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まんが日本昔ばなし
日本のテレビアニメ番組 ウィキペディアから
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『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)は、愛企画センター、グループ・タック、毎日放送(MBS)の共同制作により放送されたテレビアニメである[注 2]。
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概要
放送枠は30分で、毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が、一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。
『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』など多数の特撮テレビドラマを手掛けた川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターが多数起用された。
番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。
文芸は当初、『リボンの騎士』などの脚本を担当した平見修二がメインでスタートしたが、2クール目から終了までは沖島勲がほとんどを執筆した。なお、本シリーズでは原話から演出家がダイレクトに絵コンテを描き、脚本を経ないケースが多かったため、「脚本」ではなく「文芸」ないし「ダイアローグ」としてクレジットしている。
2023年1月から東宝がBlu-rayを発売。8月末までに第6巻が発売予定。各リマスター版の放送と配信については後述。
TBS系列のテレビアニメでは最も放送期間の長い作品である。通算20年という放送期間は、2015年までは在阪テレビ局製作のアニメとしてもかつては最長だったが、本作終了後に放送を開始した読売テレビの「名探偵コナン」(28年、2024年現在も放送中)や朝日放送の「プリキュアシリーズ」(シリーズ通算20年、2024年現在も放送中)に抜かれ歴代3位となっている。
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番組の歴史
要約
視点
放送開始から1994年まで
1975年(昭和50年)に開始。当時『月光仮面』の時代から川内康範と関わりの深かった萬年社が広告代理店に関わり、NETテレビ(現:テレビ朝日)系列で1975年3月25日までの火曜日午後7時から7時30分まで放映されたが、開始から3か月でいったん放映は終了[注 3]し、9か月のブランクを挟んでTBSテレビ系列へ移動して再開された。放送時間帯は土曜日の午後7時から7時30分までだった。このブランクの原因は、本来この番組は在外日本人向けとして制作されていたもので、番組改編の都合で空いた枠の穴埋め放映として使用したが、反響の高さから改めてレギュラー番組化されるという経緯によるものである。この間にMBSテレビと朝日放送(ABCテレビ)がネットチェンジしていた[注 4]ために全国レベルではNETテレビ系列からTBSテレビ系列へ移籍する形になった。同時にこの枠でアニメが放送されるのは、『はじめ人間ギャートルズ』(朝日放送制作。NETテレビ系列の同時間帯へ移行)以来9か月ぶりである。また、当初は1976年4月に再開予定だったが、1月になったのは前番組『仮面ライダーストロンガー』を当初の予定より早く終了させたことによる[8]。
ホームビデオが広く普及する前の時代には音声だけ収録したLPレコードとカセットテープが販売され、1990年に日本コロムビアからCDも発売された。
旧厚生省が運営していた中央児童福祉審議会の推薦など、公共性の高いこのアニメ作品に着目した公共広告機構(現・ACジャパン)は、テレビCMとして1982年から1986年にかけて「もったいないお化け」など全5作品の日本昔話シリーズを展開。番組と同一のアニメーション・語り手を起用し、礼儀や人付き合いの大切さを独特の世界観のあるCMで伝えていた。
放送する年にもよるがレギュラー放送とは別で、正月3が日の午前中に「お正月大会」と称した特別番組を放送したことがある。
1985年(昭和60年)には番組10周年を記念して映画『ごんぎつね』(新美南吉原作)が制作された。上映時間は約1時間。一般映画館ではなく、ホールを借りて上映する地方巡回方式で上映された。主題歌は葛城ユキの「心からイエスタディ」である。また、2006年8月9日の放送では、夏休みスペシャルとしてこの『ごんぎつね』が18時55分 - 19時54分(JST)に下記で触れるハイビジョン・字幕放送も取り入れた上で、テレビ放送の1時間の尺に合わせて再編集されたものが放送された。
ローカル枠降格・新作制作の終了
1990年(平成2)は「桃太郎」、「分福茶釜」、「三枚のお札」、「さるかに合戦」、「花咲か爺さん」、「浦島太郎」、「金太郎」、「舌切り雀」、「七夕さま」、「塩ふきうす」、「一寸法師」、「はなたれ小僧さま」、「猿地蔵」など初期作品のリメイク版が相次いで放送。以降は既出題材の再アニメ化と異版紹介が頻度を増す。1993年(平成5年)はサッカーJリーグ開幕に伴い、Jリーグ中継で休止が多発する様になる[注 5]。1994年(平成6年)3月26日ゴールデン帯での全国ネット放映終了。全国ネット枠時代の全952回の平均視聴率は、TBSで20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)、制作局の毎日放送で18.1%(ビデオリサーチ調べ、関西地区・世帯・リアルタイム)だった[9] 。腸捻転時代のABC制作『海のトリトン』以来22年間、腸捻転解消後の『仮面ライダーストロンガー』以来19年間続いた在阪準キー局制作枠も終了。その後、放送枠を返上しローカル枠に降格して継続するも半年後の8月27日(制作局の毎日放送の場合。系列キー局のTBSは9月3日)をもって新規制作分の放送を終了し、10月1日より既存制作分の再放送に切り替わった。
→「斎藤守慶 § まんが日本昔ばなし」も参照
新作制作が終了した後の1995年(平成7年)4月1日、関西地区での再放送のスポンサーであったベネッセコーポレーション(旧・福武書店)の設立40周年と社名変更を記念して1時間のスペシャル番組を全国ネットで放送、他には有料放送のスカイパーフェクTV!・ケーブルテレビのニコロデオン(2002年4月6日 - 2006年9月13日)で放送していた。またポケモンショックの際は、TBS系列局でテレビ東京制作のアニメが放送されていた地域の中には、代替番組だった『学級王ヤマザキ』をネットせず、本作の再放送で穴埋めしていた地域もあった。その後、TBSは2000年(平成12年)4月改編、毎日放送は2001年(平成13年)11月[注 6]、JNN幹事五社連盟の中で最後まで残った中部日本放送(現:CBCテレビ)も2003年(平成15年)10月改編で再放送を打ち切り、地上波での放送が一旦なくなった[注 7]。
→詳細は「柳瀬璋 § 『まんが日本昔ばなし』打ち切りを巡って」を参照
2005年からのゴールデン枠再開
2005年(平成17年)10月19日からふたたびJNN系全国ネットでの放送が再開された。放送時間は水曜18:55 - 19:24[注 8]。
放送内容は商品化されていない初期の作品から選ばれたもので、単純な再放送ではなく、主題歌と各エピソードのフィルムを新たにハイビジョンテレシネ、デジタルリマスタリングした映像と制作時のクリアな音声をもとに装いを改めた新番組として放送された。2006年1月11日放送分から文字多重放送による字幕放送も開始された。全国ネットのため、制作クレジットの「毎日放送」の横にはTBSロゴのジ〜ンが付記されている。
平均視聴率こそ全盛期の半分の8%前後であった[注 9]。一方、当初は2006年3月までの2クールで終了する予定が4月以降も継続して放送され、金曜日に放送されていた単発番組の『金スペ!』が編成の都合で『水トク!』として水曜枠への移動が決まる2006年10月改編まで1年間放送された。
放送終了と反響
デジタルリマスター版放送終了の報が2006年8月発売のTV番組紹介雑誌に掲載されてから毎日放送の「お便りコーナー」には終了を惜しむ声や継続を求める投書が多数寄せられ、全国にも反響が多く広まった[注 10]。「幼いころの思い出が詰まった番組、後世に残すべき作品なので、ぜひ放送して。」「子供と一緒に見たい。放送できないのなら、せめて全作DVDの発売を。」など、「お便りコーナー」には、番組終了翌日に2700通ものメッセージが届き、2007年夏には5000通を突破している。その後も番組への意見は続々と寄せられている。
2011年には東日本大震災の影響で、宮城県気仙沼市の昔ばなしとして1977年に放送された「みちびき地蔵」の回が注目された[14]。
2011年春、1日限りの復活
2011年(平成23年)4月10日、毎日放送が保有するTBS系列の全国ネットでのテレビアニメ放送枠『日5枠』(日曜17:00 - 17:30=夕方5:00 - 5:30)で放送されていた『STAR DRIVER 輝きのタクト』が終了した後、後番組『青の祓魔師』開始前の週に1日限りの復活特番として[注 11]、過去の作品から『一休さん』と『一寸法師』が放映された[注 12]。毎日放送創業60周年記念事業として第1弾の発売が迫っていたDVDソフト化の宣伝を兼ねていて、デジタルリマスター版終了以来5年ぶりとなるTBS系列全国28局ネットで放送。日曜夕方という時間帯でありながら8.0%の視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。
この1日限りの復活にあわせ、有機野菜などの宅配を手がけるオイシックスは、番組提供スポンサーとして『昔ばなし』風に仕上げた30秒のCMを特注、「会社としても背伸びをしたので1回限り」の冠を付けて放送、大きな反響を呼んだ[要出典][16][注 13]。これを受けMBS社長河内一友は「毎週レギュラーでの復活は難しいとしても単発スペシャルは今後も実施する」と表明した。
→詳細は「河内一友 § 日本昔ばなしと60周年」を参照
2011年夏、夏休みアニメスペシャル
2011年8月18日の19:00 - 20:54に、毎日放送(関西ローカル)で『スパモク!!』(TBS制作)を自社差し替えとして、『夏休みアニメスペシャル まんが日本昔ばなし』が放送された[注 14]。放送された作品は『しょじょ寺の狸ばやし』『ねこの盆踊り』『金太郎』『雷さまと桑の木』『河童の雨ごい』『あずきとぎ』『耳なし芳一』『おいてけ堀』[注 15]で、作品・映像紹介のナレーションを高井美紀(MBSアナウンサー)が担当。エンディングでは、過去のエンディングテーマから『グルッパーのうた』『かあさん(マザー)』『トッピンからげて逃げられて』の3曲を「お宝映像」(放送当時の映像)とともに流してから、おなじみの『にんげんっていいな』を放送した。
TBS(関東ローカル)でも8月14日の17:00 - 17:30、21日の16:30 - 17:00、28日の16:00 - 16:30の3回に分けて遅れネットした。このほか一部のTBS系列局でも後刻番販ネットされている(別のタイトルで放送した局もある)。
2012年お正月スペシャル
2012年(平成24年)1月3日の9:00 - 9:54に、毎日放送・山陽放送・長崎放送で『まんが日本昔ばなし お正月スペシャル』が放送された。放送された作品は『十二支の由来』『桃太郎』『さだ六とシロ』『ききみみ頭巾』。前年9月のCI実施に伴い、制作クレジットが「毎日放送」から新CIロゴの「MBS」表記に変更されている。
40年の時を越えて
衛星テレビ局の時代劇専門チャンネルで、2015年7月から[18] レギュラー時の時間帯に厳選した240話が放送されることが決定された(詳しくは放送予定を参照)。内容は2005年のTBS系全国ネットでの放送と同様、主題歌と各エピソードのフィルムを新たにハイビジョンテレシネしたリマスター映像と制作時のクリアな音声で放送。なお、OPとED映像は独自テロップが使われる。
また、インターネットテレビ局であるAbemaTVでも2017年10月14日より家族アニメチャンネルにて配信開始している。
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放送期間
- ANN(毎日放送、NET=現・テレビ朝日)系
- 1975年1月7日 - 1975年3月25日
- JNN(毎日放送、TBS系)
- 1976年1月3日 - 1994年9月24日
- JNN系(一部地域での再放送)
- 1994年10月1日 - 2000年3月25日(TBS)
- 1994年10月1日 - 2001年11月24日(毎日放送)
- 1994年10月1日 - 2003年9月27日(中部日本放送=CBC)
- JNN系(デジタルリマスター版)
- 2005年10月19日 - 2006年9月13日
- 時代劇専門チャンネル
- 2015年7月4日 - …19:00 - 20:00
- 2015年7月12日 - …08:00 - 09:00(リピート放送)
- 毎週土曜19時にレギュラー放送が決定。全1,474話から厳選した240話を、順次放送していく(1時間1回あたり5話分を放送する)。
- 2015年7月13日 - …14:45 - 15:00
- レギュラー放送向けに厳選された240話を、平日(月曜日から金曜日)の14時台後半に日替わりで1話ずつ放送(2016年7月前半まで)。なお、直前の「日替り長編アワー」の放送作品が105分を超える長尺であった場合、放送開始時間が最大1時間繰り下げとなる[注 16]。
この他、同チャンネルでは国民の休日などを使って、今後放送される作品を60話ずつ放送する。
配信期間
番組の流れ
- 本放送時代
- オープニング→提供・CM→Aパート→CM→Bパート→CM→次回予告→エンディング→提供・エンドカード(ブルーバックに白抜きで「まんが日本昔ばなし おわり」と書かれていた。1986年頃からはエンドカードの後に『クイズダービー』[注 17]のジャンクションが流れた)
- ローカル枠時代
- オープニング→提供・CM→Aパート→CM→Bパート→CM→エンディング→提供→次回予告・エンドカード(着物姿の子供3人が遊んでいる切り絵の下部に次回放送分のサブタイトルと「まんが日本昔ばなし おわり」のテロップが流れる)
- デジタルリマスター版
- オープニング[注 18]→提供・CM→Aパート→CM→Bパート→提供・ローカルCM→エンディング→次回予告(次回放送分のハイライト映像をバックに、「次回のまんが日本昔ばなしは(Aパート)(Bパート)をお送りします」のテロップと「次回は、ご覧の作品をお送りします」の女性ナレーションが5秒間入る。その後にステブレレスで『あなた説明できますか?』[注 19]へと接続していた)
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出演者
スタッフ
- 企画・製作:川内彩友美(愛企画センター)
- プロデューサー:衛藤公彦[19]、中田実紀雄[19]、関昭、鬼丸一平 他
- チーフディレクター:前田庸生[19]、小林三男
- 監修:川内康範
- 音楽:北原じゅん
- 音響(オーディオ・ディレクター):田代敦巳
- 編集:古川雅士
- 作画(チーフ・アニメーター):上口照人
- アニメーター・演出:辻伸一 他
- 文芸(ダイアローグ):沖島勲
- 選曲:吉野勝久
- 音楽制作:愛プロ
- 効果:小林真二(石田サウンドプロ) 他
- 色彩設定:斉藤裕子、三上由美、松浦恵理子
- 制作担当:小暮一人、関昭、岩井幸一、宮坂桂、田口住雄、金正廣、中田実紀雄、工藤進 他
- 製作事務:松田和子
- アニメーション協力:亜細亜堂、あかばんてん 他
- 製作:愛企画センター、グループ・タック、毎日放送→MBS
主題歌
要約
視点
オープニングテーマ
- 「にっぽん昔ばなし」
- 作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん / 編曲 - 小谷充 / 歌 - 花頭巾
- オープニング映像はでんでん太鼓を持った子供[注 20]を乗せた龍が空を飛ぶ。「龍の子太郎」がモチーフといわれたりしたが[注 21]、これを描いた杉井ギサブローは「龍の子太郎」は見たことがなく、「自分がイメージしたものを自分で描いたものです。」と語っている[23]。第1期時代は子供と龍の出番は少なく、スタッフクレジット部分は静止画像だったが、第2期以降は出番が多くなり、スタッフクレジットも龍が飛ぶ場面に重なる様になった。1979年放送の正月特番時には、子供が烏帽子を被って鈴を持ち、龍は前足に玉を持ち、初日が昇る富士山近辺の雲海を飛ぶという特別バージョンで放送され、ゴールデン帯から放送時間が変更になった平成6年4月以降は、タイトル文字にも色がついた。
- 当初は東芝EMI(→EMIミュージック・ジャパン→ユニバーサルミュージックジャパン)から発売されていたが、後年の再発売は、下記エンディングテーマ曲(『にんげんっていいな』など)とのカップリングで日本コロムビア[注 22]から行われることが多くなった。
- 歌手は花頭巾とあるが、その詳細に関しては現在まで公開されていない。
エンディングテーマ
エンディング映像は曲が変更されると同時に変更された。子供が広く親しめるよう、オープニングと違い「日本昔ばなし」のイメージにはこだわらず、西洋的・近代的な概念などが用いられるパターンもあった[注 23]。
- 第1期
- 「グルッパーのうた」
- 作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん / 編曲 - 小谷充 / 歌 - キーパー・メイツ(東芝レコード/東芝EMI)
- 第2期
- 「グルッパーのうた」(1976年1月〜1977年12月本放送)
- 「ジャンケン ポン(グー・チョキ・パーのうた)」(1978年1月〜1980年3月本放送)
- 作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん / 編曲 - 角田圭伊悟 / 歌 - ひまわり(東芝レコード/東芝EMI)
- 「かあさん(マザー)」(1980年4月〜1982年12月本放送)
- 作詞・作曲 - 川内康範 / 編曲 - 竜崎孝路 / 歌 - 関森れい、ミンツ(EASTWORLD/東芝EMI)
- 「トッピンからげて逃げられて」(1983年1月〜12月本放送)
- 作詞・作曲・編曲 - 玉木宏樹 / 歌 - 常田富士男(ポリドール)[注 24]
- 「にんげんっていいな」(1984年1月〜1988年3月、1990年10月〜1994年9月本放送、1994年10月〜2003年9月再放送、CS再放送、HDリマスター、メディア媒体)
- 作詞 - 山口あかり / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 久石譲 / 歌 - 中島義実、ヤング・フレッシュ(日本コロムビア)
- 2007年にガガガDX(ガガガSP)が、日産自動車「セレナ」CMソングとしてカバーしているほか、二次元キャラクタープロジェクトである「超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』」が2022年9月21日にリリースした楽曲「カリスマっていいな」(作詞・作曲・編曲:CHI-MEY、歌:七人のカリスマ(福原かつみ、日向朔公、小野友樹、橋詰知久、細田健太、山中真尋、大河元気)、アルバム『カリスマ ワールド』収録)は、本楽曲を基に作られた[24]。
- なお、原盤が日本コロムビアであるが、理由は不明であるが2009年頃[25][26]からは同社のCD等では柏木玲、ヤング・フレッシュ歌唱、伴奏も佐藤泰将による編曲[27]のカバーが収録されている。
- 「ほしさがし」(1988年4月〜1988年12月本放送)
- 作詞 - 伊藤アキラ / 作曲・編曲 - 有澤孝紀 / 歌 - 相田文三、東京少年少女合唱隊(日本コロムビア)
- 「みんなでたんじょうび」(1989年1月〜1990年9月本放送)
- 作詞 - 伊藤アキラ / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 高田弘 / 歌 - 中村花子、ヤング・フレッシュ(日本コロムビア)
- 日本コロムビアから発売される童謡集に収録されることがある。
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各話リスト
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1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年 - 1995年
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放送局
要約
視点
第1期
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ネット局参照:『毎日新聞』1975年1月7日付朝刊18面、本作新番組広告より。
第2期
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
系列は終了当時のもの
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最高視聴率
受賞歴
映画
テレビエピソードから、『東宝チャンピオンまつり』枠で、1977年3月19日に『桃太郎』[72]、1978年3月18日に『かぐや姫』[73]が劇場公開、『東映まんがまつり』枠で1982年3月13日に『ほらふき天狗』、『おけさねこ』の2編が劇場公開されている。
ラジオ番組
1978年10月からラジオドラマ版の『日本昔ばなし』(にほんむかしばなし)がMBSラジオ、TBSラジオ、静岡放送他にて毎週土曜18:30 - 19:00、中部日本放送(現:CBCラジオ)では毎週土曜19:30 - 20:00に放送された。制作はMBSとグループ・タック。出演はテレビと同様、常田・市原の2人。[注 28]
朗読会
要約
視点
語りを担当した市原悦子の死後に『SHIBUYAエンタメカルチャー公演』として「市原悦子を偲んで 追悼朗読会『まんが日本昔ばなし』~美しい日本語とこころの琴線にふれる、情感豊かな語りの風景の世界~」の名称で、2020年1月25日・26日にセルリアンタワー能楽堂にて、市原がライフワークとして取り組んできた日本昔ばなしの朗読や、それにまつわるトークを披露する公演を行われた[80][81]。公演では朗読のほかにも、市原と親交が深かったさまざまな文化人をゲストに招き、未公開の朗読アニメーションを紹介した[80]。
- 市原悦子を偲んで 追悼朗読会『まんが日本昔ばなし』~美しい日本語とこころの琴線にふれる、情感豊かな語りの風景の世界~
- 2020年1月25日
- 2020年1月26日
- 2020年1月26日
- 司会:寺田理恵子
- 演奏:鎌田雅人
- 第一部出演者:人見奈緒子、松岡隆徳、上山裕子、姫地実加、相川由里
- 第二部ゲスト:あめくみちこ、生島ヒロシ、石井めぐみ、黒田こらん、佐藤B作
その後、今度は『SHIBUYAエンタメカルチャー 第2回公演』として「震災復興支援朗読会『まんが日本昔ばなし』」の名称で、2020年3月8日から11日にかけてセルリアンタワー能楽堂にて、チケット収益の一部は復興支援のために寄付される名目で再び公演予定だったが、新型コロナウイルスの流行の影響で2020年3月8日から10日までは中止になった(11日は公演された)[82]。多彩なゲストや有志の参加者による日本昔ばなしの朗読や、分身ロボット・OriHimeを介した、気仙沼の人々とのトークライブも行われた[82]。
- 震災復興支援朗読会『まんが日本昔ばなし』
- 2020年3月11日(他の日程・出演者は中止)
また、『SHIBUYA エンタメカルチャー 第3回公演』として「震災復興支援朗読会『まんが日本昔ばなし』震災復興10周年メモリアル」名称で、2021年3月11日にセルリアンタワー能楽堂にて、日本昔ばなしなどが朗読されるほか、被災地となる宮城・気仙沼と会場をつないだトークライブが展開された[83]。
- 震災復興支援朗読会『まんが日本昔ばなし』震災復興10周年メモリアル
- 2021年3月11日
- 総合ナビゲーター:生島ヒロシ
- 出演者:高島礼子、室龍太(関西ジャニーズJr.)、安寿ミラ、黒田こらん、杉浦琴乃、桜咲彩花、寺田理恵子、生島ヒロシ
舞台
要約
視点
2022年公演
「舞台「日本昔ばなし」 貧乏神と福の神〜つるの恩返し〜」の題名で公演[84]。主演は小出恵介。2022年10月に事故で死去した仲本工事が貧乏神役で出演する予定であった。
- 日程・会場
- 2022年11月17日 - 27日(東京芸術劇場 シアターウエスト)
- 出演
2023年公演
「まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』」の題名で公演[86]。主演は和田優希。
- 日程・会場
- 2023年6月7日 - 11日(ヒューリックホール東京)
- 出演
2024年公演
『日本昔ばなし 太宰治原作 御伽草子より舞台版「舌切雀」』の題名で公演[87]。主演は内博貴。
- 日程・会場
- 2024年2月9日 - 18日(ヒューリックホール東京)
- 出演
主なスタッフ(舞台)
- 原作協力
- 「まんが日本昔ばなし」川内彩友美(愛企画センター)(2022年・監修も担当)
- 『まんが日本昔ばなし』(愛企画センター)(2023年)
- 脚本:モトイキシゲキ(2022年 - 2024年(2023年は上演台本の表記。2024年は作の表記))
- 演出
- モトイキシゲキ(2022年 - 2023年)
- 手代木梓(トーキョースタイル)(2024年)
- 音楽:鎌田雅人
- 美術:加藤ちか
- 照明:柏倉淳一
- 音響・効果:戸田雄樹(2024年は音響のみの表記)
- 映像:手代木梓
- 衣裳デザイン:大西理子(2024年は衣裳プランの表記)
- 振付:林希(2024年)
- ヘアメイク:中原雅子(2024年はヘアメイクプランの表記)
- 主催
- 舞台「日本昔ばなし」製作実行委員会(プロデュースNOTE/リズメディア)(2022年)
- 舞台『まんが日本昔ばなし』製作実行委員会(エイベックス・エンタテインメント/プロデュースNOTE)(2023年)
- 舞台「日本昔ばなし」製作実行委員会(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/プロデュースNOTE)(2024年)
- 制作
- プロデュースNOTE/アオイスタジオ(2022年)
- プロデュースNOTE/N2TOKYO(2023年)
ラッピング電車
その他
- この番組には時代と共に絵の差し替えや台詞の変更をして放送されている話があるため、同じ話でも微妙に異なるバージョンが存在する。
- 話の結末は必ずしもハッピーエンドのものばかりではなく、視聴者が考えさせられる話や、絶望的・理不尽な結末を迎えるシリアスなものもあった(「キジも鳴かずば」「吉作落とし」「さだ六とシロ」など)。また、多くの人命を奪う災害をテーマにした作品も少なからず存在する(「山つなみ」、「稲むらの火」、「みちびき地蔵」など)。ジャンルも、コミカルなものやファンタスティックなものから、ホラー色の強いもの(「十六人谷」「亡者道」など)まで様々あった。
- 1995年4月からはアミューズ傘下のアミューズソフト販売→アミューズソフトエンタテインメント(現:アミューズ・アミューズソフト)によって家庭用ビデオソフト化され、VHSで各2話収録された単巻が60巻、10巻組はユーキャンの新聞(全国紙/地方紙)に掲載される通信販売にて全6集まで販売され、累計430万本を売り上げた[88][89]。
- 2008年2月に全国の郵便局と当時の郵便事業各支店から特殊切手「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」の一つとして本番組にて放送した話から抜粋したシーン10点を80円切手シートにした上で販売した[90]。
- 2010年12月から2011年1月にかけて、MBSテレビの深夜番組『ロケみつ』でパロディ企画「じっしゃ西日本横断ブログばなし」が行われた。番組の名物企画「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」と『昔ばなし』を引っかけたもので、次回予告のナレーションに市原の物真似でなかじままりが投入され、「にんげんっていいな」の動物には番組レギュラーの月亭八光、宇都宮まき、ローラ・チャン、桜 稲垣早希が扮した。
- 2011年4月から2年間にかけて、毎日放送開局60周年とTBS系での放送開始35周年の記念企画として、各4話収録のDVDが単巻60巻およびDVD-BOX5巻組で発売された(年3回)。MBSラジオでは、関岡香・田丸一男・加藤康裕・上田悦子(いずれも毎日放送のアナウンサー、2012年4月からは松井愛・松本麻衣子)のナレーションによるDVDのスポットCMを随時放送。2011年4月に発売されてから、2カ月で約24万本の売り上げを記録した。DVDのキャッチコピーは「伝えていきたい、日本人の心の原点。」である[88]。
- 1471作品全ての商品化は現在まで実現していない。
- 金龍ラーメンが毎日放送の地元・大阪市内で営む店舗の屋根に飾られている龍の立体看板は、当番組オープニングのアニメーション映像に登場する龍をモチーフに、看板業者のポップ工芸が1997年に製作。大阪を象徴する看板に数えられている。ただし、道頓堀店(大阪市中央区)に1992年頃から設置されていた立体看板では龍のしっぽの部分が隣接地にまで及んでいたため、隣接地の所有者がこの部分の撤去を求めて金龍ラーメンの運営会社(金龍株式会社)を提訴。大阪地方裁判所では、龍のしっぽの部分と外壁のひさしが隣接地の所有権を侵害していることを認めたうえで、同社に対してこの部分とひさしの撤去を命じる旨の判決を2023年10月26日に言い渡した[91]。
- 2012年には、「まんが日本昔ばなしカレンダー」が発売された。
- 2011年12月2日から放送された富士フイルムの年末年始向けテレビCM「フジカラー年賀ポストカード」の2011年版では、2012年が辰年であることにちなんで、川内彩友美・愛企画センターからの協力の下に当番組のオープニング映像を再現。「にっぽん昔ばなし」の音源をBGMに、樹木希林演じる晴れ着姿の綾小路さゆりが、龍の背に乗りながら登場した。
- 2010年代から放送されていた「おはぎの丹波屋」のテレビCM「日本おはぎばなし編」では、ナレーターに常田と市原を起用したほか、当番組の制作に携わっていたスタッフがアニメーション映像を手掛けていた[92]。
- 毎日放送→MBSラジオで平日に放送されている生ワイド番組『上泉雄一のええなぁ!』では、毎日放送アナウンサーの藤林温子がカラオケで「にっぽん昔ばなし」を歌唱した音源を、「お父さんのためのトレンディ講座」(2018年4月2日から2019年3月25日まで月曜日の夕方に放送されていた担当コーナー)直前のジングルとして随時流していた。2019年1月14日放送分の同コーナーでは、このジングルを流したうえで、当日にジングルを流した理由(市原の訃報)を藤林が紹介。さらに、他の出演者(先輩アナウンサーの上泉雄一と同局プロ野球解説者の金村義明)が、当番組の思い出話を披露することによって市原への弔意を示した。
- フリーアナウンサーの赤江珠緒(毎日放送と同じ在阪局・朝日放送(当時)出身)はこの番組の熱心なファンで、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『たまむすび』で「宝くじが当たったら“まんが日本昔ばなし”を流し続けるスポンサーをやりたい」と発言し、2014年10月22日に市原悦子のゲスト出演が実現した際は敬意を直接伝えた。番組で民間伝承に言及する際は『昔ばなし』を引き合いに出す事が多く、2017年に産まれた娘にもDVDを見せているという。2018年常田富士男の訃報を番組で弔意とともに伝え、半年後に市原が亡くなった際は2014年の出演回振り返りに1コーナーを充てた[93]。『たまむすび』が番組終了する2023年3月最終週、ミニコーナーの形で放送されていた「朗読のミカタ」に赤江が登板し、『昔ばなし』の絵本から選出した「安珍清姫」、「子育て幽霊」、「タヌキと彦市」、「貧乏神と福の神」を朗読した。
- 『おやすみ日本 眠いいね!』(NHK総合テレビで深夜に不定期で生放送)では、「日本眠いい昔ばなし」(視聴者を快眠に誘えるような民話を当番組と同じテイストで紹介するVTR企画)を、2012年1月の第1回から2018年12月まで放送。市原が当番組と同じ口調で語り役(ナレーター)を務めるとともに、7年間で72話を紹介した。市原は、放送期間中に自己免疫性脊髄炎で療養生活を余儀なくされながらも、療養先の自宅で月に1回ナレーションを収録。同番組では、市原の死去を受けて、2019年2月17日深夜の本編(生放送)終了後に『市原悦子さん ありがとうスペシャル』を放送した[94]。
- 制作局の毎日放送では、2020年3月1日からYouTube上で開設したアナウンサー室の公式チャンネルで、くもん出版との共同企画「アナウンサーが読む日本の昔話」を同年5月18日から期間限定で配信。同室に所属する現役アナウンサーが、1人1話のペースで朗読を担当している。配信対象は、くもん出版刊行の「子どもとよむ日本の昔ばなし」シリーズ(小澤俊夫再話・監修)に所収されている「花さかじい」「ももたろう」「えんまさまのしっぱい」「ねずみのすもう」「へっこきよめさん」で、「えんまさまのしっぱい」以外の昔話は当番組でも紹介されていた。ただし、朗読中に流れる動画には、当番組のアニメーションではなく、この企画に賛同した絵本の作者から特別に提供された絵を使用している。
脚注
参考資料
関連項目
外部リンク
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