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三部作

三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと、トリロジー ウィキペディアから

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三部作(さんぶさく、: τριλογία)は、三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと。英語を用いてトリロジー: trilogy)とも呼ぶ。

概要

古代ギリシア演劇で3編の悲劇を中心として上演されていたことを嚆矢とし、小説絵画音楽[1]などにも使用される。

三部作の伝統は古代ギリシア演劇の時代から存在し、悲劇三部作(トリロギア)+サテュロス劇の形式を取った。その後、作者が当初から三部作を意識して作ったもの、本来一つの作品を三つに分割したもの、結果的に続編あわせて3部になったもの、他人(評論家、出版社など)が独自にそう呼んでいるものなど、商業的な思惑もあり、様々に使用されている。

三部作は続編・前編関係になっているものもあれば、作品ごとに世界観が異なったりもする。

現在では、映画漫画クラシック音楽ポピュラー音楽、その他メインカルチャーサブカルチャー双方の分野において広く実施例が見られている。特に、世界観などの設定の説明が必要なSFファンタジーの分野に意図した三部作が多い。

近年の作品では、長年にわたり意図された三部作と思われていたが、特に商業作品では人気を博したことなどで4作目以降が作られる例もある。たとえば、アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』は、3巻が書かれてから4巻目が刊行されるまでの18年間は三部作と考えられていた。日本でも、金子修介監督による「ガメラシリーズ」が平成ガメラ三部作と呼ばれていたが、6年後に4作目の平成ガメラ映画が作られた(ただし、4作目の平成ガメラ映画は「新生版」といったように、「平成ガメラ三部作」とは別のカテゴリーとされている)。ほかに『銀河ヒッチハイク・ガイド』では「三部作の4番目」が作られている。

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実例

要約
視点

劇・詩

音楽

絵画

小説

ドラマ

映画

日本の映画監督の三部作

日本国外の映画監督の三部作

シリーズ映画

アニメ

テレビアニメ

劇場アニメ

ゲーム

漫画

その他

テレビ番組

架空の三部作

作品中に登場する、実在しない三部作作品について記す。

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想定外の事例

要約
視点

想定されていなかった結果として、三部作になったものや四部作になったものが存在する。

下記の実例は、代表例や製作者自身が明かしているものなど。

1作(もしくは2作)で終わるはずだったもの

人気作品などに多く見られる。

人気があったために三部作になった場合は、下記の4作目や5作目が作られたものへ続く場合がある。

3部作のはずが1作もしくは2作で終わってしまったもの・構想のみで作られなかったもの

不人気だけでなく、原作者の死亡やスタッフの移動・完結前のネタバレなど多くの理由が存在する。

  • ECHOES、人間の進化をテーマにした三部作
    • 1作目『EGGS』を作り、多分2作目は『HUMAN』、3作目は『COSMOS』とか『EARTH』等の制作を予定していたが、『EGGS』リリース後、ほとんどの作詞作曲を手掛けていた辻仁成が、当時作家活動が本格的になっていたこともあり、ライブツアーの最中にもうこれで(ECHOESは)いいだろうとバンドの解散を申し出たことにより、1作で終わることとなった[27]
  • ミス・マープル三部作
    • アガサ・クリスティーは、『カリブ海の秘密』『復讐の女神』と“Woman's Realm”で三部作とする予定をしていたが[28]、著者死去につき“Woman's Realm”の執筆が果たせず2作で終わることとなった。

4作目や5作目が作られたもの

一度は三部作で完結した作品。人気作品などによくみられる。

劇場版用に再構成されたもの

ドラマやアニメなど、テレビ放送されていたものが、映画化された際に3部作として分割されたもの。

  • 機動戦士ガンダム
    • 『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダムII 哀・戦士篇』、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙篇』
  • 機動戦士Ζガンダム
    • 『機動戦士Ζガンダム-星を継ぐ者-』、『機動戦士ΖガンダムII-恋人たち-』、『機動戦士ΖガンダムIII-星の鼓動は愛-』
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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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