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細川たかし
日本の歌手 (1950-) ウィキペディアから
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細川 たかし(ほそかわ たかし、1950年〈昭和25年〉6月15日[1] - )は、北海道虻田郡真狩村出身[1]の演歌歌手。血液型はA型。
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来歴・人物
要約
視点
井沢八郎のヒット曲「北海の満月」を聴き、歌手を志すようになる[注釈 1]。札幌すすきののクラブを中心に歌手活動を行い、雰囲気が森進一に似ていたことから“札幌の森進一”と呼ばれた。その活動に東京の芸能プロダクションが着目し、メジャーデビューを勧める。
この下積み時代に2歳上の女性と知り合い、1974年に結婚。妻に背中を押され「1年で売れなかったら戻る」と約束し、単身上京した(妻は2018年11月に死去[5])。2024年1月10日、2020年1月から交際していた一般女性と前年6月に再婚していたことが明らかになった[6][7]。
歌手デビュー
1975年4月1日、『心のこり』で歌手デビュー。第6回日本歌謡大賞で放送音楽新人賞、第17回日本レコード大賞最優秀新人賞など、同年の音楽新人賞を多数受賞した。同年末の『第26回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、白組のトップバッターを務めた。
デビュー曲の『心のこり』は、当初「私バカよね」というタイトルになる予定であった。しかし挨拶まわりをする際に「このたび『私バカよね』でデビューすることになりました細川たかしです」と言うのはまずい、とのことで『心のこり』に改題されたという。
レコード大賞3冠
1982年3月1日、『北酒場』を発表。デビュー曲『心のこり』以来7年ぶりの大ヒットとなり、オリコンでは1982年度年間5位を獲得、第24回日本レコード大賞を初受賞した。
1983年2月21日、ちあきなおみが1976年に発表した『矢切の渡し』のカバーを発表。オリコン1983年度年間2位のヒットとなり、第25回日本レコード大賞を受賞。大賞受賞年の翌年は売れないというジンクスを打ち破り、史上初の2連覇を果たした。
1984年8月21日、『浪花節だよ人生は』を発表。第26回日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞。3冠達成となる。
1985年には真狩村に「細川たかしを讃える碑」、1994年には「細川たかし記念像」が建てられた。
不祥事
- 詐欺事件への関与
2007年、「円天事件」と呼ばれる[9]高齢者を狙った巨額の詐欺事件[10]に関与し、顧客獲得のためのコンサートの仕事を50回以上にわたって引き受けていたことが発覚した[11]。さらには出演歌手の窓口となり、ギャラの一部(4割とされる[12])をピンハネしていたことも判明[13]、その関与の深さから同年の紅白出場を辞退した[14]。
弁護団は「知名度や社会的信用が高い貴殿が多数回コンサートに出演すること自体、L&Gに対する信用を増大し、結果的に詐欺行為を隠ぺい・助長することにつながったことは疑うべくもない」と指摘した[15]。
細川は以下の謝罪コメントを発表したが(年明けに削除[16])、弁護士の紀藤正樹は「まず世間にではなく、直接のL&Gの被害者に謝罪し、そしてL&Gから受けた金銭や便益を被害者に返すべきだろう」「誰に謝っているのかが不明で、“広告塔”として果たした役割を過小評価している」と非難した[17]。弁護団は違法収益返還の取り組みも行っている[18]。
12月3日(月) 細川たかしよりご報告がございます。この度、通常のコンサート業務同様に、仕事の一環として受けた、NPO法人あかりコンサート等出演の件にあたり、世間に対して多大なるご心配をおかけした事を大変申し訳なく思っております。
つきましては、先月29日に『NHK紅白歌合戦』の出場を辞退させて頂きたい旨、申し入れをした次第です。
今後とも歌謡界全体のために、尽力していく所存です。
平成19年12月3日
謝罪した一方で、同月12日に[19]送付された弁護団からの照会書には回答しなかった[20]。翌2008年4月1日に催告照会書が送付されたが[18]、細川はこれにも回答していない(2009年2月時点)[21]。
また、同社との蜜月関係のイメージを払拭すべく「通常のコンサート業務同様に、仕事の一環として受けた」と述べているが[17]、実際には同社会長の波和二と昵懇の関係で[14]、前述の通り紹介料を受け取るなど一般的なコンサート出演のかたちとは異なっていた[13]。コンサートには10年以上にわたって出演、公演中は商品だけでなく[22]会社や[23]事業[24]、波本人にいたるまで称賛しており[25]、弁護団事務局長の田中博尊に「どういう会社なのかということは容易に推測できたはず」と断じられた[25]。
弁護団は翌2008年5月に「新たな会員の参加や既存会員の出資を促進した」として細川に損害賠償請求訴訟を起こしたが[21]、本件について細川の事務所は「お答えできることはありません」と回答[25]、弁護団への回答書も提出しなかった(2009年2月時点)[21]。
- マルチ商法の広告塔
2008年6月、「水に波動を伝え、飲むと体の障害がなくなる」として高額な機器を販売する企業の広告塔を務めていたことが発覚した[26]。2005年には顧客を集めたパーティーに出演し、40分から50分の出演で300万円ほどの出演料を受け取っていた[26]。
- 暴力団との交際
多数の暴力団と交際があったとされる[12]。2009年9月中旬に指定暴力団山口組系後藤組組長とのゴルフコンペに参加したことが明らかとなり、NHKの番組出演が見送られた[27]。
紅白歌合戦出場歴
前述の円天問題を受けて2007年(第58回)に出演を辞退し、連続出場は32回でストップしたが、五木ひろし(1971年から2020年限りで勇退)・森進一(1968年から2015年限りで勇退)・石川さゆり(1984年から2024年継続中)・小林幸子(1979年から2011年)に次いで歴代5位の紅白連続出場記録をもつ。紅白出場の継続に関しては「倒れるまでやった方がいいんじゃない」と述べていた[28]。
2016年の第67回に出場すれば40回の節目になるはずであったが「(紅白も)世代交代が必要」として出場を辞退し、2015年限りで紅白歌合戦から卒業する意向を表明した[29]。
2021年の第72回では特別枠で6年ぶりに紅白に出場し、通算40回出場となった[30]。紅白どちらの枠でもなく特別枠での出場であった[31]。
人物
- スキー
北海道出身ということもあり、少年時代からスキーが得意で全日本スキー連盟(SAJ)公認スキーバッジテストで一級を取得している。またSAJ教育本部アドバイザーも務めている[32]。
2010年にはスキーのジュニア選手育成とスポーツ振興を柱としたNPO法人『特定非営利活動法人細川たかしとワールドスキージュニア』を設立[33]。ジュニアスキー大会『細川たかし ワールドスキージュニア大会』、35歳以上が対象の『細川たかし マスターズ・テクニカルカップ』を創設した[34]。
- 趣味・嗜好
大のハローキティ好き[35]。少年隊の植草克秀にプレゼントとしてキティグッズをもらったのがきっかけで[35]、自身とコラボしたハンカチを特注したこともある[36]。
- その他
2019年に北海道命名150周年記念及び2018年に発生した北海道胆振東部地震からの復興を願い、北海道の民放5局(HBC・STV・HTB・UHB・TVh)とNHK札幌放送局による共同キャンペーン『One Hokkaido Project』のキャンペーンソングに参加した[37]。
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ディスコグラフィ
シングル
- すべて日本コロムビアからリリース。
- 「柚木由柚」は、細川の息子・譲(ゆずる)のペンネーム。
デュエット・シングル
配信限定シングル
企画シングル
参加シングル
委託制作盤
アルバム
オリジナル・アルバム
カバー・アルバム
ライブ・アルバム
民謡アルバム
リメイク・アルバム
ベスト・アルバム
CD-BOX
参加アルバム
タイアップ曲
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出演
要約
視点
NHK紅白歌合戦出場歴
対戦相手の()は対戦相手との通算対戦回数、備考の()はトリやトップバッター等を務めた通算出場回数を表す。曲目の(○回目)はその曲が紅白歌合戦に出場した通算回数を表す。出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。
テレビ
- 欽ちゃんのどこまでやるの!?(テレビ朝日系)
- 演歌の乱 ミリオンヒットJポップで紅白歌合戦SP(2018年9月25日、TBS系) - 東野幸治、渡辺直美とMC
- ミリオンヒット音楽祭 演歌の乱(2019年3月26日、TBSテレビ系) - 同じくMC
- 芸能人格付けチェック(2025年3月22日 ABCテレビ)
NHKみんなのうた
- 「ヘドラーの山」は『みんなのうた』関連のコンピレーションCDに多数収録されている一方で、「大蓮華讃歌」は現在に至るまで一度も音源化されておらず、視聴は困難である。
映画
- 男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983年)- 矢切の男 役[注釈 4]
- 修羅のみち2 関西頂上決戦 (2002年)- 大阪道友会組長 琴引鉄久 役
ラジオ
CM
- ライオン歯磨「ザルツライオン」(1979年)
- 東洋水産「華味餐庁」(1982年)、めん美人(1984年)
- ミツカン
- 「五目ちらし」(1992年)
- 追いがつおつゆ(1992年 - 1993年)
- 日立製作所「マスタックス」(1983年 - 1985年)
- 宝酒造
- 「宝焼酎大自然」 - 北海道地方限定販売
- 「宝焼酎宝っこ」(2000年 - ) - 東北地方限定販売
- 焙炒造り松竹梅生貯蔵酒(1997年 - 1998年)
- サッポロビール[北海道で日本よ、もっとうまくなれキャンペーン](2007年)
- NTTドコモ「docomo with」『料金1,980円訴求「細川たかしさん」篇』(2018年11月 - )
- 松下サービスセンター(2019年 - 北陸地区ローカル、弟子の杜このみと出演)
- 年末ジャンボ宝くじ(2024年)(妻夫木聡・今田美桜と共演)[38]
ミュージックビデオ
- One Hokkaido Project「私たちの道」(2019年)[39]
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脚注
関連項目
外部リンク
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