社会党
3名
緑風会
5名
日本共産党
1名
無所属クラブ
1名

この選挙で落選

計36名
自由民主党
17名
日本社会党
8名
緑風会
7名
日本共産党
1名
労働者農民党
2名
無所属
1名
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選挙後

自民党は過半数の議席を得られなかった。社会党など護憲派勢力が1/3を確保し、社会党は全国区では候補の乱立した自民党を上回る22議席を獲得した。一方、選挙区では1人区で自民党が強さを見せた。これで、衆参いずれでも当面改憲はできない情勢になり、また社会党の健闘は、二大政党制実現に近づいたと評価された。共産党は党第一書記として知名度の高い野坂参三が東京選挙区で当選するなどで2議席を確保し、須藤五郎の任期満了による参議院での同党所属議員の消滅を回避したが、逆に同党に政策の近い労働者農民党は東京選挙区に現職で出馬した堀真琴など全員が落選し、参議院での議席を全て失った。同党の衰退は決定的となり、1957年1月に解党して、3月に元同党所属の衆議院議員は社会党に合流した。

この他、創価学会が初めて組織内候補を無所属として擁立し、3人(大阪選挙区=白木義一郎、全国区=北条雋八・辻武寿)を当選させた。これが、公明政治連盟を経て後の公明党の源流となる。

なお、全国区における小西英雄の当選は後に次点の上条愛一が提起した訴訟[6]によって無効とされ、上条が更正決定によって当選者となった。参議院議員の当選が裁判によって覆ったのは小西と櫻内義雄の2例のみである。

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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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