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日本の俳優、タレント ウィキペディアから
鶴見 辰吾(つるみ しんご、1964年〈昭和39年〉12月29日[1] - )は、日本の俳優、タレント、歌手。
東京都出身、神奈川県横浜市在住[2]。成蹊大学法学部政治学科卒業。ホリプロ所属。弟は元俳優の三上祐一。母方の先祖に本多康重[3]。
東京都港区北青山出身。原宿幼稚園、港区立青山小学校、成蹊中学校・成蹊高等学校を経て成蹊大学法学部政治学科卒業[4](映画の『翔んだカップル』や『レイクサイド マーダーケース』で共演した薬師丸ひろ子とは幼稚園・小学校の同級生[5][6]。)。
小学校時代の楽しみは「宝塚」で、『ベルサイユのばら』のアンドレに憧れて将来自分も舞台に立ちたいと願うものの、男はタカラジェンヌになれないと知って涙をのむ。中学生となり、叔母が応募したテレビドラマ『竹の子すくすく』(1977年)の一般公募オーディションで2,582人の応募者の中から選ばれて片平なぎさの弟役を演じ、12歳で俳優デビュー[1]。その後子役としてNHK大河ドラマなどに出演する[7][8][9]。
1979年、中学3年生の時に『3年B組金八先生』第1シリーズに出演。中学生の妊娠・出産を題材としたエピソード「十五歳の母」で杉田かおる演じる同級生と恋に落ち、妊娠、そして父親となる難役を演じて注目を集める[7][8][9]。『3年B組金八先生』にて主要生徒役を演じたことをきっかけに、1980年代は『高校聖夫婦』など、大映テレビ制作ドラマの常連として松村雄基や伊藤かずえらとともに活躍。また、1980年には相米慎二監督のデビュー作となる『翔んだカップル』で映画初出演し、映画初主演を務める[7][10]。成蹊大学に入学するとドラマの主役が相次いで、一時学業を離れた後、卒業をあきらめきれないとして数年後に大学に戻り8年がかりで卒業している[4]。
1987年には映画プロデューサーとして『卒業プルーフ』を製作し、商業映画史上最年少プロデューサー(当時)として話題となる[7]。
1990年代に入ると映画やテレビ、舞台などで幅広く活躍[7]。役者としての将来に不安を抱き始めた30歳目前には根津甚八の助言も得て人生初の悪役にも挑戦し、試行錯誤を経て、映画『GONIN』(1995年)で演じた暴力団の若頭役のリアルな演技が評判を呼ぶ[8][9]。
1996年以降は、映画での演技も評価され、さまざまな役柄を巧みに演じ分ける「演技のデパート」[8][11]を自他共に認める名脇役としての地盤を確立[要出典]。脇役に回って以降は、青春スター時代のイメージとは一変した地味で抑えた役柄・悪役も演じるようになり、リアリティある中高年役をこなせる俳優として活躍している。
私生活では、2004年に一般女性と結婚[8]。妻の出身地であり、昔から好きだったという神奈川県横浜市にて生活する[2][12]。
趣味・特技は自転車(ロードバイク)、日舞、スキー。39歳で出合ったロードバイクだが[13]「ロードバイク好き芸能人の元祖」とも呼ばれ、2007年には自転車活用推進研究会により2代目自転車名人に選出されている。『J SPORTS cycle road race』にもしばしばゲストとして招かれており、2010年のツール・ド・フランス中継に登場した際は「多い月は月間2,000km以上自転車で走る」とコメントした。
50歳にして初マラソンに挑戦[13]。2015年3月15日開催の第1回横浜マラソンでは、レース前自ら「3時間30分以内が目標」と語ったが、それを大きく上回る3時間12分58秒という驚異的なゴールタイムで完走した[14]。しかし、この大会は後に186.2メートル距離が短いことが判明、リベンジして臨んだ2016年の横浜マラソンで3時間9分27秒の初公式記録で完走した[15]。
2017年5月3日に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』に出演「ハマりすぎ芸能人 第5弾」にて、18ホールをタイムと打数で競う新たなスポーツ『スピードゴルフ』という競技にハマっていると熱く語った。ゴルフは通常18ホール4時間以上は掛かるスポーツであるが、同競技内においては1時間ほどでホールアウトをしてしまうという。「すごい疲れる」と本音を漏らしたものの、そのハードな『スピードゴルフ』を体験し「普段のゴルフがメチャクチャ楽しい」とコメントした。
目指す俳優像として、俳優の仕事を料理に例え、例えば映画『Zアイランド』主演の哀川翔が(俳優でいうスターに相当する)メインの「ステーキ」であれば、自身は生でも茹でてもおいしくハンバーグのつなぎにもなれる、さまざまな食べ方を提供できて主役にも脇役にもなれる「卵」のような存在でありたいと語っている[11]。
2011年の第12回東京フィルメックスの特集上映「相米慎二のすべて〜1980-2001 全作品上映〜」『翔んだカップル』のトークゲストとして登場し、相米慎二監督の思い出を語った[10]。
ミュージシャンの中島フミアキと『ためご』として定期的にライブ活動を行っており、2012年にはさらに杉山清貴を含めた3人で『京浜ボーイズ』を結成し、活動している[16]。
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