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女と愛とミステリー
日本のテレビドラマ ウィキペディアから
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『女と愛とミステリー』(おんなとあいとミステリー)は、テレビ東京・BSジャパンの共同制作で、2001年1月から2005年3月まで放送されていた長時間ドラマ番組。全編ハイビジョン(16:9)制作(地上波では4:3の標準画質に変換)・字幕放送対応(地上波・BS)。テレビ東京系列(地上波)では毎週水曜日(正式な番組名は「水曜女と愛とミステリー」)に、BSジャパンでは毎週日曜日(正式な番組名は「BS2時間ドラマ 女と愛とミステリー」[1])に放送されていた(地上波比で3日先行。国政選挙の開票速報が日曜日に実施される場合は土曜日に繰り上げとなるため4日先行に)。なお、OPでは副題として"The Tales of Selected Mysteries"(英語)もタイトルロゴ(日本語)に併記されていた。
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地上波(テレビ東京)では2001年1月10日に、衛星デジタル放送(BSジャパン)では2001年1月7日にそれぞれ放送が開始されている。
2005年4月20日の放送より、「水曜ミステリー9」にリニューアル。これに伴い20時54分からのフライングスタートが無くなり、21時起点に変更(尺長がこれまでの114分から108分に6分短縮されたため、放送終了時刻は従来通りの22:48)。開始時刻が据え置かれたBSジャパンでの放送(3日先行)は逆に終了時刻が6分早くなり( - 22:48)、番組名もリニューアルに合わせる形で「BSミステリー」に改題。
尚、2011年10月から「水曜ミステリー9」が2年半ぶりに復活して、「女と愛とミステリー」から続くシリーズ物も復活する事になったが2017年2月8日で終了、その後2020年4月から月曜20:00 - 21:54枠の「月曜プレミア8」でミステリーやサスペンスドラマが放送されている。
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番組の歴史
要約
視点
地上波では2001年1月10日(水曜日)の20時54分からテレビ東京系列としては初の2時間ドラマ番組(月曜・女のサスペンス2時間SPや日本名作ドラマなど、不定期の単発特番は過去にも製作されていた)として発足しているが、前年(2000年)12月に開局した系列BSデジタル局・BSジャパンではハイビジョン画質による同一内容の先行放送が1月7日21時より開始されていた。民放系のドラマ番組としては最も早く「ハイビジョン化」を達成した事になるが、地上波デジタル放送でのハイビジョン放送の開始は2005年春の「水曜ミステリー9」発足まで持ち越されている。
後継番組の「水曜ミステリー9」(BSでは「BSミステリー」)同様、BSジャパンとの共同制作方式を採用する事で、地上波の番組をBSで再送信する際の障壁となっていた権利上の問題(主に出演者の肖像権)をクリアしていた。また、原則的に地上波と同じスポンサーがBSでも番組の提供を行っていた。テレビ東京の場合、同時期にBSデジタル事業への参入を果たした他の民放キー局に比べ、ドラマ番組の制作規模(ストック・バリエーション)が格段に小さかった点に加えて、倫理的な問題(主に旧東京12チャンネル時代の作品)や権利処理手続きの煩雑さ(当時の放送法の規定によりBSジャパンは別会社として発足)により、「新春ワイド時代劇」(地上波比で1年遅れ)などを除くと、BSジャパンでのストーリーコンテンツ(地上波)の二次使用自体がごく限られたものとなっていたため、事実上BS向けに配給が行われていた唯一のドラマ番組でもあった。
BS(1作目より画角16:9のハイビジョン方式で収録)と地上波(アナログ放送用に4:3の標準画質に変換)では、同じ作品であってもサブタイトル(作品名)やテロップ、エンドロールなどの位置・レイアウトが異なっており、地上デジタル放送の開始後もアナログ放送用と同じ素材のアップコンバート放送が継続していたが、「水曜ミステリー9」(第1期)への移行(2005年4月)を機に地上波(デジタル放送)でも番組をハイビジョン化(但し、テロップなどの位置はアナログ放送用のサイドカット処理を考慮した仕様に変更)。ちなみに、地上デジタル放送の番組をサイマル放送していた旧アナログ放送( - 2011年7月)では、「日曜ミステリー」枠(関東ローカル)などで、地上波での本放送(初回)が画角4:3の標準画質であった旧女と愛とミステリー作品を16:9のハイビジョン番組(デジタル放送)として放送し直す際、テロップなどの欠損が発生するサイドカット処理は行わず、レターボックス変換されていた。
初回作品は、渡辺謙主演「人間の証明2001」(放送時間拡大SP)で、視聴率は8.1%。その後も、旧月曜21時枠時代の製作スタッフが中心となって、ミステリー作家(森村誠一・松本清張・夏樹静子・山村美紗・小池真理子他)の推理小説を題材にした原作に忠実な作劇を展開し、脆弱になっていたドラマ部門の再興に成功した。
当初はシリーズ化を前提としない「無印」扱いの作品が主流であったが、10~13%(回によっては15%の大台に乗ることも)とテレビ東京のドラマ枠としては高い視聴率を記録し、好評を博した作品を中心に「シリーズ物」への昇格も随時行っていた(「信濃のコロンボ事件ファイル」など)。
しかし、2003年の下半期頃から視聴率の下降が目立つ様になり、2005年3月30日(BSでは3日先行の3月27日)を以って終了、サスペンスドラマの放送はリニューアル番組「水曜ミステリー9」に引き継がれた。
テレビ東京とその系列局(地上波)では水曜ミステリー9移行後の作品と共に現在でも再放送されている(OPはカット)。聴覚障害者向けの字幕放送に加えて、初回放送時は実施されていなかった視覚障害者向けの解説放送が重畳される事もある。
契約上の制約で再放送が初回放送から1年半以上経過していない作品に限られていたBSジャパンでは、2006年の秋以降「女と愛とミステリー」作品の再放送が途絶えていたが、「テレビ東京ホールディングス」の発足で権利処理手続きが大幅に簡素化された2010年10月より4年ぶりに再放送を再開(字幕放送及び解説放送は無し)。OPのカットなどは行われず、初回放送時とほぼ同じ状態で放送されているが、本編の冒頭で「この番組は200x年xx月xx日にテレビ東京で放送された作品です」とテロップで表示される。なお、2011年4月の改編では、再放送枠の名称が従来の「BSミステリー」(毎週金曜11:59 - )から「傑作ミステリーアワー」に、放送開始時刻も1分繰り下げの12:00起点に変更されているが、翌2012年10月第1週からは放送枠そのものが移動(毎週金曜17:00 - )。この枠移動によりテレビ東京系列(キー局を含む地上波の6局)がローカル編成枠に設けている単発ドラマ用の再放送枠との間に生じていた競合関係が解消された。
番組枠の前半(21時台)がテレビ朝日系列で現在も放送中の「テレビ朝日水曜21時枠刑事ドラマ」枠と裏表で対峙する関係に置かれていたため、東映が制作に携わった作品が放送された例は皆無で、後継番組へのリニューアル以降もこの状況は継続している。
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主なシリーズ作品
要約
視点
月曜プレミア8まで放送されているシリーズ作品
水曜エンタ・水曜ミステリー9まで放送されているシリーズ作品
水曜ミステリー9(第2期)まで放送されているシリーズ作品
水曜ミステリー9(第1期)まで放送されているシリーズ作品
当番組のみで放送された後、水曜ミステリー9(第2期)で復活したシリーズ作品
当番組のみで放送されたシリーズ作品
- 優雅な悪事 主演:岩下志麻 原作:佐野洋 製作:松竹
- 保険調査員・蒲田吟子 主演:泉ピン子 製作:レオナ
- いなか刑事・伊原泰三の退職捜査日誌 主演:小林稔侍 原作:新野剛志 製作:ファインエンターテイメント
- 和泉教授夫婦シリーズ 主演:橋爪功 原作:内田康夫 製作:東宝
- 小早川警視正シリーズ 主演:辰巳琢郎 原作:斎藤栄 製作:東北新社
- 警視庁心理分析捜査官・崎山知子 主演:かたせ梨乃 原作:和田はつ子 製作:テレパック
- ヤメ検弁護士・英剛直 主演:古谷一行 原作:加藤唯史 製作:ユニオン映画
- パートタイム探偵 主演:松坂慶子 原作:渡邉文男 監督:三池崇史 制作:アミューズ
- 坊さん弁護士・郷田夢栄 主演:萩原健一 原作:結城昌治 製作:テレパック
- 亀井刑事・十津川警部トラベルサスペンス 主演:小林稔侍 原作:西村京太郎 製作:大映テレビ→PROTX
- 小樽運河殺人案内 主演:古谷一行 原作:和久峻三 製作:ユニオン映画
- 特捜刑事・遠山怜子主演:浅野ゆう子 原作:夏樹静子 製作:ファインエンターテイメント
など
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歴代主題歌
スタッフ
- 統括プロデューサー - 佐々木彰
- チーフプロデューサー - 小川治
- プロデューサー - 只野研治、不破敏之、橋本かおり、岡部紳二
- 番組デスク - 金子正男、岩下桃子
- タイトル - 安居院一展
- タイトルバック - NAKED INC.
放送リスト
要約
視点
視聴率は、ビデオリサーチ関東地区のデータ。
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
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脚注
関連項目
外部リンク
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