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キミとアイドルプリキュア♪

日本のテレビアニメ番組、メディアミックス作品 ウィキペディアから

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キミとアイドルプリキュア♪』(You and Idol Precure♪)は、2025年2月2日から朝日放送テレビの制作により、テレビ朝日系列で毎週日曜8時30分から9時に放送されている、東映アニメーション制作のテレビアニメ。「プリキュアシリーズ」の通算22作目にして[1][2]、20代目のプリキュアに当たる。

概要 キミとアイドルプリキュア♪, ジャンル ...

略称は「キミプリ[3][注 1]。キャッチコピーは「歌って踊ってファンサして♡キミと一緒に!キラッキランラン〜♪」。

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概要

要約
視点

これまでのシリーズでも一要素としてきた「アイドル」を全体のモチーフとし、「“キミ”がいるから輝ける、強くなれる!」をテーマに、伝説の救世主・アイドルプリキュアが大好きな人や、大切な人、応援してくれる人、隣にいる人、目の前にいる人など“キミ”のために、歌って踊って「ファンサ」し、“キミ”の存在がアイドルプリキュアをキラキラ強く輝かせるというコンセプトで制作される[1]

物語の意図について、ABCアニメーションプロデューサーの西村舞音は一般的に想像し得る「アイドル」としての要素だけでなく、応援してくれる側の存在もとらえ、「いつも応援してくれる“キミ”がいるから、隣で一緒にステージに立ってくれる“キミ”がいるから、私は輝くことができる。そしてその輝きは一方通行ではありません。もらった輝きを“キミ”に返すことで、“キミ”と“私”で照らし合っていく……。全ての“キミ”そして“私”が『キラッキランラン~♪』になれるような、そんな作品をお届けします」と、東映アニメーションプロデューサーの村瀬亜季は「普通の中学生が、ある日とつぜん華やかなステージに立ち、戸惑いながらも懸命に。誰かを笑顔に、キラキラにしていく。ありきたりかもしれませんが、スポットライトの下で頑張るその姿が、私の知っている“プリキュア”の姿と重なりました」「主人公のうたは、大好きな歌を通じて、“キミ”と出会い、“キミ”と一緒に輝き、成長していきます。そんなうたと一緒に! プリキュアが大好きなキミも! まだプリキュアを知らないキミも! どんなキミも全員、キラッキランランになってもらいたい! 『キミとアイドルプリキュア♪』が、子供たちにとって、一緒にキラキラになれる存在でいられたらうれしいです!」とそれぞれ語っている[1]

今回のプリキュア役の声優陣のうち、初期メンバー3人はいずれもシリーズ出演経験者を起用しており、中でも紫雨こころ(キュアキュンキュン)役の高森奈津美は、『デリシャスパーティ♡プリキュア』のエナジー妖精・コメコメ役を演じており、3年ぶりにプリキュア役としてレギュラー再登板となった[2]。また、劇中世界の人気アイドル・響カイト役として、アイドルグループSnow Man佐久間大介を起用している[4][5]

これまでのシリーズ作品と同様、本作品でも文字多重放送データ放送を実施している。データ放送では3人のシルエットからプリキュアを見つけ出し、発見したら応援してプレゼントに応募することができるゲームとなっている。また、オーバーレイ表示機能による「リモコン操作による時刻表示」は、前作に引き続き通常表示と非表示、プリキュア仕様としてプリルンとメロロンが登場するリボンの形をした時計が選べる[6]。また次回予告後にはミニコーナーとしてプリキュアとファンサービスを練習する「キミとファンサレッスン♪」が設けられている。

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ストーリー

要約
視点

はなみちタウンに暮らす主人公・咲良うたは、歌うのが大好きなはなみち中学校に通う女子生徒。ある日、愛犬のきゅーたろうと散歩をしていると『桃太郎』のごとく摩訶不思議な桃が川から流れてくる。うたが桃を拾うと中から小さな生物が現れ、その生物は「キラキランドの妖精・プリルン」と名乗る。プリルンはうたに「平和だったキラキランドは、突如襲ってきたチョッキリ団のボス・ダークイーネによって暗闇に覆われてしまった」と語り、続けて「元の光あふれた世界に戻すため、伝説の救世主・アイドルプリキュアを探しにやってきた」と、はなみちタウンに来た経緯を述べる。

話を聞いたうたはプリルンと共にアイドルプリキュアを探すことになったが、その時はなみちタウンにチョッキリ団の幹部・カッティーと怪物・マックランダーが現れ街の人々のキラキラが奪われてしまう。うたが「キラッキランランにしたい!私の歌で!」と決意したところ、突如プリキュアリボンアイドルハートブローチが出現する。うたはそれらを用いて伝説のアイドルプリキュア・キュアアイドルへと覚醒するが、自身の変貌ぶりに驚愕する。しかし、何とか状況を掴んでマックランダーを倒しカッティーの悪事を阻止する。その後うたはキラキランドの女王・ピカリーネと謁見し、彼女から事情を聞いて助けることを誓う。またプリルンが勝手にアップしたアイドルの名乗りシーンと「笑顔のユニゾン♪」の歌唱シーンが「謎の新人アイドル」とメディアで取り上げられ話題となり、たちまち世間を席巻する存在となる。それは新学期を迎えた中学校にも波及し、入学生の紫雨こころが発起人かつ会長となりキュアアイドル研究会が発足する。アイドルの人気ぶりに最初は戸惑ったうたであったが、家族や友人たちの称賛の声を聞いてすっかり有頂天になり、それがマックランダーとの戦いで出てしまい精彩を欠く。しかし、プリルンがカッティーに侮辱されたのを見て我に返りマックランダーを撃破する。戦闘後アイドルは「わたしはただのアイドルじゃない。光で闇を照らす救世主!」と誓いを立て、チョッキリ団の壊滅を決意する。

新学期となりうたも2年生に進級し、天才ピアニストと名高い蒼風ななと同じクラスになる。うたはなながピアノのコンクールで失敗したのを聞いて励ますが、そこでプリルンの存在と自身がアイドルだとバラしてしまう。うたたちの慌てぶりを見たななは状況を酌んで他言しないことを誓う。そこで、ななもうたにアイドルとマックランダーの対戦を傍観していたのを語り「アイドルみたいに勇気が欲しい」と吐露する。その後、うたとななが幼少期に会っていたことが判明し一気に距離を縮める。その矢先2人目の幹部・ザックリーが現れ、うたはアイドルに変身し応戦するがピンチに陥る。それを見たななは「一緒に戦いたい!」と気持ちが芽生え、うた同様突如リボンとブローチが出現する。ななはそれらを用いて2人目のプリキュア・キュアウインクへと覚醒、そしてアイドルに加勢しザックリーを退散させる。戦闘後、2人はウインクで共闘の契りを交わす。

そんな最中、咲良家が営む喫茶グリッターに歌の留学のためアイドル活動を休止しているレジェンドアイドル・響カイトがお忍びで来店する。カイトはうたが接客に四苦八苦していたのを見て助太刀を行い、その後彼女にアイドルとしてのノウハウを教える。貴重な言葉を貰い浮かれるうたの前に、プリキュアの正体を知る謎の男性が現れ場が凍りつく。その男性は田中と名乗り、プリキュアのマネージャーに就くと申し出る。うたがピカリーネに尋ねたところ、その男性はプリルンの知り合いの妖精・タナカーンと判明し安堵する。その後コスメショップ・Pretty Holicからアイドルたちにキャンペーンの出演依頼があり2人は意欲を見せるが、タナカーンは「必要ない」と難色を示す。しかしうたたちとプリルンの説得で考えを軟化させ承諾し、タレントのマネジメントも担うようになる。そこでタナカーンは「2人の側にいたほうが効率が良い」と考え、グリッターでアルバイト店員として働くことに。こうして、アイドルたちは戦いとタレントの二刀流で活動するようになる。

ウインクの登場を機にこころは研究会をキュアアイドル&キュアウインク研究会と改称し、登校中に会ったうたとななにアイドルたちの「好き」を熱弁する。こころはダンスが得意であり、その界隈では小学生時代から名を轟かせていた。その後尾行していたプリルンを見つけ、彼女を介してアイドルとウインクとの対面を果たし狂喜乱舞する。そしてプリルンからスカウトされアイドル関係の仕事かと思いきや、いきなりマックランダーとの対決を言われおじけづく。その後、駆けつけたうたとなながアイドルとウインクに変身してマックランダーと戦うのを目の当たりにする。その場面を見たこころは「自分には無理…」と感じ、2人と決別しダンスに絞ることを決意する。しかし2人のことが脳裏をよぎりダンスに精彩を欠き、思わずアイドルの「笑顔のユニゾン♪」を口ずさむ。そこにうたとななが現れ、うたが励ましを込めて「笑顔のユニゾン♪」を歌うのを聴いて気持ちが吹っ切れ再度熱意を復活させる。ある日こころはアイドルたちのステージがあるのを知り半信半疑で行ってみるが、実際はザックリーが3人目のプリキュアになりうる人物をおびき出すワナだった。それを知ったこころは「ファンを弄ぶなんて許さない!」と激昂した瞬間、2人同様突如リボンとブローチが出現する。こころはそれらを用いてその3人目のプリキュア・キュアキュンキュンへと覚醒、そしてマックランダーを撃破しザックリーを落胆させる。戦闘後こころはうたとななに「2人を追い抜きます!」と決意表明し、2人もそれに「負けないから!」と返す。こうして歌のアイドル、ピアノのウインク、ダンスのキュンキュン、それぞれ秀でた特技を持つトリオのアイドルプリキュアが結成された。キュンキュン登場は瞬く間に学校を駆け巡り、会長のこころが知らぬ間に研究会の名称が会員の東中みことによってキュアアイドル&キュアウインク&キュアキュンキュン研究会と改称されていた。その後、タナカーンから各自のステージ曲(アイドル「笑顔のユニゾン♪」・ウインク「まばたきの五線譜」・キュンキュン「ココロレボリューション」)のCD化の話が来る。3人は満場一致で快諾し、歌手としてもグループ名・アイドルプリキュアでデビューを果たす。

一方、チョッキリ団ではカッティーとザックリーの相次ぐ失態にしびれを切らした2人のボス・チョッキリーヌが現れ、アイドルたちに宣戦布告する。次にマックランダーより凶暴なクラヤミンダーを使役しはなみちタウンへ侵攻するが、3人もトリオ曲「Trio Dreams」に乗せた合体技で応戦し阻止する。アイドルたちと対峙を重ねるにつれカッティーに心境の変化が表れ、出動前に動画を見たり握手会に参加するようになる。そしてキラキランドでも動きがあり、プリルンを姉と慕うメロロンが彼女を追ってはなみちタウンへやって来る。その後、プリルンが咲良邸に居候しているのを聞いたメロロンは「ねえたま(プリルン)と一緒にいる!」と自分も居候することをうたに告げる。それを見たタナカーンが「何やら賑やかになりそうですね」と呟く。メロロンはプリルンへの独占欲が強く、半ば強引に彼女をデートへ誘う。そこでななに薦められたデートスポット・伝説のハートキラリロックへ赴き、そこで看板に描かれていたイラストが自身が肌身離さず持っていた物と同一だと気づく。調べて見ると「何でも願いを叶えてくれる『ハートキラリロック』」と判明する。

その後タナカーンからうたたちにはなみちタウンフェスへの参加依頼が伝えられ、3人は満場一致で快諾する。そこでプリルンがうたに「プリルンもメンバーだよ!」と言われ奮闘する。アイドルたちがフェスに向け特訓していたところ、偶然カッティーが通りかかる。その風景を見た彼は感銘を受け「自分はもうアイドルたちのファン。戦いたくない」と戦意喪失する。それをダークイーネにバレてキラキラを奪われ、ロボット型の怪物・カッティンダーに変貌する。異変を感じた3人は対峙するも圧倒的な強さに押され、それを見たプリルンも応戦するが歯が立たず。万事休すと思われたが、カッティーに「アイドルたちと戦いたくない!」と良心か生まれて退却し事なきを得る。その夜、プリルンはキラキランドへの帰郷を決めメロロンも同行することに。

帰郷した2匹はピカリーネに謁見し、そこでプリルンが「ビッグキラキラリボンが復活すればアイドルたちを助けられる!」と意気込みその場を後にする。メロロンも後を追おうとしたがピカリーネに呼び止められ彼女からビッグキラキラリボンが復活できないことと、自身が持っていたハートキラリロックについての説明を受ける。プリルンは集めたキラルンリボンをビッグキラキラリボンに投入するが、しかし何も起こらなかった。それを見て絶望したプリルンのもとにメロロンが合流し、彼女にハートキラリロックを見せ「何でも叶えられるが、一番大事なものを封印する必要がある」とピカリーネからの忠告を伝える。それを聞いたプリルンはうたがよぎり「うたが一番大事な宝物、忘れたくない…。でも、アイドルも守りたい…」とジレンマに陥る。悩み抜いた結果「アイドルを守る!」と決意し、メロロンも彼女を尊重して鍵を掛けた。それぞれ何か大事なものを封印して…。

一方はなみちタウンではフェスにダークイーネに強化されたカッティンダーが再度現れ、アイドルたちが対峙するもねじ伏せられてしまう。遂に万事休すかと思われた瞬間、空から突如謎の2人組プリキュアが現れカッティンダーに応戦する。2人はキュアズキューンキュアキッスと名乗り、その後デビュー曲「Awakening Harmony」に乗せた合体技でカッティンダーを浄化しカッティーに戻す。そして彼はアイドルたちに今までの無礼を謝罪し、自らファンクラブ会員第1号と名乗り立ち去る。アイドルたちもズキューンとキッスにお礼を述べ、2人もそれぞれのファンサで応える。それを見た3人は心を奪われ、特にアイドルはズキューンのファンサポーズでロックオンされてしまう。

謎の2人は瞬く間にズキューンキッスのデュオ名で世間を席巻し、早速こころもアイドルプリキュア研究会と改称し研究を始める。そんな中うたが「ズキューン!」と連呼するようになり、心配になったなながこころに助けを求める。こころは「先輩はズキューンのファンになった」との見解を示し、うたも認めて研究会へ入部する(ななも成り行きで入部)。そんな中、タナカーンがプリルンたちの様子を見にキラキランドへ帰郷する。その後3人はまたズキューンとキッスに助けられ、アイドルがいろいろ聞こうとするも足早に去ってしまう。そこで街へ出て2人の情報収集をしていたところ、うたが「誰か変身しているのかな!?」と気づき慌てる。それを踏まえ、3人はズキューンとキッスの正体が世に知れぬよう捜索を始める。そしてうたがプリルン愛用のプリトイカメラで撮影したのを見返したところ、帰郷していたはずのプリルンが写っていたのに気づく。3人が後を追うとクラヤミンダーに対峙する彼女とメロロンを発見し、そして彼女たちが人間に変態してプリルンがズキューン、メロロンがキッスへと変身するのを目の当たりにし驚愕する。そこでキッスの回想においてプリルンの「アイドルを守る!」という思いと、メロロンの「プリルンの願いを成就させたい!」という思いにハートキラリロックが呼応する。その力でプリキュアリボンが誕生し、またうたから貰ったスプーンがリボンと融合してキラキラショータイムマイクが生成され、それらでプリキュアに覚醒したことが判明する。戦闘後うたは「プリルンとメロロンがプリキュアなんてキラッキランラン~♪」と祝福するも、プリルンに「キミは誰?」と言われ固まってしまう。またメロロンには「話すことはない」と素っ気ない態度を取られ、2匹はうたたちを尻目に空へと消えていった。

プリルンの言葉を信じたくないうたの前に2匹の調査をしていたタナカーンが戻り、彼から「プリルンはアイドルを助けるためうたさんの思い出を封印し、ハートキラリロックの力でプリキュアに覚醒した」と説明を受ける。彼は続けて「奇跡がない限り思い出は二度と戻らない」と衝撃の事実を告げる。一方メロロンも何かを封印してプリキュアに覚醒したが、タナカーンの調査では解明できなかった。3人はプリルンとメロロンがいそうな場所としてタナカーンの出張所を閃き、行ってみると「プリルン♡メロロンのいえ」と表札が掲げてあった。内装も2匹好みに改装されており、タナカーンの許可なく勝手に住み処としていた。そこで4人は2匹と対面し、メロロンは記憶を封印していないことに気づく。うた・なな・こころは改めてプリルンに自己紹介するも彼女は覚えておらず、あろうことかタナカーンの記憶も皆無だった。そこでタナカーンは「田中では覚えていない」と推測し、妖精態に戻ったところ彼女に懐かれる。それを見たななは「プリルンはキラキランドの記憶はあるが、アイドル以外のはなみちタウンでの記憶を封印した」と推察する。ななの説明を聞いたうたはプリルンの記憶を戻すべくはなみち山へのハイキングを敢行し、そこでアイドルに変身し彼女が持っていたキラキライトで記憶復活を願う。しかし、プリルンの記憶復活は叶わなかった。

めげずにうたは「一からプリルンとの思い出を作ろう!」と意気込み、単身出張所へ向かい彼女とのツーショットを撮る。そこにザックリーが現れ、あろうことかプリルンがキラキライト型のクラヤミンダーにされてしまう。うたは対峙しようとしたがクラヤミンダーにブローチを封印されて変身不能に陥り、メロロンも単独では変身できずなおかつ封印されて万事休す。それでもうたは「プリルンを助ける!」と決意し「笑顔のユニゾン♪」を歌唱する。するとどこからともなくハモる声が聞こえ、その瞬間奇跡が起こりプリルンがクラヤミンダーから脱出する。同時にブローチとメロロンも復活する。その後それぞれアイドル、ズキューン、キッスに変身しクラヤミンダーを浄化しザックリーを退散させる。戦闘後ズキューンがアイドルに「諦めずにキラッキランランにするって、うた言ってたよね?」と述べて変身を解き、続けてプリルンで「うたたちのこと全部思い出した!」とうたに告げる。それを聞いたうたは「忘れたままなんて耐えられなかった…」と本音を吐露しながら号泣し、その言葉にプリルンは彼女を抱擁しながら「もう絶対忘れない」と返す。傍観していたなな、こころ、タナカーンも歓喜する。そしてうたが「5人でアイドルプリキュアだね!」と発言すると、それにメロロンが「ズキューンキッスはアイドルプリキュアのライバル!」と抗い3人に敵対心を向ける。その言葉通りPretty Holicでアイドルプリキュアとズキューンキッスのコスメ対決が行われ、またメンバー内ではアイドル・ウインク派のこころとズキューン派のメロロンの間で激しい口論となる。果たして、うた・なな・こころとメロロンの溝は埋まるのだろうか?

一方チョッキリ団ではカッティーの脱退によりザックリーがワンオペ連勤を強いられ、癒しを求め無意識にウインクの「まばたきの五線譜」を聴くようになる。チョッキリーヌの命令で出動するが、連勤の疲労により倒れてしまう。そこに偶然居合わせたななに救護され、彼女にハンカチを借り「ありがとう」と礼を言う。その後の戦闘でもまた倒れウインクに介抱されるが、そこでは「嫌いだ!」と思わず発してしまう。ウインクはその言葉にショックを受けるが、ハンカチの件もあり「良心もあるのでは?」と推察する。その後ザックリーがななにハンカチを返そうとしたところ、突如現れた謎の男・ジョギによりザックリンダーに変貌してしまう。しかしウインクの説得と浄化技により改心し、彼女に「ウインク推しになってやるよ」とキザったらしく告げ立ち去る。彼を見たこころは「素直じゃないな…」と苦言を呈するが、ななは彼に光ある未来が訪れるのを信じ優しい眼差しで見送った。

ある日、こころが「Trio Dreams」を熱唱する少女たちを見て「心キュンキュンしてます!」と感動する。少女たちを見たこころは閃き、老若男女が参加できるオフィシャルファンクラブの設立をうたたちに提案する。それにうたたちも満場一致で可決し、(タナカーンの承諾なしに)事務局を出張所に構える。途中チョッキリーヌの妨害もあったが、4人と2匹(ほぼタナカーンのワンオペ)の頑張りで無事アイドルプリキュア&ズキューンキッス ファンクラブが立ち上がる。名簿を見るとキラキランド出身者が2名おり、名前を聞いたタナカーンは「聞き覚えがある」と呟く。時同じくして出張所にカッティーとザックリーが現れ突然妖精へ変態し、それを見たうたたちは驚愕する。実はカッティーはカッティン、ザックリーはザックリンというキラキランドの妖精であり、各自の傲慢がダークイーネに漬け込まれてチョッキリ団に入団させられたことをうたたちに話す。その後2匹は自分たちの悪事を謝罪し、それを聞いてうたたちは「欠かせない仲間」と温かく迎え入れる。そこでカッティンは「キュアチューブのおかげで自我を取り戻せた。もっと拡充してほしい」と要望する。それを聞いたうたたちは要望に応えるべく、各自が得意なジャンルの動画を投稿し順調に登録者を伸ばす。

ファンクラブやキュアチューブの影響で不動の人気を得た5人に、Pretty Holicからトークショーの依頼が来る。そこでファンから「5人は友だちなの?」と問われ、それにウインクが代表して「みんな友だちだよ」と答える。しかし、ショー終了後キッスが「アイドルプリキュアとは友だちじゃない!」と発言しズキューンを連れ足早に帰ってしまう。3人とメロロンの溝は未だ埋まっていなかった。この行動に温厚なプリルンもご立腹でメロロンに説教を試みるが、ウインナーで口封じされ失敗に終わる。それでもうた・なな・こころはメロロンに「友だちになって!」と懇願し、それにプリルンも賛同する。それを見たメロロンは「そんなの無理…、ねえたまの分からず屋!」と吐いて出ていってしまう。しかし、それとは裏腹に「本当はみんなと友だちになりたい…。でも、できない…」と本心を吐露する。その頃、咲良邸ではメロロンの心境を探るべくプリルンの分からず屋会議が執り行われる。そこでうたとこころが「プリルンを独占したいから友だちをつくらない」と結論づけるが、それにななが「そうなのかな?」と首をかしげる。その後メロロンは行きつけのはなみちタウン図書館へ赴き本を探していたところ、プリルンから情報を得て駆けつけたななと遭遇する。そこでななは「わたしも友だちづくり苦手だったけど、うたちゃんに勇気を貰って友だちができた」とメロロンに話す。それを聞いたメロロンは共感し、少しずつななに心を許すようになる。そんな最中クラヤミンダーが現れるが、メロロンは「ひとりじゃ変身できない」と慌てる。しかしななから「わたしがいるよ!」と鼓舞され、その言葉を信じて試みたところ無事キッスに変身を遂げる。その後駆けつけたプリルンがキッスを見て自身も単独で変身できると確信し、そしてズキューンに変身し加勢する。しかしキッスは分からず屋発言もありズキューンにわだかまりがあったが、彼女から「もうキッスから離れない。大好きだよ!」と告げられる。その言葉にキッスも安堵し、2人の合体技でクラヤミンダーを撃破する。戦闘後、メロロンはななたちの優しさと親切さを痛感し「みんなと友だちになりたい!」と決意する。しかしその途端突然ハートキラリロックが現れメロロンに襲いかかり、瞬く間に黒いカプセルに封印されてしまった。刹那の出来事で何もできなかったプリルンはその場で泣き崩れてしまう。果たして、メロロンが今まで友だちをつくらなかった理由とは何なのか?そんなことより、メロロンは無事なのだろうか!?

メロロンが封印された理由を探るべくうたたちは事情を知るピカリーネを呼び、彼女も「話すときですね」と沈黙を破る。ピカリーネは「メロロンが代償としたのは『プリルンとずっといられる未来』である」と話し、続けて「世界に闇の兆し表れし時、ハートキラリロックとともに闇を知る闇の子が生まれると伝えられ、それがメロロンである」と話す。その後うたたちから「なぜ黙っていたの?なぜ封印されたの?」の問いにピカリーネはそれぞれ「みんなを心配させないためメロロンに口止めされていた」「プリルン以外と友だちになる未来を描けるようになったため」と答える。ななから「どうすればメロロンを助けられますか?」の問いに、ピカリーネは「わたしもわからない…」と申し訳なさそうに返す。めげずにうたたちがメロロンの救出を模索していたとき、ななからメロロンが借りた『キズナのリボン』の内容について語られる。ななは「今のメロロンの心境とリンクしていて、プリルン以外の友の絆を知りたかったのでは?」と推察する。そんな矢先、ザックリーを怪物にしたジョギが錠前を素体にしたダークランダーを2体使役する。一方その頃カプセル内ではダークイーネが現れメロロンに対して「同じ闇の存在」と語り配下になるよう仕向け、また彼女の闇の存在であるダークメロロンを具現化し対話させる。ダークメロロンはこれまでに溜めていた不満を口にし「ダークイーネさまなら自分を理解してくれる。周囲が許せないだろう?」と煽り、メロロンに入団を唆す。しかし、彼女は「許せないのは自分自身、うた・なな・こころと友だちになりたくないなんてウソをついていた!」と叫びダークメロロンの誘いを拒絶する。その決意がキラキライトに呼応してダークメロロンを消滅させ、ハートキラリロックのカプセルも打破し3人とプリルンの元へ帰還しプリルンとともにプリキュアに変身する。その後キッスが4人に抱擁を受け感涙した途端、突如5人の胸からプリキュアステージリボンが具現化する。そのリボンでキラキライトがキラッキランリボンバトンへと変化し、5人はそれを用いてグループ曲「キミとシンガリボン」に乗せた合体技でダークランダーらを撃破する。戦闘後アイドルがバトンを掲げると4人も一斉に掲げ、それを見た彼女は「ウィアー!」と号令する。その後、5人で「キミとアイドルプリキュア!」とユニゾンしクインテット結成の契りを交わす。そしてメロロンは「みんなのそばにいたいからまた咲良邸に居候したい。うた、いい?」と尋ね、彼女も「もちろん!キラッキランラン〜♪」と二つ返事で快諾する。ようやくうた・なな・こころとメロロンの溝が埋まり、5人の親友かつアイドルプリキュアが結成された。これを機にファンクラブの名称をアイドルプリキュア ファンクラブに改称し、またタナカーンは街に公式ショップ・プリキュア プリティストアを開店させる。タナカーンは店長に就任し、カッティンとザックリンも店員として働く。一方のうたたちはメロロンの「なんでいつもアイドルがセンターなの?」の一言で、5人によるセンター争いが勃発する。しかし全員の意見が割れてなかなか決まらずにいたが、アイドルの統率力と引率力を4人が満場一致する。結局、アイドルが再任され事なきを得る。

ある日メロロンが『バラヶ丘女子高校の姉妹たち』という学校が舞台の小説を読んでいたところ「ねえたまと学校行きたい…」と感化され、それを聞いたプリルンも賛同する。しかし、うたたちから「妖精やプリキュアじゃダメ!」とストップされる。そこで2匹は人間で学校へ行くことを決意しタナカーンに変身方法を乞うが、彼の答えは「大人のたしなみ」「時が来ればなれる」と抽象的だった。しかし、2匹はわずかな望みを賭け特訓を始める。「早く人間になりたい!」と叫びながらキラキライトを振っていたところ、突如キラッキランリボンバトンに変化する。2匹はそれに各々のキラルンリボンをつけて掲げるとまばゆい光が放たれ、直後悲鳴を上げる。その後、見に来たタナカーンも驚愕する。次の日はなみち中に麗しい謎めいた2人の女子生徒が現れ、生徒たちがその容姿に見とれ歓声を上げる。うたたちも2人に見とれてしまうが、うたは微かな面影からプリルンとメロロンと見抜く。3人が理由を聞くとプリルンが「バトンでなれた!」と嬉しそうに話し、メロロンも「わたしたちの願いが叶った」と喜びを噛みしめる。2人の歓喜を見たうたは「2人と通えてキラッキランラン♪」と祝福する。2人のウワサは瞬く間に広がり、学校を席巻する注目の的となる。2人は3年のクラスに転入し、自己紹介でプリルンがそのまま名前を言ったためメロロンがうろたえる。メロロンは熟考し、タナカーンの名字「田中」と各々の名前を合体させた氏名を閃く。それはプリルンが田中ぷりん、メロロンが田中めろんと、麗しい容姿とは裏腹なかわいい氏名であった。ぷりんとめろんは念願だった授業を受け、そこでめろんのスキルが遺憾なく発揮される。その後めろんは切望していたぷりんとの昼食を成就させ、ぷりんもプリルン時から熱望していたアイドルプリキュア研究会へ入会する。勿論めろんも入会し、これでプリキュア全員が研究会へ入会する。こうしてぷりんとめろんはプリプリルンルンと胸を膨らませながら、麗しい容姿と活躍で生徒たちをメロメロにさせる学校生活をスタートさせた。しかしダークランダーが現れた途端2人が急に妖精へ戻ってしまい、戦闘後うたたちから「もう人間になれないの?」と聞かれる。その問いに2匹はおもむろにバトンを取り出し、人間への変態を披露する。それを見た3人は感激し、そしてぷりんとめろんも「これで一緒に学校行けるね!」と歓喜する。

キュアアイドル、キュアウインク、キュアキュンキュン、キュアズキューン、キュアキッスの5人は、それぞれの歌で暗闇にされたキラキランドを取り戻すため、そしてはなみちタウンの住民たちのキラキラを守るためチョッキリ団との戦いに挑む[7][3]

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登場人物

要約
視点

アイドルプリキュア

うた、なな、こころは「はなみちタウン」の住民で、プリルンとメロロンは「キラキランド」の妖精である。

全員「はなみち中学校」に在籍。第2話で新学期になりうたとななは2年A組のクラスメイト、こころは新入生で1年C組在籍[ep 1]。第32話でプリルンとメロロンも人間態(前者がぷりん、後者がめろん)で転入し、3年B組に在籍する(詳細後述)。その後、ぷりんがうたとななに話し掛けるのを見たるかが「2人と知り合い?」と尋ねる。それを受けななが咄嗟に「うたちゃんのいとこのいとこのはとこ」と説明する。

一人称はうた、なな、こころが「わたし」、プリルンが「プリルン」、メロロンが「メロロン」。ただし、妖精たちも人間態では「わたし」になる。

全員、食べ物に好き嫌いはなし[ep 2]

第22話から初期メンバーのキュアアイドル・キュアウインク・キュアキュンキュンを「アイドルプリキュア」、追加メンバーのキュアズキューンとキュアキッスを「ズキューンキッス」とチーム分けされるようになる。その後第30話のキッスの正式加入と、続く第31話のうたの発言により「5人のアイドルプリキュア」となる(詳細後述)。

各メンバーがプリキュアに覚醒した経緯は後述の「プリキュアの設定」を参照。

咲良 うた(さくら うた) / キュアアイドル[8]
- 松岡美里
本作品の主人公で、歌うのが大好きな中学2年生。3月27日(おひつじ座)生まれで、血液型はB型[9][10]。自宅は喫茶店「喫茶グリッター」を営んでいる。
茶色のセミロングで八分音符の飾りがあるカチューシャをつけている。瞳の色はえんじ色
ななを「ななちゃん」と呼んでいる。こころも当初「こころちゃん」と呼んでいたが、彼女がキュンキュン覚醒を機に呼び捨てで呼ぶようになる[注 2]。プリルン、メロロン、みことを呼び捨て[注 3]、タナカーンを「田中さん」と呼んでいる。カッティンとザックリンを呼び捨てで呼んでいる(敵幹部時も呼び捨て)。
明るく元気いっぱいな性格で、その場で自分の気持ちを後述の「笑顔のユニゾン♪」のメロディに乗せて歌うことがある[10]。キラキラ・ランランとし、ニコニコな感じがある「キラッキランラン」なものが好きで、口癖もそのまま「キラッキランラン〜♪」[10]。逆に、落胆したときは祖母・温子(故人)の使っていた「ショボッボボンボン」を口にする[ep 3]。また、思ったことをストレートに言う性格でもある[ep 4]。さらに自由奔放な性格でもあり[10]、デビューCD用の「笑顔のユニゾン♪」をレコーディングしていた際、マイクをスタンドマイクからハンドマイクに変える。それを見たタナカーンから「自由な人だ…」と呟かれる[ep 5]。一方でプリルンが情に訴えるのを見て手助けしたり、彼女が欲しいものを渋々購入するなどお人好しな一面もある[ep 6]
店を手伝っている経緯から料理が得意[ep 7]。その一方で隠し事と数学、英語、絵、ことわざ[注 4]が苦手[ep 8][ep 9][ep 10][ep 7][ep 2]
感情移入も激しく、感動的な場面を見るとすぐ号泣するきらいがある[ep 11][ep 12]。また余計な一言を言ったり、思い立ったらすぐ実行する猪突猛進なきらいもある[ep 13][ep 14][ep 10]
幼少期から人前でを歌うのが大好きであり[10]、母・音からは「店の看板アイドル」と称賛されている[ep 6]幼稚園の頃にはピアノも弾いていたが投げてしまい歌に鞍替えした[ep 8]
プリルンが勝手にアップロードしたアイドルの変身シーンと「笑顔のユニゾン♪」のライブ動画が「SNS発信で話題の『謎の新人アイドル』」とテレビで特集されたのを観て青ざめるが、家族やクラスメイトたちから称賛を受け有頂天になる。そのうぬぼれが仇となり、マックランダーの攻撃を受けるなど精彩を欠く。しかし、プリルンがカッティーに罵られていたのを見てプリキュアの目的を再認識して奮起しマックランダーを撃破する。これを機に「わたしは普通のアイドルじゃない、光で闇を照らす救世主!」と誓いを立てる[ep 15]。だが「笑顔のユニゾン♪」を口ずさむこころを見て「それってわたし~!?」や「キラッキランラン〜♪」と唐突に発したり、プリルンがこころにバレてしかもアイドルたちに会いたいと聞いた際は「こころちゃん、そんなに好きなんだ~」と喜んだりと、前述の誓いがかすむ発言も散見される[ep 16]
「手伝い歴13年」と自負していたが、両親が不在の間に混んできた店をさばききれずにピンチに陥る。しかし、そこにお忍びで来ていたレジェンドアイドル・響カイトの助太刀で難局を乗り越える。彼の完璧な対応力を見て「わたしは無力…」といじける。だが、ぐずる赤ちゃんを歌であやしていたのを見たカイトから「キミの歌いいね。また会いたいな」と思いがけない言葉を言われ赤面してしまう[注 5][ep 17]
アイドルたちとの決別に苦悩していたこころを励ますため「笑顔のユニゾン♪」を歌唱するも、彼女から「突然歌うのズルいです…」と苦言を言われる。それに「歌いたい時に歌うのが咲良うたです!」とドヤ顔で返し彼女を笑いに誘う[ep 18]
恋愛に疎く、クラスメイトの新橋わかばがバレーボール部の先輩・翔太に片思いしているのを最初はわからなかった[注 6]。しかし憧れはあり、常連客の漫画家・小宮絵真が描いた『ふたつの世界ときらりハート』をバイブルとしている[ep 19]
四六時中プリルンといるため彼女の声色を模写できるようになり、それをメロロンに披露したところ逆鱗に触れてしまう[ep 13]
カッティンダーと対峙していて押され気味だったところ、突如現れた謎の2人組プリキュア・ズキューンとキッスに助けられる。戦闘後2人に面会するとその魅力に引き込まれ、特にズキューンのファンサを受け心を奪われる[ep 20]。これを機にに出るほど四六時中ズキューンのことしか考えられなくなり、その感情が押さえきれずにところ構わず「ズキューン!」と連呼する。その後、ななに連れられアイドルプリキュア研究会へ赴きこころに調べてもらうと「ズキューンのファンになった」との診断を受ける。それを聞いてズキューンのファンと認め研究会へ入会する[ep 14]。その後自身と同じく誰かが変身しているのではと疑問を持ち、はなみちタウンを捜索するが手掛かり掴めず。そこでプリトイカメラで撮影したところ、画像にキラキランドに帰郷していたはずのプリルンが写っていたのを見つける。すぐさま追いかけるとクラヤミンダーに対峙する彼女とメロロンを発見し、その後彼女たちがズキューンとキッスに変身するのを目の当たりにし驚愕する。戦闘後、プリルンに話し掛けるが「キミは誰?」と言われ絶望に陥る[ep 10]。その後タナカーンの調査で原因が判明し、それを打破するのに紆余曲折あったが無事解決しプリルンに抱きついて号泣する(経緯はキュアズキューンの項目を参照)[注 7][ep 21][ep 12]
メロロンが放った「なんで3人時からアイドルがセンターなの?」(以下「センター事変」)の発言がきっかけで、5人によるセンター争いが勃発する。「ズキューンがセンター」「ズキューンとキッスがセンター(ダブルセンター)」「ウインクがセンター」「キュンキュンがセンター」や、ファンにアンケートを実施するなど色々模索するも決まらず。しかしその後のダークランダーとの戦闘中にウインクの「わたしがプリキュアになったきっかけはアイドル」と、キッスの「太陽は真ん中にいてくれる?」の発言が決定打となり従前通りアイドルがセンターに就任する。ちなみに前述のダブルセンター案のとき自身の立ち位置がないことに危惧するが、それを聞いたメロロンから「アイドルは活発だからどこにいても目立つ…」と呟かれていた(一連の経緯は紫雨こころアイドルズキューンキッスの項目も参照)[ep 22]
番組開始に先駆け、シリーズの前作『わんだふるぷりきゅあ!』の2025年1月26日放送分(第50話)のBパートの一部シーンとCパートのバトンタッチ映像にもそれぞれゲストとして変身後の姿で登場した。
さらに2025年2月8日には本作品とシリーズ前作のコラボレーションによるキャラクターのバトンタッチLINEスタンプが配信開始された[11][12]。詳細は当該項目および後述を参照。
蒼風 なな(あおかぜ なな) / キュアウインク[13]
声 - 髙橋ミナミ
うたのクラスメイト。7月6日(かに座)生まれで、血液型はO型[9][14]。優しく賢い[14]。ピアノを弾くのが得意で[14]、コンクール優勝の実績を持つ。自宅に練習用のグランドピアノがある[ep 5][ep 23]。1年時はうたとは別のクラスだったが[ep 15]、幼稚園の頃に面識があった(後述)。
藍色の姫カットで、後ろ髪はシニヨンになっている。一時、後述の七不思議の一つでツインテールに変えていた[ep 9]。瞳の色も藍色。身長は初期メンバーで一番高い。
うたとこころを「ちゃん」付け、プリルンとメロロンを呼び捨て、タナカーンを「田中さん」と呼んでいる。ちなみにこころからキュンキュン覚醒を機に呼び捨てで呼ぶように促されるが、呼び慣れないため「ちゃん」付けを継続している[注 8][ep 4]。カッティンとザックリンを妖精態では呼び捨て、人間態では「さん」付けしている[ep 22]。ちなみに、敵幹部時も「さん」付けで呼んでいた[ep 23]
物腰が優しい性格で、誰にでも分け隔てなく接する。うたやこころと比べるとあまり感情を露にしない[ep 10][ep 12]。また、敵味方問わず困っている人物がいると手をさしのべる[ep 23][ep 3]サバ入りカレーバナナが好物[注 9][ep 4][ep 7][14]。また、美味な料理を食すと崇高な発言をするきらいがある[ep 7]
メロロンがプリルンとデートしているのを見守ったり、彼女の詠んだを絶賛したりと気に掛けている[注 10][ep 13][ep 7]
母・睦美はプロのピアニストで、現在はフランスで活動している[ep 15]
うたたちと友達になった当初は昼休みに教室で一緒に昼食を取っていたが[ep 15]、後述のコンクールでの失敗を機に人目を避けるように中庭へ行き独りで取るようになる。その後、追いかけてきたうたに応援歌を貰ってからは彼女と一緒に取るようになる[ep 8]
うたとは幼稚園時のピアノコンクールで一度会っており、彼女の母・音が持ってきた集合写真を見て思い出す。発表を控え緊張していたところ、彼女からおまじないとしてウインクを受ける。それを今も「勇気の出るおまじない」として大事にしている[ep 8]
うたの発案で1年生の歓迎会で合唱を披露することが決まり、ピアノの伴奏を立候補する[ep 15]。しかし、先に行われたコンクールで失敗した過去がトラウマとなりイップスに陥る。だが前述のうたから受けた応援歌とウインク、そしてうたの妹・はもりと『きらきら星』を連弾したことで自信を取り戻し再起する[ep 8]
自身がウインク覚醒後はプリキュアの正体がバレるのを危惧している。「まばたきの五線譜」のライブ動画が話題になった際は流出の原因を探るなど、有頂天になったうたとは対照的に冷静な判断を示す(勿論、プリルンの仕業)[ep 17]。またうたがこころにアイドルの正体をバラしそうになった際は2人の間に割り込んで制止を行い、さらにプリルンがこころにバレてしかもアイドルたちに会いたいと聞いた際は「姿を見られて、しかもお友達になるなんて」と懸念を示している[注 11][ep 16]
ある日睦美から「ピアノ以外にも視野を広げて」との言葉を聞いて、そこから色々な行動を取る。しかしその行動が突発的かつ不可解だったため、うたからは「ななちゃんの七不思議」、こころからは「なな先輩って天然?」と言われてしまう(詳細は「作中用語」のななの七不思議を参照)[ep 9]
タナカーンからCDデビューの話を聞き、先陣を切って「まばたきの五線譜」のレコーディングに臨みNG無しで録り終える[注 12][ep 5]
うたがズキューンと出会ってから「ズキューン!」と連呼するのを見て「ただ事ではない!」と心配になり、アイドルプリキュア研究会へ赴きこころに原因を調べてもらう(詳細はうたの項目を参照)。その後、うたが研究会へ入会したのを機に自身も成り行きで入会する[ep 14]
怪談に興味があり夏休みの行事に肝試しをうたとこころに提案するが、2人は苦手らしくおののく[ep 24]
タナカーンの代わりに街をパトロールしていると、疲れ切ったザックリーを見つける。彼に汗拭き用のハンカチを貸したところ「ありがとう」と感謝を述べられる。しかし対戦時に「嫌い」と言われショックを受けるが、ハンカチの件を踏まえ「良心もあるのでは?」と推察する[ep 24]
うたたちとヒマワリ畑へ赴いた際、チョッキリーヌに尻を叩かれイヤイヤ出動していたザックリーと偶然再会する。その後彼がジョギによりザックリンダーにされたのを見て説得を試み、そしてウインククレッシェンドでザックリーに戻す。戦闘後彼から「ウインク推しになってやるよ」とキザったらしく言われるが、それを感謝と捉えウインクで礼を述べる。彼の言動を見たこころは「素直じゃないな」と呆れるが、自身は彼の本心と捉え優しい眼差しで見送った(一連の経緯はザックリーの項目も参照)[ep 23]
その後彼がザックリンに戻って「プリキュア プリティストア」の店員として働くようになり、胸にウインクの缶バッジをつけているのに気づく。そして、彼がこころにウインクのセンターについて問われた際「どこでもアイツは眩しいし…」と発言したのを聞いて胸キュンする(一連の経緯はザックリンの項目も参照)[ep 22]
メロロンがプリルンに「ねえたまの分からず屋!」(以下「ねえたま事変」)と吐いたのを機に、なお一層彼女が気掛かりになる。その後プリルンからメロロンが「はなみちタウン図書館」が行きつけと聞いて早速赴き、彼女が探していた『キズナのリボン』という本を見つける。そして彼女に「わたしも友だち作り苦手だったけど、うたちゃんと会って変わった!」と話し、続けて「一歩踏み出そう!WIN WIN ウインク!」と励ます。その直後チョッキリーヌが使役したクラヤミンダーが現れ変身しようとした矢先、彼女が「ねえたまがいないと変身できない…」とうろたえる。それを見て「わたしがいるよ!」と鼓舞し、それに彼女も信じ見事キッスへ変身を遂げる(一連の経緯はメロロンの項目も参照)[ep 3]
センター事変の際、メンバーが輪番でセンターを務めることになり自身が先陣を切る。しかし、その後の戦闘でアイドルが再任されたため自身のみで終了した(ちなみに、自身の次はキュンキュンだった)[ep 22]
紫雨 こころ(しぐれ こころ) / キュアキュンキュン[15]
声 - 高森奈津美
うたとななの一つ下の中学1年生。5月11日(おうし座)生まれで、血液型はA型[9][16]ダンスが得意で[16]、熱さを内に秘めている。口癖は「心キュンキュンしてます!」[16]
紫色のもみあげがあるツインテール。また頭頂部にアホ毛があり、時たま自身の感情と連動することがある[ep 4]。瞳の色も紫色。年下もあり身長は初期メンバーで一番低いが、アホ毛を含めるとうたより高い。
年上であるうた・なな・みことを「先輩」と付けて呼んでいる。プリルンとメロロンを呼び捨てで呼んでいる。しかし、前者は初対面時に「先輩」と付けて呼んでいた。メロロンにはタメ口で話す[ep 2]。タナカーンを「田中さん」と呼んでいる。カッティンとザックリンを呼び捨てで呼んでいる(敵幹部時も呼び捨て)。自身がキュンキュン覚醒後はうたとななに呼び捨てで呼ぶよう促す[ep 18]
肝が据わっており、店でグッズだと思っていたプリルンが動いて喋るのを見ても動じずにプリキュアの関係者だと見抜いた[ep 16]
物事に没頭する性格で、ダンスとアイドルたちの研究を熱心に打ち込んでいる[16]。一方で、我慢を溜め込んでしまう性格でもあると祖母・恵子から明かされている[ep 18]
ピーマンの肉詰めと恵子が握ったおにぎりが好物[ep 7][16]
好きなことわざは「好きこそ物の上手なれ」で、ファンクラブ開設を機に上記を捩った「キュンこそ物の上手なれ」を座右の銘にする[ep 2]
後述の事情でアイドルとウインクとの決別を選択しダンス一本に絞るが、練習中に2人のことが走馬灯のごとく脳裏をよぎりジレンマに陥る。そこに恵子から自身の性格を聞いたうたとななが現れ、2人から「心にふたをすると辛くなるから我慢しないで泣いて」と掛けられる。それを聞いた途端、烈火のごとく号泣し気持ちが吹っ切れプリキュア愛を復活させる[ep 18]
始業式当日、アイドルに感銘を受けて「キュアアイドル研究会」を立ち上げ、自作のポスターを貼り会員を募る[注 13][ep 15]。その後、ウインクの登場を機に「キュアアイドル&キュアウインク研究会」と改称しポスターも刷新する[ep 16]。しかし自身がキュンキュンに覚醒後は「わたしはまだ研究対象外」と認識していたため改称を見送っていたが、みことによって名前が書き足されており「キュアアイドル&キュアウインク&キュアキュンキュン研究会」と改称されていた[注 14][ep 5]。そして、ズキューンとキッスの登場を機に「アイドルプリキュア研究会」と改称しポスターも2種類になる(詳細は「作中用語」のアイドルプリキュア研究会を参照)[ep 14]
ダンスを幼少期から始め、小学生時代には名を轟かせていた。入学当初はダンス部への入部を考えており部長の寸田からも勧誘を受けていたが、アイドルとウインクに心を奪われたことで入部を取りやめる[ep 16]。その後アイドルたちとの決別(前述)がきっかけで寸田に入部を示唆していたが、自身がキュンキュン覚醒を機に「アイドルとウインクを追いかけたい!」と彼に伝え再度入部を取りやめた(一連の経緯は寸田躍の項目も参照)[ep 18]
「笑顔のユニゾン♪」を登下校中に欠かさず聴いており、思わず振り付けが出ることもある[ep 16]
アイドルとウインクの大ファンであり[16]缶バッジアクリルスタンドなどのグッズを自作するほど。その後自身を尾行していたプリルンを見つけて確保し、彼女から「2人に会わせる」と確約を貰う。そしてついにアイドルたちとの対面を果たし、彼女たちに自身のミーハー心とファン愛を訴える。対面後プリルンにアイドルプリキュアのオーディションがあるか聞いたところ、間髪入れずに彼女からスカウトされ拍子抜けする。そして、プリルンからアイドルハートブローチを貰い「わたしもプリキュアの一員」と歓喜する。その後彼女に連れられアイドルの仕事かと思いきやそこにマックランダーがおり、それを見た途端おののいてしまう。それもそのはず、彼女から「アイドルプリキュアはチョッキリ団の壊滅が使命」と重要な任務を聞かされていなかった。しかも駆けつけたうたとななが憧れていたアイドルとウインクだと知り驚愕し、そして2人がマックランダーと対峙するのを見て「心キュンキュンしてません…」と意気消沈してしまう[ep 16]。その一件で「わたしには無理…」と確信し、プリルンにブローチを返す。これを機にプリキュアと決別しようとしたが、うた・なな・プリルンの説得によりプリキュア愛を復活させる。その熱意が功を奏し、自身もプリキュアに覚醒する。覚醒後、うたとななに「もうプリキュアのファンではありません。プリキュアとして2人を追い抜きます!」と宣戦布告する(一連の経緯はプリルンの項目も参照)[ep 18]
しかし2人と同じ立場になっても尊敬や憧れは残っており、時たま緊張と羨望を垣間見せる[ep 4][ep 5]。また2人への推し活も継続しており、ズキューン推しのメロロンと激しい口論になった。しかし、ズキューンキッスの人気も認めている。その後、後述のファンクラブ開設の提案を機に彼女から「心キュンキュンのファンクラブをつくる!」と賛同を得て意気投合する(一連の経緯はメロロンの項目も参照)[ep 7][ep 2]
キュンキュン覚醒後は、学年は違えどうたたちと一緒に昼食を取るようになる[ep 4]
うたたちに推しの専門用語を教える際、紫色のレディーススーツを着用して説明する[注 15][ep 14][ep 2][ep 22]
「先輩たちをもっと研究したい」の言葉で咲良邸でのお泊まり会が開かれ、そこでアイドルとウインクの撮影会を敢行する。しかしそれは建前で、実際は自作した2人のマスコット人形に着せる衣装の参考にするためだった。その後自身(キュンキュン)のマスコット人形がないことを2人に伝えると、アイドルから人形の作成を打診される。そして急遽自身も撮影会に参加することになり、その後キュンキュン人形を作成する[ep 4]
タナカーンからCDデビューの話を聞き「ココロレボリューション」のレコーディングに臨むが、極度の緊張で呂律が回らずNGを連発してしまう。しかし、アイドルのハイタッチとウインクのおまじないを受けてテイク2に臨み無事録り終える[ep 5]
CDリリースでみことから「アイドルたちに会いたい」と言われ、握手会の開催をうたとななに打診する。2人も快諾して決定し、そこで上記の失敗を起こさぬようプリルンを交えて握手の特訓を行う。しかしいざ本番になるとぎこちない対応になってしまい、またアイドルとウインクのアドリブ対応を見て自分を卑下してしまう。だが、本番前に自身の大ファンと教えてくれた少女・みゆ(声 - 宮古風佳)が自身の前に立つと自ら手を差し伸べ「ありがとう」と自然に感謝の言葉を述べる[ep 5]
母の日に母・愛を迎えにいった際彼女がクラヤミンダーにされてしまうが、駆けつけたアイドルとウインクとの共闘で浄化し事なきを得る。2人と別れて急いで家へ帰るが真っ暗であり、おそるおそる部屋へ入ると突然明かりがついてクラッカーが鳴り驚愕する。また部屋を見ると装飾されており、テーブルにはケーキオードブルなどが置かれていた。実は、母の日に気を取られて自身の誕生日だったことを忘れていた[注 16]。そこにさっき別れたうたとななが家へいることに驚愕するが、真相はグリッターに料理を予約しに来た愛にうたが事情を聞いて自身に内緒でサプライズ誕生会を催すためだった。何はともあれ、こころと愛をはじめとした全員が心に残る母の日と誕生日になった[ep 11]
こはると初対面の際「新人のマネージャー見習い」と自ら説明した[ep 25]
子供たちが「Trio Dreams」を歌っているのを見て「心キュンキュンします!」と感動する。そこで誰もが入れるファンクラブを閃き、うたたちに「アイドルプリキュア&ズキューンキッス ファンクラブ」の設立を提案し満場一致で可決される[ep 2]
ねえたま事変を受け、メロロンが発した言葉の真意を探るべく自らが発案者となり「プリルンの分からず屋会議」を開く(詳細は「作中用語」のプリルンの分からず屋会議を参照)[ep 3]
センター事変を機に、メンバー内のセンター争いを発案する。そこで「ズキューンがセンター」「ズキューンとキッスがセンター(ダブルセンター)」の案が出た際、前者は「2人はシンメ(シンメトリー)デュオなので崩したくない」、後者は「アイドルの立ち位置がなくなる」と呟き、続けて「奇数(5人)だからフォーメーションが難しい」と苦悩する(一連の経緯は咲良うたキュアアイドルズキューンキッスの項目も参照)[ep 22]
前述の研究会、握手会、ファンクラブ、会議、センター争いはすべて自身が発案しており、プリキュアメンバーを兼ねてディレクター企画および参謀も担っている[ep 15][ep 1][ep 2][ep 3][ep 22]
プリルン[17] / キュアズキューン
声 - 南條愛乃[18][注 17]
プリキュアを探しにやってきた女の子の妖精。10月9日(てんびん座)生まれ[19][20]。語尾に「プリ」を付ける。英字表記は「Purirun[注 18]
薄いクリーム色の体で、胸にピンク色した多角形の模様がある。八分音符がついた黄緑色の前髪を持ち、瞳の色は黄色のハイライトがある小豆色。首に自身用のキラルンリボンを身につけ、アイテムをしまう橙色のポシェットを肩に掛けている。
ピカリーネを「女王さま」と呼び、メロロンとタナカーン、うたたちを呼び捨てで呼んでいる。
のんびり屋かつピュアでマイペースな性格で人前でも平気で飛び回ったり[ep 6][20]、勝手に学校へついてくる[ep 15]などうたを困らせている。一方、プリキュア探しに非協力的だったうたを泣き落としで考えを覆させるなど策士的な一面もある[ep 6]。またメロロンがはなみちタウンへ来たと知った際は、必死に彼女を捜索するなど勇猛さを見せる[注 19][ep 26]。さらにアイドルたちのピンチを見て自らもプリキュア覚醒を試みるなど果敢さも持っている(無事成就した)[ep 20]
好物はたこさんウィンナー[21][20]。また体に似合わず大食漢であり、うたたちがつくったカレーを平らげてしまうほど[ep 4]
顎をさすられるのが好きであり、タナカーンにさすられた際は蕩けた表情を見せる[ep 27]
マックランダーなどを察知する能力があり、その際「ブルッときた!」もしくは「プルッときた!」と発する[ep 6][ep 26][ep 28]
アイドルたちがタレントとして活動する際はマスコットキャラクターという立ち位置になっている[注 20][ep 27]
桃太郎』のごとく、はなみちタウンの川をMOMO(桃のカプセル。詳細後述)で漂流していたところ、通りかかったうたに拾われる。そして、彼女に「キラキランドを救う救世主を探しに来た」と説明する。その後、街で会った力士・くりきゅうたをキラキランドへ連行するが、彼の名前を「プリキュア」と聞き間違いしただげだったためすぐMOMOで戻ってくる[注 21]。プリキュア探しが振り出しになり泣きじゃくっていたところ、うたにハート型のサクラがある高台に誘われる。そこでキラキランドを懐古した途端再び泣いてしまうが、うたの歌で笑顔に戻る。彼女の歌声を聴いてプリキュアだと確信し、彼女に「うたになってほしい!」と強く推す。そして、その思いが成就し彼女をプリキュアへと覚醒させた[ep 6]。うたがアイドル覚醒後は咲良邸に居候し、彼女と共に行動するようになる[ep 15]。また、こころがキュンキュン覚醒後は時々彼女の相手をするようになる[ep 5]
アイドルのライブ動画を布教活動として勝手にSNSに投稿したことがピカリーネの逆鱗に触れてしまい、罰として前髪をモッサモサにされる[ep 15][20]。懲りずにウインク、キュンキュンの動画を投稿した際も同様の罰を受ける[ep 17][ep 4]。特に後者では「今度はモッサモサでは済まない」と意味深な言葉を告げられる。それを聞いたうたからモヒカン、ななからスキンヘッドと髪型が推測され「どっちも嫌!」と拒否する。しかしその忠告を無視して「Trio Dreams」の動画をアップしてしまうが、従前と同じモッサモサの刑にとどまった[ep 29]。それについて「みんなに見てほしかった」と釈明する[ep 4][ep 29]。ズキューン覚醒後はメロロンと3人の不仲もあり控えていた。しかし彼女が正式加入したのが嬉しくてグループ曲「キミとシンガリボン」の動画をアップしてしまい、久しぶりにモッサモサの刑に処された(共犯のメロロンも受けた)[ep 22]
こころの口癖「心キュンキュン」に感銘を受け「こころと友達になりたい」と考え、単身研究会へ潜入する。その後下校中の彼女を尾行するがすぐ見つかってしまい、彼女から「アイドルとウインクに会いたい」と懇願される。そしてうたとななに事情を説明して承諾を得て、こころにアイドルたちとの対話を実現させる。その後「こころはプリキュアの素質がある」と確信し、彼女にアイドルハートブローチを渡す。しかしこころに「アイドルプリキュアはチョッキリ団を壊滅させるのが使命」と重要な任務を伝えておらず、また彼女も「アイドルプリキュアはタレント」と思っていたためマックランダーを見た途端おののいてしまい失敗に終わる[ep 16]。その後、ブローチを返され立ち去るこころを見て「プリルンのせい」と自分を責める。しかし、タナカーンの「こころさんに輝くものがあったのでしょう?」の言葉で奮起し再び彼女と面会する。そしてこころを勇気づけてプリキュア愛を再燃させ、その思いがついに成就し彼女をプリキュアへと覚醒させた(一連の経緯は紫雨こころの項目も参照)[ep 18]
アイドルたち3人はお揃いのコスチュームで、またお揃いのブローチ、プリキュアリボン、プリティアップリップ、マスコット人形があるのを見て「プリルンはお揃いじゃない…」と吐露する。それを聞いた3人から自身が入るキャリーポシェットと、アイドル風のコスチュームをプレゼントされる[ep 4]
妖精態ではウインクができず苦戦していたが、ズキューンではできるようになる[ep 29][ep 20]
ズキューン覚醒の代償としてうたとの思い出を封印した影響で彼女はおろかななとこころ、はなみちタウンの記憶も喪失してしまう。しかし覚醒の目的が「アイドルを守る」だったため、唯一アイドルのことは覚えていた[注 22][ep 14][ep 10][ep 21]。その後、うたの助力と奔走により見事記憶を取り戻す(詳細はズキューンの項目を参照)[ep 12]
ズキューン覚醒後は咲良邸には戻らず、タナカーンがキラキランドへ帰郷していて留守だった出張所へ彼に黙ってメロロンと一緒に住むようになる[ep 21]。タナカーン帰宅後はメロロンとともに居候としてとどまっていた[ep 24]が、メロロンがうたたちと親友になったのを機に再び咲良邸へ居候を始める[ep 30]
ズキューン覚醒後もメロロンに黙って咲良邸に赴いたり、アイドルプリキュアとズキューンキッスの対決にも関わらずアイドルたちを応援するなどマイペースさは健在である[ep 7][20]
「キュアチューブ」ではズキューンで料理動画をあげるが、ただたこさんウィンナーを(味変しながら)食すだけで3人を唖然とさせる。しかし、タナカーンは「編集で何とかします」と意気込む[注 23][ep 31]
キッスの「アイドルプリキュアとは友だちじゃない!」の発言に困り顔を露にし、後日彼女に説教を試みるがたこさんウィンナーで言葉通り口封じされ失敗に終わる[ep 3]
ねえたま事変を機に会議が行われ「メロロンが怒ったのはウィンナーを全部食べちゃったから」と言うが、全員から「それは違う」と突っ込まれる。その後、メロロンが「ねえたま」と呼ぶようになったのを回顧し「プリルンはお姉さん。ちゃんと話し合う!」と決意する[ep 3]
メロロンがハートキラリロックに何を代償としたのかその場で教えてくれなかったが、彼女がハートキラリロックのカプセル軟禁された際ピカリーネから「メロロンが代償としたのは『プリルンとずっといられる未来』である」と明かされる。それを聞いて「プリルンのために無理してくれた?」と言った途端涙があふれ号泣する[ep 30]
メロロンが「ねえたまと学校に行きたい…」と呟いたのを聞いて、自身も「研究会に入りたい!」と願望を露にする。しかし、うたたちから「プリルンとズキューンじゃダメ!」とストップされる。そこで人間になることを思いつきタナカーンに教えを乞うが、彼の抽象的な言葉にポカンとする(タナカーンを参照)。しかし、何か手掛かりを掴むべくメロロンとともに人間へ変身する特訓を行う[注 24]。その結果、見事その願いが成就しうたたちを驚愕させる(詳細後述)[ep 28]
番組開始に先駆け、アイドルと同様にシリーズ前作『わんだふるぷりきゅあ!』の2025年1月26日放送分(第50話)のCパートのバトンタッチにもゲストとして登場した[注 25]
田中 ぷりん(たなか ぷりん)[22]
プリルンがズキューンへ変身の際、変身バンク中にキラキラショータイムマイクの力で変身した女性の姿。
長身でうたたちよりも年上と見られ、プリキュア時では5人の中で一番高い。また妖精時の甲高い声から落ち着いた低い声に変化し、語尾の「プリ」もつけずに喋る。さらに一人称も「わたし」になる[ep 14]。その後、3人より年上が判明する[ep 28]
白のセミロングで、左側にピンク色とエメラルドグリーンのヘアグリップをつけて前に垂らしている。瞳の色は妖精時から不変。首に妖精時と同じキラルンリボンをチョーカー風にしてつけている。
誰にでも分け隔てなく接する純真無垢な性格で、生来ののんびり屋かつマイペースさも健在。また余計な一言を言うきらいもあり、キッスに制止されることもしばしば[ep 14][ep 10]。しかし、落ち込んでいた彼女に励ましの言葉を掛けるなどお姉さん的なところもある[ep 7]
この形態は変身バンク内でしか登場していなかったが、自身のキラルンリボンとキラッキランリボンバトンの力で人間へ変態する。そしてはなみち中学校に転入し、3年B組および念願だったアイドルプリキュア研究会に所属する。転入時の自己紹介で「プリルン」と言いそうになるのをメロロンに止められ、彼女の機転でタナカーンの人間時の名字「田中」と自身の名前から「田中ぷりん」と便宜上名乗るようになる[ep 28]
この形態では上記の性格に加え、天然さが露になる[注 26]。また一人称で「プリルン」や、語尾に「プリ」と付けたりと拙さも散見される。しかし運動神経は年相応で、跳び箱を難なくこなす[ep 28]
めろんとツーショットの際、花びらが舞うエフェクトが掛かる[ep 28]
ダークランダーを察知するとプリルンに戻ってしまい、うたたちから「また人間になれないの?」と問われる。それに、リボンとバトンで再度変態可能を披露する[ep 28]
メロロン[23] / キュアキッス
声 - 花井美春[18][注 17]
キラキランド出身の女の子の妖精。12月7日(いて座)生まれ[19][24]。語尾に「メロ」を付ける。英字表記は「Meroron」。
ピカリーネ曰く「特別な子」[ep 13]で、「世界に闇の兆しが現れるとき、闇を知るものが伝説のハートキラリロックと共に生まれる」との言い伝え通り、闇の兆しを受けたことでハートキラリロックと共に生まれており、光しか知らない他の妖精と異なり闇の存在を生まれながら知っている。このため積極的に他の妖精と関わりを持とうとしなかったという[ep 30]。好物はマカロン[24]
薄いピンク色の体で、胸にピンク色した連桁の八分音符のマークがある。黒とピンク色の髪を自身用のキラルンリボンで結ったツイスト状のツインテールに、同色のへの字型の前髪を持つ。長髪ゆえ、うたやプリルンにヘアアレンジされることもある。瞳の色は赤紫色のハイライトがある菫色。初登場時は紫色のリュックサックを背負っていた[ep 1]
プリルンとは親族ではないが、後述の経緯から彼女を「ねえたま」と呼び慕っている[注 27][ep 1][ep 26]。タナカーンを呼び捨てで呼んでいる。うたを当初フルネームで呼んでいたが、彼女となな、こころと友だちになりたい気持ちを3人に打ち明け親友になったあとは名前で呼ぶようになる[ep 30]
気が強くおしゃまな性格[24]。しかし、後述のプリルンとの離別を拒否するなど寂しがり屋でもある。またプリルン以外にはふてぶてしい態度を取るが、何かをしてもらうと感謝を述べたり褒められると照れるなどツンデレな一面もある[ep 26][ep 7][24]
一方でプリルンを見つけるため自身が街を彷徨っていた状態でも、迷子の女の子・ありすと出会った際は彼女を気に掛ける優しさも持ち合わせている[ep 26]。この優しさは距離を置いていたうたたちにも示している。自身がハートキラリロックに何を代償としていたのか黙秘していたが、軟禁された際ピカリーネから「みんなを心配させたくないから黙っていた」と代弁される(詳細後述)[注 28][ep 30]
プリルン同様人前でも平気で飛び回り、SNSで「空飛ぶウサギ」とバズる。
前述の出生の経緯もあり、プリルンのようにキラキラできないことが悩み[ep 13]
気持ちが高ぶると詩を詠むことがある[ep 26][ep 13][ep 7][ep 24]。また、料理も得意[注 29][ep 7]
料理の感想を「ロンド」「ラプソディー」「ノクターン」と楽曲形式で例えるきらいがある[注 30][ep 7]
当初は独りで自身の趣味である読書をする一匹狼だったが[24]、プリルンが優しく接してくれたのがきっかけで彼女を慕うようになる。その後、ダークイーネの襲撃を見て「もう助からない!」とプリルンに弱音を吐く。それを聞いた彼女から「プリルンがメロロンのお姉さんになる!」と返され、その言葉にズキューンし「ねえたま」と慕うようになる[ep 13]。そのため彼女への独占欲が強く、時には執拗に頬擦りすることがある。また、彼女がうたたちに接すると膨れっ面になりむくれる。そこで、3人に「メロロンがねえたまと一番仲良し!」とライバル宣言を行う[ep 26]。その後、自身がキッス覚醒を機に再度宣言を行う[ep 12]
前述の通り当初はうたたちと距離を置いていたが3人が優しく接してくれるのを見て考えが軟化し、次第に「3人と友だちになりたい」と思うようになる。しかし、ハートキラリロックに封印した内容に抵触するためできずにいた(後述)[ep 3][25]。3人と親友になったあとは積極的に話すようになり、ツッコミも入れるようになる[ep 22]
プリルンを独占すべく奮闘するが、なかなか自身の気持ちをわかって貰えないのか悩みの種[ep 13][ep 7]。またうたを目の敵にしており、彼女がプリルンとイチャついていると「ねえたま泥棒!」と叫びながら襲いかかる[ep 13][24]
ダークイーネの襲撃をプリルンと共に難を逃れ、彼女はピカリーネからはなみちタウンへ行くことを命じられる。自身も行きたいとピカリーネに訴えるが「一人を送るのが限界」と却下され、街へ向かうプリルンを寂しく送る。その後、門の前で「ねえたまの元へ行きたい…」と懇願する。するとその思いが呼応して門が開き、彼女に会うべく街へやって来た。街に到着し彼女を捜索していたところ、Pretty Holicのポスターに描かれた彼女を本物と間違えてガラスに激突した[ep 26]
はなみちタウンの高台にあるハート型のサクラに突如現れたMOMOから登場する[ep 1]。プリルンに会うため街を飛び回りそれが原因で人間に捕まったりカラスに襲われたりと紆余曲折あったが、無事彼女と再会する[ep 26]
プリルンがうたと同居していることを知るや否や嫉妬心を燃やし、またうたたちに対し素っ気ない態度を取る。しかし、アイドルたちの戦いを見て考えを改め「メロロンもここに住む!」と一方的に咲良邸への居候を宣言する[ep 26]。その後キッス覚醒を機にプリルンとともに出張所へ住むようになる[ep 21]が、うたたちと親友になったのを機に再び咲良邸へ居候を始める[ep 30]
何とかプリルンを振り向かそうと彼女をデートに誘うが、うたたちの邪魔で気がそがれる。その後3人とプリルンからアイドル風のコスチュームを貰い[注 31]、ななに薦められたスポット「伝説のハートキラリロック」へ赴く。そこで看板に描かれていたハート型の南京錠のイラストが、自身のリュックサックに入れていた物と同一だと気づく[ep 13]文献で調べると「どんな願いも叶えてくれる『ハートキラリロック』」と判明する[ep 29]
初ステージとなる「はなみちタウンフェス」でデビュー曲「Awakening Harmony」の動画をプリルン同様勝手にアップするが、彼女のようにピカリーネからの罰は一切なかった[ep 20]。その後「キミとシンガリボン」の動画を勝手にアップしたのをうたに指摘されるが「キュアチューブだから大丈夫」と高を括る。しかし今回はピカリーネの逆鱗に触れ、前髪とツインテールを初モッサモサにされた。ここで、撮影対象者に許可を得れば髪が戻ることが判明する(この場合、初期メンバーの3人)[ep 22]
プリルン同様、妖精時はマスコットキャラクターという立ち位置になっている[注 32][ep 7]
プリルンがズキューン覚醒後もアイドルたちに肩入れしていることを苦悩しており、料理で彼女をメロメロにしようとしたが失敗に終わる。それを引きずって落ち込んでいたところズキューンに「2人でズキューンキッスだよ!」と掛けられながら天真爛漫な笑顔を貰い、それで逆に自身がメロメロになり悩みが吹っ飛ぶ[ep 7]
ななの「ザックリーさんを改心させたい」との発言を聞いて、自身もを知る者であるため「光と闇は溶け合わない」と苦言を呈する。しかし、ザックリーがななに諭されて改心したのを見て「闇が光になった。スゴい…」と感銘する[ep 23]
こころとは推しの相違(自身はズキューンで、彼女はアイドルとウインク)で当初は軋轢があったが、彼女がファンクラブ開設を提案した際は賛同し協調する。しかし自身は「ズキューンのみのファンクラブをつくる」と意気込んでおり、彼女から「みんなのなんだけど…」と突っ込まれる(一連の経緯は紫雨こころの項目も参照)[ep 7][ep 2]
キッスで臨んだキュアチューブに乗り気ではなかったが、こころが提案した「『ズキューンへの思い』の語りはどう?」に食い付き承諾する。しかし読書で鍛えた語彙力も相まって語り始めるとなかなか終わらず、しまいには夜通し語り続けうたたちを疲労困憊にさせる。たが、自身曰く「これでも短くまとめた」とのこと[ep 31]
プリルンが本で遊んでいたのを見たとき、自身も読書を嗜む身であるため「本で遊んじゃダメー!」と叱る[ep 3]
トークショーでファンから「5人は友だちなの?」と振られ4人は「友だちだよ」と返すが、自身は口をつぐんでしまう。終了後アイドルとズキューンが仲睦まじく労うのを見て憂い顔を露にし、またアイドルたちに「一緒にしないで。わたしは3人と友だちじゃない!」と暴言を吐いてズキューンを連れて足早に帰ってしまう。そのことで後日プリルンから叱責を受けそうになるが、たこさんウィンナーで言葉通り口封じして阻止する。その後3人から「友だちになって!」と懇願され、プリルンもそれに賛同したのを見て「ねえたまの分からず屋!」と事変の発端となる暴言を吐いて出ていってしまう。しかし、図書館へ向かう途中でなかよく遊ぶ子供たちを見て「本当はみんなと友だちになりたい…。でも、できない」と葛藤を吐露する。図書館へ着いて早速『キズナのリボン』を探すが見つからずにいた。そこにななが駆けつけ、彼女の助力により本を見つける。そして、彼女から過去に自身と同じ境遇だったことと励ましの言葉を貰い感銘を受ける。その直後クラヤミンダーが現れキッスへ変身しようとするが、プリルンがいないため「ひとりじゃ変身できない…」とうろたえる。しかし彼女から「わたしがいるよ!」と鼓舞され、その言葉を信じ変身を試み見事キッスへ変身を遂げる(一連の経緯は蒼風ななの項目も参照)。その後異変を感じたプリルンが駆けつけるが、彼女を見るか否や前述の暴言がよぎり困惑する。しかし、彼女から「もうキッスから離れない。大好きだよ!」との言葉を受けて安堵し2人の合体技でクラヤミンダーを撃破する。戦闘後ななに「『キズナのリボン』、一緒に読もう」と誘われたのを機に「3人と友だちになる!」と決意するが、その直後身震いする。見るとハートキラリロックがあり、瞬く間に襲われハートキラリロックが変化したカプセルに軟禁されてしまった。刹那のことでうたたちは手の施しようがなく、カプセルを見たプリルンは泣き叫ぶ[ep 3]
長らくキッス覚醒の代償をうたたちに秘匿していたが、自身が前述の事態になったのを機にピカリーネから明かされる。彼女によると「メロロンが代償としたのは『プリルンとずっといられる未来』である」と告げられ、続けて「世界に闇の兆し表れし時、ハートキラリロックとともに生まれた闇を知る『闇の子』である」とも告げられる。その後うたたちから「なぜ黙っていたの?なぜ封印されたの?」の問いにピカリーネはそれぞれ「みんなを心配させないため口止めされていた」「うた・なな・こころと友だちになる未来を描けるようになったため」と答える。時同じくして、カプセルの中で黒幕・ダークイーネが現れ「同じ闇の存在である」と語り入団するよういざなう。次に、ダークイーネは自身の闇の分身・ダークメロロン(後述)を具現化させ対話させる。ダークメロロンはこれまで自身が溜めていた不満を口にし「ダークイーネさまなら自分を理解してくれる。うたたちや周囲が許せないだろう?」と語り、配下になることを唆す。しかし「許せないのは『友だちになりたい』と言わなかった自分自身。うたたちと友だちになりたい!」とダークメロロンに叫び誘いを拒絶した途端、突如キラキライトからまばゆい光が放たれる。その光でダークメロロンは消滅し、カプセルも破壊し街へ帰還する。待っていたプリルンと熱い抱擁を交わしたあとキッスへ変身し、そしてアイドル、ウインク、キュンキュンとも抱擁し感極まり涙する。その後5人の合体技でダークランダーらを撃破し、戦闘後うたに「咲良邸に居候していい?」と尋ねる。それに彼女は「もちろん!」と快諾し、ななとこころも歓喜する。紆余曲折あったが、ようやく3人と親友関係を構築した[ep 30]
センター事変のとき「ねえたま(ズキューン)がいい!」と推してイメージを膨らました途端、想像だけでまたも彼女にズキューンされ失神してしまう。その後、彼女に介抱されて意識を取り戻す[ep 22]
双子姉妹が主人公の『バラヶ丘女子高校の姉妹たち』という小説を読んでいたところ「ねえたまと学校行きたい…」と感化され、うたたちに学校でプリルンと行いたいことを熱弁する[注 33]。しかし、3人から「メロロンとキッスじゃダメ!」とストップされる。そこで人間になることを思いつきタナカーンに教えを乞うが、彼の抽象的な答えにポカンとする。しかし答えを模索すべくプリルンとともに人間へ変身する特訓を行う(内容はプリルンの注釈を参照)。その結果、見事その願いが成就しうたたちを驚愕させる(詳細後述)[ep 28]
田中 めろん(たなか めろん)[22]
メロロンがキッスへ変身の際、変身バンク中にキラキラショータイムマイクの力で変身した女性の姿。
ズキューン同様長身でうたたちよりも年上と見られ、プリキュア時では2番目に高い。また妖精時の甲高い声から大人びた低い声に変化し、語尾の「メロ」もつけずに喋る。さらに一人称も「わたし」になり、ズキューンへの呼称も「お姉さま」と変化する[ep 14]。その後、3人より年上が判明する。ちなみに、プリルンの人間態・ぷりんにも「お姉さま」と呼ぶ[ep 28]
黒のロングヘアで、妖精時と同じキラルンリボンでツインテールにしている。瞳の色は妖精時から不変。
あまり多くを語らないクールビューティーな性格で、生来の気が強くおしゃまな性格とズキューン以外にふてぶてしい態度を取る性格も健在[24]。また、自身の心境を詩にしたためるのも健在。さらに何にでも首を突っ込むズキューンを抑制する保護者も担うようになる[ep 14][ep 10]。また、学校では才色兼備さを見せる(後述)[ep 28]
ズキューン同様この形態は変身バンク内でしか登場していなかったが、自身のキラルンリボンとキラッキランリボンバトンの力で人間へ変態する。自身曰く「わたしたちの強い思いが叶った」。そしてはなみち中学校に転入し、3年B組およびアイドルプリキュア研究会に所属する。転入時の自己紹介でタナカーンの人間時の名字「田中」を咄嗟に思いつき、そして自身の名前と合体させて「田中めろん」と便宜上名乗るようになる[ep 28]
読書を嗜んでいる影響で学があり、この形態に順応し古典、料理、体育をそつなくこなす。しかし、ぷりん同様勘違いもする[注 34]。また、彼女の珍言動や珍解答を否定せずイエスマンを貫く[注 35]。その後、昼休みに念願だった彼女との昼食を実現させ満面の笑みを浮かべる[ep 28]
ぷりんとツーショットの際、花びらが舞うエフェクトが掛かる[ep 28]
ぷりん同様ダークランダーを察知するとメロロンに戻ってしまい、うたたちから「また人間になれないの?」と問われる。それに、リボンとバトンで再度変態可能を披露する[ep 28]
ダークメロロン[26]
メロロンがハートキラリロックに軟禁された際、ダークイーネが出現させたメロロンの闇の分身。容姿は彼女と瓜二つだが薄い青紫色の体で胸に青紫色した連桁の八分音符のマークがあり、黒ずんだキラルンリボンをつけている。
心の中でうたたちを否定しメロロンを唆すが、彼女が「一番許せないのは自分!」と叫んで輝きを取り戻した際に消滅した(詳細前述)[ep 30]

キラキランド

上層部

ピカリーネ
声 - 大原さやか[27]
キラキランドを統べる女王。ダークイーネの侵攻により水晶の中に監禁されているため、うたたちとはアイドルハートブローチにプリルンのキラルンリボンを装着して現れたホログラフィーで対面する[ep 15][ep 27][ep 4]。ちなみに、うたとななには閃光を放ちながら「ピカリーネ!です」と自己紹介していた。
胸にハートと八分音符のマークがあり、ベールがついたティアラを身につけている。
一人称は「わたし」。全員を呼び捨てで呼んでいる。
心優しい性格で女王らしく威厳と厳格さを持ち、誰にでも敬語で話す。
プリルンがステージで歌うアイドルのライブ動画を勝手にアップしたのを見て「言い伝えで禁じられている」と咎め、そして「一度上げたものは消せない」と情報リテラシーを忠告する。罰として彼女に鉄槌を下す(詳細はプリルンを参照)[ep 15]。そしてキュンキュンの動画をアップした(通算3回目)のを見て、彼女に「今度はモッサモサでは済みませんよ?」と意味深な言葉を告げる[ep 4]。しかしその忠告を無視して彼女が「Trio Dreams」の動画をアップするが、従前と同じモッサモサの刑にとどめた[ep 29]
プリルンとメロロンがズキューンキッスでアップした「Awakening Harmony」の動画では罰を与えなかった[ep 20]が、その後「キミとシンガリボン」の動画をアップした際は罰を与えた[ep 22]。メロロン曰く、「言い伝えでは、アップされた対象の許可を得ない場合に罰を受ける」とのことで、うたたちがアップを追認したことで、プリルン・メロロン共に元に戻っている[ep 22]

妖精

タナカーン[28][注 36]
声 - 諏訪部順一
キラキランド出身の妖精。本来は妖精としての姿もあるが、人間界では後述の成人男性「田中(たなか)」として暮らしている。キラキランド在住時はプリルンの家の裏に住んでいた。プリルンが見せた妖精時のイラストによると、メガネをかけ八分音符が描かれたネクタイを締めている[ep 27]
一人称は「わたし」。ピカリーネを「女王さま」と呼び、プリルンたちを呼び捨て、うたたちを「さん」付けで呼んでいる。
浜辺にいたうた・なな・プリルンに「プリキュアですね?」と唐突に問いかけて場を凍りつかす[ep 17]。翌日喫茶グリッターに赴き再度3人と面会し、ピカリーネから正体を明かしてもらう[ep 27]
元々、キラキランドと友好関係にあったはなみちタウンにある出張所の駐在員として街をパトロールするなどしていたが、キラキランドがダークイーネに襲撃されたことを知る。そこで人間界にいて難を逃れていたこともあり、ピカリーネの承諾を得てアイドルプリキュアの行動を管理するマネージャーになることを申し出る[ep 27]
「プリキュアは世界を平和にするのが使命」という考えを持っているため、アイドルたちのタレント活動には否定的だった。しかしプリルンの懇願とアイドルたちの活躍を見て考えを改め、タレント活動のマネジメントも担うようになる。また、グリッターで食べたコーヒーフロートの味に感銘を受け、プリキュアを近くでサポートすることも兼ねてグリッターのアルバイト店員として働き始める[ep 27]
こころをプリキュアに覚醒できなくて落胆するプリルンを見て「あなたが弱気になってどうする?」となだめる。続けて「こころさんの輝きが本物ならば信じてみては?」と助言し彼女を鼓舞する[ep 18]
アイドルたちのレコーディングではレコーディング・エンジニアの顔も見せる[ep 5]
プリルンとメロロンがキラキランドへ帰郷してからなかなか戻ってこないのが気掛かりとなり、自身も帰郷することを決意する[ep 14]。その後2匹がプリキュア覚醒の情報を得て戻るが、故郷の思った以上の惨劇を見て酷くやつれていた。そして、2匹がプリキュアへ変身するのを目の当たりにして「あれがズキューンキッス…」と驚愕する[ep 21]
就寝時は緑色のパジャマナイトキャップを着用する[ep 12]
朝の日射しを浴びながらの体操コーヒーを淹れるのが寝起きのルーチン。「目覚めの一杯のコーヒーを飲むのが至福の時」と語る[ep 24]
犬に激しく懐かれた過去があり、それがトラウマで犬が苦手[ep 24]
アイドルたちのマネージャー、グリッターのアルバイト、街のパトロールと多忙を極めているためはなみちタウンに来てから夏休みを十数年取ってない。それを聞いたうたたちから休暇を貰うが、仕事が気になり休まることができずにいた。そこで「わたしにはこれしかない」との考えに至り、5人の活動の企画を考えるなど根っからの仕事人間(妖精)さを見せる[注 37][ep 24]
キッス(メロロン)の正式加入を機に「プリキュア プリティストア」(後述)を街に開店させる。自身は店長に就任し前述のマネージャー、アルバイトに次いで3つの職種を掛け持ちする。ちなみに、うたが聞いたセンターのアンケートは「マネージャーなので選べません」と回答を控える[ep 22]
プリルンとメロロンから人間への変身方法を問われた際「大人のたしなみ」と答え、続けて「時が来ればなれる」と抽象的な言葉を告げる。それを聞いた2匹から「全然分からない!」と憤慨される。その後2匹が自主的に特訓しているのを気にしていなかったが、彼女たちがキラッキランリボンバトンで人間へ変態したのを見て驚愕する(詳細は田中ぷりん田中めろんを参照)[ep 28]
人間態(田中)
タナカーンが人間界で仕事する際に変身した成人男性の姿。当初はプリルンに疑念を抱かれていたが、彼女の顎をさする手さばきでタナカーン本人であると納得させた。この姿は本人曰く「大人のたしなみ」[ep 28]
七三分けでメガネをかけ、濃いグレーのスーツと黄緑色のワイシャツを身につけ、八分音符が描かれた黄色のネクタイを締めている。会話の節々でメガネのブリッジを触るクセがある。
常に沈着冷静で無表情であり、敬語で淡々と喋る。
はなみちタウンの山奥にあるファンシーな出張所に住んでいる[ep 27]。その後キラキランドへ一時帰郷していた際、プリキュアに覚醒したプリルンとメロロンに乗っ取られてしまう[ep 21]。しかし、2匹を追い出すことはせず居候として住まわせる[ep 12][ep 7][ep 24]。これは、メロロンがうたたちと親友関係を構築するまで続いた[ep 30]
その後、ファンクラブ開設を機にななとメロロンの判断で勝手に事務局にされてしまう。しかし、これも「自由な人たちだ…」とぼやきながら承諾する[ep 2]
妖精態
本来の姿。薄い緑色の体で、胸に緑色の円がある。特徴的な前髪でメガネを掛けている。八分音符が描かれた黄色のネクタイを締めている。以前プリルンが出したイメージイラストとほぼ同一である。
田中時のイメージを覆す砕けた喋りかつ濁った声色になり、語尾に「タナ」をつけて話す。プリルンたち同様、浮遊して移動が可能。
プリルンがズキューン覚醒の代償で記憶を封印してしまい田中の姿では覚えていなかったため、妖精態で覚えているか立証すべく生来の姿に戻る(結果は覚えていた)。この姿に戻った途端プリルンに懐かれ、その後嫉妬したメロロンに引き離される[ep 21]
カッティン
声 - 山田浩貴
後述するカッティーの本来の姿。過去にプリキュアと交戦していた。
水色の体をしており、胸に青い円が描かれている(その中に逆さにした八分音符がある)。金髪をオールバックにした髪型をしている。一人称はカッティー時と同じ「自分」で、口癖は「~ですな」「~ですぞ」。
カッティー時と比べ甲高い声色になり、語尾に「ティン」をつけて話す。プリルンたち同様、浮遊して移動が可能。
タナカーンとは旧知の仲であり、再会を喜び合った[ep 2]
熱血漢であるが、男泣きするきらいもある[ep 31]
ファンクラブ番号は「No.1」で、後述の改心直後にアイドルたちに告げた「自称第1号」を有言実行した[ep 2]。そして、会員番号筆頭としてうたたちに推し活を推進することを誓う[ep 31]
会員証と入会特典を即座に入手すべく、ザックリンとともに出張所へ赴いて入手した[ep 2]
うたからなぜチョッキリ団にいたのか問われ、「自分勝手な性格にコンプレックスがあり、それをダークイーネに洗脳されて闇の力でカッティーになった」と話す[ep 31]
「自分が改心できたのはキュアチューブのおかげ」とうたたちに感謝を述べ、続けて「ステージ以外の動画をあげてほしい」と直談判する。その要望が通り、メンバーのプライベート画像を投稿できるようになった[ep 31]
人間態
ファンクラブ設立当日、出張所へ赴いた際に披露した改心した後の姿。衣装は手袋を外したこと以外は敵対時と同じだが、色が藍色から青に変化しており大きい靴を履いている。基本的に妖精の姿で活動するが、状況に応じて変化する。
タナカーンが開業したプリティストアの店員として働くようになり、本人曰く「『推し活』ならぬ『推しごと』」。推しはアイドルで、胸に彼女の缶バッジを2個つけている。ちなみに、うたが聞いたセンターのアンケートもアイドルに投票していた[ep 22]
妖精態
貝殻型の髪型と「♪」マークを逆さにした模様が印されている。登場以降、タナカーンの仲間として彼の家に集合している。
敵対時の詳細はカッティーを参照。
ザックリン
声 - 佐藤せつじ
後述するザックリーの本来の姿。過去にプリキュアと交戦していた。
緑色の体をしており、リーゼント風の髪型をしている。逆さにした八分音符が描かれた前掛けをしている。一人称はザックリー時の「オレ」から「自分」に変わるが、口癖の「ザックリ」は健在。
ザックリー時と比べ甲高い声色になり、語尾に「リン」をつけて話す。プリルンたち同様、浮遊して移動が可能。
タナカーンとは旧知の仲で、再会を喜び合っていた[ep 2]
ザックリー時のキザったらしい言動は鳴りを潜め、カッティンのフォローをするようになる[ep 31]
ファンクラブ番号は「No.2」となり、カッティンに敗れ悔しがっていた[ep 2]
うたからなぜチョッキリ団にいたのか問われ、それに「大雑把で平気で他人を傷つけてしまう性格にコンプレックスがあり[注 38]、それをダークイーネに洗脳されて闇の力でザックリーになった」と話す[ep 31]
人間態
ファンクラブ設立当日、出張所へ赴いた際に披露した改心した後の姿。衣装は手袋を外したこと以外は敵対時と同じだが、ジャケットの色が深緑から緑に変化しており、黒っぽい緑色の靴を履いている。基本的に妖精の姿で活動するが、状況に応じてする。この形態だとザックリー時の性格が復活する。
カッティン同様プリティストアの店員として働くが、敵対時のようなダルっぽさを見せる。胸にウインクの缶バッジをつけているのをこころに見られ、咄嗟に「たまたまだ」とけなす。しかし、バッジを3個つけているのをメロロンに指摘されてうろたえる。また、センターのアンケートでは、またもこころから推しがウインクであることを探られ否定するが、続けて「ウインクは眩しい」と素直になれない性格を露にする[ep 22]
妖精態
右にはねた前髪と「♪」マークを逆さにした小さいベストを着ている。カッティンと同じく、タナカーンの仲間として彼の家に集合している。
敵対時の詳細はザックリーを参照。

チョッキリ団

本作品におけるプリキュアの敵対勢力。キラキランドに突如現れ、暗闇の世界に変えたのちにはなみちタウンへの侵攻を開始する[7]

薄暗いバーをアジトにしている。また、衣装にハサミが描かれている[ep 6]

上層部

ダークイーネ
声 - 佐藤利奈[ep 26]
チョッキリ団のボス[7]。キラキランドを襲撃し、暗闇の世界に変えた張本人。
ハートキラリロックに閉じ込められたメロロンに目をつけ、彼女を仲間にしようとした[ep 30]

幹部

チョッキリーヌ
声 - 矢作紗友里
チョッキリ団の幹部の紅一点で、リーダー格。下記の2人からは「ボス」と呼ばれている。
怪物の召喚時にはキラキラを有する人間を標的として「お前のキラキラ オーエス!」といって綱引きのようなポーズで尻もちをいったんついた後で「チョキットね。さあ来な。(怪物名)! 世界中をクラクラの真っ暗闇にするんだよ!」と唱える。
人使いが荒く、カッティーが脱退しても人員の補充はせずザックリーをワンオペ連勤に強いている[ep 21]。敵であるプリキュアにも自分の名前に「様」をつけさせるよう強調する[ep 2]。1人でダーツをしていた所で、ジョギが加わる[ep 30]
カッティー
声 - 山田浩貴
チョッキリ団の幹部の一人。モアイのように鼻が長く怒肩が特徴の大柄な男で、一人称は「自分」。名前の通り自分勝手な性格であり、自身も認めている[ep 15]
厳つい外見とは裏腹に物腰が柔らかく慇懃無礼な性格で、「ですな」「ですぞ」を語尾に付けて話す。また、後述の握手会に参加するため爪を切るなどエチケットも弁えている。
怪物の召喚時にはキラキラを有する人間を標的として「出でよ、マックランダー(クラヤミンダー)! 世界中をクラクラの真っ暗闇にするのですぞ!」と言う。
アイドルたちと対戦するうちに隠れファンとなり、「笑顔のユニゾン♪」を口ずさんだり[ep 15]、(表向きは情報収集のため)CD発売イベントの握手会に並ぶなどの一面を見せる。しかし大量のキラキラに耐え切れずマックランダーを使役してしまい、敗戦後「握手できず無念」と後悔する[ep 5]。のちに、キラキランドの妖精・カッティンであることが判明した(前述)[ep 2]
改心後は目の隈がなくなった[ep 20]
カッティンダー
チョッキリ団としての使命とアイドルプリキュアに対する想いで葛藤していたカッティーが出撃した際、アイドルプリキュアがはなみちタウンフェスに向けて練習に励む場面を目撃しキラキラが芽生えたところをダークイーネに付け込まれ、ロボット型の怪物に変貌した姿。「プリキュア・ハイエモーション」をも無効化するなどアイドルプリキュアを圧倒するが、とどめを刺そうとしたところでカッティーの良心により阻止され、その場を後にする[ep 29]
その後ダークイーネによりさらに強化された状態ではなみちタウンフェスの会場に現れ、再びアイドルプリキュアを圧倒するが、突如現れたキュアズキューンとキュアキッスの合体技「プリキュア・ズキューンキッスデスティニー」により浄化され、アイドルプリキュアに謝罪したうえで自らがファンクラブ会員第1号になると宣言し、その場を去った[ep 20]
ザックリー
声 - 佐藤せつじ
チョッキリ団の幹部の一人。緑色のリーゼントが特徴の細身な男で、一人称は「オレ」。
キザったらしく素直になれない性格で、小馬鹿にした喋りが特徴。「ザックリ」が口癖。
怪物の召喚時にはキラキラを有する人間を標的として「来い、マックランダー(クラヤミンダー)! 世界中をクラクラの真っ暗闇にしやがれ!」と言う。
こころの母・愛をクラヤミンダーにした際、キュンキュンから父・信二が逝去した時にそばにいてくれたことや仕事が忙しいのに身の回り世話をしてくれることを耳にする。その言葉が響いたのか、敗戦後「ザックリ、いい話じゃねえか…」ともらい泣きしながら撤退する[ep 11]
カッティーが脱退してからは連勤を強いられている[ep 21]
疲弊した状態で癒しを求めて無意識にウインクの「まばたきの五線譜」を聴くが「何で聴いてるんだ!?」と我に返る。その後街へ出動するが疲労でうずくまってしまい、偶然パトロールしていたななに発見される。彼女にハンカチを借りて素直に「ありがとう…」と礼を言うが、その後の対戦でまた倒れウインクにお姫様だっこされて優しい言葉を掛けられたことに困惑し「嫌いだ!」と心にもない事を言ってしまう[ep 24]
そしてさらなる連勤により疲弊している最中、ななと再会したところでジョギによってザックリンダーにされてしまう。しかしウインクの説得とウインククレッシェンドにより元の姿に戻り改心し、その後ななに借りていたハンカチを貰う。そこでも、生来の性格が邪魔をし「ウインク推しになってやるよ」と上から目線のを発言する。それを聞いたうたとこころに茶々を入れられ、ななからは感謝のウインクを貰う。その途端顔を赤らめ「やっぱ嫌いだ!」と吐きながら去って行った(一連の経緯は蒼風ななの項目も参照)[ep 23]。のちに、キラキランドの妖精・ザックリンであることが判明した(前述)[ep 2]
改心後はカッティー同様目の隈がなくなった[ep 23]
ザックリンダー
過労のザックリーが、ななにハンカチを返す時、うっかり水たまりに落としてしまい、落ち込んだ所をジョギによってクラヤミンダー化されてしまったザックリーの姿。巨大化して暴走するも、ウインクの説得を聞く自我は持っている[ep 23]
必殺技
ザックリビーム
目から放出する広範囲のビーム光線。相当な威力だが、キュンキュンレーザーに相殺される。
ザックリパンチ
ザックリンダー版のロケットパンチ。巨体を活かした攻撃だが、アイドルグータッチに跳ね返される。
ジョギ(カズマ)
声 - 林勇
灰色のフードを被った青年。一人称は「ボク」。浮遊も可能。その容姿は響カイトに類似している(彼の瞳の色は紫で、カイトは緑)。ザックリーもジョギが何者か知らなかった[ep 23]。チョッキリーヌを「先輩」と呼んでいるが、皮肉も言う[ep 22]
ダークイーネの配下ではあるがチョッキリーヌの部下ではない。正体は、響カイトのかつての親友「カズマ」だった。
怪物の召喚時にはカッティーやザックリーとは違いキラキラではなく人の「真っ暗闇」を見つけ「光の中には闇がある。君の闇を見せてごらん。綺麗だね。呑まれるといい。さあおいで」と唱える。
バッサリーナ
声 - 朝井彩加[29]
マスクプレイミュージカル『キミとアイドルプリキュア♪ドリームステージ♪』に登場するオリジナルの女性幹部。元はアイドル歌手や俳優、ダンサーなどを目指しオーディションを受けては落ち続けていたが、アイドルプリキュアの歌やライブ映像に励まされていた。その最中チョッキリーヌに見いだされる形でチョッキリ団の新人幹部になった。
プロデューサーとしてアイドルプリキュアの全国ライブツアーを企画し、田中を通して話を持ち込み、うたたちが快諾したことで実現させるが、その真意は観客によって発生したキラキラを奪い取ることで、このうち田中のキラキラを元にして2度もクラヤミンダーを出現させるが、最初はアイドル、2度目はズキューンとキッスによって浄化される。
企みを阻止されたことで最終的に自らバッサリンダーとして怪物化、アイドルプリキュアたちを圧倒するが、キュアスカイ・キュアワンダフルの助太刀を経て立ち上がったアイドルプリキュアたちによって浄化、さらにアイドルからの説得を受け入れ改心し、チョッキリーヌから離れることになった。

怪物

怪物召喚時の共通点として幹部は召喚アイテムを右手、素体となる人間を封じた玉を左手に持ち、そこから両手を合わせて地面に叩きつけるアクションが入る。

マックランダー[30]
声 - 矢野正明
チョッキリ団の幹部の一人が使役する怪物。ハサミのような形をした紫色のサングラスに、リーゼントヘアが特徴。「マックランダー!」と発声する。
メンバーが目を付けた対象の人物からキラキラを奪い取って水晶に閉じ込め、それを核にして生み出される。召喚者の指示の元、破壊活動を行う。出現時には辺りの空が暗くなり、プリルンが身震いすることによってその存在を感知する。
プリキュアの攻撃によって中に閉じ込められている対象者は光を取り戻していき、浄化技を受けると「キラッキラッタ~」と対象者と共に言いながら消滅し、破壊された公共物などは元に戻る。
クラヤミンダー
声 - 矢野正明
マックランダーがダークイーネから授けられた星型の水晶によって強化された怪物。出現パターンに関してはマックランダーと変わらないが、マックランダーよりも攻撃力が高くなっているほか、当初の登場個体はソロの決め技がきかない以前にライブ開始時に着席させることができない[ep 26]
ダークランダー
声 - 矢野正明
ジョギが召喚する、人の闇の心や負の感情から生み出された怪物。実力はマックランダー、クラヤミンダーをもしのぐ。第32話にてジョギがクラヤミンダーの水晶を赤い水晶にすり替え、これによってチョッキリーヌも召喚できるようになった。

プリキュアの家族

咲良家

咲良 和(さくら かず)[31]
声 - 江頭宏哉
うたの父。喫茶グリッターのウェイターコック[ep 6]
外見が後述するきゅーたろう役の津田健次郎に似ているが、これはシリーズディレクターの今千秋が、和のデザインを自分の好みに調整してもらったところ、最終的に津田に似る形になったと明かしている[32][33]
咲良 音(さくら おと)[34]
声 - 北原沙弥香
うたの母。グリッターのウェイトレス。
咲良 はもり(さくら はもり)[35]
声 - 飯田友子
うたの妹。
ななの演奏を聴くため中学校へ向かっていたところ、ザックリーにキラキラを奪われマックランダーにされてしまう。しかし、アイドルとウインクに助けられ事なきを得る[ep 8]
きゅーたろう[36]
声 - 津田健次郎
咲良家で飼われているゴールデン・レトリバー。うたからは「きゅーちゃん」の愛称で呼ばれており、彼女の話し相手も担っている[ep 21]
元々は平治・温子夫妻の家で飼われていたが、温子の死去を受けてさみしがるうたのために譲り渡された[ep 32]
温子が履いていたスリッパを噛むのがお気に入りで、成犬の現在でも抜けていない[ep 32]
うたたちのフェス特訓にオブザーバーとして参加している[ep 29]
平治の家へ帰郷した際、内心が日本語で語られるという演出がなされた。この時の一人称は「ボク」[ep 32]
平治から温子の部屋を整理すると聞いて落胆したうたを元気づけるため、温子が埋めた宝箱を掘りに裏山に向かう。そこでチョッキリーヌに目をつけられ、キラキラを奪われクラヤミンダーにされてしまう。しかし、激昂したアイドルに助けられ事なきを得る[ep 32]
モデルは、シリーズディレクターを務める今の愛犬[37]
咲良 平治(さくら へいじ)[ep 32]
声 - 巻島康一
うたの祖父。山の家で1人で暮らしている。
カラオケが好きで、恒例行事となっている[注 39]
咲良 温子(さくら あつこ)[ep 32]
声 - 久保田民絵
うたの祖母。6年前に逝去している。
幼い頃のうたや、当時幼犬だったきゅーたろうが懐いており、うたの人格形成に影響を与えている。
ある時落ち込んだうたを見て、元気づけるためにプリンを食べさせてあげた。これで元気を出したうたは、スプーンにリボンをつけてマイクにして歌い出し、歌うことで温子が使うしょんぼりした様子を表す「ショボッボボンボン」ではなく、現在のうたの口癖になる「キラッキランラン」になると気づいた。
きゅーたろうが見つけた宝箱の中に、前述のスプーンが入っていた[ep 32]

蒼風家

蒼風 一(あおかぜ はじめ)[38]
声 - 渡部俊樹
ななの父[ep 8]
蒼風 睦美(あおかぜ むつみ)[39]
声 - 川﨑芽衣子
ななの母でピアニスト。フランスを拠点に活動している[ep 8]

紫雨家

紫雨 信二(しぐれ しんじ)[40]
こころの父。こころが幼いときに亡くなっている[ep 18]
紫雨 愛(しぐれ あい)[41]
声 - 川島悠美
こころの母[ep 16]
こころ用の誕生日ケーキを買い帰宅中、ザックリーにキラキラを奪われクラヤミンダーにされてしまう。しかし激昂したキュンキュンにより助けられ、その後無事にこころの誕生日を祝う[ep 11]
西村 誠(にしむら まこと)[42]
こころの祖父[ep 16]
西村 恵子(にしむら けいこ)[43]
声 - 要田禎子
こころの祖母。こころのことは「ここちゃん」と呼んでいる[ep 16]

はなみちタウン

小宮 絵真(こみや えま)[44]
声 - 松井暁波
グリッターの常連客。漫画家であり「絵真」のペンネームで活動している。
書店「Booksはなみち」でデビュー作『ふたつの世界ときらりハート』のイベントを行っていたところ、カッティーにキラキラを奪われマックランダーにされてしまう。しかし、うたが覚醒したアイドルに助けられる[ep 6]
城 蓮司(じょう れんじ)[45]
声 - 西村知道 / 各務立基[注 40][47]
グリッターの常連客で、白髪の老人。後にカイトからサインをもらった。若い頃は捜査一課の刑事で「ひらめきの蓮司」と呼ばれていた[ep 33]
はなみぃちゃん
はなみちタウンの地域おこしゆるキャラで、腹部にサクラのマークがあるリス着ぐるみ。両手に風船を持っている[ep 6]
幼少期にななも風船を貰ったことを懐古した途端、それを聞いたこころが猛烈に感動してしまう[ep 4]。のちにザックリーによってマックランダーにされてしまうが、ウインクたちに助けられる[ep 9]
くりきゅうた[48]
声 - 不明
力士
プリキュアを探しているうたの聞き間違いで、プリルンと共にキラキランドに連れていかれそうになったが、プリキュアではなかったため、即座にはなみちタウンに戻された[ep 6]。のちにプリルンの記憶を戻すためにうたによって連れてこられた[ep 21]。年齢は20歳で、番付は三段目[注 41]。アイドルプリキュアのファンクラブの会員でもあり、ファンクラブ番号は「No.8」[ep 34]
左足を怪我したことで一時は力士を諦めたことがあるが、ジョキにダークランダーにされたことろをアイドルプリキュアに助けられた後は、再び力士を続けることを決めた[ep 34]
響 カイト(ひびき かいと)
声 - 佐久間大介Snow Man[4][5]
18歳にして世界中から注目され、赤ちゃんからお年寄りまで皆に愛される「レジェンドアイドル」と呼ばれる、人気男性アイドル。
こころによると、自身のファンを「カイ友」と呼称している[ep 25]
活動を休止し、歌の勉強のためニューヨークに留学していたが、ある日喫茶グリッターにお忍びで訪れる。その時、和と音が買い出しに出かけ、直後客が増えたことでうたがさばききれない状況に陥ったことから、手伝いを申し出て、接客を完璧にこなす[ep 17]
うたが赤ちゃんをあやしたときや、自身が海辺で歌っているときに一緒に歌ってきたうたのその歌声を聞いて賞賛した[ep 17]
海外留学を終え、日本とニューヨークを拠点に活動を再開する。その際「活動休止中は犬がいる桜並木のある川沿いの喫茶店に行っていた」と配信してしまい、グリッターにカイ友が押し寄せてしまう[ep 25]
基本的に誰に対しても優しい態度で接するが、アイドルの仕事に関しては強いプロ意識もあり、サインを描くのに熱中して色紙から顔を上げなかったキュアアイドルに「アイドルとしてはまだまだ」と苦言を呈したこともある[ep 25]
森 こはる(もり こはる)
声 - 風間万裕子
Pretty Holic はなみちタウン店に勤める女性。SNS経由でアイドルとウインクにCM動画撮影を依頼する。
撮影当日、カメラを見て緊張する2人に「カメラではなく私を見て」とアドバイスし、本調子を取り戻させる。外での電話中ザックリーにマックランダーにされてしまうが、無事アイドルとウインクに救出され、CM効果で大盛況になる[ep 27]
アイドルプリキュアとズキューンキッスの対決販売(詳細後述)を発案した際、初対面のこころと(ぬいぐるみのフリをした)メロロンに挨拶する[ep 7]
ありす
声 - 鈴木愛奈
メロロンがはなみちタウンで迷子になった所で、同じく迷子になっていた女の子。メロロンと最初に会話した人物で、大切な人のことを語り合う。母と合流した後、メロロンがカラスに連れ去られ追いかけた後でうたたちと出会う[ep 26]
貴島 つむぐ(きじま つむぐ)
声 - 松田利冴
雑誌「エンタメブンブン」の女性記者。「ブンブン」と言いながら犬のように嗅覚で取材する。
ズキューンとキッスを取材するためうたたちと共に彼女らを追跡するが、その最中にザックリーにクラヤミンダーにされてしまう。その後、プリキュアによって元に戻り目を覚ました際に2人と対面し取材に成功する[ep 14]
丸山(まるやま)プロデューサー
声 - 有沢俊浩
カイトがデビュー時から世話になっている中年男性。カイトからは「マルさん」と呼ばれている[ep 25]
テンコ
声 - 秋保佐永子
TV番組「テンコの部屋」の司会。モデルは黒柳徹子。カイトをゲストに招き入れた[ep 25]
メイ
声 - 東内マリ子
喫茶グリッターにたまたま居合わせたカイトに会い、彼からサインをもらうも、ザックリーにクラヤミンダーにされてしまう。浄化後、キュアアイドルにも背中にサインを貰う[ep 25]
夏野 はなえ(なつの はなえ)
声 - 島田愛野
ひまわり畑を運営している女性。撮影に失敗したうたの代わりに撮影した[ep 23]
力(ちから)
声 - 風間万裕子
くりきゅうたのファンである少年[ep 34]
小原井 ヒロシ(おわらい ひろし)
声 - 高口公介
42歳のお笑い芸人。喫茶グリッターの元常連客で、和のギャグがきっかけでお笑い芸人を目指して上京していたが、深夜のレギュラー番組を獲得したのを機にはなみちタウンへ戻ってきた[ep 33]

はなみち中学校

富士見(ふじみ)[49]
声 - 下妻由幸
うたたち2年A組のクラス担任。担当教科は国語[ep 8]
東中 みこと(ひがしなか みこと)[50]
声 - 村上奈津実
うたの親友かつクラスメイト。小豆色のショートボブでメガネを掛けている。
こころが貼ったアイドルのポスターを見て「アイドル大好き!」とうたに公言し、その後研究会に入る。下校途中でカッティーにキラキラを奪われマックランダーにされてしまうがアイドルに助けられ、その後彼女から「応援ありがとう」と感謝される[ep 15]
新橋 わかば(しんばし わかば)[51]
声 - 風間万裕子
うたのクラスメイト。1年生の時はななと同じクラスに所属していた。根本を緑のリボンで結んだ栗色のポニーテールの少女。
女子バレーボール部のエースで、地区大会のメンバーにも選出されるほどの実力を持つ。男子バレーボール部の先輩である翔太(声 - 白井悠介)に想いを寄せており、翔太が近く転校することから、うた・なな・みこと・るか・みおと共に参加する球技大会で優勝したら翔太に告白すると宣言する。決勝戦の最中にカッティーによりクラヤミンダーにされてしまうも、アイドルプリキュアにより救われ、優勝を果たして翔太に告白する。翔太にはフラれてしまったが、気持ちを伝えることができたとうたたちに感謝している[ep 19]
坂上 るか(さかうえ るか)[52]
声 - 東内マリ子
うたのクラスメイト。ウェーブがかかったロングヘアの少女で、右前髪にはヘアピンを着けている。
新野 みお
声 - 飯田友子[ep 19][注 42]
うたのクラスメイトで、放送部員。昼休みの校内放送ではこころのリクエスト曲である「笑顔のユニゾン♪」を流した。チョッキリ団の幹部3人により他の放送部員と共にマックランダーにされるも、アイドルプリキュアにより救われた[ep 1]
寸田 躍(すんだ おどる)[53]
声 - 篠原彰宏
ダンス部部長の中学3年生で、白いキャップをかぶっている。
こころをダンス界の逸材と認めており、入学前からダンス部にスカウトするが、研究会の多忙を理由に断られその意思を尊重する[ep 16]
こころがプリキュアの実態を目の当たりにし、プリキュアを忘れるためダンスの練習に没頭していた時に再び声をかけて、改めて誘おうとした時に「考えてみる」と返答を得たことで喜ぶ。その後ザックリーがプリキュアをおびき寄せる罠として設けたニセライブ会場にダンスの参考になると訪れたが、キラキラを奪われマックランダーにされてしまう。しかしその直後アイドルとウインク、そしてこころが覚醒したキュンキュンに助けられる。戦闘後、こころから改めて「アイドルとウインクを追いかけて、いつか2人みたいになりたい」と告げられ正式にダンス部の入部を断られるが、彼女の思いを汲み「いつか絶対叶えられる」と励ましの言葉を贈った(一連の経緯は紫雨こころの項目も参照)[ep 18]
宇釣木 大輔(うつりぎ だいすけ)
声 - 渡辺紘
うたのクラスメイト。うたに密かに好意を寄せラブレターを送っていたが、クラヤミンダーにされた後はキュアアイドルのことを考え、アイドルの推しへと切り替えた[ep 31]
持田 育(もちだ いく)
声 - 松田修平
第32話ではなみち中学校に赴任した教育実習生。担当教科は体育で、跳び箱が得意。うたたちのクラスを受け持つこととなったが、緊張のあまり失敗が続き、落ち込んでいたところをチョッキリーヌによりダークランダーにされてしまうが、アイドルプリキュアにより救われた後は緊張が解けて自分に自信を持てるようになった[ep 28]
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プリキュアの設定

要約
視点

本作品におけるプリキュアは「キラキランドに伝わる伝説の存在」として位置付けられている。第1話でプリルンが「アイドルプリキュアはキラキラ~ッと闇を照らす救世主」とうたに説明している。

初期メンバーの変身は「プリキュア! ライトアップ!」と唱えながらアイドルハートブローチにプリキュアリボンを装着し、その後ブローチを3回叩いて「キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!」の掛け声のあと上部にある脇のスイッチを押して中にあるハートのミラーボールが回ることで変身が開始される。変身の合間で髪と瞳が変化後「キミと~! YEAH!」、衣装が変化後「一緒に~! YEAH!」の掛け声が入る(いずれも発声後ブローチ上部にある脇のスイッチを押す)。仕上げにアクセサリーが施される。そして、左胸にブローチを装着して変身終了。

第7話でキュアキュンキュンが登場し初期メンバーが揃うも、第11話までは各々の名乗りしか行っていなかった。第12話から各々の名乗りのあとに3人揃って行うようになり、その際はキュアアイドルが真ん中から、キュアウインクが左から、キュンキュンが右から手を出して重ね「ウィアー!キミとアイドルプリキュア!」の名乗りとともに腕を上げ、その後アイドルをセンターに右にウインク、左にキュンキュンの位置で各々が決めポーズを取る。その際、ウインクは左目をウインクする。

第17話から追加メンバーとしてキュアズキューンとキュアキッス(ズキューンキッス)が登場するが、後者の事情(後述)により第30話まで5人揃っての名乗りは行わなかった。キッスの問題が解決された第31話から各々の名乗りのあとに5人揃って行うようになり、その際はアイドルが真ん中から、ウインクが左下から、キュンキュンが右下から、ズキューンが右上から、キッスが左上から手を出して重ね「ウィアー!キミとアイドルプリキュア!」の名乗りとともに腕を上げ、その後向かって左からキュンキュン・キッス・アイドル・ズキューン・ウインクの順(初期メンバーがフロントで、追加メンバーがリア)で各々が決めポーズを取る。その際キッス、ズキューン、ウインクはウインクする(前二者が右目、後者が左目)。

浄化技を発動する際、ステージ上で披露する挿入歌のダンスの振付はこれまで前作のエンディング主題歌の振付を担当したyurinasiaが本作品においてエンディングテーマとともに担当している[54]

第2話でピカリーネがうたに「ダークイーネは恐ろしい存在。何が起きるか分からない」との理由で、プリキュアの正体の秘匿を厳命する。しかし、続く第3話でななにプリルンがバレたのを機にうたも芋づる式に自身がプリキュアだとバラしてしまう。2人の事情を酌んだななは他言無用しないことを約束する。その後、結果的にななもプリキュアに覚醒したため事なきを得る(後述)。

第6話でこころを尾行していたプリルンが彼女に見つかり存在を知られてしまうが、プリキュアたちに会わせるのを条件に口止めを行う。しかし、マックランダーに襲われたこころを助けるためうたとなながやむを得ず変身を行い正体を明かしてしまう。だが、続く第7話でこころもプリキュアに覚醒したため事なきを得る(後述)。

第5話からはプリキュアの姿でタレント活動を行うようになり、チョッキリ団との戦闘と併せて二刀流の活動を始める。その際、正体がバレないようにタナカーンの発案でうた・なな・こころは「マネージャー見習い」、プリルンとメロロンはマスコットキャラクターとして関係者と接するようになる[注 43]

第10話で初期メンバーのステージ曲のCD化が決まり、歌手としての活動も始める。そこに、みことがこころに「アイドルたちと交流したい」と願望を伝える。それを聞いたこころはうたたちにデビューイベントとして握手会の開催を打診し、全会一致で了承を得る。そして、グループ名・アイドルプリキュアでデビューを果たす。

第31話のアバンタイトルでみことがうたに「キミとシンガリボン」の動画を観せて「5人一緒って初めてたよね。2チームのコラボレーション企画かな?」と興奮気味に話し、続けて「また、あるかな?」と尋ねる。それにうたは「絶対あるよ。もう『5人のアイドルプリキュア』だから!」と断言する。

第17話から登場するズキューンキッスは、変身アイテムと変身方法が初期メンバーと差異があるためこちらを参照。

キュアアイドル

咲良うたが変身するプリキュア。変身時の名乗りは「キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」。ファンサは「アイドルスマイル」。変身完了時には手の甲を上にして両手を合わせハートマークを形作る。

第1話で自身の歌声を聴いたプリルンからプリキュアにスカウトされるが「わたしじゃない」と断る。その後、カッティーにキラキラを奪われた絵真がマックランダーにされたのを見て「わたしの歌でキラッキランランにしたい!」という思いからプリキュアに覚醒した。しかし変身は無意識に行っていたらしく、変身後の姿を見て驚愕していた。

第2話でプリルンが勝手にアップロードした名乗りシーンと浄化シーンのライブ動画がSNSでバズり、その後テレビで「謎の新人アイドル」と紹介されている。その影響は学校にも波及し、こころが発起人となり「キュアアイドル研究会」が立ち上がる(詳細は紫雨こころを参照)。

第31話でメロロンが「なんでいつもアイドルがセンターなの?」と言ったのを機にメンバー内でセンター争いが勃発するも、敵であるジョギに「あなたをキラッキランランにする!」と言い放ったのを4人が感銘を受け満場一致でセンターに就任する。ちなみに、同話でメロロンが「センターじゃなくても目立つ…」と呟いていた。

変身時にはピンクのハートマークの光がコスチュームに変化する。髪色は茶色から金色へと変化し、ヘアスタイルも前髪は不変だが後ろ髪はセミロングからボリュームのある長髪へと大幅に変化する。後頭部の髪が大きいリボンのようになっており、そこから縦ロールとピンクのメッシュが生えている。前髪の左側にはハート型のピンクのメッシュが入っており、右側にはピンクのリボンがついている。瞳はえんじ色からエメラルドグリーンに変化する。

コスチュームはピンクと白を基調とした曲線的なデザインで、セパレートタイプであるため、へそが出ている。また、頭・胸部のリボンとスカートにはオーバーチェックが施されている。胴の部分は裾の右側が長いアシンメトリーになっており、下にピンクのホルターネックのインナーを着用している。白を基調としているが胸部はマゼンタ色で、左胸にピンクのリボンがついている。スカートはオーバーチェックと、淡い水色のグラフチェックが入ったピンクの生地が交互になるようにデザインされている。右側の腰にはハートが書かれた長い布がついており、表は桃色、裏は水色になっている。また、スカートの背中側から帯が2本伸びており、先端に桃色のハートの装飾がある。桜色のフィンガーレスグローブの他、右腕のみ白いアームカバーを着用している。白いロングブーツには左耳のピアス同様、ピンクのハートひとつと水色の2つの玉の装飾があり、履き口にはピンクのリボンがある。

個人技
アイドルグータッチ
右手に輝きを溜めて放つストレートパンチ[ep 6]
決め技(浄化技)
プリキュア・アイドルスマイリング
右手を胸に当てながら「クライマックスはわたし!もり上がっていくよー!」の掛け声とともに、敵を席に着かせた上でライブ空間を出現させてライブを開始する。「笑顔のユニゾン♪」のサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、頭上に巨大なハート形のエネルギー弾を生み出し、相手に向けて投げつける[ep 6]

キュアウインク

蒼風ななが変身するプリキュア。変身時の名乗りは「キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」。ファンサは「ウインク」。変身完了時には手の甲を下にして両手を合わせハートマークを形作る。

第2話でマックランダーと対峙するアイドルを目撃し感銘を受け、続く第3話でうたに「アイドルのように強くなりたい」と吐露する。その後マックランダーにされたはもりとアイドルのピンチを見て「2人を助けたい!」という思いからプリキュアに覚醒した。ちなみに、うたとは対照的に変身後の姿を冷静に受け入れた。

アイドル同様、第4話でプリルンが勝手にアップロードした浄化シーンのライブ動画がSNSに拡散される。ちなみに、覚醒後の第6話で研究会のポスターが自身とアイドルが描かれた物に刷新されていた。

第31話のセンター争いの際、輪番で暫定的にセンターを務める。それがテレビ出演だったため、出演後アイドルに感想を問われ「緊張したよ」と吐露する。その後、前述の通りアイドルが再任したため輪番制は自身で終了した。

変身時には青いダイヤマークの光がコスチュームに変化する。髪色は藍色から青(一部は紫色)へと変化し、ヘアスタイルも前髪は不変だが後ろ髪はボリュームのある長髪へと大幅に変化する。青のリボンがついたカチューシャと、頭頂部にハート型の髪飾りをつけている。瞳は藍色からクリアな紫色に変化する。

コスチュームは青と白を基調とした直線的なデザインで、マーチングバンド風なビスチェとなっている。スカートはオーバーチェックで、その上に青のマントをまとっている。頭・胸部のリボン、肩飾りにオーバーチェックが施されている。また首に青のチョーカー、右足に青のガーターリング、水色のフィンガーレスグローブ、白のショートブーツを着用している。初期メンバーで唯一シンメトリーのコスチュームである。

個人技
ウインクバリア
青いダイヤ結界を出現させて相手の攻撃を防ぐ技[ep 8]
決め技(浄化技)
プリキュア・ウインククレッシェンド
ピアノに着座しながら「クライマックスはわたし!聴いてください」の掛け声とともに、敵を席に着かせた上でライブ空間を出現させてライブを開始する。「まばたきの五線譜」のサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、自身の周りにダイヤ形のエネルギー弾を生み出し、相手に向けて投げつける[ep 8]

キュアキュンキュン

紫雨こころが変身するプリキュア。変身時の名乗りは「キミと踊る、ハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」。ファンサは両手を頭の上に持ってきて両腕でハートマークを作る「キュンキュンポーズ」。英字表記は「Cure Kyun-Kyun[注 44]

アイドルのファンが興じて第2話で「キュアアイドル研究会」を立ち上げる。ウインクが登場したのを機に、第6話で「キュアアイドル&キュアウインク研究会」と改称する。その後プリルンから素質を買われアイドルハートブローチを渡されるが、アイドルたちが戦うのを見ておじけづく。続く第7話で「わたしには無理」と感じ、そして「わたしにはダンスしかない」と確信しプリルンにブローチを返してその場を立ち去る。その後家に帰り、部屋にあったアイドルたちのグッズを泣きながら封印し2人と決別する。しかし、ダンスの練習中にアイドルたちが走馬灯のように流れジレンマに陥る。だが、そこに駆けつけたうたとななの励ましにより吹っ切れアイドルたちへの熱意を復活させる。その後、ザックリーが設営したニセのアイドルたちのステージにいた寸田がマックランダーにされたのを目撃する。そして、ザックリーを睨み「ファンを裏切って許せない!」という怒りからプリキュアに覚醒した。ちなみに2人に憧れていたこともあり、変身後の姿を見て「わたしもプリキュアだ…」と感慨深く喜びを噛みしめていた。

アイドルやウインク同様、第8話でプリルンが勝手にアップロードした名乗りシーンの動画がSNSに拡散される。ちなみに、第10話で研究会のポスター(ウインクと同一の物)に「&キュアキュンキュン」とみことの手書きで追加されていた。

変身時は紫の雫マークがコスチュームに変化する。髪色は紫色から白みかかった紫色(一部は水色)へと変化し、ヘアスタイルも前髪は不変だが後ろ髪は紫色のリボンで輪っかに結った長いツインテールへと変化する。アホ毛は水色に変化する。瞳は紫色からクリアな黄色に変化する。

コスチュームは紫色を基調とした円みがあるデザインで、左肩を露にしたトップスとなっている。スカートはバルーンスカートで、その上に紫色のフリルをまとっている。頭部のリボン、肩飾り、フリルにオーバーチェックが施されている。また首に紫色のチョーカー、後ろ腰に水色のロングリボン、薄紫色のフィンガーレスグローブ、白のロングブーツを着用している。

個人技
キュンキュンレーザー
髪飾りから紫色のレーザーを出現させて相手を攻撃する技[ep 18]
決め技(浄化技)
プリキュア・キュンキュンビート
頭上で手を叩きながら「クライマックスはわたし!準備はOKー!?」の掛け声とともに、敵を席に着かせた上でライブ空間を出現させてライブを開始する。「ココロレボリューション」のサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、自身の周りに紫色の水滴型のエネルギー弾を生み出し、相手に向けて投げつける[ep 18]

キュアズキューン&キュアキッス(ズキューンキッス)

第17話ではなみちタウンフェスで暴れていたカッティンダーと、それと対峙していたアイドルたちの前に突如現れた謎の2人組プリキュア。続く第18話でも加勢し、戦闘後アイドルが色々聞こうとしたが足早に立ち去ってしまう。そして第19話でクラヤミンダーが現れた際プリルンがズキューンに、メロロンがキッスに変身する。それを駆けつけたうた・なな・こころと、対峙していたザックリーに見られ全員を驚愕させる。

変身の際はまず2匹が回りながら同時に人間態へ変態し、その後遅れて現れたキラキラショータイムマイクを掴む。その状態で「プリキュア! ライトアップ!」と唱えながらマイクにプリキュアリボンを装着したあと上部のカバーを回してミラーを露出させ、その後マイクを3回叩いて「キラキラ、ショータイム! YEAH!」の掛け声のあとリボンを押すことで変身が開始される。変身の合間で髪と瞳が変化後「キミと~! YEAH!」、衣装が変化後「一緒に~! YEAH!」の掛け声が入る(いずれも発声後リボンを押す)。仕上げにアクセサリーが施され、自らルージュを引く。そしてハートキラリロックが変化した錠前を各々の腰に装着し[注 45]、マイクのカバーを戻して変身終了。掛け声は2人同時で行い、名乗りはズキューン→キッスの順になる。ちなみに、2人専用の名乗りはなかった。

立ち位置は向かって左からキッス・ズキューンの順。

ちなみに、第19話と第20話の変身バンクではプリルンのキラルンリボンが記憶を封印した影響で黒ずんでいた(妖精態のみ)。

変身には当初はプリルンとメロロン2匹揃うのが必須で単独変身はできなかった[ep 12]が、後にメロロンがななに促される形で単独の変身を行い、それを見たプリルンも単独での変身を行っている(掛け声も単独で行う)[ep 3][注 46]

変身後は長身で美貌がある顔つきになり、童顔の初期メンバーと対をなす容姿となっている[注 47]。喋りも妖精時の甲高い早口から、低い声色でゆっくりした口調に変化する。また一人称も「わたし」となり、それぞれの語尾(前者は「プリ」、後者は「メロ」)もつけずに喋る。さらにメロロンがプリルンを普段「ねえたま」と呼んでいるが、キッス変身時はズキューンを「お姉さま」と呼ぶようになる。第22話でうたがプリルンとメロロンに「どうしてプリキュアだと大人っぽいの?」と尋ねるが、それに2匹は「わからない」と返す。

第16話で、アイドルたちがはなみちタウンフェスの出演が決まる。プリルンが3人を祝福したところ、うたから「プリルンもメンバーだよ!」と返され歓喜する。その言葉に感銘を受けて奮起しフェスの成功を目指し特訓していたところカッティンダーが現れ、苦戦するアイドルたちに助太刀しようとしたが軽くあしらわれ失敗に終わる。その夜プリルンは「アイドルを守る!」と誓いを立て、メロロンとともにキラキランドへの帰郷を決める。続く第17話でプリルンは「ビッグキラキラリボンが戻ればチョッキリ団は壊滅する」と考え、集めたキラルンリボンを用いてビッグキラキラリボンの復活を試みるが数が足りずにまたも失敗に終わる。絶望していたプリルンのもとにメロロンがやってきて、持っていたハートキラリロックを彼女に見せて「これを使えば何でも叶えられるが、代償として一番大事な物を封印する必要がある」と忠告する。それを聞いたプリルンはうたのことがよぎり「うたとの思い出は大事な宝物。それを忘れたくない…」と苦悩する。しかし「それでもアイドルを守る!」と腹を括り、それを聞いたメロロンも彼女を尊重しそれぞれ大事な物を封印し鍵を掛けた(詳細後述)。しかしそれ以降2匹が行方不明となり、前述の通りズキューンとキッスが突如現れた。その後の第18話でも不明だったが、続く第19話ではなみちタウンに戻っており上空を飛行していた。

第19話のキッスの回想シーンで真相が明らかになる。プリルンが鍵を掛けた途端彼女のキラルンリボンが黒ずみ、それと同時にプリキュアリボンが2個現れる。その後それぞれうたから貰ったスプーンがリボンと融合しキラキラショータイムマイクが2本生成され、その力でプリキュアに覚醒した。

ズキューンキッス」のデュオ名はデビューステージのライブ配信を放映したテレビの特集で使われ[ep 14]、のちに2人も使うようになる[ep 12]

早速研究会でも取り上げられ、第18話でこころを筆頭に「Awakening Harmony」の動画を鑑賞する。これを機に「アイドルプリキュア研究会」と改称し、ポスターも初期メンバー(キュンキュン・アイドル・ウインク)と追加メンバー(キッス・ズキューン)の2種類作成される。そしてところ構わず「ズキューン!」と叫ぶうたを見たななが心配になり、こころに助けを求める。こころはうたがズキューンのファンになったことを見抜き、彼女に「推し活」や「」の説明を行う。それを聞いたうたは感銘を受け入会を決める(ななも成り行きで入会する)。その他にも同話でキッスファンになった女性が美容室でキッスの髪型を頼むなど、たちまち世間を席巻するインフルエンサーとなる。

第31話のセンター争いでメロロンがズキューンをセンターに推したところ、こころが「ズキューンキッスは鏡のような『シンメトリーデュオ』なので崩したくない」と難色を示す。そこでうたが「2人センターは?」とこころに尋ねるが、彼女は「『ダブルセンター』もありますが、それだとアイドルがあぶれる」とまたも難色を示す(結局、前述の通りアイドルが就任する)。

第32話で前述の通り各々人間へ変態(ぷりん・めろん)を果たすが、ダークランダーを察知した途端妖精へ戻ってしまう。結局、プリルンとメロロンでプリキュアへ変身する。

キュアズキューン

プリルン(田中ぷりん)が変身するプリキュア。変身時の名乗りは「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」。ファンサは右手の指を銃のようにして相手を打ち抜く構えを取る「ズキューンポーズ」[20]。英字表記は「Cure Zukyoon」。

第17話でカッティンダーに苦戦するアイドルたちの前に突如現れ、彼をカッティーに戻し改心させる。その後第19話でクラヤミンダーの気を察知し移動するが、それをズキューンとキッス探しに奔走していたうたが偶然撮ったプリトイカメラに写り込んでしまう。そして、駆けつけたうたたちの前で「アイドルはプリルンが守る!」と誓って変身を行い正体を明かす。戦闘後、うたに対して「キミは誰?」と放ち彼女を愕然とさせる。続く第20話でタナカーンの調査により「アイドルを助けるためうたさんの思い出を封印し、ハートキラリロックの力でプリキュアに覚醒した」と判明する[注 48][注 49]。続けて「奇跡がない限り思い出は二度と戻らない」と衝撃の事実を告げる。しかし、うたがアイドルに変身したのと持っていたキラキライトを見て「ワクワクする!」と胸を高ぶらせる。第21話でその行動から「何を忘れているの?」と自問自答し、懸命に記憶を呼び戻そうとおまじないを行う[注 50]。その後自身がクラヤミンダーにされた際、うたが歌った「笑顔のユニゾン♪」を聴いて口ずさんだのを機に彼女との記憶が奇跡的に蘇り自らクラヤミンダーから脱出する。その後ズキューンに変身してクラヤミンダーを浄化し、戦闘後安堵して号泣するうたに「もう絶対忘れない」と告げ抱擁を交わす[注 51]

ちなみに、第19話のアバンタイトルでアイドルがプリルンの耳を模した髪飾りを見て「なんだか前から知っている気がする…」と呟いていた。

白を基調色としつつ、プリルンの色や姿を踏襲しており、髪は人間態の白のセミロングから薄緑とピンク色のメッシュが入ったクリーム色のロングヘアに変化し、前髪にはプリルンと同様の髪飾り、両側にはプリルンの耳をモチーフとした髪飾りがついている。また、左側のみ前に垂らしている。妖精時にピカリーネから罰としてモッサモサにされた特徴的な前髪も踏襲されている。首には妖精時と同じキラルンリボンをつけている。瞳は黄色のハイライトがある小豆色で、妖精時から不変である。

コスチュームはレオタード風で白とグレーのチェック柄が施され、差し色としてエメラルドグリーンとピンク色が使われている。左袖のみ大きなフリルがあり、また左脚にショートブーツ、右脚にサイハイブーツを履いているなどアシンメトリーとなっている。右腰にハートキラリロックが変化した鍵がつけられている。腰に八分音符が描かれた白いマントをつけている。

個人技
ズキューンバズーカー
腰のハートキラリロックの鍵を開いてアイシャドーを塗った後、左手に音符型のエネルギーを生成し、そこから光線を放って敵を攻撃する[ep 14]

キュアキッス

メロロン(田中めろん)が変身するプリキュア。変身時の名乗りは「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」。ファンサは「投げキッス[24]

ズキューン同様第17話でカッティンダーに苦戦するアイドルたちの前に突如現れ、彼をカッティーに戻し改心させる。その後第19話でクラヤミンダーに対峙すべく変身するが、ズキューン同様それをうたたちの前で行い正体を明かす。続く第20話でタナカーンの調査により「プリルン同様何かを封印してハートキラリロックの力でプリキュアに覚醒したが、それが何かわからず女王さま(ピカリーネ)に尋ねるも『いずれ明らかになる』と濁らされた」と明かす(後述)。第21話でプリルンがクラヤミンダーにされた際、彼女の攻撃で水晶に封印されてしまう。しかしうたとプリルンの奇跡により封印が解かれ、その後ズキューンとの共闘でクラヤミンダーを浄化する。自身がプリキュア覚醒後も相変わらずプリルンがうたたちとベタつくのを快く思っておらず、うたが「5人で活動しよう!」と言った途端3人に「ズキューンキッスはアイドルプリキュアのライバル!」と宣戦布告する。奇しくも、続く第22話でPretty Holicのコスメキャンペーンという形で実現する(詳細は当該記事を参照)。しかし、後述の経緯を経てうた・なな・こころとの軋轢を解いて親友となったのを機にメンバーに加入した。

第29話の終盤で自身がカプセル化したハートキラリロックに軟禁され、続く第30話でピカリーネから何を代償にしてキッスに覚醒したかが明らかにされる。彼女曰く「メロロンが封印したのは『プリルンとの未来』であり、うたたちと友達になってずっと一緒にいる未来を思い描けるようになったのがハートキラリロックの契約に抵触したため閉じ込められた」とのこと(その後の経緯はメロロンの項目を参照)。

黒と薄紫色を基調色としつつ、メロロンの色や姿を踏襲しており、髪は人間になった時の黒のロングヘアからメロロンの耳のようなピンクと黒が混じったツーサイドアップで、前髪に紫のメッシュが入り、右側頭部に黒のリボンをつけている。妖精時の特徴的なへの字型の前髪も踏襲されている。ツインテールには妖精時と同じキラルンリボンをつけている。瞳は赤紫色のハイライトがある菫色で、妖精時から不変である。

コスチュームはズキューン同様レオタード風となっており、黒とグレーのチェック柄が施されている。また両袖に大きなフリルがあったり両脚共にサイハイブーツを履いているなど、ズキューンと異なりシンメトリーになっている(ウインクに次ぐ2人目)。左腰にハートキラリロックが変化した錠がつけられている。腰に連桁の八分音符が描かれたマントをつけている。

個人技
キッスショック
腰のハートキラリロックの錠を開いてリップを塗り、投げキッスで巨大なハートを生成し、それを敵にぶつけて電撃で痺れさせる。[ep 14]
通常時でも投げキッスをすることで、黒い翼が生え目が描かれたハートの形をしたキッスの精を生み出し、飛んで行った先の事物(プリトイカメラ[ep 20]や葉っぱ[ep 23])に憑依させて操ったり、足場を生成させることができる。
ハートガーデン
ハートの妖精を呼び出し、戦闘用の異空間に転移する技。現実世界の周囲の被害を防ぐために使用する[ep 22]

合体技

プリキュア・ハイエモーション
初期メンバー3人による合体浄化技。ライブ空間を出現させ3人揃ってステージに立ち、「ウー、レッツゴー!」の掛け声とともに「Trio Dreams」のイントロ(頭サビ)を歌いながら、敵を席に着かせ、「ハートを上げてくよ!」の掛け声とともにサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、3人が揃って手を掲げてハート型のエネルギー体を生成させ、そこからビームを敵めがけて発射し浄化する[ep 1][ep 26]
マックランダー3体を浄化する力があるほか[ep 1]、個々人の単独技では浄化できなかったクラヤミンダーも浄化することができる[ep 26]
プリキュア・ズキューンキッスディスティニー
ズキューンキッスによる合体浄化技。ライブ空間を出現させ2人揃ってステージに立ち、「ふたりの誓い、いま輝け!」の掛け声とともにキラキラショータイムマイクを持ちながら「Awakening Harmony」のサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、2人で手を繋ぎハートマークを作り、音符のエネルギーを生成し発射して浄化する。
プリキュア・キラッキラン・フォー・ユー
5人による合体浄化技。ライブ空間を出現させ5人揃ってステージに立ち、「感じてYou and Iキズナリボン、クライマックスはわたしたち!」の掛け声とともにキラキライトをかざしてキラッキランリボンバトンに変化させ、プリキュアステージリボンを装着させた後、バトンを振り回しながら「キミとシンガリボン」のサビを歌って敵の両手に1本ずつキラキライトを持たせつつノリノリにさせた上で、バトンの先端を重ねて5人のシンボルマークを元にしたエネルギーを生成し発射して浄化する[ep 30]

関連アイテム

アイドルハートブローチ
うた・なな・こころがプリキュアへ変身するためのブローチ型アイテム。普段はプリルン所持のポシェットの中にあり、有資格者の強い意思により引き寄せられる[ep 6][ep 8][ep 18]。タナカーンによるとブローチは3個存在する[ep 16]
変身前はアイドルハートブローチキャリーに収納され左腰に装着される(制服時を除く)。変身中は見出しのまま左胸に装着される。
プリルンとメロロンがアイドル風のコスチュームを貰った際、ミニサイズのブローチもプレゼントされる[ep 4][ep 13]
キラキラショータイムマイク
プリルンとメロロンがプリキュアへの変身、および浄化技を発動する際に用いるハンドマイク。元々はうたがマイクに似せて2人に渡したスプーンが、2人用のプリキュアリボンと融合したことによりマイクへと変化した[ep 10]
プリキュアリボン
プリキュアへ変身するためのリボン型アイテム。アイドルハートブローチおよびキラキラショータイムマイクへ装着することでプリキュアに変身する。
プリキュアリボン・キュアアイドル
うたがアイドル変身時に用いるピンク色のプリキュアリボン。カッティーに捕まった絵真を見て「絵真さんを助ける!」という決意から具現化した[ep 6]
プリキュアリボン・キュアウインク
なながウインク変身時に用いる青のプリキュアリボン。ザックリーに捕まったはもりと、マックランダーに苦戦するアイドルを見て「2人を助ける。わたしはもう逃げない!」という決意から具現化した[ep 8]
プリキュアリボン・キュアキュンキュン
こころがキュンキュン変身時に用いる紫色のプリキュアリボン。ニセのアイドルたちのステージを設営したザックリーに対して「ファンを踏みにじって許さない!」という怒りから具現化した[ep 18]
プリキュアリボン・キュアズキューン&キュアキッス
プリルンとメロロンがそれぞれズキューンとキッス変身時に用いる黒と白のツートンカラーのプリキュアリボンで、前者用と後者用の2個ある(デザインは同じ)。プリルンが「アイドルを守る!」と誓いながらハートキラリロックを施錠し、そして彼女の願いに賛同したメロロンの思いから具現化した[ep 10]
単独変身時も劇中では上記のリボンを使い、単独で掛け声も行う[ep 3]。ちなみに、玩具で単独の掛け声を発する場合はズキューン用・キッス用のキラキライトに付属しているリボンを用いる[注 52]
プリキュアステージリボン
5人の心の絆が結ばれたことで生み出されたプリキュアリボンで、5人のイメージカラーが配されている。これを元に下記のキラキライトをキラッキランリボンバトンへと変化させた[ep 30]
キラルンリボン
プリルンが首につけている白とピンク色のリボン型アイテム。ぷりんとズキューンでも装着している[ep 20][ep 28]。アイドルハートブローチに装着することでピカリーネとの会話が可能[ep 15]。一時期プリキュア覚醒の代償として黒ずんでおり、その期間はうたたちとの記憶が皆無だった[注 53][ep 10][ep 21][ep 12]
メロロンも赤紫色と黒のリボンを2個持っており、それでツイスト状のツインテールに結っている[ep 1]。めろんとキッスでも装着している[ep 20][ep 28]。一時期、ハートキラリロックのカプセルに軟禁された際は黒ずんでいた(ダークメロロンも同色のを装着していた)。しかし、プリルンのように記憶を代償としていなかったため、うたたちのことは覚えていた[ep 30]
マックランダーなどを倒した際にも具現化し[ep 6][ep 26][ep 30]、プリルンが装着することで色々なファンサのセリフを発する[ep 15]
実は「ビッグキラキラリボン(後述)のかけら」であり、これを集めることでビッグキラキラリボンを復活させることができる。しかし、それには大量のリボンを要する[ep 20]
キラルンリボンブック
キラルンリボンを収納するリフィル。普段はプリルンのポシェットにある[ep 15]
アイドルハートインカム
初期メンバーが装着するヘッドセット。浄化技を発動する際、右耳に装着される。プリキュア同士の通信機能も備える[ep 1]
プリルンとメロロンがアイドル風のコスチュームを貰った際、2匹に合ったサイズのインカムもプレゼントされる[注 54][ep 4][ep 13]
キラキライト
うたがプリルンにねだられて購入したハート型のペンライト[ep 6]。戦闘の時、プリルンがこれを振ってアイドルたちを鼓舞する。うたとの記憶を封印していた際、これを振ったことで彼女との思い出を呼び覚ますきっかけとなる[ep 21]
軋轢があったアイドル・ウインク・キュンキュンとキッスの間に友情が生まれ、ズキューンを含めた5人に心の絆が紡がれる。その絆で具現化されたプリキュアステージリボンの力で下記のキラッキランリボンバトンへと変化した[ep 30]
キラッキランリボンバトン
5人が合体浄化技を発動する際に用いるバトン。元々は5人がそれぞれ持つキラキライトが、プリキュアステージリボンの力によって変化した[ep 30]
プリルンとメロロンに至っては、各々のキラルンリボンを装着することで人間態(前者はぷりん、後者はめろん)へ変態できる[ep 28]
プリトイカメラ
プリルンが所持しているデジタルカメラ。これでアイドルたちのライブ動画を勝手に撮影し、それを無断でSNSにアップロードしている[ep 15][ep 17][ep 4][ep 29]
ズキューンとキッスの初登場時にキッスの精(投げキッス)で起動させ、2人のデビューステージをライブ配信した[ep 20]
プリルンがキラキランドへ帰郷する際、うたに向けてビデオメッセージを残す[ep 20]。その後、うたがズキューンキッス探しに用いてプリルンを見つけるきっかけとなる[ep 10]
ハートキラリロック
キラキランドに古くから伝わる伝説の錠前で、鍵と南京錠いずれもハートをかたどっている。メロロンが生まれた頃から所持していた。長い歴史を経て鍵を使った2人の恋愛を成就してくれるという言い伝えに変わっており、はなみちタウンにおいても同様の言い伝えが残されている[ep 13][ep 21]
本来の使い道は鍵を使った2人の願いを叶えてくれるアイテムだが、願いを叶えるには2人の一番大切な物を鍵に封印する必要がある。ピカリーネは使おうと考えていたメロロンに「危険であるため使ってはならない」と言明するが、アイドルたちを救いたいというプリルンの意思とそれを尊重したメロロンによって使われることになる。結果2匹はプリキュアに覚醒するが、その代償としてプリルンは「うたや彼女に関連する思い出」を一時喪失する。メロロンも「プリルンとの未来」を代償とした結果、心が成長し「プリルン以外とも友だちになってずっと一緒にいる未来」を思い描けるようになったためカプセル化した錠に一時軟禁された[ep 20][ep 10][ep 21][ep 30]
プリキュア覚醒後は鍵はズキューン、錠はキッスが所持し、それぞれアイシャドーとリップとして個人技の発動に用いられている[注 55]
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作中用語

はなみちタウン
本作品の主な舞台。
喫茶グリッター(きっさグリッター)
うたの両親が営む喫茶店[30]。店内に茶色のピアノが設置されている[ep 6]
名物メニューはナポリタンメロンソーダ[56]
ハートのサクラ
高台にある、うたお気に入りのハート型に咲いているサクラ[ep 6]。タナカーンによると「この木がキラキランドと繋がっている。住人がキラキランドにあるゲートをくぐると時空の狭間に入り、サクラにMOMO(後述)がなる」とのこと[ep 26]
数ヶ月経っても咲き続けているのに疑問を持ったタナカーンが赴くと、その下部にMOMOが落ちていた(メロロンが乗ってきたもの)[ep 26]
伝説のハートキラリロック(でんせつのハートキラリロック)
ハートのサクラのすぐ近くにあるはなみちタウンで有名なデートスポット。恋人や友達同士がお互いに一番大切なものを「ハートのロック」と呼ばれる南京錠に教えあって、モニュメントにかけることにより永遠の愛を誓うというもので、昔からの言い伝えによるものと言われている。看板にある南京錠のイラストはメロロンの持つアイテムと同一のものである[ep 13]
Booksはなみち(ブックスはなみち)
はなみちタウンにある書店。絵真のデビューイベントが行われた[ep 6]
IDOL♡STORE(アイドルストア)
はなみちタウンにあるCDショップで、アイドルグループの関連グッズも販売されている[ep 6]
プリキュア覚醒前のうたとこころが、アイドルプリキュアの情報を得るため来店している[ep 6][ep 16]
はなみち中学校[ep 19](はなみちちゅうがっこう)
うたたちが通うはなみちタウンにある中学校。うたとななは2年A組[ep 15]、こころは1年C組[ep 1]に在籍。プリルン(ぷりん)とメロロン(めろん)は、人間へ変態できるようになったのを機に3年B組へ転入した[ep 28]
制服は白とグレーを基調にしており、ピンク色の差し色がある。女子は白のセーラー服(襟はグレー)にグレーのスカートで、白のハイソックスを履き、ピンク色のリボンを付ける。男子は白のブレザー(襟はグレー)にグレーのスラックス、ピンク色のネクタイを着ける。
アイドルプリキュア研究会(アイドルプリキュアけんきゅうかい)
こころが立ち上げ会長を務めるアイドルプリキュアを研究する研究会[ep 15]。当初は「キュアアイドル研究会[注 56]として設立され、その後、ウインクが登場したのを機に「キュアアイドル&キュアウインク研究会」に改称する[ep 16]。さらにキュンキュンも登場したことから、会長かつ本人であるこころが知らない間にみことの独断で「キュアアイドル&キュアウインク&キュアキュンキュン研究会」に改称される[注 57][ep 5]。その後、ズキューンとキッスの登場を機に現在の名称に改称される[注 58][ep 1][ep 14]。それと同時にズキューンのファンになったうたが入会し、成り行きでななも入会する。その後、ぷりんとめろんも入会する[ep 28]
活動内容は会員へのグッズの配布、ライブ映像の鑑賞など[ep 16][ep 14][ep 28]
トークの花さく「はなみちラジオ」(トークのはなさく はなみちラジオ)
昼休みの校内放送。「イチオシの唄」のコーナーでこころがリクエストした「笑顔のユニゾン♪」が流れる[ep 1]
Pretty Holic はなみちタウン店(プリティホリック はなみちタウンてん)
森こはるが「宣伝担当」として勤務するコスメショップ[ep 27]。店内にはリボン型のリップなど各種コスメ商品を販売しており、これらの商品はバンダイより実際に商品化されている。キャッチコピーは「プリティアップでキラッキランランなわたし」と、アイドル(うた)の口癖が選ばれた。
街に出店する際、こはるから田中を介してアイドルとウインクにキャンペーンの出演依頼が来る[注 59](詳細は森こはるの項目を参照)[ep 27]
当初はアイドルとウインクのイメージカラーであるピンク色と水色の2色だったが、キュンキュン登場を機に紫色が追加される[ep 4]。その後、ズキューンとキッスの登場を機にそれぞれのイメージカラー(前者は白とエメラルドグリーン、後者は黒と赤紫色)が追加される[ep 7]
これまでの前4作のテレビシリーズでも作中に同店が登場し、同時に同社により作中に登場したコスメ商品が展開・発売されている。詳細は当該項目を参照。
アイドルプリキュア VS ズキューンキッス ライバル対決(アイドルプリキュア たい ズキューンキッス ライバルたいけつ )
ズキューンとキッスの登場を機に、こはるが打ち出したキャンペーン名。
内容は「『キュートかわいいアイドルプリキュア派』と『クール大人っぽいズキューンキッス派』、どちらのコスメが好きか?」である。図らずもメロロンが言っていた対決が実現する[ep 7]
アイドルプリキュア VS ズキューンキッス トークショー(アイドルプリキュア たい ズキューンキッス トークショー)
Pretty Holic主催のトークショー。5人が登壇しファンとの交流を深める(後述の1人を除く)。
一方キッスは終始曇った表情で対応し、ファンの「5人はなかよし?」の問いにも無言を貫く。終了後アイドルとズキューンがお互い労うのを見て憤りを感じ、ついに「わたしはアイドルプリキュアと友だちじゃない!」と暴言を吐く。これにより3人とキッスの軋轢が表面化し、4人とタナカーンは頭を抱えることに(その後の経緯はメロロンを参照)[ep 3]
キュアアイドルとキュアウインクのなんかスゴいライブ!!
ザックリー主催のゲリラライブ。しかし、実態は3人目のプリキュアになりうる人物をおびき出すため設営したニセのステージであった。当然、アイドルとウインクは登場しない。それを知ったこころは激昂し、これきっかけでザックリーが探していた3人目のプリキュア(キュンキュン)に覚醒した[ep 18]
アイドルプリキュア CDリリース記念握手会(アイドルプリキュア CDリリースきねんあくしゅかい)
初期メンバーがCDリリースの際、はなみちタウンの特設ステージで行われた握手会。みことがこころに「アイドルたちと触れ合いたい」と言ったのがきっかけ。
握手会当日はCDを購入したファンの長蛇の列となり、それに隠れファンのカッティーもファンたちのキラキラに耐えつつ並ぶ。しかし、あまりの量に耐えきれず遂にマックランダーを使役してしまう。その結果アイドルたちに敗戦し「握手できなかった、無念…」と悔いながら退却する[ep 5]
はなみちタウンフェス
はなみちタウンのフェスティバルで、うたによると「メインステージには話題のアーティストが出演する」とのこと(今回はアイドルプリキュア)[ep 29]。しかし当日のメインステージはカッティンダーの妨害で騒動となるが、そこに駆けつけたズキューンとキッスのデビューステージになる[ep 20]
はなみち山(はなみちやま)
うたがプリルンの記憶を蘇らせるべくピクニックで赴いたで、山頂へ向かうリフトもある[ep 21]
ひまわり畑(ひまわりばたけ)
うた一押しの一面ヒマワリが咲いている畑。街から離れており路線バスで向かう。ななが「夏休みだからみんなと出掛けたいね」と言ったのがきっかけで赴いた。しかし、その言葉とは裏腹にななはザックリーが心配で頭から離れられずにいた。
なながザックリーのことを考えていたところ、偶然来ていた彼とバッタリ対面する(その後は蒼風ななザックリーの項目を参照)[ep 23]
はなみちタウン図書館(はなみちタウンとしょかん)
はなみちタウンにある図書館
プリルン曰く「メロロン行きつけの場所」。しかし、自身は本で遊んでいたのを彼女に怒られたため行きづらくなっている。
メロロンが後述の『キズナのリボン』という本を探していたところ、そこに駆けつけたななの助力で無事見つける[ep 3]
ちなみに、チョッキリーヌも足を運んでいる。何か思い当たる節があるらしく『部下をやめさせないための本』という本を借りる[ep 3]
プリキュア プリティストア
タナカーンが店長を務める、はなみちタウンに開店したアイドルプリキュアの公式グッズショップ。タナカーンが秘密裏に準備をしていた(メロロンのみ知っていた)。彼曰く「開店前にキッスが加入して幸運でした」と安堵する。カッティンとザックリンも人間態で店員として働いている[ep 22]
現実世界のプリキュアシリーズ公式ショップであるプリティストアを劇中に持ち込み、店舗ロゴも実在のものをそのまま使用しているが、実在の店舗がシリーズ全般を扱っているのに対し、劇中の店舗ではアイドルプリキュアに特化した形となっている。
キラキランド
本作品に登場する異世界で、女王ピカリーネが統べる国家。プリルン・メロロン・タナカーンの故郷で、のちにカッティー(カッティン)とザックリー(ザックリン)も出身と判明する[ep 31]。住民は体にハートと八分音符のマークがある[ep 15]が、メロロンのみ連桁の八分音符である。タナカーン曰く「キラキランドとはなみちタウンは姉妹都市[ep 27]
物語開始時点では後述するビッグキラキラリボンの喪失により真っ暗闇となり、ピカリーネはじめとした住民たちが水晶の中に閉じ込められてしまう[ep 15]。難を逃れたプリルンが故郷を救うプリキュアを探しにはなみちタウンへやって来た[ep 6]。のちにメロロンも無事だったことが判明する[ep 26]
「ステージのライブ動画を撮影するのは御法度」という言い伝えがあり、違反者には罰則がある(詳細はプリルンメロロンピカリーネの項目を参照)[ep 15]
ビッグキラキラリボン
キラキランドの輝きの源。侵攻したダークイーネにより切断されてしまう[ep 15]
出張所(しゅっちょうじょ)
はなみちタウンの高台の森にあるキラキランドの出張所で、森に溶け込むファンシーな建物。タナカーンが駐在している[ep 27]
レコーディングスタジオも併設されている。ここでアイドルの「笑顔のユニゾン♪」、ウインクの「まばたきの五線譜」、キュンキュンの「ココロレボリューション」のデビューCD用の音源を録る[ep 5]。また、ダンス用のレッスンスタジオもある[ep 29]
タナカーンがプリルンとメロロンの様子見にキラキランドへ赴いていた隙に、プリキュアへ覚醒し一足先にはなみちタウンへ戻っていた2匹に乗っ取られ「プリルン♡メロロンのいえ」と書かれた表札が掛けられていた。内装もピンク色に変えられており、それを見たタナカーンは卒倒してしまう[ep 21]
ハート型にトリミングされたプリルンとメロロンのツーショット写真がリビングに掛けられている[ep 21]。最初はプリルンのキラルンリボンがズキューン覚醒の代償として黒ずんでいたが、彼女が記憶を取り戻したのを機に従来の白とピンク色に変わる[ep 21][ep 25]
メロロンがうたたちと親友になったのを機に、再び咲良邸へ移住するため居候は解消された。それに伴い表札は外され、内装も元通りになった[ep 30][ep 28]。ちなみに居候していたときメロロンが「我が家」と発言しており、それにタナカーンが「正確にはわたしの家」と返すのがお約束になっていた[ep 21][ep 25][ep 2]
カッティンとザックリンがファンクラブ(後述)入会を機に居候するようになる[ep 31]
ファンクラブ設立する際タナカーンの許可なく事務局にされてしまい、玄関に「アイドルプリキュア♡ズキューンキッス事務局」と「オフィシャルファンクラブ事務局」、2つの看板が掛けられる[ep 2]。その後、キッスの正式加入を機に「アイドルプリキュア事務所&オフィシャルファンクラブ事務局」と改称する[ep 22]
MOMO(エムオーエムオー)
桃型のカプセルで、通称「桃(もも)」。タナカーン曰く「キラキランドの住人がはなみちタウンへ赴く際に用いるカプセル」[ep 26]。うたはこれを「見たことあるやつ!」と認識している[ep 6][ep 26]
プリルンがはなみちタウンへこれに乗って川を下ってきた[注 60][ep 6]。その後、メロロンがプリルンに会いたい一心でこれに乗ってはなみちタウンへやって来た[ep 26]
キラキラの木(キラキラのき)
サクラに似た木で、八分音符の実がなる。タナカーン曰く「ビッグキラキラリボンのキラキラを浴びた実から住民が生まれる」[ep 11]
話を聞いたうた・なな・プリルンは「メルヘンだね」と感動するが、メロロンは浮かない顔をする(のちに出身でないことが判明。詳細はメロロンを参照。)[ep 11]
プリカードクラブ
メロロン私物のカードをつくる機械。これでファンクラブの会員証を(ほぼタナカーンが)作成する[ep 2]
グミうらない
占いができるグミ[ep 15]
実際にバンダイより「プリキュアグミ」として商品化されている[57]
ななの七不思議(ななのななふしぎ)
ななが突発的に見せた七不思議(うたが命名)[ep 9]
具体的な七不思議は以下の通り。行動→理由の順に記載する。
  1. 道路の白線歩き→はもりの影響
  2. ラッパー→うたの影響
  3. ツインテールで語尾に「なな」→こころ(ツインテール)とプリルン(語尾)の影響
  4. 数学教えるのに英語で会話→将来の海外への活動を見据えて
  5. 怪獣ごっこ→うたのマネ(うたは否定する)
  6. はなみぃちゃんに感謝状→こころから「心キュンキュンしてます」と言われて感銘したため
  7. 砂浜魔方陣→はもりが好きなものを絵に描くと聞いて、3人とプリルンの似顔絵を描く
ふたつの世界とキラリハート(ふたつのせかいとキラリハート)
絵真のデビュー作である少女漫画[ep 6]。内容は「先輩男子に恋心を抱く少女の物語」[ep 19]
恋愛に疎いうただが、この本で憧れを持つ[ep 19]
エンタメブンブン
貴島つぐむが記者を務める芸能雑誌。こころ曰く「芸能人の素敵なニュースが沢山載っている雑誌」。
過去にアイドルプリキュアが特集されており、こころも購入している[ep 10]
アイドルプリキュア ファンクラブ[注 61]
こころが提案したプリキュアのファンクラブ。発足当初は2チーム制だったため「アイドルプリキュア&ズキューンキッス ファンクラブ」の名称[ep 2]であったが、キッスがメンバー正式加入を機に現在の名称になった[ep 22]
こころがアイドルプリキュアごっこをしている少女たちを見て「もっと心キュンキュンを広めたいな」と考えうたたちに提案する。それにうたたちも満場一致で可決し、タナカーンの承諾を得ずに事務局を出張所に構える。
各プリキュアの会員証用の写真を撮影した際、こころが箱推し(5人)用の写真も必要と気づく。しかし、メロロンが反対したため3人とプリルンが説得するも折り合わなかった。結局タナカーンが提案した「アイドルプリキュアとズキューンキッス、2種類つくりましょう」で落ち着く[ep 2]。その後、キッス加入を機に発行された[ep 22]
開設前から世間の注目度は高く、開始と同時に登録者が瞬く間に1万人突破する[ep 2]
キュアチューブ
劇中世界における動画投稿サイト[注 62]
プリルンが撮影し無断アップロードしたアイドルプリキュアのライブ映像もこのサイトで公開されているらしく、当時のカッティーがこのサイトで公開されていたプリキュアたちの動画を見てキラキラを取り戻していたと思い返しており、「もっと動画をアップしてほしい」と願ったことからアイドルプリキュアの公式チャンネルを開設、動画を撮影し公開するようになった[ep 31]
ズキューン、ウインク、キッスの動画にうたが写り込んでしまい、それをみことに指摘される。うたはその問いに「偶然通りかかっただけ」とごまかし事なきを得るが、タナカーンから厳重注意される[ep 31]
各メンバーの動画は以下の通り(数字は順番)。プリキュア名→配信内容(ハプニングorトラブル)の順に記載する。
  1. アイドル・ウインク・キュンキュン→配信開始の告知
  2. ズキューン→たこさんウィンナーを使った料理(ただ食べるだけ)
  3. ウインク→美白ライトを使った撮影方法(光が強すぎたため、サングラスをかけていたタナカーン以外が倒れる)
  4. キッス→こころ提案の「ズキューンへの思い」を語る(なかなか終わらず、夜が明けてしまった)
  5. キュンキュン→コールアンドレスポンス(妖精たちが写り込む)
  6. アイドル→予告とグータッチ
プリルンの分からず屋会議(プリルンのわからずやかいぎ)
メロロンがプリルンに対して「ねえたまの分からず屋!」と発したのがきっかけで、こころが発案者となり開かれた会議。参加者はメロロンを除いたプリキュアたちとタナカーン。こころは開催の理由として「この発言の本心を探ればメロロンの気持ちがわかるはず」と述べる。
意見陳述でプリルンが「たこさんウィンナーを全部食べちゃったのが原因」と述べるが、全員から「それはよくばり屋」と突っ込まれる。続けてうたとこころが「プリルンを独占したいから友だちをつくらない」と結論づけるが、それにななが「そうなのかな?」と呟き意見が割れる。そして、プリルンが「メロロンとちゃんと話す」と全員に告げて閉会する[ep 3]
キズナのリボン
図書館でメロロン(実際はなな)が借りた本[ep 3]
内容は「離別する5人が最後の日に、友の証として赤いリボンをみんなの重なる思いをつなぐ『キズナのリボン』にしよう」というもの。そして、ななは「メロロンはわたしたちと友だちになるのを戸惑っていたから、この本から友の絆を知りたかったのではないかな?」と推察する[ep 30]
バラヶ丘女子高校の姉妹たち(バラがおかじょしこうこうのしまいたち)
メロロンが読んでいた小説で、ななも既読していた。内容はなな曰く「高校生の双子姉妹がバラ色の学校生活を送る、愛と涙のドキドキ青春物語」。
メロロンはこの本の影響で「メロロンもねえたまと学校行きたい…」と憧れ、プリルンも「研究会へ入りたい!」と願望を口にする。その後2匹の願いをキラルンリボンとキラッキランリボンバトンが呼応し、それらで人間態に変態し学校生活を成就させる(詳細は田中ぷりん田中めろんの項目を参照)[ep 28]
ズンドコ探偵(ズンドコたんてい)
はなみちタウンで放送されているアニメ番組。はもりがこのアニメにハマっており、第34話では喫茶グリッターの開店当初のメニューにあった「謎のメニュー」を解明するためにズンドコ探偵のキャラクターになり切った[ep 33]
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スタッフ

シリーズディレクターは『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』『美少女戦士セーラームーンEternal』の監督を務めた今千秋、シリーズ構成は『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』や『アイカツ!』を手掛けた加藤陽一、キャラクターデザインは杉本海帆がそれぞれ担当する[2]。音楽は前作から引き続き担当する深澤恵梨香に加え、主題歌や挿入歌を手がけてきた馬瀬みさきも参加する[59]。また、深澤作曲の劇伴コーラスとして、これまでのシリーズ作品で主題歌歌手を務めた北川理恵[60]と、元宝塚歌劇団星組トップ娘役で女優・歌手の妃海風が参加する[61]

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主題歌

要約
視点

オープニング主題歌の歌唱は、続投する石井あみ吉武千颯に加え、声優だけでなくアニメソング歌手としても活動している熊田茜音が初めて参加、3人による歌唱となっている。エンディング主題歌は『魔法つかいプリキュア!』シリーズや『HUGっと!プリキュア』に続いてプリキュア役の声優が、前期では初期メンバー3人、後期では追加メンバーを含んだ5人が担当するほか、挿入歌としてメンバー個別のステージ楽曲も用意されている[64]

前述の通り、エンディング主題歌の振付は前作に引き続きyurinasiaが担当、ステージ楽曲の振り付けも手掛けている[54]。またエンディング映像直前に流れるプリキュアによる挨拶映像や地上波での本放送に限り行われていた映像内での玩具およびテレビリモコンを使用したデータ放送の連動要素も前作に引き続いて実施されない。

また、後述の通り初期メンバー3人のおひろめデビューライブや10月に開催されるライブイベント、シリーズ前作の感謝祭イベントなどを中心にオープニングテーマの主題歌歌手が登場する。

オープニングテーマ

「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!」(第1話 - )
石井あみ・熊田茜音・吉武千颯によるオープニングテーマ。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲は広川恵一
「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up! ReMix for You and Idol Precure♪」(第31話 - 第33話、本放送・TVer見逃し配信のみ)
キュアアイドル(松岡美里)、キュアウインク(髙橋ミナミ)、キュアキュンキュン(高森奈津美)、キュアズキューン(南條愛乃)、キュアキッス(花井美春)による、後述の映画で使用される上記オープニングテーマのカバーバージョン。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲は広川恵一。
後述の通り映画ハイライト映像が挿入されている。

エンディングテーマ

「Trio Dreams」(第1話 - 第21話)
キュアアイドル(松岡美里)・キュアウインク(髙橋ミナミ)・キュアキュンキュン(高森奈津美)による前期エンディングテーマ。作詞は大森祥子、作曲・編曲は馬瀬みさき
上述のプリキュア3人が歌唱しながらダンスを披露、サビからはキラキライトを持って踊る。
第11話からは3人による合体技発動時のステージ曲としても用いられており、この時は技名の入った「Trio Dreams〜プリキュア!ハイエモーション!〜」としてもクレジットされる。
「キミとルララ」(第22話 - )
キュアアイドル(松岡美里)・キュアウインク(髙橋ミナミ)・キュアキュンキュン(高森奈津美)・キュアズキューン(南條愛乃)・キュアキッス(花井美春)による後期エンディングテーマ。作詞は大森祥子、作曲・編曲は馬瀬みさき。
上述のプリキュア5人が歌唱しながらダンスを披露、曲の冒頭からズキューンとキッスが右手でキラキラショータイムマイク、サビのみ5人全員左手でキラキライトを持つが、終盤のアウトロ部分では再度キラキライトを持たずに踊る。
放送に先んじて、6月29日に行われた「おひろめデビューライブ ズキューンキッスステージ!!」(後述)にて先行披露された[65]
「♪HiBiKi Au Uta♪」(第32話 - 第34話、本放送・TVer見逃し配信のみ)
キュアアイドル(松岡美里)、キュアウインク(髙橋ミナミ)、キュアキュンキュン(高森奈津美)、キュアズキューン(南條愛乃)、キュアキッス(花井美春)による、後述の映画の主題歌。作詞は青木久美子、作曲・編曲は馬瀬みさき。
テレビサイズに編集した上で後述の通り映画ハイライト映像が挿入されていた。

挿入歌

決め技に用いられるステージ曲はいずれも作詞はこだまさおり、作曲・編曲は馬瀬みさき。決め技のシーンのほか、第10話ではオファーを受けてCDデビューすることになったため、スタジオでの3人のレコーディングの様子が描かれた際にも用いられている。

「笑顔のユニゾン♪」
キュアアイドル(松岡美里)によるステージ曲。決め技で用いられる際は技名の入った「笑顔のユニゾン♪〜プリキュア!アイドルスマイリング!〜」でクレジット。また、うたが自分の気持ちを表す際に歌う歌においても、各場面で歌詞を変えてメロディ自体はそのまま用いられている。
放送開始に先駆け、本編開始前に前シリーズ『わんだふるぷりきゅあ!』最終回(2025年1月26日放送分、第50話)内にてライブ映像が先行披露されたほか、同日の12時に同楽曲のリリックビデオ、2月2日に同楽曲の振り付け解説動画となるダンスレッスンがそれぞれプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開された[66][67]
第21話ではうたとプリルンによるアカペラでのデュエット歌唱版が用いられている(歌唱者クレジットも「咲良うた(松岡美里)&プリルン(南條愛乃)」表記)。
また、アイドルハートリボンスタイルでの決め技発動時には、楽曲アレンジを変えた「笑顔のユニゾン♪ Only you ver. 〜プリキュア!アイドルスマイリング・エコー!〜」が使われている。
「まばたきの五線譜」
キュアウインク(髙橋ミナミ)によるステージ曲。決め技で用いられる際は技名の入った「まばたきの五線譜〜プリキュア!ウインククレッシェンド!〜」でクレジット。
2025年2月16日12時に同楽曲のリリックビデオ、同日18時にダンスレッスンがそれぞれプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開された[68][69]
「ココロレボリューション」
キュアキュンキュン(高森奈津美)によるステージ曲。決め技で用いられる際は技名の入った「ココロレボリューション〜プリキュア!キュンキュンビート!〜」でクレジット。
キュンキュンの初変身に先駆け、本作品放送休止日の2025年3月16日12時に同楽曲のリリックビデオ、同月23日放送分(第7話)の放送終了後の9時10分にダンスレッスンがそれぞれプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開された[70][71]
「Awakening Harmony」
キュアズキューン(南條愛乃)とキュアキッス(花井美春)によるステージ曲[注 17]。決め技で用いられる際は技名の入った「Awakening Harmony〜プリキュア!ズキューンキッスディスティニー!〜」でクレジット。
ズキューンとキッスの初変身に先駆け、2名の追加戦士が解禁となった2025年6月13日8時頃に同楽曲のリリックビデオ、同月15日放送分(第19話)の放送終了後の9時10分にダンスレッスンがそれぞれプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開された[72][73]
「キミとシンガリボン」
キュアアイドル(松岡美里)・キュアウインク(髙橋ミナミ)・キュアキュンキュン(高森奈津美)・キュアズキューン(南條愛乃)・キュアキッス(花井美春)によるステージ曲。決め技で用いられる際は技名の入った「キミとシンガリボン〜プリキュア!キラッキラン・フォー・ユー!〜」でクレジット。
「GARDEN」(第3話、第4話)
作詞は青木久美子、作曲・編曲は馬瀬みさき。
第3話では合唱曲として使用。
「キミからのEcho」(第4話)
響カイト(佐久間大介)によるキャラクターソング。作詞はこだまさおり、作曲・編曲は馬瀬みさき[74]
2025年3月30日16時に同楽曲のリリックビデオがプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開された[75]
「GR∞VE L∞P」(第6話、第7話)
第7話では紫雨こころ(高森奈津美)によるキャラクターソングとして使用。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲はEFFY
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各話リスト

  • 以下断りのない限り、放送日は日曜の日付を示す。臨時枠移動により日曜以外に放送したものは曜日も併記、さらに通常の放送時間以外に放送された場合にはその旨注釈にて示す。
  • 特番やスポーツ中継などによる放送の休止・日時・時間変更は以下の通り。これに合わせる形で、全国的に放送休止の場合はTVerの配信期間は臨時で1週分(2週間)長く設定されている。また、特定の放送局のみローカルのスポーツ中継などで臨時枠移動を実施する場合であっても、TVerの配信は地域に関係なく当該局以外での全国放送後に実施する。
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放送局・配信元

要約
視点

日本国内での放送

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日本国内での配信

さらに見る 配信期間, 配信時間 ...

日本国外での放送

時間帯は全て現地時間。

台湾

Idol光之美少女你與我』のタイトルで放送。普通話放送、繁体字字幕あり[82]

さらに見る 放送局, 放送期間 ...

香港

光之美少女偶像與你』のタイトルで放送。広東語 & 日本語二か国語放送。

さらに見る 放送局, 放送期間 ...

日本国外での配信

Crunchyrollが2025年2月1日(PT)より、南北アメリカなどにおいて、動画配信を実施している[83]

関連番組

要約
視点

前作に引き続き、プリキュア公式YouTubeチャンネルにてテレビシリーズのプリキュアや妖精たちが登場するキャラクターコンテンツの動画は、後述する名前呼びコーナーのみに縮小されており、それ以外の動画は配信されない。

また、前3作までは毎年10月のシリーズの作品公式ライブの開催前週に『見たい!聴きたい!伝えたい!』が『ライブ直前SP』として生配信され、ライブ限定CD、および映像BD、タワーレコードエポスカードブースなど、ライブ会場の情報を伝えるのが恒例だったが、本作品においてはライブ特番の生配信は行われていない。

ちはやお姉さんの見たい!聴きたい!伝えたい!
2022年の『デリシャスパーティ♡プリキュア』よりマーベラス音楽映像公式YouTubeチャンネルで毎年不定期で夜間に生配信されている、主題歌歌手の吉武千颯によるプリキュアシリーズの音楽・映像作品やライブイベントなどに関する情報を紹介する番組。同番組の2025年の放送回にゲストとして吉武と同じく本作品オープニング主題歌歌手の熊田茜音や石井あみも出演している[84][85]
大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025
前述の通り、2025年3月16日に朝日放送テレビ・テレビ朝日系列にて放送された駅伝大会の中継番組[76][77]。中継番組の冒頭にて、この大会の第5中継所となっている朝日放送グループホールディングス本社前(朝日放送前)から応援ゲストとして本作品のプリキュア3人が出演・参加した[86]
おはよう朝日です
朝日放送テレビで平日の5時 - 8時に放送されている朝の情報・報道番組。後述の通り同番組の出演者などによる『EXPO EKIDEN 2025』のテーマソング「ここからだ!」との同番組によるコラボミュージックビデオにプリキュア3人が出演・参加している[87]
プリキュアDancin' in 大阪
大阪・関西万博の開催を記念し、プリキュアシリーズと万博がコラボレーションした企画として、これまでのエンディング映像を元に、CGで表現された大阪の名所や終盤では本作品前期EDでのステージでダンスする映像が制作され、順次プリキュア公式YouTubeチャンネルで公開、大阪・関西万博会場EXPO アリーナ「Matsuri」のEXPO VISIONでも上映された[88]
さらに見る 公開日, 作品名 ...
生配信で♡キミのおなまえよんじゃうよ!
視聴者から呼んでほしい名前を募集し、2025年4月27日放送の第12話と5月4日放送の第13話の特設ミニコーナーで読み上げた企画の特別編として、5月11日に実施。当日はプリキュア公式YouTubeチャンネル、公式Instagram、公式TikTokを使って、キュアアイドルが東映アニメーションミュージアムから3度生配信し、コメント欄に書かれた名前を読み上げた。当日配信した内容の一部は5月15日から29日までの期間アーカイブ配信を行った[95]
『キミとアイドルプリキュア♪』リリックビデオ公開記念キャストスペシャル座談会
表題の通り、前述するプリキュア3人のリリックビデオの公開を記念して、2025年5月28日にプリキュア公式YouTubeチャンネルにて動画コンテンツとして公開。プリキュア役の声優3人と、スペシャルゲストとして響カイト役の佐久間大介が、それぞれが演じるキャラクターや歌った楽曲とそのリリックビデオ、登場するアイテムなどについて語り合った[96]
ノイミーステーション
朝日放送ラジオの深夜ワイド『みっくすっ。』内で、木曜1時から2時(水曜深夜)に放送されている≠MEのバラエティ番組。2025年6月19日(18日深夜)放送分にゲストとして松岡美里が出演、メンバーの蟹沢萌子冨田菜々風本田珠由記によるインタビューを放送した[97]。また、7月31日(30日深夜)放送分では後述の公開収録の模様がされた[98]
イベレコ
テレビ朝日関東ローカル)で月曜未明(日曜深夜)に放送されている、同局関連のイベント情報番組。
2025年8月のマンスリーゲストとして、主題歌歌手の石井あみ、熊田茜音、吉武千颯が出演、後述の「キラッキランラン♪フェスタ♡」東京会場を始めとするイベントを紹介している[99]
キミとアイドルプリキュア♪キラキランラン♪フェスタ 大特集SP
TOKYO MXで2025年8月7日19時56分 - 20時[注 72]に放送されたイベント情報番組。後述の「キラッキランラン♪フェスタ♡」東京会場の模様を主題歌歌手の3人がリポートした[100]
Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、
文化放送土曜20時枠(一部NRN系列局[注 73]にネット)で放送されている、佐久間大介がパーソナリティを務めるラジオ番組。2025年9月27日放送分に髙橋ミナミが、10月11日放送分に松岡美里が、いずれもゲストとして出演し、それぞれの人となりのほか、本作品についての話やアフレコ現場でのエピソードが語られた[101][102]
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漫画版

これまでのシリーズ同様、上北ふたごにより『なかよし』(講談社)2025年3月号より連載されている[103]。2025年10月号掲載分では、映画公開記念のコラボレーション回として、『わんだふるぷりきゅあ!』『ひろがるスカイ!プリキュア』のプリキュア全員がゲスト出演している[104]

キャラクターショー

遊園地やイベント会場等で観覧できるキャラクターショーは、第1期は初期メンバー3人とプリルン、敵側はカッティーとスマートフォン型マックランダーが登場した。第2期と後述の「おひろめデビューライブ ズキューンキッスステージ!!」はキュアズキューン(変身後のプリルン)とキュアキッス(メロロン)が加わり、敵側もスマートフォン型マックランダーがクラヤミンダーに変わった[105]。第2期の敵幹部キャラはカッティーのまま(「ズキューンキッスステージ」では未登場)。

上記とは別に、劇団飛行船制作の有料ミュージカルショー『キミとアイドルプリキュア♪ドリームステージ♪』が2025年7月より公演されている[106]。これまでのテレビシリーズ各話やドリームステージで脚本を手掛けた小林雄次が今回も脚本を担当[107]、本編から田中とカイトが追加登場するほか、オリジナルキャラクターとしてバッサリーナが登場、終盤ではキュアワンダフルとキュアスカイが客演、ライブパートでは前2作の『わんだふるぷりきゅあ!』、『ひろがるスカイ!プリキュア』の全プリキュアも登場した。また、12月20日・21日および27日から30日には前3作に続く形で東京都台東区飛行船シアターにて『キミとアイドルプリキュア♪ ドリームステージ♪プラス』も公演予定となっており、ショー終盤に行われる主題歌のダンスメドレーが通常公演の「ドリームステージ」より拡充され、本作品と『わんだふる』、『ひろがるスカイ』、さらにはシリーズ単独映画のオープニングやエンディングを練り混ぜたバージョンとなる(公演によって異なる)。さらに開演前にうたたちによる出迎え、終演後にプリキュアたちのほか、スペシャルゲストとして上述の前2作のいずれか(公演によって異なる)のプリキュアを含めた登場キャラクターとのハイタッチ会もそれぞれ実施される[108]

映画

映画 キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!
2025年9月12日公開。宇宙一のアイドルイベント「スーパーミラクルアイドルフェスティバル」が開催されるアイアイ島の世界を舞台とした本作品のシリーズ単独映画。『わんだふるぷりきゅあ!』、『ひろがるスカイ!プリキュア』のプリキュアたちと共演する[109][110][111]
同作品の公開に合わせ、テレビ本放送およびTVerでの見逃し配信において、本作品第31話からのオープニング映像と第32話からのエンディング映像にて同作品のハイライトシーンが一部使用されていた。また、「キミとファンサレッスン♪」では映画仕様として第31話でキュアワンダフル、第32話でキュアスカイがゲスト出演している。

イベント

要約
視点

本作品における『キミとアイドルプリキュア♪ おひろめデビューライブ』は、プリキュア3人が掲げた「100万人のキミと会いたい!」という目標達成のもとで開催される[112][113]

キミとアイドルプリキュア♪ おひろめデビューライブ
第1話放送の前日に当たる2025年2月1日に横浜市西区横浜ランドマークタワー サカタのタネ ガーデンスクエアを皮切りに、同月16日に名古屋市港区イオンモール名古屋茶屋、3月15日に大阪府大阪市北区グランフロント大阪にてそれぞれ開催された、初期メンバーのプリキュア3人(キュアアイドル、キュアウインク、キュアキュンキュン)のお披露目イベント[2][112]
会場には前述するプリキュア3人のほか、横浜会場のみオープニング主題歌を担当する石井あみ、熊田茜音、吉武千颯が登場した[114][115]。また、横浜会場でのイベントの模様を2月1日18時から同月14日23時59分までプリキュア公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ配信が実施された[116]
わんだふるぷりきゅあ!感謝祭
2025年2月8日・9日に東京都文京区TOKYO DOME CITY HALLにて開催されたシリーズ前作『わんだふるぷりきゅあ!』の感謝祭イベント。本作品よりプリキュアと前期オープニング主題歌を担当する熊田茜音がそれぞれゲストで登場した[117]
キミとアイドルプリキュア♪展〜“キミ”と会える瞬間(とき)!〜
2025年3月15日から4月20日まで、名古屋市東区テレピアホール、同年4月23日から5月6日まで、群馬県高崎市高崎髙島屋、7月30日から8月18日まで北海道札幌市大丸札幌店、9月17日から29日まで兵庫県神戸市大丸神戸店9階 大丸ミュージアム、11月1日から24日まで広島県広島市中区そごう広島店1階特設会場、12月12日から22日まで東京都新宿区京王百貨店新宿店7階大催事場にてそれぞれ本作品の展示イベントが開催予定。会場にはプリキュア3人がデコレーションしたエリアのほか、アイドルにちなんだいわゆる「推し活」の部屋や、プリルンが推しのプリキュアを診断するコーナー「推しプリキュア診断」、水戸を除く会場でプリキュア5人によるハイタッチ会など同イベント限定のコンテンツが設けられる[118][119][120][121][122][123][124][125][126][127]
キミとアイドルプリキュア♪ キラッキランラン♪フェスタ♡
本作品に関する様々なアトラクションを体験したり、写真撮影が出来るほか、オリジナルグッズの販売やキャラクターショー・ダンスステージなどで構成されているイベント。熊本県荒尾市グリーンランドイベントホールでは2025年3月15日から5月6日まで、東京都豊島区池袋サンシャインシティワールドインポートマートビル展示ホールAでは同年8月1日から24日まで、愛知県蒲郡市のラグーナテンボスラグナシアセロシアホールでは同年10月25日から2026年2月1日まで開催予定[128][129][130]
このうち東京会場では、会場内のステージにて、一部日程限定で、オープニング主題歌歌手の吉武千颯・石井あみ・熊田茜音によるステージイベントも開催。さらに10日・13日・17日の17時からは完全入れ替え制の「ライトアップ公演」として開催、通常時はファミリーエリアになるステージ前方エリアで大人でも鑑賞ができ(女性専用エリアも設置)、通常禁止されている大人によるコール&レスポンスや一部エリアでは声援・公式のダンスも可能となったほか、入場時には限定バンドルが配布された。このライトアップ公演にも主題歌歌手も出演した[注 74][131]。また、東京会場に限り開催期間中の限定で『プリキュア プリティストア』が出張店として会場内に出店した[132]
愛知会場では、開催期間中ラグナシアに隣接する変なホテル内に、室内を本作品仕様にしたコラボレーションルームを用意、宿泊者には各種得点が得られる企画も実施する[130]
前述の通り東京会場の開催地・東京を放送対象地域とする一部の民放局では、同イベントの見どころなどの模様を関東および東京ローカル向けの番組で紹介された。
キミとアイドルプリキュア♪ おひろめデビューライブ ズキューンキッスステージ!!
2025年6月1日放送分(第17話)より追加戦士としてキュアズキューンとキュアキッスが登場したのを記念し、同月29日に東京都港区アークヒルズ アーク・カラヤン広場で前述の2人のお披露目イベントとしてプリキュアショーを開催した。イベント終了後は同日18時から7月12日23時59分までプリキュア公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ配信された[113][133][65]
「ノイミーステーション」公開収録&ミニLIVE 2025〜≠ME キミと会いたい!夏の大阪SP〜
2025年7月27日に大阪市中央区COOL JAPAN PARK OSAKAにて開催された「ノイミーステーション」[注 75]の関連イベントにキュアアイドルがスペシャルゲストとして登場した[134][135]
キミとアイドルプリキュア♪キミと一緒に!夏祭り♪
テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES』のイベントの一つとして2025年8月5日に東京都港区の六本木ヒルズアリーナ六本木ヒルズ内)でプリキュアショーとキッズチアダンスチームによる演技と、熊田茜音によるミニライブが開催された[136]
@JAM EXPO 2025 supported by UP-T
2025年8月30日・31日に横浜市港北区横浜アリーナにて開催されたアイドルとアニメソングを中心としたポップカルチャーイベント。30日にスペシャルゲストとしてプリキュア5人がストロベリーステージに出演した[137][138]
キミとアイドルプリキュア♪LIVE2025 You&I=We're IDOL PRECURE
2025年10月18日に横浜・みなとみらいパシフィコ横浜国立大ホールで開催された、主題歌歌手と出演声優によるキャラクターソングライブ。昼夜2公演[139]
ライブ当日の2公演はいずれも「U-NEXT」での生配信・期間限定のアーカイブ配信も実施されるほか、会場となるみなとみらい周辺の施設ではライブ開催およびシリーズ単独映画の公開にあわせたタイアップの施策が行われる予定となっている(タイアップについては当該項に詳述[140][141]
開催直前となる10月12日に放送の第36話では、シリーズでは初めて実際に開催されるライブイベントと連動したエピソードが描かれており、ライブ会場のパシフィコ横浜が登場したほか、主題歌歌手の石井・熊田・吉武の3人も本人役で出演した[142]
東武鉄道 presents ANIMAX MUSIX 2025 YOKOHAMA supported by Lemino
2025年11月15日に横浜市港北区の横浜アリーナで開催予定のアニマックスブロードキャスト・ジャパンが主催するアニメソングのコンサートイベントで、本作品主題歌歌手の吉武・石井・熊田の3人が「プリキュアシンガーズ」として出演する[143]
『Dancing☆Starプリキュア』The Stage3 キュアアイドルたちがやってくる!キミプリ×ぼくプリスペシャルコラボダンス♪
2023年より上演されているプリキュアシリーズの舞台作品の第3弾公演で、2025年12月5日から14日に東京都品川区天王洲 銀河劇場で行われる東京公演のうち、7日の昼・夜公演終了後のアフターステージとして、同作品のプリキュア5人[注 76]と本作品のプリキュア5人によるコラボダンスステージを開催予定[144]
キミとアイドルプリキュア♪感謝祭
2026年2月14日・15日に東京都文京区のKanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)にて開催予定の感謝祭イベント[145]

関連商品

要約
視点

音楽CD・映像ソフトの発売元は特記が無い限りいずれもマーベラス

音楽CD

販売元は特記が無い限りいずれもソニー・ミュージックソリューションズ[64]。前作に引き続き音楽CD全商品の初回限定封入特典は通常盤、CD+DVD盤共にキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)。

シングル
  1. キミとアイドルプリキュア♪デビューシングル」(2025年2月26日発売)
    • 初回生産限定盤:MJSS-09390
    • 通常盤:MJSS-09394
    • 初期メンバー3人の各個人のステージ楽曲を収録。初回限定封入特典はブロマイドのほか、初回生産限定盤にはさらに三方背スリーブケースとデビュー記念カードが付属[64]
    • ジャケットのデザインは、劇中で制作・発売されたデビューCDにもそのまま用いられている[ep 5]
  2. キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!/Trio Dreams」(2025年3月26日発売)
    • CD+DVD盤:MJSS-09392 - 3
    • 通常盤:MJSS-09394
    • 前期のオープニングテーマとエンディングテーマを収録。CD+DVD盤のDVDには前期のオープニングおよびエンディングのノンテロップムービーが収録されている。初回限定封入特典はブロマイドに加えライブイベントのCD購入者先行応募券が付属[64]
  3. キミとルララ」(2025年8月27日発売)
    • CD+DVD盤:MJSS-09395 - 6
    • 通常盤:MJSS-09397
    • 後期エンディングテーマとMachico、吉武千颯によるイメージソング「Shiny Shiny IDOL」、両曲のカラオケバージョン(CD盤のみ)またはメロディ・カラオケ・バージョン(CD+DVD盤のみ)とテレビサイズ・バージョンなど全5曲を収録。CD+DVD盤のDVDには前期のオープニングおよび後期のエンディングのノンテロップムービーが収録されている[146]
サウンドトラック
  1. キミとアイドルプリキュア♪ オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・キラキラ・サウンド!!』(2025年5月28日発売、MJSA-01421)
  2. キミとアイドルプリキュア♪ オリジナル・サウンドトラック2』(2025年12月17日発売予定、MJSA-01423)
    • BGMと主題歌のテレビサイズ・バージョンなどを収録したサントラ盤[149]
ボーカルアルバム
  1. キミとアイドルプリキュア♪ ボーカルアルバム 〜We are ! You & IDOL PRECURE♪〜』(2025年7月23日発売、MJSA-01422[150]
    • プリキュア役など主要登場人物を演じる声優によるキャラクターソングと主題歌歌手によるイメージソング、ボーナストラックとしてオープニングテーマの歌手別リミックスバージョンなど全15曲を収録したボーカルアルバム[150]
  2. キミとアイドルプリキュア♪ ボーカルベスト』(2026年1月28日発売予定、MJSA-01424 - 5)
    • 2枚組構成のベスト・アルバムで、1枚目にはこれまでに発表されたオープニング主題歌・挿入歌・キャラクターソング・イメージソング、主題歌歌手3人(石井あみ、熊田茜音、吉武千颯)による前期・後期エンディングテーマのリミックスカバーバージョンに加え、アルバム初収録の新曲として同じく主題歌歌手による「ライブはきねんび」とキュアアイドル(松岡美里)による「アイドルハートリボンスタイル」のステージ曲の「笑顔のユニゾン♪ Only you ver. 〜プリキュア!アイドルスマイリング・エコー!〜」、など全21曲を収録。2枚目には1枚目収録曲の一部を除く全19曲のオリジナル・カラオケバージョンを収録[151]
その他
ラブライブ!シリーズ トリビュートアルバム(仮称、バンダイナムコミュージックライブランティス〉、2026年1月14日発売予定、LACA-25260)
メディアミックス作品シリーズ『ラブライブ!シリーズ』が2025年6月30日をもって15周年を迎えたのを記念して制作されるトリビュート・アルバムで、本作品も参加し、初期メンバー3人が「決めたよHand in Hand」(『ラブライブ!サンシャイン!!』テレビアニメ第1期第1話挿入歌、オリジナル歌手:高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏))を歌うことが発表されている[152][153][注 77]

DVD / Blu-ray Disc

販売元は特記のない限りいずれもハピネット・メディアマーケティング[154]

DVD(Vol.15までは各巻3話、Vol.16は4話収録予定)は2025年6月25日より、Blu-ray Disc(各巻2枚組)は9月24日よりそれぞれ発売開始予定。

さらに見る 巻数, 収録話数 ...
さらに見る 巻数, 収録話数 ...

ライブ・ビデオ

いずれもBlu-ray Discで発売。

キミとアイドルプリキュア♪LIVE2025 You&I=We're IDOL PRECURE(発売元:キミとアイドルプリキュア♪LIVE製作委員会・マーベラス、販売元:マーベラス、2026年2月13日発売予定[155][156]
2025年10月18日にパシフィコ横浜国立大ホールで開催予定の、主題歌歌手と出演声優によるキャラクターソングライブのうち、「おつきさまと一緒に!YEAH♡公演」の1公演分および特典映像として「おひさまと一緒に!ニッコリ♡公演」の一部とMCを収録したライブ・ビデオ。通常版のほか、初回生産数量限定としてオープニング主題歌「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!」を収録したオリジナルオルゴール付版の2種類で発売される。詳細は当該項目を参照。

LINE

わんだふるぷりきゅあ!&キミとアイドルプリキュア♪ バトンタッチスタンプ[11][12]
無料通話アプリLINEのクリエイターズスタンプ。LINE STOREから販売されている。全40種類。
前述の通り、本作品とシリーズ前作のキャラクターとのコラボレーションによる描き下ろしスタンプとなっている。

コスメ商品

Pretty Holic
2021年より展開しているバンダイの子供向け化粧品ブランド「Pretty Holic」が、本作品でも引き続き展開されており、2025年3月1日にプリキュア3人をイメージしたリップのほか、ブランドとして新たにフレグランス、その後6月14日にはキュアズキューンとキュアキッスをイメージしたアイカラー&リップバームとヘアチョークがそれぞれ発売された[157][158]

スマートフォンアプリ

もしもし!プリキュアでんわ
東映アニメーションがメディアアクティブとともに共同開発した、プリキュア5人と仮想電話で会話ができるスマートフォンアプリで、iOSAndroid共に対応しており、2025年7月31日から事前登録受付を開始、9月2日にリリースされた。略称は「もしプリ[159][注 78]。アプリのインストールと一部を除くサービス[注 79]の利用は無料だが、プリキュア5人の仮想電話の全機能と毎月配信されるモーニングコール機能がセットになった「もしもし!コース」、プリキュア含めた全キャラクターの仮想電話サービス、モーニングコール、喫茶グリッターをモチーフにしたミニゲームがセットになった「もっと!もしもし!コース」がそれぞれ月毎の有料コース(「もっと!もしもし!コース」は年払いプランもあり)として販売される[160]

切手

キミとアイドルプリキュア♪フレーム切手(日本郵便
プリキュア5人が描き下ろされた全5枚1シートの110円切手と5種類のポストカードがセットになったフレーム切手を2025年9月26日から東京中央郵便局練馬区・豊島区内に所在する全96か所の郵便局、10月5日0時15分から「郵便局のネットショップ」にて販売した[161]

トピックス

要約
視点

コラボレーション展開

  • 環境省では、COOL CHOICEとデコ活、東京都交通局(都営交通)とのタイアップによる、キャンペーン啓発のタイアップポスターの無料配布を実施した[162]
  • ジャストシステムでは、下記の特撮テレビドラマとの共同でタブレット通信教育「スマイルゼミ」のキャンペーンを実施した。対象講座[注 80]の資料請求または入会した利用者全員に本作品またはドラマ作品の「オリジナル防水お名前シール」が抽選でプレゼントされたほか、実施期間の最終日の23時59分までに対象講座へ入会した利用者全員に、「スマイルゼミ」内のアバター着せ替え可能なキュアアイドルまたはドラマ作品のキャラクターのマイキャラパーツと、同教育の講座を受けた報酬として、コレクションカードにレアカード含めた各8種、全16種類の本作品またはドラマキャラクターのカードがプレゼントされた[163][164]
    • 2025年2月14日から同年3月28日までの期間には『仮面ライダーガヴ』との共同で「2025春キャンペーン」を実施。4月からの対象講座[注 80]の資料請求または入会を条件とし、特典であるオリジナル防水お名前シール、マイキャラパーツ、コレクションカードはいずれもアイドルとガヴが描かれた2種類のデザインとなっている[163]
    • 同年6月18日から7月28日までの期間には『ウルトラシリーズ』との共同で「2025夏キャンペーン」を実施。特典であるオリジナル防水お名前シール、マイキャラパーツ、コレクションカードはいずれもアイドルとウルトラマンが描かれた2種類のデザインとなっている[164]
  • 2025年3月16日に大阪府吹田市から大阪市此花区夢洲にある万博会場にかけて開催、あわせてテレビ朝日系列で放送された『大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025』(前述の各話リスト関連番組も参照)では、プリキュア3人による応援ゲストとしての出演・参加のほか、大会開催前の3月5日に朝日放送テレビの公式YouTubeチャンネルで公開された『おはよう朝日です』にて結成された「おは朝ダンスプロジェクト」による、同大会のテーマソングとして書き下ろしされたDREAMS COME TRUEの「ここからだ!」(ユニバーサルミュージック)の同番組のコラボレーションによるミュージックビデオ「おはよう朝日ですコラボver」に同番組の出演者や樟蔭高校ダンス部のメンバーなどとともに、プリキュア3人が一部場面でダンスする形で参加している[87][165]
  • 明治安田主催によるJリーグに出場する一部のサッカーチームの試合にも本作品のプリキュアが登場した。
  • マリオンクレープでは、本作品とのコラボレーションによるプリキュア3人をイメージしたクレープとプリルンとメロロン含めた5人の絵柄がデザインされたグッズを2025年6月6日から22日まで全国23店舗[注 81]限定で販売した。また、税込990円の購入ごとに全5種の特典コースターがランダムで1枚プレゼントされるほか、販売終了後の7月4日よりeeo Storeにてコラボグッズの事後販売も行われている[169][170]
  • タワーレコードでは2025年7月23日に発売された『キミとアイドルプリキュア♪ ボーカルアルバム 〜We are ! You & IDOL PRECURE♪〜』(前述参照)の発売を記念して、タワーレコード新宿店発の各アイドルユニットとのコラボレーション企画「NO MUSIC, NO IDOL?」のVOL.314に本作品のプリキュア5人が描き下ろされたポスターを全国62店舗に掲示する。また、62店舗限定で同商品を1点購入するとコラボポスターが、タワーレコードオンラインでのCD購入で同柄のスマホサイズステッカーがそれぞれ1枚貰えるキャンペーンも実施される[171]

広告展開

  • 2025年2月1日に「おひろめデビューライブ」の横浜会場(前述)の開催にあわせ、本作品のプリキュア3人が「アイドルプリキュア」としてデビューするのを記念したデジタルサイネージによる特別広告が同年1月27日から2月上旬まで池袋駅周辺[注 82]東京都豊島区)にて展開されたほか、「おひろめデビューライブ」の会場となる3会場(横浜ランドマークタワー、イオンモール名古屋茶屋、グランフロント大阪)の近隣施設[注 83]でも同月7日までデジタルサイネージによる「ときめきアラート」が発令された速報風の演出による特別広告が展開された。また、1月24日から2月28日までバンダイ本社ビルの正面入口にも「ときめきアラート」のラッピング広告が掲示された[172]
    • この横浜会場でのライブの開催にあわせ、同会場にてイベントが開催された2025年2月1日に会場近隣の桜木町駅周辺にて本作品の放送開始を記念したプリキュアのデビュー号外新聞の無料配布も実施した[173]

視聴者参加企画

2025年8月1日から17日にかけて、本作品のファンの呼び名(ファンネーム)を東映アニメーションの本作品公式サイトに開設された応募フォームで募集[174]、寄せられた中から6つの候補に絞り、8月24日から9月7日までの期間で専用フォームで投票を受け付ける企画を実施した[175]。その後の9月21日放送の第33話でファンネームが「キラッキランランズ」に決定、これにあわせプリキュア公式LINEアカウントではアイドルプリキュアのファンクラブサービスを開始、トーク画面で当該ファンネームを入力すると作中に登場したアイドルプリキュアのファンクラブ会員証が入手可能となっている[176][177]

脚注

外部リンク

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