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NHK for School
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NHK for School(エヌエイチケイ・フォー・スクール)は、2011年度より使用されている日本放送協会(NHK)の学校向けコンテンツの総称。
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概要
要約
視点
地上デジタル放送への完全移行や学校授業でのインターネットの活用など学校向けコンテンツをめぐる環境が変化したことを受けて、2011年度の番組編成において放送時間帯を含めた大幅な改編を行うのに合わせて、NHK教育テレビ→NHK Eテレ及びラジオ第2で放送されている学校放送と、それと連動したウェブサイト『NHKデジタル教材』の総称を『NHK for School』に統一した。
同時に、2011年度の番組編成でも大きな変化があった。内容は下記の通りである。
- 学校放送の放送時間帯が、これまで平日の9時から11時まで放送していた[注 1] のが、10時15分までの放送に縮小するとともに、基本的に小学校向けの内容に一本化することになった[注 2]。
- 学校放送の枠内で帯編成されていた「幼稚園・保育所の時間」の廃止。同時に、これまで幼保の時間で放送されていた番組は朝夕放送の幼児・子供ゾーンであるEテレキッズに移行した。
- BS2で実施されていた難視聴地域向けの時差放送を同局終了に伴い廃止。
また、2011年度以降の新設番組は放送時間が従来の15分から10分に短縮[注 3][注 4][注 5] したほか、これまで放送曜日において各教科が混在する状態だった番組編成の見直しを行い、木曜日以外は各教科ごとに放送曜日を固定化するようになった(一部例外あり)。各教科の放送曜日は下記の通り。
- 月曜:国語・算数、火曜:理科、水曜:社会、金曜:道徳
- 2012年度以降
2012年度の番組改編では、『スマイル!』の新設定時化と『ストレッチマン・ハイパー』の放送枠移動により、これまで放送曜日がバラバラだった特別支援教育番組を木曜日に固定化した。また、2011年度はEテレキッズで放送されていた『しぜんとあそぼ』をEテレキッズに加えて学校放送の枠内でも放送を再開した。
2013年度の番組改編では、幼稚園・保育所向けでEテレキッズでの放送を開始した『ノージーのひらめき工房』を『しぜんとあそぼ』と同様に学校放送の枠内でも放送するようになった。また、『おはなしのくに』『ざわざわ森のがんこちゃん』『できた できた できた』『スマイル!』の4番組の対象を幼稚園・保育所向けにも拡大した。
子供たちが帰宅する時間に合わせて、平日の15:30 - 15:40にも学校放送の枠を新設。当該年度の新番組は基本的にこの枠でも放送される。
東日本大震災をきっかけに子供たちが自ら防災について考える『学ぼうBOSAI』や、いじめ問題をテーマにした『いじめをノックアウト』を新設定時化。なお、この2番組は子供だけでなく大人の方にも番組を見て考えてほしいという意図から、『いじめをノックアウト』は金曜夜と土曜朝(現在は土曜昼前)に、『学ぼうBOSAI』は金曜夕方にそれぞれ再放送枠を設けている(2017年度まで。)
- 2022年度以降
同年4月に教育テレビの大規模な編成見直しが行われ、それまで14時台に放送されていたNHK高校講座が10時台に移動した。これに伴い、学校放送の放送時間帯も10:00までに短縮された。それと引き換えに、平日午後の在宅ゾーンを16:40 - 17:00に移したうえで前年より長めに設定した。また、中学・高校生向け番組は高校講座の後に11時台に集約された。なお、夕方の在宅ゾーンの時間は翌年以降も何度か見直されている。
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特徴
要約
視点
概要にも挙げられた通り、現行の学校放送については基本的に小学校向けとなっており、NHK Eテレの放送番組時刻表にも「学校放送(小学校向け)」と記載されている[1]。しかし、幼稚園・保育所と低学年を中心とした小学校との「幼小連携教育」や総合学習や特別活動などでの中学校向けとの共通化などから、現在では「幼稚園・保育所向けと小学校低学年向け」や「小学校高学年向けと中学校向け」などの幼児教育や中等教育と兼ね合わせた番組も多くなっている。
- 幼稚園・保育所向け
- 2010年までは学校放送の枠内で小学校向けのほかに、幼稚園・保育所の時間と題した幼稚園・保育所向けの独立枠が月曜 - 金曜の9:15 - 9:30と10:30 - 10:45に15分間の番組が各曜日2枠(そのうち1枠は再放送枠)存在していたが、前述の通り2011年度の番組編成で幼稚園・保育所向け番組は全てEテレキッズに移行させ、学校放送の枠から一旦完全に撤退することになった。
- しかし、2012年度に『しぜんとあそぼ』が2年ぶりに学校放送枠での放送を再開すると、2013年度には『ノージーのひらめき工房』(『つくってあそぼ』の後番組)の新設とともに、『おはなしのくに』『ざわざわ森のがんこちゃん』『できた できた できた』『スマイル!』の小学校低学年向けの4番組を幼稚園・保育所向けにも対象を拡大[2] することにより、学校放送での幼稚園・保育所向け番組を実質的に復活させる形となった。なお、幼稚園・保育所向けにおいては、『おはなしのくに』は物語がテーマの『こどもにんぎょう劇場』が2010年度限りで終了して以来3年ぶり、『ざわざわ森のがんこちゃん』は道徳がテーマの『わたしのきもち』が2009年度限りで終了して以来4年ぶりの復活となった。
- もっとも、学校放送での幼稚園・保育所向け番組の実質的な復活といっても、あくまで学校放送は小学生向けが基本であり、かつての幼保の時間のような独立枠は設けられていない。また、幼保の時間があった当時において、幼保の時間と学校放送(小学校低学年向け)の双方とも対象にしていたのは『こどもにんぎょう劇場』だけだったのに対して、現行においては『しぜんとあそぼ』と『ノージーのひらめき工房』を除いた学校放送での幼稚園・保育所向け番組は小学校低学年向けも対象にしている点も異なっている。
- 再放送
- 学校現場はもとより一般へのテレビ普及段階かつ民生用の録画機がない時代から開始され、学校内複数クラスでのテレビ共有、放送のリアルタイム視聴による利用への対応から、かつては同週内の再放送を実施しており、午前中の学校放送においては月曜と火曜が本放送主体、水曜が本放送と再放送の混在、木曜と金曜(1994年度までは土曜も)が再放送主体という形態だった(いずれも一部例外あり)。学校放送の放送時間が1時間15分となった2011年度は学校放送枠で本放送を行った番組のうち、学校放送枠で再放送があったのは小学校低学年向けの『できた できた できた』と『ざわざわ森のがんこちゃん』の2番組のみとなった。一方、幼保向け番組を除けば長年在宅時間帯での定時再放送枠は設けられず、学校休業期間におけるテレビクラブでの集中再放送に留まっていた。
- 2013年度からは平日15:30-15:40枠、2021年3月末からはさらに火-木曜17:35-17:45枠へ帰宅後の視聴を目的とした再放送枠が設置された。 以降、学校放送の再放送に充てられるのはこれらの枠が中心となるが、学校放送枠以外の枠での再放送を行っている番組もある。逆に、学校放送枠以外の枠が本放送である番組が、再放送を学校放送枠で行う番組もある。学校放送枠以外で本放送又は再放送を行っている番組は語学番組のほか、NHKが行っているプロジェクトやキャンペーンの連動番組や、海外の放送局との国際共同制作番組となっているケースが多い。
- これとは別に1986年度から2010年度までは衛星放送のBS2による難視聴地域向けの時差放送も行われた。開局直後の試験放送時には教育テレビとの同時放送ではないものの、おおむね同時刻に放送枠が設けられていた。1989年6月にBSが本放送へ移行すると録画利用を前提とした午前4時台の1時間枠へ移動し、この体制のまま2011年3月の終了まで続けられた。
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2025年度の編成
特徴
- 基本的に小学校低学年が対象に含まれる番組を前半に、小学校高学年以上がメインの番組を後半に編成している。ただし、『おはなしのくにクラシック』(2017年度以降は後期のみ)については、前述の9:00 - 9:10枠で放送される『おはなしのくに』の派生番組という意味合いから、『おはなしのくにクラシック』は『おはなしのくに』に続けて編成している。
- 各曜日の教科別編成は次の通りである。
- 月曜:国語・算数
- 火曜:理科
- 水曜:社会・実技
- 木曜:特別活動・総合・英語
- 金曜:道徳
凡例
- 対象学年と対象教科は NHK for School 2025番組&WEBガイド を参照。
- 番組名の太字は新設番組。
- 対象学年の幼児は「幼稚園・保育所向け番組」、対象教科の総合は「総合的な学習の時間」のことを示す。
- 対象教科のカッコ内にある情報は情報教育、生命は生命教育、防災は防災教育、環境は環境教育、進路は進路指導のことを示す。
2025年度の番組表
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テレビ番組
国語
算数
数学
理科
社会
英語
音楽
図工
美術
技術・家庭
体育
保健体育
道徳
生活
生命教育
国際理解
特別活動
情報
安全教育
総合学習
中学校共通
特別支援教育
学校放送紹介
その他
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英訳版
NHKワールドTVにおいても『ざわざわ森のがんこちゃん』、『u&i』『マティマティカ』など一部の番組を英語訳にしたものを放送しているが、これを2023年4月から『Kids Edutainment』(キッズ・エデュテインメント)と称してコンプレックス編成し、週末を中心に10分番組×週4本(週40分)放送している。テレビ放送(主に国外の提携するケーブルテレビ局や衛星放送機関、並びに日本国内のひかりTVでの直接受信や、ケーブルテレビ局の再放送、NHKワールドの公式アプリケーションなど)に加え、NHKワールドが行っているビデオ・オン・デマンドサービスも活用し、日本国内の在日外国人の子供たちにも楽しめるように配慮している[3] [4] [5]。
2023年度の放送ラインナップ
- 放送時間:土曜・日曜12:40ー13:00(初回)、19:40-20:00、23:40-24:00、日曜・月曜6:40-7:00
- 放送された番組
- Rockie and Her Friends(『ざわざわ森のがんこちゃん』。直訳:「がんこと彼女の仲間たち」)
- Viewpoint Science(『カガクノミカタ』)
- Take Tech(『ティクテック』=10min.ボックス<中・高生向け>)
- u&i
- Listen to the Earth(『学ぼうBOSAI・地球の声を聞こう』) 大木聖子
- TEXICO(『テキシコー』)
- Story Land(『おはなしのくに』)
- Story Land Classic(『おはなしのくにクラシック』)
- Lets Enjoy Math(『さんすう犬ワン』)
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特別編成
2024年5月4日は、Eテレにて終日特別編成『自分らしく、Eテレ。〜性・ジェンダーを考える日〜』として放送されるが、その第1部(10:00 - 11:30)でNHK for Schoolの学校放送番組を中心に他の子ども向け番組を交えながら放送を行っている(下記参照)。
いずれの番組も特別編成のテーマに沿う形で『幼児・子どもと保護者向け番組』という位置づけで放送される[6]。当該編成全体のナビゲーターは、『u&i』のジローはかせ(声:笹野高史)とふみ先生(声:二階堂ふみ)が担当する。
なお、今回の編成はNHKが2022年から行われているプロジェクト『君の声が聴きたい』の一環として放送されており[7]、2021年度まで放送された『テレビクラブ』とは別の枠組みとしての扱いとなっている。
参加番組
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大会
脚注
外部リンク
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