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斗山ベアーズ

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斗山ベアーズ
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斗山ベアーズ(トゥサン・ベアーズ、: 두산 베어스: Doosan Bears)は、KBOリーグに所属する大韓民国プロ野球チームである。韓国プロ野球発足時の1982年から存在するチームのひとつ。カタカナのまま「トゥサン・ベアーズ」と表記することもある。本拠地はソウル特別市蚕室野球場。マスコットはチョルンイ(철웅이)[1]

概要 斗山ベアーズ, 会社名 ...
概要 種類, 本社所在地 ...
概要 トゥサン・ベアーズ, 各種表記 ...
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概要

親会社の斗山は韓国の財閥のひとつで、ソウル・東大門にある総合ファッションモールの通称である「DOOTA」の管理・運営も手がけている。日本では韓国焼酎の「鏡月GREEN」の製造元としても有名であったが、2009年1月に斗山の酒類事業を韓国ロッテに売却し現在は「ロッテ酒類」となっている[注 1]。KBOの初代チャンピオンチームでもある。ハンドボール部門もあり、同じく「斗山ベアーズ」のチーム名でハンドボール韓国リーグに参加している。

縁故地(ホームタウン)は、球団創設当初はソウル特別市を希望していたものの、大田市(現:大田広域市)に本拠を置く球団がなかったことから、1982年から1984年までの3年間は大田市をホームタウンとし、1985年のピングレ・イーグルス(現:ハンファ・イーグルス)の創設(リーグ参加は1986年)に伴い、ソウル特別市に移った。

本拠地球場は、球団創設から1984年まで大田広域市の大田ハンバッ運動場野球場。1985年にソウル特別市中区東大門野球場、翌1986年以降は同市松坡区蚕室野球場LGツインズと共用する形で使用している。球団事務所は球場内にある。二軍の本拠地は、京畿道利川市栢沙面の「ベアーズ・パーク」である。

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歴史

要約
視点

1982年OBベアーズとして発足(OBは斗山グループのビール会社)。当時の本拠地球場は大田ハンバッ運動場野球場。野球場の改修が間に合わなかったため、本拠地開幕戦は4月4日に清州総合運動場野球場で開催された。大田での試合開催は同年5月15日からとなった。

1985年に縁故地をソウル特別市に移転、当初は東大門野球場を本拠地球場として使用、1986年以降は蚕室野球場を本拠地とした。

1999年にOBの斗山グループからの分離に伴い名称変更。斗山ベアーズになる。

2001年金寅植監督が率いて韓国シリーズを制覇。その後は2002年5位、2003年は7位と低迷した。

2004年ゲーリー・ラスの最多勝を獲得する活躍などで優勝争いに残り、結局レギュラーシーズン3位で準プレーオフを勝ち抜きプレーオフに進出したが、サムスン・ライオンズに敗れた。シーズン終了後、ラスは東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍。

2005年はサムスン、SKワイバーンズと激しい首位争いを繰り広げ、レギュラーシーズン2位でプレーオフに進出しハンファ・イーグルスを破り三星との韓国シリーズに臨んだが、4連敗を喫してしまった。

2006年は終盤起亜タイガースとの激しい4位争いに敗れ、5位に終わったが、観客動員数は増加し、同じ蚕室野球場を本拠地としているLGツインズが長く保ってきた1位の座を奪った。

2007年は観客動員数1位の座をLGに奪い返されたが、上位争いを続けレギュラーシーズン2位でプレーオフ進出し、韓国シリーズにも進出したが、SKに敗れた。

2008年は2年連続の公式戦2位となり、プレーオフでは三星に勝利し韓国シリーズに進出したが、2年連続でSKに敗れた。

2009年はかつてないプロ野球人気の波に乗り、球団史上初めて観客動員数が100万人を突破した。レギュラーシーズンでは3位となり、ポストシーズンは準プレーオフから出場し、ロッテに勝ちプレーオフに進出したが、ポストシーズンで3年連続の対戦となったSKの前にプレーオフでまたも敗れ去った。

2010年もレギュラーシーズンでは2年連続3位で、準プレーオフではロッテ相手に第1,2戦と敗れたが、第3戦以降3連勝して4年連続プレーオフ進出を決めた。プレーオフでは三星に2勝3敗で敗れた。

2011年6月、2004年から斗山を率いた金卿文監督[注 2]が成績不振によりシーズン途中で監督を辞任し、金光洙ヘッドコーチが監督代行に就任した。同年は5位に終わり、5年ぶりにポストシーズン進出に失敗した。同年年オフに1軍バッテリーコーチだった金鎮旭が監督に就任し、ヘッドコーチにはNPB西武の元監督で野球評論家の伊東勤が就任した(2012年限りで退任)。

2012年はレギュラーシーズン3位で2年ぶりにポストシーズンへ進出したが、準プレーオフでロッテに敗れた。

2013年はレギュラーシーズン4位で2年連続ポストシーズン・準プレーオフへ出場、ネクセンに勝利しプレーオフへ、そしてLGを破り韓国シリーズへ進出したが、サムスンに敗れた。11月に金鎮旭監督が解任され、在日韓国人の石山一秀(韓国名:宋一秀)が監督に就任した。

2014年は6位で3年ぶりにポストシーズン進出に失敗し、石山一秀も監督を退任した。

2015年より金泰亨監督が指揮を執り、レギュラーシーズンでは3位だったもののポストシーズンでは準プレーオフでネクセン・ヒーローズ、プレーオフでNCダイノス、韓国シリーズで三星を倒し、14年ぶりの年間総合優勝となった。

2016年は前身のOBベアーズ時代の1995年以来21年ぶりのレギュラーシーズン優勝を達成し、韓国シリーズでもNCを4勝0敗で下してチーム史上初の同シリーズ2連覇を達成した。

2017年はレギュラーシーズン2位でポストシーズンへ進出、プレーオフでNCをやぶり3年連続で韓国シリーズに進出したが起亜タイガースに敗れた。

2018年はレギュラーシーズンで優勝するも韓国シリーズでSKに敗れ、年間2位で終わった。

2019年はシーズン最終戦でSKに勝率で並び直接対決で勝ち越していたためレギュラーシーズン優勝となり、5年連続出場となった韓国シリーズでキウムに4連勝し3年ぶり6度目となる総合優勝を達成した[2]。第1戦からの4連勝でのシリーズ制覇は通算8度目。

2020年はレギュラーシーズン3位でポストシーズンに出場、準プレーオフでLG、プレーオフでKTに勝利、6年連続で韓国シリーズに出場するもNCに敗れた。

2021年のレギュラーシーズンは4位だったものの、ワイルドカード決定戦でキウム、準プレーオフでLG、プレーオフで三星に勝利し、KBO史上初となる7年連続韓国シリーズ出場及びワイルドカード決定戦からの韓国シリーズ進出の記録を樹立した[3]。しかし韓国シリーズでKTに敗れ、2年連続の年間総合2位となった。

2022年は8年ぶりにポストシーズンへ進出せず[4]、チーム史上最低の9位に終わった。金泰亨監督は退任。

2023年李承燁が監督に就任。5位に終わり、2年ぶりにポストシーズンへ進出したが、ワイルドカード決定戦でNCに敗れた。

2024年、レギュラーシーズン4位で2年連続ポストシーズンへ進出したが、KTと対戦し2年連続ワイルドカード決定戦で敗退した。

2025年6月2日、李承燁監督が辞任、6月3日より趙晟桓が監督代行となった。

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在籍選手

首脳陣

一軍

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二軍

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残留・リハビリ軍

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投手

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捕手

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内野手

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外野手

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永久欠番

Thumb
朴哲淳
Thumb
金榮伸
  • 21 朴哲淳(パク・チョルスン、2002年4月5日 - )
  • 54 金榮伸(キム・ヨンシン、1986年8月16日 - )

解消した永久欠番

  • 10 尹東均(ユン・ドンギュン、1989年8月17日 - 1994年)

主な退団・引退選手及びコーチングスタッフ

他球団所属の韓国人選手

引退・無所属・現役外の韓国人選手

  • 鄭載勳(チョン・ジェフン、2003 - 2014 \ 2016- 2017)現在、斗山の一軍投手コーチ。
  • 李到炯(イ・ドヒョン、1994 - 2001)現在、斗山の一軍打撃コーチ。
  • 高永民(コ・ヨンミン、2002 - 2016)現在、斗山の一軍守備コーチ。
  • 朴廷培(パク・チョンベ、2005 - 2011)、現在、斗山の一軍ブルペンコーチ。
  • 鄭振浩(チョン・ジンホ、2011 - 2019)現在、斗山の二軍守備兼作戦コーチ。
  • 金尚珍(キム・サンジン、1990 - 1998)現在、斗山のリハビリ投手コーチ。
  • 韓大化(ハン・デファ、1983 - 1985)
  • 金榮伸(キム・ヨンシン、1985 - 1986)
  • 崔一彦(チェ・イルオン、1984 - 1989)
  • 曺凡鉉(チョ・ボムヒョン、1982 - 1990)
  • 金卿文(キム・ギョンムン、1982 - 1989 \ 1991)
  • 姜永寿(カン・ヨンス、1991 - 1994)
  • 張浩淵(チャン・ホヨン、1983 - 1995)
  • 金益宰(キム・イクジェ、1991 - 1995)
  • 朴哲淳(パク・チョルスン、1982 - 1996)
  • 宋在勇(ソン・ジェヨン、1995 - 1996)
  • 姜炯碩(カン・ヒョンソク、1990 - 1997)
  • 黄一權(ファン・イルグォン、1993 - 1997)
  • 尹琪秀(ユン・ギス、1994 - 1998)
  • 柳澤鉉(リュ・テクヒョン、1994 - 1998)
  • 秋性建(チュ・ソンゴン、1993 - 1999)
  • 陳甲龍(ジン・ガビョン、1997 - 1999)
  • 沈正洙(シム・ジョンス、1995 - 2000)
  • 姜赫(カン・ヒョク、1999 - 2000)
  • 金泰亨(キム・テヒョン、1990 - 2001)
  • 全炯道(チョン・ヒョンド、1995 - 2001)
  • 金徳容(キム・ドクヨン、2001 - 2002)
  • 金元燮(キム・ウォンソプ、2001 - 2002)
  • 鄭守根(チョン・スグン、1995 - 2003)
  • 崔勳載(チェ・フンジェ、1999 - 2003)
  • 韓太均(ハン・テギュン、1999 - 2003)
  • 金京泰(キム・ギョンテ、2002 - 2003)
  • 洪敏球(ホン・ミング、2003)
  • 白大雲(ベク・デウン、2003)
  • 車明珠(チャ・ミョンジュ、1999 - 2004)
  • 文東煥(ムン・ドンファン、2004)
  • 表成大(ピョ・ソンデ、2000 - 2004)
  • 尹泰洙(ユン・テス、2001 - 2004)
  • 白承勳(ベク・スンフン、2003 - 2005)
  • 全炳斗(チョン・ビョンドゥ、2003 - 2005)
  • 朴明桓(パク・ミョンファン、1996 - 2006)
  • 姜仁權(カン・イングォン、2002 - 2006)
  • 崔景煥(チェ・ギョンファン、2002 - 2006)
  • 鄭鍾秀(チョン・ジョンス、2003 - 2006)
  • 李慶弼(イ・ギョンピル、1997 - 2007)
  • 羅州煥(ナ・ジュファン、2003 - 2007)
  • 姜東佑(カン・ドンウ、2006 - 2007)
  • 蔡相秉(チェ・サンビョン、2003 - 2008)
  • 琴民鐡(クム・ミンチョル、2005 - 2009)
  • 池承珉(チ・スンミン、2009 - 2010)
  • 兪在雄(ユ・ジェウン、2002 - 2011)
  • 高昌成(コ・チャンソン、2008 - 2012)
  • 孫時憲(ソン・ジホン、2003 - 2013)
  • 林載哲(イム・ジェチョル、2004 - 2013)
  • 李鍾旭(イ・ジョンウク、2006 - 2013)
  • 崔俊蓆(チェ・ジュンソク、2006 - 2013)
  • 金善宇(キム・ソンウ、2008 - 2013)
  • 李恵践(イ・ヘチョン、1998 - 2008 \ 2011 - 2013)
  • 金東柱(キム・ドンジュ、1998 - 2014)
  • 李在雨(イ・ジェウ、1998 - 2015)
  • 林泰勳(イム・テフン、2007 - 2015)
  • 張珉碩(チャン・ミンソク、2014 - 2015)
  • 洪性炘(ホン・ソンフン、1999 - 2008 \ 2013 - 2016)
  • 金剛(キム・ガン、2014 - 2016)
  • 閔炳憲(ミン・ビョンホン 、2006 - 2017)
  • 高源浚(コ・ウォンジュン、2016 - 2017)
  • 金成培(キム・ソンべ、2003 - 2011 \ 2016 - 2017)
  • 洪相三(ホン・サンサム、2008 - 2019)
  • 李顯鎬(イ・ヒョンホ、2011 - 2019)
  • 卞視援(ビョン・シウォン、2012 - 2019)
  • 裵英洙(ペ・ヨンス、2019)
  • 金承會(キム・スンフェ、2003 - 2012 \ 2017 - 2020)
  • 李興練(イ・フンリョン、2018 - 2020)
  • 權奕(クォン・ヒョク、2019 - 2020)
  • 鄭相昊(チョン・サンホ、2020)
  • 柳煕寛(ユ・ヒグァン、2009 - 2021)
  • 白同訓(ベク・ドンフン、2018 - 2021)
  • 呉載元(オ・ジェウォン、2007 - 2022)
  • 鞠海成(グク・ヘソン、2009 - 2022)
  • 尹明準(ユン・ミョンジュン、2012 - 2022)
  • 李賢承(イ・ヒョンスン、2014 - 2022)
  • 崔容薺(チェ・ヨンジェ、2014 - 2022)
  • 張元準(チャン・ウォンジュン、2015 - 2023)
  • 申成鉉(シン・ソンヒョン、2017 - 2023)
  • 金志容(キム・ジヨン、2022 - 2023)
  • 安乗漢(アン・スンハン、2022 - 2024)
  • 金宰鎬(キム・ジェホ、2004 - 2024)

外国人選手

在日韓国人・外国人コーチ

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歴代監督

  • 金彦任重(韓国名:金永徳(キム・ヨンドク)、1982 - 1983)
  • 金星根(キム・ソングン、1984 - 1988.9)
  • 李廣煥朝鮮語版(イ・グァンファン、1988.9 - 1990) - 監督代行を経て監督
  • 李在宇朝鮮語版(イ・ジェウ、1991 - 1991.9)
  • 尹東均朝鮮語版(ユン・ドンキュン、1991.9 - 1994.9) - 監督代行を経て監督
  • 金寅植(キム・インシク、1994.9 - 2003) - 監督代行を経て監督
  • 金卿文(キム・キョンムン、2004 - 2011.6)
  • 金光洙 (内野手)朝鮮語版(キム・クァンス、2011.6 - シーズン終了) - 監督代行
  • 金鎭旭朝鮮語版(キム・ジヌク、2012 - 2013)
  • 石山一秀(韓国名:宋 一秀(ソン・イルス)、2014)
  • 金泰亨(キム・テヒョン、2015 - 2022)
  • 李承燁(イ・スンヨプ、2023 - 2025.6)
  • 趙晟桓(チョ・ソンファン、2025.6 - ) - 監督代行
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脚注

関連項目

外部リンク

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