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新四国曼荼羅霊場

四国4県の7つの神社と81の寺院による88か所の神仏合体の霊場 ウィキペディアから

新四国曼荼羅霊場
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新四国曼荼羅霊場(しんしこくまんだられいじょう)は、徳島県香川県愛媛県高知県にある7つの神社と81の寺院による88か所の神仏合体の霊場のことである。

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石鎚山極楽寺にある霊場開創の碑

概要

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掛け軸
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納札

1989年平成元年)に四国寺院神社が集まり開創された。霊場寺院は5つの部会に分かれており、第1番~第6番および第71番~第88番が徳島部会、第7番~第24番が香川部会、第25番~第54番が愛媛部会、第55番~第60番が高知部会、第61番~70番が中央部会となっている。

当霊場会では神仏の力を結集して曼荼羅の世界を作り上げたとしている。霊場は5部の道場で構成されており、地(知恵)・火(愛情)・水(和合)・風(創造)・空(歓喜)の道場すべてを巡ることで曼荼羅の力を得ることが出来るとされる。霊場会の最終目標は、曼荼羅の思想が全世界に広がることで生物の力が結集し世界平和に貢献する、ということにある。

札所の順番は徳島県から始まり、香川県、愛媛県、高知県、徳島県となっていて、四国の代表的霊場である四国八十八箇所と逆方向の巡拝となる。

納経はバインダー式納経帳で、不在寺院の場合あらかじめ墨書き朱印をされた用紙を頂き料金箱に納経料を納める。綴じられた納経帳の場合は、前後の札所で墨書きをしてもらい当該札所にて自分で朱印を押す。重ね印も同じである。納札は、一般は白で、色は先達の位で変わっていく。

行事としては一般の人々も広く参加を呼びかけ秋に行われる「まんだら大祭」があり、柴灯護摩や火渡りが行われる。

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公認先達

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新四国曼荼羅霊場の白衣と袈裟

当霊場には霊場会があり、その会が認める公認先達がいる。3回巡拝し申請し認められると新任先達となる。その後も概ね3回ずつ巡拝を重ねると、権中・中・権大・大先達と昇進でき、年数経過制限は無い。最高位の特任大先達は、霊場会の総意で任命される。納札の色は、先達になると水色、権中は黄色、中は緑色、権大は銀色、大は金色、特任は錦となる。 また年一度6月頃に寺社方と先達が集まり、一泊二日で先達研修と親睦を兼ねた先達会が行われる。

霊場役員

この項目は任期により変更があり、2022年(令和4年)時点での内容である。

  • 霊場会会長 佐藤信弘(72番)妙法寺
  • 副会長 (6番)葛城神社、(22番)密蔵寺、(47番)理正院、(59番)薬師寺、(66番)地福寺、(85番)満徳寺
  • 事務局 (79番)東照寺

霊場一覧

さらに見る No., 道場 ...
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文化財

重要文化財
  • 木造弥勒菩薩坐像(01東林院)
  • 太刀(07白鳥神社)
  • 古神宝類(11田村神社)
  • 木造四天王立像(13鷲峰寺)
  • 木造阿弥陀如来坐像(19宝積院)
  • 木造聖観音立像(67龍寺)
  • 木造地蔵菩薩半跏像(79東照寺)
  • 木造如意輪観音坐像(81如意輪寺)
国指定天然記念物
  • キンモクセイ(31王至森寺)
国登録有形文化財
  • 本堂・庫裡(61定福寺)
  • 山門(68願勝寺)
  • 本堂(70東福寺)
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ギャラリー

  • 太文字は通称
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脚注

関連項目

外部リンク

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