トップQs
タイムライン
チャット
視点
NHK高校講座
日本の放送講座番組 ウィキペディアから
Remove ads
『NHK高校講座』(エヌエイチケイこうこうこうざ)は、NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)およびNHKラジオ第2放送で放送されている高等学校向けの教育講座の番組。
Remove ads
概要
要約
視点
この番組は、全国の通信制高校生の自宅学習に役立つことを目的に、1953年4月にラジオ、1959年1月にはテレビで放送が始まった。そのため当初の題名は「通信高校講座」であり、夜間の放送だった。
1982年度に全日制向け「高等学校の時間」の放送枠が縮小されると「通信高校講座」が「高等学校講座」に改題したうえで昼間の放送を開始。その後、全日制と通信制向けの番組統廃合が進み、2003年度から高等学校向け学校放送枠が「NHK高校講座」に統一された。後述のとおり、2000年からは特に定時制・通信制の生徒が秋季から入学・新学年に入る生徒のいることに配慮して、10月を1年の基点とした「高校講座ライブラリー」が放送されている。
通信制高校生以外の高校生の学習にも役立つよう工夫されており、1年間の視聴を通して高校教育課程の基礎を学ぶことができる。
授業放送であるため、高等学校学習指導要領(視覚障害者・聴覚障害者・肢体不自由者・病弱者向けの特別支援学校高等部も含む。NHK高校講座の各番組に加え、自立活動としてストレッチマン・ゴールドとキャラとおたまじゃくし島も併せて放送)に基づいて制作されている。
また、授業の理解を助けるため、NHK学園高等学校で使う教科書を基にして制作した「高校講座テキスト[1]」がNHK出版から発行されていたが、2009年度から全ての科目で休刊になり、高校用検定教科書や高校講座ホームページの各科目にある「学習メモ」を活用することになっている。
講師は、大学と高校の教師が担当している。
以前はテレビでは「教育セミナー」が冠されていたが、2003年度からこのタイトルで統一している。この「高校講座」にタイトルを統一してからは、テレビでの講義では専門の講師(講義により聞き手のアナウンサーも)だけで進行していたものに、タレント・俳優らが加わりバラエティの要素を絡ませるようになった。また、夏休み期間中等に特集として美術など、通常放送されない科目も取り上げられている。これらもNHK学園高校の授業放送であり、単位取得の対象となっている。
番組は指導要領の改訂・NHK学園使用教科書の変更などにより2~3年のペースで作り変えられている。それ以外にも、冥王星の惑星からの除外など、教えている内容に重要な変更が生じた場合は、内容の差し替え・作り変えが行われることがある(地理・歴史科、公民科、理科でよく行われる)。東日本大震災以降に放送された物理科目の放送で原子力発電の仕組みを解説する回では「この番組は震災前に収録されたものである」とのテロップが挿入された。
2008年度制作までの科目では標準画質映像で制作されていた。2009年度以降はハイビジョン放送に切り替わりつつあるものの、本講座の放送中は原則マルチ編成の対象枠とされており、023チャンネルでは「NHK高校講座ライブラリー」として半年遅れの再放送を実施している。ワイド画面ではあるもののハイビジョン画質で放送されることはまれである。ライブラリーが深夜放送であった時分のマルチ放送における023チャンネルではNHKの海外向け番組が放送されていた。
また、アナログ放送においては2010年にレターボックス画面が原則全番組に導入されたが、標準画質で制作された科目は従来通り全画面での放送となっていた。
2011年度以降に制作されたテレビ番組はよりバラエティ色が強くなり有名タレントの出演番組が増えた。それまで講師とタレントが説明役と聞き役を分担し番組進行するスタイルが一般的だったが、2011年以降は番組の進行は芸人やタレントのみで最後に少しだけ講師が登場し番組のまとめをするという形式に変更された。番組によっては講師は全く出演せず番組監修だけの場合もある。番組時間は30分だったものが20分に短縮された。
ラジオ放送では国語表現I、現代社会、コミュニケーション英語II、英語表現Iではゲストである高校生と講師が互いにやりとりをしつつ番組が進行し、その他は講師単独での番組進行となる。国語教科の現代文、古文、漢文は授業で使用する本文をPDFで全文参照することが可能なので教科書なしでも学習が可能である。ラジオの英語教科でも同上。
高校講座の番組はインターネットで視聴可能である。過去にはテレビはWMV、ラジオはWMAでの配信だったが現在はFLVでの配信となっている。スマートフォンやタブレットでも配信を視聴できる。テレビ放送の科目の動画は数分単位に分割され全編をまるまる試聴することができない。テレビ放送と比べると画質が著しく劣るので番組内で提示された文字を視認することが困難な場合も多い。過去の番組は「ライブラリー」として数年間提供されている。なお、この様な事情から2020年3月からサービスを開始した常時同時・見逃し番組配信サービスのNHKプラスではサービス開始前に制作した番組については配信権利の問題から同サービスでは配信していない[2]。
2021年度までテレビの講座は長らく14時台に放送されていたが、2022年度から10時台から11時台に移動させ、7時台から9時台に放送されている幼稚園・小学校向けの放送枠と連続させる。これに併せる形で、023(マルチ3)で放送されている「アーカイブ」の放送も10時台に変更された。なお、「アーカイブ」の放送は2023年9月(2022年度分)を以って終了となった(後述)。
2026年のラジオ第2放送の廃止に伴う具体的な対応は現時点で未発表であるが、2022年よりラジオ放送の一部の講座について、アニメーションを付けることでテレビ番組の体裁の特集番組として放送したり、2025年秋からラジオ講座をFM放送の未明時間帯にも編成するといった動きが見られる。
Remove ads
現行開設講座・放送時間
- 「テレビ」はEテレ(021チャンネル)、「ラジオ」はラジオ第2。
- 基準放送枠(2025年度下半期[3]-Eテレ=月-金曜日10:00-11:00(1本あたり原則20分。ただし、「ベーシック英語/数学」については10分)、R-2:月-土曜日19:35-20:35(1本当たり20分)、FM:火-日曜早朝(放送上日付月-土曜深夜)3:00-4:00(1本当たり20分)
- 下表の/は交互放送を指す。
- 「種別」は、「一般」が全高校生を対象とした科目、「○○科専攻」は特定の専攻科に在籍する高校生だけを対象とした科目(普通科で行われる場合もある)。
- 各番組に対応する科目はNHK学園高等学校の募集要項に基づく目安。学習指導要領改訂等で常に変動するため、入学年次によって対象番組が決まる。
- 「設定年」は、当該対応科目を学ぶ生徒の初入学年度を示す。例えば、「2022」であれば2022年(令和4年)以降高校に入学した生徒が当該科目を学ぶことを示す。
- 番組名中の※はNHK独自企画番組で、授業放送としては扱われないことがあるので注意。
- 一覧にない科目については教育課程に入っていないか、面接・実技授業のみで行われる科目である。協力校における受け入れ態勢により、異なる場合がある。
特記事項
- 「ベーシック○○」シリーズは、中学校での履修内容を高等学校での履修につなげるためのブリッジ番組として企画された。また、知的障害系の特別支援学校高等部の授業番組として放送している。
- 「ロンリのちから」は、NHKが中学生もターゲットにした番組として位置づけている。
- 「英語表現I」は、NHK学園高校では科目として開設していないが、他の通信制高校の一部で採用されているため放送されている。
- 「日本史」は令和4年度の課程・学習指導要領改訂で科目としては消滅したが、後継科目である「日本史探求」がラジオ番組となったことから、補完として放送が継続される。
- 季節限定放送講座は、WEB配信視聴での学習がメインとなる。
Remove ads
現在の出演者(講師を除く)
要約
視点
出演者の表記のない番組(ラジオなど)は、講師のみ、もしくは講師と一般の生徒のみの出演となる。
現代の国語
2022年度制作
言語文化
2022年度制作 ラジオ
※2024年度に特集番組として制作されたTV版も上記出演者の音源をそのまま使用。画面上の各出演者はアニメーションで表現される。
文学国語
2023年度制作 ラジオ
論理国語
2024年度制作 ラジオ
- 池上菜穂
- 小山りな
- 藤原寛輔
- 水谷咲椰
- 吉野仁香瑠
- 木本景子 - 朗読
- 塚本誠浩 - 朗読
古典探究
2024年度制作 ラジオ
- 神谷文乃
- 高山久美子 - 朗読
※2025年度に特集番組として制作されたTV版も上記出演者の音源をそのまま使用。画面上の各出演者はアニメーションで表現される。
歴史総合
2022年度制作
世界史探究
2024年度制作
日本史
2019年度制作
日本史探究
2023年度制作 ラジオ
地理総合
2022年度制作
地理探究
2025年度制作
公共
2022年度制作
数学I
2021年度制作
数学A
2023年度制作
数学II(TV版)
2022年度制作 特集番組扱い
- ナレーション 渡辺ひとみ
- ナレーション 大久保彰絵
※従来のラジオ放送のフォーマットを踏襲し、講師と生徒が声のみで登場。画面上の各出演者はアニメーションで表現される。
ベーシック数学
2020年度制作[注 11]
- さくら
- 三浦玄
- ナレーション グローバー
科学と人間生活
2021年度制作
物理基礎
2024年度制作
- 岡部七子
- 増井湖々
- ナレーション 大久保利洋
化学基礎
2021年度制作
生物基礎
2023年度制作
地学基礎
2025年度制作
美術I
2021年度制作
書道I
2025年度制作
- ファーストサマーウイカ
- 斎藤汰鷹
- マーク佳来
- ナレーション 木村昴[注 13]
英語コミュニケーションI
2022年度制作
英語コミュニケーションII
2023年度制作 ラジオ
- 山﨑玲奈
- ケイト・J
※2025年度に特集番組として制作されたTV版も上記出演者の音源をそのまま使用。画面上の各出演者はアニメーションで表現される。
英語コミュニケーションIII
2024年度制作 ラジオ
- 栗島陽音
- 山田優翔
- サフィヤ
論理・表現I
2025年度制作 ラジオ
ベーシック英語
2016年度制作(苦手を克服!)
家庭総合
2024年度制作
情報I
→詳細は「NHK高校講座 情報I」を参照
2023年度制作
ビジネス基礎
2023年度制作
簿記
2016年度制作
体育実技
2021年度制作(探求する)
- ナレーション 能登麻美子
※登場するのは講師と生徒のみで、後述の「総合的な探究の時間」と同様の構成。
保健体育
2022年度制作 ラジオ
総合的な探究の時間
2018年度制作[注 15]
- ナレーション 島袋美由利
※登場するのは講師と生徒のみで、ドキュメンタリー形式の内容となっている。
仕事の現場real
2020年度制作[注 16] ラジオ
Remove ads
過去の出演者(講師を除く)
要約
視点
国語表現
2014年度 - 2017年度
2018年度 - 2021年度、2023年度[注 17]
国語総合
2017年度 - 2021年度 ラジオ
ベーシック国語
2013年度 - 2016年度(きみのピンチを救う!)
2017年度 - 2024年度制作(あらためまして)
現代文
2020年度 - 2023年度 ラジオ
- 内藤裕子
- 那波一寿
- 渡辺小春
- 大屋良介
古典
2019年度 - 2023年度 ラジオ
- 高山久美子
- 小幡研二
世界史
2004年度 - 2007年度
2008年度 - 2011年度
2012年度 - 2014年度
- 小日向えり
- ナレーション
2015年度 - 2019年度
2020年度 - 2023年度[注 11]
日本史
2005年度 - 2008年度
2009年度 - 2013年度
- 桐島里菜
- ナレーション 吉川恵美子
2014年度 - 2018年度
地理
2004年度 - 2006年度
2007年度 - 2010年度
2011年度 - 2013年度
2014年度 - 2017年度
2018年度 - 2022年度
数学I
→詳細は「NHK高校講座 数学I」を参照
2006年度 - 2009年度
2010年度 - 2011年度
2012年度 - 2014年度
2015年度 - 2020年度
数学基礎
→詳細は「NHK高校講座 数学基礎」を参照
2006年度 - 2009年度
- 鉢嶺杏奈
- フォーンクルック幹治
- ナレーション 昌子洋子
2010年度 - 2012年度
ベーシック数学
2011年度 - 2014年度(チョー基礎から始めよう!)
2015年度 - 2019年度(お悩み解決!)
理科総合A・B
2003年度 - 2005年度
2006年度 - 2009年度
2010年度 - 2012年度
科学と人間生活
2012年度 - 2014年度
2015年度 - 2020年度
物理
2002年度 - 2004年度
- 礒葉子
2005年度 - 2008年度
2009年度 - 2012年度
物理基礎
2013年度 - 2016年度
2017年度 - 2023年度
化学
2004年度 - 2007年度
2008年度 - 2012年度
化学基礎
2013年度 - 2015年度
2016年度 - 2020年度
生物
2004年度 - 2006年度
2007年度 - 2010年度
- ナレーション 前田沙耶香
※進行役のタレントは起用されず、その回の講師が番組進行も兼務した。
2011年度 - 2013年度
生物基礎
2014年度 - 2017年度
- 八田亜矢子
- 東京アヴァンギャルド
- ナレーション 増谷康紀
2018年度 - 2022年度
※オールロケ形式かつ、出演者は日替わり(その回のテーマを扱う研究者が登場)。
地学
2005年度 - 2008年度
2009年度 - 2012年度
地学基礎
2013年度 - 2018年度
2019年度 - 2024年度
ベーシックサイエンス
2016年度 - 2024年度(実験!発見!科学体験!B-Science!)[注 19]
美術I
2006年度 - 2010年度
2011年度 - 2015年度
2016年度 - 2020年度
書道I
2006年度 - 2010年度
2011年度 - 2014年度
2015年度 - 2024年度
英語I
2007年度 - 2009年度
- 平野正和
- 林祥子
- ウィスナー・ブライアン
- スノードン・エミリ
- ナレーション 中山さら
2010年度 - 2012年度
コミュニケーション英語I
2013年度 - 2016年度
2017年度 - 2021年度
- トレンディエンジェル
- Joann
- 狩野見恭兵
- 犬塚しおり[注 20]
- ナレーション Akira Daniel Duncan
コミュニケーション英語II
2018年度 - 2022年度 ラジオ
コミュニケーション英語III
2019年度 - 2023年度 ラジオ
- 小倉莉子
ベーシック英語
2012年度 - 2015年度(チョー基礎から始めよう!)
英語表現I
2014年度 - 2016年度 ラジオ
2017年度 - 2024年度 ラジオ
- 川口ゆりな
- じぇいそん
家庭総合
2005年度 - 2007年度
2008年度 - 2010年度
2011年度 - 2013年度
2014年度 - 2016年度
2017年度 - 2019年度
情報A
→詳細は「NHK高校講座 情報A」を参照
2003年度 - 2004年度
2005年度 - 2008年度
2009年度 - 2013年度
社会と情報
2013年度 - 2015年度
2016年度 - 2018年度
- 古関れん
- 大関れいか
- スーパー・ササダンゴ・マシン
- ナレーション 竹内良太
2019年度 - 2022年度
ビジネス基礎
2015年度 - 2018年度
- ブレイク・クロフォード
- ゼガ
- ナレーション 川本克彦
2019年度 - 2022年度
体を動かすTV
2015年度 - 2020年度
仕事の現場real
2016年度 - 2020年度 ラジオ
Remove ads
番組枠の変遷
- 1953年4月
- ラジオ第2で『NHK高等学校講座』放送開始
- 1959年1月
- 教育テレビ(Eテレ)開局によりテレビでも放送開始
- 1963年4月
- 『通信高校講座』に改題。
- 1982年4月
- 『高等学校講座』に改題。
- 1990年4月
- テレビのみ『NHK高校講座』に改題。
- 1991年4月
- ラジオも『NHK高校講座』に改題、テレビは『教育セミナー(NHK高校講座)』に改題。
- 2003年4月
- テレビを『NHK高校講座』に戻す。
講座一覧
要約
視点
- 表中「設定年」は、高等学校学習指導要領の改訂により番組に対応する当該対応科目の授業を受ける生徒の初入学年次を表す。
- 「媒体」は「ラジオ」がラジオ第2、「テレビ」がEテレを基本とするが、放送当時Eテレが未整備だった地域では総合テレビで放送された場合があった。
- 「対応科目」が空欄の場合は講座名がそのまま対応科目となる。
国語
地理歴史
公民
数学
理科
保健体育
芸術
英語
家庭
情報
その他
農工商の番組は、いずれも各課程の専門科目である。
Remove ads
NHK高校講座ライブラリー
要約
視点
2000年10月から2023年9月まで「NHK高校講座ライブラリー」として、各年度の放送を10月スタート(半年遅れ)で再放送していた。これは秋季に入学・進学する生徒が多い通信制や定時制の高校生へ向けての対策として行われていた。
放送機器のメンテナンス(保守)期間(通常は9-10月と2-3月のそれぞれ特定の2週間)があるときは休止。また放送ストックの調整の関係で、年末年始の特別編成期間[注 25]、および教育テレビでは3月一杯と7月下旬から8月中旬、ラジオ第2では8月中旬からメンテナンス期間である10月上旬の一定期間も放送休止となり、この間の1日の放送終了も早まる。(この期間中、教育テレビでは24時間放送が実施されていたころは代わりに映像散歩が放送されたが、後に放送休止枠(テストパターンなど)になっている。)
2012年4月からは、テレビ放送のみ、本放送と同時間帯でのマルチ編成としEテレ3(023ch、教育テレビのサブチャンネル3)にて放送されるようになった(これによりEテレの通常の放送時間も原則として1:25までに終了する形となった)。ラジオ放送は従来どおり深夜帯であったが、後述の通り2023年9月で放送を終了した。
教育テレビ
- 2006年度までは日曜深夜(月曜未明)除く毎夜2本分ずつ行われたが、2007年度からは月曜から木曜の週4日(3本ずつ)になる。金曜・土曜の放送がなくなるため、教育テレビの放送そのものも短縮となる。2012年からは完全デジタル化のための深夜放送短縮処置に伴い、日中のマルチ編成に時間帯を変更し、金曜の放送が5年ぶりに再開された(後述参照)。
- 月曜、水曜、木曜 14:00 - 15:00(3本分)
- 火曜 14:00 - 15:00(4本分)
- 金曜 14:00 - 15:30(4本分)
- 月曜:化学基礎、物理基礎、地学基礎
- 火曜:ベーシック数学、数学I、ベーシック英語、英語I
- 水曜:ベーシック国語、日本史、科学と人間生活
- 木曜:地理、世界史、生物
- 金曜:社会と情報、芸術(美術・書道)、家庭総合、情報A
ラジオ第2放送
- 2000年の開始当初から2007年3月までは、多くの中波放送送信所が放送設備点検を行う日曜・月曜の深夜(月曜・火曜未明)は行わず、火曜-土曜深夜(水曜-日曜未明)に1日当たり5本(火曜日は4本で、25:20-35は日本語センター制作の話し言葉講座の番組だった)を放送したが、2007年4月から原則として1日3本分を24:00-25:00(日曜・月曜深夜は24:40までで2本)とするスタイルを定着させるようになった。
- その後2007年10月-2009年3月までは火曜-金曜が3本分、土曜-次週月曜までが2本分、2009年4月以後は水曜・木曜が2本分、他の曜日が3本分(1週間全体では19枠)という体裁となった。2010年4月からは定時放送の終了時間繰り上がりのため、最初の番組は日付変更20分前の23:40開始となったが、2017年4月より再び深夜1:00終了に戻ったため、日付が変わった0:00-1:00に放送時間が戻った。(従前どおり日曜日付けは除く)
- 2013年10月から実施するライブラリーの放送では、日曜日[注 26]の放送が廃止され、その分水曜・木曜の放送も3本分の編成(1週間全体では18枠で1枠削減)に変更した。
- なお、主に毎年2-3月、9-10月の特定期間を中心に、中波ラジオ(第1ラジオを含む)の大規模メンテナンスが行われる場合は一律23時40分終了としたため、この期間は休講となっていた。特に2022年度は放送本数が大幅に削減されたこともあり、月1-2週程度休講となったこともある。
- 2013年9月まで(2012年度放送分まで)
- 月 - 火、金 - 日曜深夜 23:40 - 0:40(3本分)
- 水 - 木曜深夜 23:40 - 0:20(2本分)
- 月曜・火曜:現代文、現代社会、英語II
- 水曜・木曜:保健体育、数学II
- 金曜:古典、倫理、国語総合
- 土曜:古典、政治経済、国語総合
- 日曜:オーラルI、音楽I、国語表現I
- 2013年10月以後(2013年度放送分以後)
- 月-土曜深夜23:40-0:40(3本分)
- 月曜:現代文、現代社会、英語II
- 火曜:現代文、オーラルコミュニケーションI、英語II
- 水曜:保健体育、数学II、国語表現I
- 木曜:保健体育、数学II、音楽I
- 金曜:古典、倫理、国語総合
- 土曜:古典、政治経済、国語総合
- ※日曜日のライブラリー放送廃止。
放送早見表
- Eテレ3(023ch)
- ラジオ第2
放送時間短縮との関連
→詳細は「NHK教育テレビジョン § 地球温暖化対策」を参照
2008年7月、当時NHK会長だった福地茂雄は定例会見で、環境問題に配慮して教育テレビの更なる放送時間短縮を検討していることを明言した。4月の段階で既に二酸化炭素排出量削減を目的として実施することを番組で明らかにしていた。
それに呼応するかのように、番組のサイトで一般向けにも放送内容のストリーミング配信を行っている(著作権の関係で一部は改変)。午前の学校放送もデジタルコンテンツ化の影響により放送時間が削減されたことから、2007年度分の放送(2008年9月までで終了)をもってライブラリー終了になるのではとの見方もあったが、2008年10月以降も経過措置として放送を継続していた。
しかしNHKは、テレビデジタル化によるメディア体系・コンテンツ提供手段の抜本的見直しを打ち出しており、“NHKオンライン”や“NHKオンデマンド”などによるストリーミング配信を更に強化。ワンセグ放送対応の第三世代携帯電話が徐々に普及していることを受け、ワンセグ放送による独自番組としての提供も選択肢となっており、打ち切りの可能性が消えたわけではなかった。
- 実際に、『ベーシック10』については、デジタル12セグ・アナログではなく、“NHKワンセグ2”でのアンコール放送となった。
- 小学校向けの『学校デジタルライブラリー』は、時間短縮のあおりで教育テレビでの放送が2008年9月で終わっている。BS 2での放送は継続されていた。
そして地上テレビのアナログ放送完全終了に伴い、2012年度改編で遂にテレビの深夜放送は打ち切られ、デジタル放送における本枠をマルチ編成化して12セグデジタルマルチ3チャンネル(デジタル023)における放送へ完全に移行した(基本的に14時台、木曜と金曜は15時台前半も。なおラジオ第2は従来どおり23:40-24:40で維持する)。なお、2011年度はそのテストとして1日の放送開始直後にマルチ編成を利用した裏放送が行われた。ネット利用拡大についても引き続き検討を進めた。
- NHKでは3大都市圏以外でもデジタル放送の深夜完全停波実施を検討しており、その場合連日少なくとも3時間は電波が出ない時間帯が発生することとなり、その分の電力消費が抑えられる計算となる。なおアナログ放送については大半の局で深夜完全停波を実施していた。
そして上述した通り、オンデマンドの普及や、2025年度に予定される中波ラジオの1本化(ラジオ第2を廃止)などを踏まえて、2023年9月の放送をもってライブラリー放送はテレビ・ラジオとも終了された。
2024年度からは代替の一環として、Eテレの早朝の「学び直し・シニアゾーン」の時間帯に高校講座の一部コンテンツが充当されており、水曜に「世界史探究」(2025年度より)、木曜に「日本史」、金曜に「歴史総合」がそれぞれ放送される。放送時間はそれぞれ5:50 - 6:10である。また、2025年度秋季からはラジオ講座を未明時間帯にFMでも放送する予定。
Remove ads
高校講座オリエンテーション
要約
視点
2007年度から高校講座とホームページの活用法について紹介する番組「高校講座オリエンテーション」が放送されている。通信制高校についてやその年の新作番組の内容などを紹介する。
出演者(講師を除く)
2007年度
- ナビゲーター:村井美樹(美術)
2008年度
3月24日
2009年度
3月27日
4月10日・4月17日
2010年度
4月1日・4月2日・4月9日・4月16日
2011年度
3月30日・4月1日・4月15日
2012年度
3月27日・3月28日・3月29日・4月3日・4月5日・4月6日・4月12日・4月13日
2013年度
3月27日・4月1日・4月10日
- 司会:ハマカーン(生物)
2014年度
3月26日・3月31日・4月1日・4月10日
2015年度
3月25日・4月10日
- 出演:けみお(ベーシック数学)、佐藤優津季(国語表現)、清水せれな(書道I)、大塚麻美、永井美夕
2016年度
高校講座 オリエンテーション2016
3月31日・4月4日・4月8日
高校講座 学び方ガイド
3月31日・4月8日
2017年度
いつでもどこでも高校講座2017
3月27日・4月3日・4月7日
- 出演:トレンディエンジェル(コミュニケーション英語I)
いつでもどこでも高校講座2017「NHK高校講座学び方ガイド」
3月27日・4月7日
- 出演:春名風花(国語総合)
2018年度
いつでもどこでも高校講座2018
3月30日・4月2日・4月6日
いつでもどこでも高校講座2018「NHK高校講座学び方ガイド」
3月30日・4月6日
- 出演:石原良純(地理)
2019年度
いつでもどこでも高校講座2019
3月26日・4月5日
NHK高校講座学び方ガイド「NHK高校講座のウワサに迫る!!」
3月26日・4月5日
- 出演:関暁夫
- ナレーション:緑川光(社会と情報)
2020年度
3月23日・3月30日
- 出演:ryuchell(家庭総合)
2021年度
3月26日・4月2日
2022年度
いつでもどこでも高校講座2022
3月25日・4月1日
いつでもどこでも高校講座2022「学習ガイダンス」
3月25日・4月1日
- 出演:鞘師里保(英語コミュニケーションI)
2023年度
いつでもどこでも高校講座2023
3月22日・3月29日[注 28]
いつでもどこでも高校講座2023 「学習ガイダンス」
3月31日[注 29]
- 出演:野田クリスタル、村上、正源司陽子(情報I)
2024年度
いつでもどこでも高校講座2024
3月21日・3月28日
- 出演:山崎怜奈(世界史探究)、岡部七子(物理基礎)
いつでもどこでも高校講座2024 「学習ガイダンス」
3月22日・3月29日
- 出演:山崎怜奈(世界史探究)
2025年度
いつでもどこでも高校講座2025
3月23日[注 30]・3月24日・3月26日
- 出演:ファーストサマーウイカ(書道I)
- ナレーション:小松由佳
いつでもどこでも高校講座2024 「学習ガイダンス」
3月28日[注 31]
- 出演:ファーストサマーウイカ(書道I)
Remove ads
カズレーザーvs.NHK高校講座
本番組の派生番組として、2021年から特集番組として数回放送され、2022年12月から翌2023年1月までの期間限定でレギュラー放送されたクイズ番組。カズレーザーが本番組を題材にしたクイズに、出題者との1対1形式で挑戦するというもの。
出演者
- 過去
この他、VTRでは高校講座各番組のレギュラー出演者も随時登場する。
放送時間
- 特集番組時代
- 第1回 - 2021年2月27日(土) 16:30 - 17:00
- 第2回 - 2021年7月2日(金) 22:30 - 23:00
- 第3回 - 2021年7月9日(金) 22:30 - 23:00
- 第4回 - 2021年12月28日(火) 9:00 - 9:30
- 第5回 - 2022年1月2日(日) 21:30 - 22:00
- 第6回 - 2022年2月16日(水) 22:25 - 22:55
- 第7回 - 2022年2月23日(水) 22:25 - 22:55
- (スピンオフ回) カズレーザーvs.高校クイズ研 - 2022年10月8日(土) 16:30 - 17:00
- レギュラー放送
- 本放送 毎週土曜 21:30 - 22:00(2022年12月3日 - 2023年1月21日)
- 再放送 翌週土曜未明 0:30 - 1:00(金曜深夜。2022年12月10日 - 2023年1月28日)
過去番組
- 番組枠
- NHK高校講座 関連番組
- NHK高校講座2.0(2007年度 - 2009年度)
- NHK高校講座 ベーシック10(2009年度 - 2011年度)
関連項目
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads