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鯖江市
福井県の市 ウィキペディアから
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鯖江市(さばえし)は、福井県にある市。嶺北地方中央部に位置する。鎌倉時代に誠照寺の門前町として発展し、江戸時代には間部氏鯖江藩5万石(のち4万石)の鯖江陣屋を中心とした陣屋町となった。
人口は約6.8万人で、福井市、坂井市、越前市に次ぐ第4位の人口を有する市である。1955年(昭和30年)市制施行。70周年を迎えた。
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概要
鯖江市は、日本の眼鏡フレーム生産の約96%、世界でも約20%のシェアを誇っている[1]。多くの世帯がその特産である眼鏡関連の産業[2]、あるいは業務用の漆器生産に関わっている。また、オープンデータを活用した「データシティ鯖江」の推進や、女子高校生視点によるまちづくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」の設置など、地域活性化に向けた新たな自治体モデルを模索している。
キャッチコピーは「めがねのまちさばえ」。
地理

位置
福井県のほぼ中央に位置し、北は福井市、南は越前市と接している[3]。
福井平野と武生盆地の間に位置する鯖江盆地が大勢を占め、その中央部南北に細長く伸びる市街地は北端が福井市との境を越えている。その中にある長泉寺山(113m)も比較的なだらかな海抜50m以下の多くの部分が市街化されている。市街地は福井鉄道福武線の神明駅を中心とする神明地域とハピラインふくい線(旧:北陸本線)の鯖江駅及び福井鉄道福武線の西鯖江駅を中心とする鯖江地域の2つに分けられ、市役所は両地域の境目付近にある。東端にある河和田地区は山あいとなっている。市北西部には陸上自衛隊鯖江駐屯地が所在する。
地形
山岳
- 主な山
河川
- 主な川
- 日野川
- 浅水川
- 鞍谷川
人口
市制施行の翌年の1956年(昭和31年)には4万人をわずかに超える人口だったが、福井市に隣接していることもあり区画整理事業や宅地造成による住宅などで人口は増加した[3]。2018年(平成30年)10月1日現在の人口動態調査で69,434人となったが、その後は減少傾向にある[3]。
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
鯖江市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 鯖江市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 鯖江市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
鯖江市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 平均年齢 46.4歳(2020年国勢調査)
隣接自治体
池田町と接している部分は福井市・越前市を含む4市町境となっている山頂1点のみである。
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歴史
近現代
- 昭和
現代
- 平成
- 1995年(平成7年) - 世界体操競技選手権が開催された。日本で世界体操競技選手権が開かれる初めての都市として注目が集まった。
- 1999年(平成11年)10月 - ISO14001取得
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)5月 - 市制50周年を機に鯖江市のシンボルとして、市の花(つつじ)・木(さくら)・鳥(おしどり)を決定。
- 2013年(平成25年)11月13日 - オープンガバメントサミット2013が開催された。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)10月31日 - オープンガバメントサミット2015が開催された。
- 2016年(平成28年)3月27日 - 市の動物をレッサーパンダに決定する。
- 2020年(令和2年)10月9日 - 鯖江市観光案内所内が「鯖江駅眼鏡」を新設してリニューアルオープン[5]。
市域の変遷
鯖江市域の自治体の変遷
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政治
行政
市長
議会
市議会
- 鯖江市議会
- 鯖江市議会:定数20人(任期満了2023年7月14日[7])
定例市議会は年4回、3月、6月、9月、12月に行われる。
県議会
- 福井県議会
鯖江市から選出される福井県議会議員の定数は3議席である。現任期の満了日は、2027年(令和9年)4月29日(福井県HPより)である。
- 2023年福井県議会議員選挙
国会
- 衆議院
鯖江市は、敦賀市、小浜市、越前市、今立郡、南条郡、丹生郡、三方郡、大飯郡、三方上中郡とで構成される福井県第2区が選挙区となる。なお、当選挙区の衆議院選挙比例代表区選出議員については、比例北陸信越ブロックを参照のこと。
- 参議院
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官公庁
国家機関
- 厚生労働省
- ハローワークプラザさばえ
- 防衛省
裁判所
県の機関
警察、学校、観光等施設を除く。
施設

警察
- 本部
- 交番
- 神明交番(鯖江市三六町二丁目)
- 駅前交番(鯖江市日の出町)
- 駐在所
- 立待駐在所(鯖江市杉本町)
- 吉川駐在所(鯖江市大倉町)
- 豊駐在所(鯖江市下野田町)
- 中河駐在所(鯖江市中野町)
- 北中山駐在所(鯖江市落井町)
- 河和田駐在所(鯖江市西袋町)
消防
- 本部
- 消防署
- 鯖江消防署(鯖江市西山町)
- 分遣所
- 北中山分遣所(鯖江市川島町)

医療
- 病院[8]
福祉
郵便局
- 主な郵便局
- 郵便番号
集配郵便局(集配区域)郵便番号の順に記載
- 鯖江郵便局(以下の集配区域を除く市域) 916-00xx、916-8xxx
- 北中山郵便局(北中山地区、片上地区) 916-11xx
- 河和田郵便局(河和田地区) 916-12xx

図書館
- 主な図書館
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対外関係
姉妹都市・提携都市
国内
経済


- 主な産業
特産品の眼鏡枠、漆器、繊維の三つが地場産業として発達している。2000年の国勢調査までは第二次産業人口が過半数となる工業主体の都市であったが、21世紀に入り第三次産業への転換が急速に進んでいる。
- 産業人口(2005年国勢調査)
- 第一次産業: 627人
- 第二次産業:15,562人
- 第三次産業:18,794人
株式上場企業
第一次産業
農業
- 農業協同組合
第二次産業
福井県は、眼鏡フレームの生産で日本市場の96%を誇り、鯖江市はその生産の中心を担う。成人式では新成人に眼鏡を配っている[9]。また、マリンバなどの打楽器製造会社の拠点にもなっていたが、1993年に隣接の丹生郡朝日町(現越前町)へ移転。
工業
第三次産業
商業
- 主な商業施設
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情報・通信
マスメディア
放送局
- ケーブルテレビ・ラジオ
- こしの都ネットワーク
- たんなん夢レディオ(ラジオ)
生活基盤
ライフライン
電力
- 北陸電力送配電(60 Hz)
電信
- NTT西日本
- NTT西日本による級局区分は、2級局である。
- 市外局番
鯖江市の市外局番は料金単位区域(武生MA)と同一の範囲を持つ0778で統一されており、以下の区域への通話は市外局番不要かつ市内通話料金が適用される。
教育
高等専門学校
- 国立
高等学校
- 県立
中学校
- 市立
小学校
- 市立
交通



市内のほぼ中央を、南北に3本の鉄道路線、高速道路の基幹路が縦断している。市内をJR西日本の北陸新幹線が通過しているが、駅は設置されていない。
鉄道
中心となる駅:鯖江駅
鉄道路線
- 福井鉄道(福鉄)
バス
路線バス
- 福井鉄道(福鉄バス)
- 北鯖江駅起点、神明駅を経由する越前町への路線(鯖浦線)がある。
- 鯖江駅、嚮陽会館(西鯖江駅近く)、もしくは神明駅、公立丹南病院を拠点として市内各地9路線が運行。
高速バス
COVID-19の影響により運休・減便を実施している事業者・路線あり。
→詳細は「鯖江インターチェンジ § 鯖江バスストップ」を参照
タクシー等
- さばえ定額周遊タクシー
- 鯖江市が鯖江タクシー、相互タクシーの2社へ運行を委託して行っている。市外住民のみ市内の乗降スポット間の移動に限り利用可能で、事前のタクシーチケット購入とタクシー会社への配車が必要。
- 丹南地域定額タクシー
道路
高速道路
- 中日本高速道路(NEXCO中日本)
国道
県道
道の駅
観光
名所・旧跡
- 主な城郭・館
- 瓜生家住宅
- 植田家長屋門
- 主な神社
- 主な寺院
- 主な遺跡
- 主な史跡
観光スポット
- 公園
- 文化施設
- うるしの里会館
- めがね会館
- 繊維会館
- 恵美写真館
- 鯖江現代美術センター
- 娯楽施設
- 鯖江劇場 - 旭町にあった映画館[10]。
- 鯖江神明劇場 - 三六町にあった映画館[10]。
- 鯖江河和田劇場 - 西袋町にあった映画館[10]。
- 鯖江アレックスシネマ - 下河端町にある映画館(シネマコンプレックス)。1998年に鯖江シネマ7として開館。2008年に鯖江アレックスシネマに移行。7スクリーン[11]。運営は有限会社アレックス。
文化・名物
祭事・催事
名産・特産
団体
- まちづくり
出身関連著名人
要約
視点
出身著名人
* 近松門左衛門(浄瑠璃・歌舞伎作者)
- 砂村新左衛門(農民、土木技術者、新田開発を主導)
- 福島文右衛門(実業家)- 越前電気の設立など、鯖江の発展に尽力した実業家。
- 矢代操(岸本辰雄、宮城浩蔵と共に明治法律学校を創立)
- 栗田幸雄(政治家、福井県知事)
- 牧野百男(政治家、第6代鯖江市長)
- 山本拓(政治家、衆議院議員)
- 鷲田豊明(経済学者)
- 大島堅一(環境学者、経済学者)
- 葛野尋之(刑事法学者)
- 佐保田鶴治(インド哲学者、ヨーガ指導者)
- 堀大介(日本史学者)
- 三好基晴(随筆家、臨床環境医)
- 中川直美(宮内庁病院看護師長)
- 久里洋二(アニメーション作家)
- 石川真介(推理作家、第2回鮎川哲也賞)
- 河原雅彦(俳優、脚本家、演出家)
- 片山享(俳優)
- 斉藤陽子(現代美術家)
- 前田鎌利(書家、プレゼンテーションクリエイター)
- 小川恵理子(タレント)
- 3兄妹ソーシャルバンド一途(ミュージシャン、ウォンツ創業メンバー)
- 天谷宗一郎(野球)
- 東出輝裕(野球)
- 山岸穣(野球)
- 林啓介(野球)
- 梅田尚通(野球)
- 藤田晋(サイバーエージェント創業者・社長)
- 岩崎聡(株式会社ウォンツ代表取締役社長)
- 田辺一雄(経営者、芸人、タレント、YouTuber)
- みっちー(ピン芸人)
- 高橋むつを(お笑い芸人、「カリマンタン」のボケ担当)
- 田中節夫(日本自動車連盟会長・元警察庁長官)
- 安藤桂子(福島放送、元群馬テレビ)
- 桑原貞己(福井放送のアナウンサー)
- 堀内くみ子(フリーアナウンサーラジオパーソナリティ)
- 松宮利佳(元福井放送のパーソナリティ)
- 伽奈(ファッションモデル)
- 植田薫(教育者、吹奏楽指揮者)
- 池田貴史(レキシ、ミュージシャン)
- 竹内朋康(ミュージシャン)
- 前田一平(ザ・ルーズドッグスのボーカル&アコースティックギター担当)
- ナオリュウ(シンガーソングライター、ルーパー日本チャンピオン)
- 武田舞彩(シンガーソングライター。元GEMメンバー、武田有彩の妹)
- 武田有彩(フルート奏者、武田舞彩の姉)
- 826aska(エレクトーン奏者)
- 代田雅揮(オカリナ奏者、ふくいブランド大使)
- 斉藤秀夫(秀丸エディタ開発者)
- 村上めぐみ(ビーチバレー選手)
- 蓑輪貴幸(バレーボール指導者)
- 米倉知(金沢競馬所属の騎手)
- くにくに(二卵性双生児姉妹アイドル。2021年にアイドル卒業。)
- 山中彩也乃 (ほくりくアイドル部のメンバー)
- 坂川陽香 (AKB48のメンバー)
ゆかりのある人物
- 間部詮勝(幕末の鯖江藩主、幕府の老中)- 嚮陽渓を開いた。
- 禿すみ(明治~昭和時代の教育者)- 福井仁愛学園を作った。
- 松田昌士(実業家、東日本旅客鉄道(JR東日本)社長、同社会長)- 父親が鯖江出身。
- 進士五十八(造園学者、農学者、福井県立大学学長)- 幼少期から小学校高学年まで旧吉川村で育った。
- 引田天功(奇術師、イリュージョニスト)- 2007年7月22日、鯖江市で公演中、機材トラブルに見舞われて怪我をした[注釈 2]。新聞報道では、「警察ではたいしたことはないといっている」だったが、事務所は「2ヶ月の重傷」と発表した。重傷を押して2日で退院し、次の名古屋公演に出演したことで話題になった。
- 若新雄純(実業家、プロデューサー)- 2014年4月から「鯖江市役所JK課」プロデューサーを務めていた。
- 宮田笙子(体操選手)- 鯖江高校に在籍していた。
マスコット
- 自治体のマスコットキャラクターとして、近松門左衛門と所縁が深いことをPRするために1998年に制作された「ちかもんくん」がある。
鯖江市を舞台とした作品
アニメ
- メガネブ! - 2013年10月-12月に放送されたアニメ。鯖江市及びメガネが取り上げられている。
ドラマ
オリジナル映画
備考
関連項目
脚注
外部リンク
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