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フライングドッグ
日本のレコード会社 ウィキペディアから
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株式会社フライングドッグ(英語:FlyingDog, Inc.[1])は、アニメーション映像・音楽制作を行う日本の企業。ビクターエンタテインメント株式会社(2代目法人)の機能子会社。ブランドのロゴでは「flying DOG」と表記される。
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歴史
要約
視点
ビクターエンタテインメント(旧ビクター音楽産業)時代
FLYING DOG
フライングドッグ(FLYING DOG)は元々、1976年にビクター音楽産業(後のビクターエンタテインメント)で高垣健[3]が、『ニューミュージックマガジン』編集長だった平田国二郎を責任者に迎えて創設したレーベルであった。洋楽部門傘下のおもに邦楽ロックを対象とするレーベルであったが、1980年代半ばにリリースが途絶えていた。レコードのレーベルデザインは白地に卵黄のアップ写真を背景に、あけぼののシンボルと似た旭日旗様のレイアウトで「FLYING DOG」と表記されたものであった。所属アーティストはPANTA、野宮真貴、ハルメンズ、渡辺勝、山岸潤史など。
その後高垣はInvitationを設立。さらに同レーベルの組織が大きくなると、1992年に一部を分割してSPEEDSTAR RECORDSを設立した。またPANTAとマネージャーによる『有限会社 フライングパブリッシャーズ』など、本レーベルに由来した名称の企業もある。
旧フライングドッグ時代の作品をビクターエンタテインメント自体で再発売する際には、Victor・Invitation・SPEEDSTARなどのレーベルに変更されることが多いが、外部に原盤を貸与して発売する場合はフライングドッグ(第1期)のレーベルを再現することがある。
m-serve
ビクターエンタテインメントは元々、アニメ事業を手掛けていたが、2000年頃よりのアニメ部門が公式ウェブサイトならびにフリーペーパーの名称としてm-serve(エムサ)を使用開始した。レーベル名は従来からのVictorのままであった。公式サイトはフライングドッグへの移行後もしばらくm-serve時代と同じドメインを継続して使用していた。m-serve時代からのインターネットテレビ番組「m-serve style」に関しては名称を変更せずに引き継がれたが、2011年11月を最後に終了した。
株式会社フライングドッグ(旧JVCエンタテインメント)時代
日本ビクターの映像ソフト事業・部門の再編に伴い、ビクターエンタテインメントのアニメ制作部門およびアニメ関連事業は、2007年10月1日付でグループ企業のJVCエンタテインメントへ移管され、新レーベル「FlyingDog」(flying DOG)からリリースされる事となった[4]。ビクター音楽産業時代より20年以上アニメ音楽に関わってきた佐々木史朗プロデューサーによると、移管により「ビクター」という名前を使えなくなるが、ビクターのシンボルである「犬」という言葉をレーベル名に入れたいと思い、前述の高垣やPANTAなど旧レーベルの関係者を含む先輩方に了解を得たうえで「flying DOG」という名前に決めたという[5]。また、佐々木を含め社員に戌年生まれが多かったという理由もある[6]。
その後、2009年1月1日付で実施されたグループ再編によりJVCエンタテインメント(旧社)は株式会社フライングドッグへ社名を変更し、アニメ関連事業専門となる[7]。代表取締役に佐々木史朗が就任した。
会社設立10周年となる2019年は、新旧所属アーティストを集めて2月2日に「フライングドッグ10周年記念LIVE―犬フェス!―」を東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催[8]。フェスに先立ち、10周年記念MIXアルバム『DOG RUN!!』をリリースした。
2025年5月26日より、ラジオ型音声配信アプリ「Stationhead」にて、テーマ別プレイリストを作成し、同社の楽曲を配信する音声コンテンツ『Weekly FlyingDog』の配信を開始[9][10]。
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特色
- 佐々木社長は「最初から最後まで手作りで音楽を作る町工場」のようなレーベルというイメージを持っている[6]。こぢんまりしているように見えて、アニメソングで世界につながっているような形が理想としている[6]。
- ロゴマークは水色の丸の中に尻尾を立ててジャンプしている犬のニッパーのシルエット、その下に「flying DOG」の文字が入る。キャッチフレーズは「WE CAN fly, WE ARE “flying DOG”s!」[4]。
- テレビCMでは、ロゴマークに合わせて声優や歌手が「わんっ、はははっ」と犬の鳴きまねをするパターンがある。2012年には誰の鳴きまねか当てるという「わんわんキャンペーン」を行った[11]。
- ビクターエンタテインメントや社内カンパニー・傘下企業所属の演歌・歌謡曲系や邦楽ロック・ポップス系等の歌手がアニメ関連の楽曲を担当した場合は本来の所属レーベル(ビクター・SPEEDSTARなど)からリリースされることがある一方、本レーベルのコンピレーションアルバムに収録されることがある。逆にフライングドッグ側に移管(または本体と共有扱い)された音源がビクター本体の発売によるコンピレーションアルバム(非アニメ関連を含む場合など)で販売されたことがある。
- ビクターから移管前の1982年より「マクロスシリーズ」の音楽制作を続けており、フライングドッグとしては『マクロスF』(2008年)以降のシリーズ作品に関わっている。所属アーティストにもマクロス関連人物が多い。
新人オーディション
次世代のアニソン歌手を発掘するオーディションを開催している。
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主なアーティスト
要約
視点
現在籍者
- AKINO from bless4(AKINO with bless4)
- 新居昭乃
- ALI PROJECT(ランティスにも所属)
- 大渕野々花
- 梶浦由記
- 菅野よう子
- 坂本真綾
- JUNNA
- 鈴木みのり
- 綴
- 東山奈央
- 中島怜
- 西田望見
- ぽかぽかイオン
- 牧野由依(→エピックレコードジャパン→テイチクエンタテインメント→)
- millennium parade
- 諸星すみれ
- 安野希世乃(音楽制作プロデュース)
- 遊遊
- りぶ
- わたてん☆5
- ワルキューレ(2023年活動休止)
元在籍者
- AIKI(元bless4メンバー)
- 相坂優歌
- 有坂美香(→ポニーキャニオン/Knife Edge→フリー)
- 石川智晶(自主レーベル「MATERIAL WORLD」設立)
- 糸奇はな
- 岩田光央(m-serve時代に所属、現在はランティスよりリリース)
- WEST GROUND(西辺誠の作曲家兼プロデューサー名義。2021年4月にフライングドッグを退職し同年5月に株式会社ビリビリに移籍[14])
- YELL
- OToGi8
- 柿島伸次
- 清浦夏実
- 桑島法子(オリジナルアルバム1枚、ベストアルバム2枚リリース)
- コミネリサ(小峰理紗/lisa)
- 酒井ミキオ (一時期、裏方の仕事が中心となっていたが2011年内のスクライド新アニメ企画より歌手活動を実質再開)
- ザッハトルテ
- savage genius(2010年7月の結婚・妊娠発表以降から活動休止。2014年に活動再開)
- See-Saw(現在ユニットとしては活動休止中)
- 下地紫野
- JAM Project(m-serve時代に所属[15]、ランティスと相乗りでのリリース後に同社へ一本化)
- Taja
- 田中理恵
- 千菅春香
- Trident(2016年解散)
- 中島愛(→ストロボミュージック)
- 中野愛子
- ナノ(インディーズ→日本コロムビア)
- 南里侑香(FictionJunction YUUKA)
- 西沢幸奏(EXiNA名義として、SACRA MUSICへ移籍)
- 沼倉愛美(2020年2月にアーティスト活動終了)
- 野水いおり
- hibiku
- FictionJunction
- Fire Bomber
- 福山潤(→ポニーキャニオン)
- manzo
- 三重野瞳(m-serve時代に所属、現在は主に作詞家、別名義で構成作家や脚本家としても活動)
- 宮村優子(m-serve時代に所属、現在は声優専業へ)
- 松元環季(引退)
- 美波(→ワーナーミュージック・ジャパン)
- May'n(→Digital Double)
- 山口理恵(引退)
- 悠木碧(2017年4月に契約解消、後に日本コロムビアへ移籍)
- 吉田旬吾
- YOHKO
- ROUND TABLE featuring Nino
- la la larks
- Rayflower
- ROCKY CHACK
- Rhodanthe*(2022年活動終了)
作品
要約
視点
テレビアニメ
太字は自社から映像ソフトを発売しているもの。
m-serve時代
フライングドッグ時代
2000年代
2010年代
2020年代
ドッグオンビート
フライングドッグの一部門であり、野崎圭一が室長を務める。
劇場アニメ
OVA
テレビドラマ
- ごちそうさん(2013年)
インターネットラジオ
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脚注
関連項目
外部リンク
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