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2025年のラグビー日本代表
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2025年のラグビー日本代表(2025ねんのラグビーにほんだいひょう)は、ラグビー日本代表として、2025年に編成されるラグビーユニオンのナショナルチーム。日本ラグビーフットボール協会が組織する。愛称は「ブレイブ・ブロッサムズ」(Brave Blossoms)[注 1][1]。ヘッドコーチの名を冠して「エディー・ジャパン」ともいう。日本代表に準じるセカンドチームに、「JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)」がある。
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2025年の動向
要約
視点
ワールドカップ2027を見すえた12位入り
ラグビーワールドカップ2027では、世界ランキング1位~6位が「バンド1」、7位~12位が「バンド2」、13位~18位が「バンド3」、19位~24位が「バンド4」となり、各バンドから1チームずつがプールに振り分けられる。その抽選は2025年12月3日に行われる[2]。8月最終週から13位が続く日本代表は、2025年11月末に12位以内に入れば「バンド2」に位置付けられ、ワールドカップのプール戦ではバンド2どうしの対戦が無くなり、有利に戦える[3][4]。
2025年秋のテストマッチでは、オーストラリア、南アフリカ共和国、アイルランドに連敗。世界ランキング12位のウェールズとの直接対決でも敗れ[5]、13位のままとなった。最後に、11月22日のジョージア(11位)との対戦で勝利したことにより、12位になった[3][6][7]。
2025年12月3日にワールドカップ2027のプール分け抽選が行われ、日本はプールEで、フランス(世界ランキング5位)、アメリカ合衆国(16位)、サモア(19位)と戦うことが決まった。サモアと同じプールになるのは4大会連続[8]。
2025年の日本のランキングは、後述「世界ランキング」を参照。各国ランキングは「ラグビー日本代表#ワールドラグビー男子ランキング」を参照。
チームコンセプト「超速 AS ONE」
2025年6月11日、日本代表強化合宿(6月16日開始)に参加する選手発表の場で、チームコンセプト「超速 AS ONE」をエディー・ジョーンズHCが発表した。「超速」は、Physical(パス、ラン、キックの速さ)、Thinking(考える速さ)、Collaboration(連携・団結の速さ)を意味する。「AS ONE」は、Value(共通の価値観)、Goal(明確な目標)、Action(具体的なアクション)を意味する[9]。
国代表条件の緩和
2024年8月1日からワールドラグビーにより、国代表となる条件が緩和された。「プレーする時点の直前の60ヶ月間継続して当該国を居住地としていた」という項目が撤廃[10][11]。海外に国籍を持つ選手であっても、60ヶ月間 日本国内チームに在籍していれば(途中で海外チームに所属していなければ)、日本代表になる条件を満たすことになる[10]。後述「代表資格」も参照。
新ルールの導入
2025年1月1日からワールドラグビーは、世界的試験実施ルール(コンバージョンキックまでの時間を90秒から60秒に短縮、ラインアウト形成は30秒以内、スクラム・ラック・モールでのスクラムハーフの保護、争われないラインアウトでのノットストレートの許容)を施行。
日本国内では4月1日から施行する[12]。社会人大会ジャパンラグビーリーグワンでは、2024年12月21日のシーズン開幕戦から導入済み[13]。
用語の変更
2024年11月14日のワールドラグビー理事会での決定を受け、2025年1月6日に日本ラグビーフットボール協会は「新たにラグビー競技を観戦する人たちにわかりやすく伝えるため」として、用語の変更を発表した。主なものは、ノックオン→ノックフォワード、ジャッカル→スティール、 ゴールライン→トライライン、インゴールエリア→トライゾーン/トライエリアなど[12]。日本国内では即時施行し、国外では2025年1月1日から施行されている[14]。
U23日本代表を編成
2025年1月24日、日本協会はワールドラグビーの方針にならい、将来の日本代表選手の育成を加速するためのプロジェクト「JAPAN TALENT SQUADプログラム2025」を発表。その一環として、U23日本代表を編成し4月にはオーストラリア遠征を行う。エディー・ジョーンズがヘッドコーチを務める[15]。
新ジャージ
6月22日、男子日本代表と女子日本代表のジャージを刷新[16][17]。カンタベリー製となった2003年以降としては、男子ワールドカップ開催年以外での変更は、初めてとなる。
テストマッチ10試合を予定
- 国内開催のテストマッチを、2024年度に11試合、2025年度に10試合、2026年度に10試合行う予定であることが、日本ラグビーフットボール協会から2023年7月9日に発表されている[18][19]。
- 2024年から2027年まで、オールブラックス、マオリ・オールブラックス、All Blacks XVと、日本で定期的な対戦を行う[20][20]。
- 2024年から2029年まで、ワラビーズ(オーストラリア代表)およびオーストラリアA代表との日本での定期的な対戦を行う[21]。
- 2025年11月17日、新しい国際大会「ネーションズチャンピオンシップ 」の第1回(2026年)、第2回(2028年)、第3回(2030年)への出場が正式発表された[22]。
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2025年の対戦
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対戦詳細
要約
視点
リポビタンDチャレンジカップ2025 ウェールズ来日 第1戦
- 日本のワールドラグビーランキングは、ウェールズより2つ上[72](順位:日本13→12位、ウェールズ12→14位)となった。
- 日本がウェールズに勝利するのは、2013年6月15日ウェールズ来日第2戦(秩父宮)[73]以来、12年ぶり。
- 日本がティア1に勝利するのは、ワールドカップ2019プール戦最終のスコットランド戦(28-21)[74]以来。
- 日本のテストマッチ勝利は、2024年11月16日ウルグアイ代表戦[75]以来、2試合ぶり。
- ウェールズはテストマッチ18連敗(21か月連敗)となった[76][72]。
- 紙森陽太(1)、石田吉平(14)、中楠一期(22)、ハラトア・ヴァイレア(23)、ワイサケ・ララトゥブア(19)、北村瞬太郎(21)は、初キャップを獲得。
リポビタンDチャレンジカップ2025 ウェールズ来日 第2戦
- ウェールズは、2023年10月7日ジョージア戦(ワールドカップ2023)での勝利以来、テストマッチ18連敗だったが、その記録がストップした[41]。
- ホームで負けた日本は、ワールドラグビーランキングがウェールズと入れ替わった(順位:日本12→14位、ウェールズ14→12位)。
- 江良颯(16)、木村星南(17)、サム・グリーン(22)は、初キャップを獲得。
パシフィックネーションズカップ2025 プール戦
- チャーリー・ローレンス(12)、小林賢太(17)、佐藤健次(16)、廣瀬雄也(22)は、初キャップを獲得。
- ワーナー・ディアンズは、初めて日本代表ゲームキャプテンを務めた[77]。
パシフィックネーションズカップ2025 プール戦
- 祝原涼介は、初キャップを獲得。
- フィジーが優勝、日本が準優勝となった。
- 池田悠希は、初キャップを獲得。
アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025
- 平生翔大は、代表初キャップを獲得。
リポビタンDツアー2025
オータム・ネーションズ・シリーズ2025(キルター・ネーションズ・シリーズ2025)
- 小村真也は、代表初キャップを獲得。
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】トミー・オブライエン(アイルランド)
リポビタンDツアー2025
オータム・ネーションズ・シリーズ2025(キルター・ネーションズ・シリーズ2025)
- 日本は、直接対決による「世界ランキング12位入り」の機会を逸した。
- 古畑翔、ハリー・ホッキングス、植田和磨は、代表初キャップを獲得。
【プレイヤー・オブ・ザ・マッチ】オリー・クラックネル(ウェールズ)
【世界ランキングの動向】日本は、1点差以上15点差以下の勝利の場合に12位となる。16点差以上の勝利の場合では11位となる。ジョージアは、引き分けの場合12位に、負けると13位に落ちる[80][81]。日本は、負け または 引き分けの場合、変わらず13位のまま。
- 日本は、世界ランキング12位に浮上した。ジョージアは13位に落ちた。
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世界ランキング
2025年における 日本代表ワールドラグビーランキングの変動
2025年11月末までに12位以上に入れば、ワールドカップ2027のプール戦を有利に戦える可能性が高まる[2][82]。詳細は上述「2025年の動向」を参照。
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日本代表選手
要約
視点
7月まで
2025年7月10日現在[90][91][92][93][94]。▲は追加招集、▼は離脱。「背番号(取り消し線)」は、出場機会なし。
- 菅平合宿は、 マオリ・オールブラックス戦への選出対象選手が対象。
- 宮崎合宿は、6月28日までJAPAN XVおよび日本代表の合宿として行われ、6月29日からは日本代表合宿となる[95]。
年齢は、2025年7月5日時点で固定した。
8月から9月まで
2025年9月21日現在[96][42][97][98][99][100][101][102]。▲は追加招集、▼は離脱。年齢は、PNC(パシフィックネーションズカップ)2025第1試合の2025年8月30日時点に固定した。
10月から
2025年11月22日現在[103][104][105][106][107][108][109][110]。▼は離脱、▲は追加招集。背番号の取り消し線は、出場機会なし。 年齢は、2025年10月25日時点で固定した。
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スタッフ
要約
視点
JAPAN XV / 日本代表 合宿スタッフ
2025年10月29日現在[10][111][112][113][42][103][114][106]
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初キャップ獲得選手
2025年に初キャップ獲得の選手。年齢・所属は初キャップ獲得当時。
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代表資格
国籍は関係ない
ラグビーでは、国の代表チームとしてプレーする際にその国籍は問われないため、「所属協会主義」と呼ばれる[124][125]。ワールドラグビーの レギュレーション8条 により、代表資格は以下の4条件で規定されている[126][127]。
- 当該国(日本)で出生している、または、
- 両親、祖父母の1人が当該国(日本)で出生している、または、
- プレーする時点の直前の60か月間継続して当該国(日本)の 協会もしくはラグビー団体のみ に登録されていた、または
- プレーする時点までに、通算10年間、当該国(日本)に滞在していた。
上記の規定は、過去に他の国での代表戦出場が無いことが前提となる。他国でのジュニア代表出場は不問。ただし、オリンピックおよびその予選の場合、ワールドラグビーの代表資格規定は該当せず、その国の国籍を持つ選手のみ(国籍主義)となる[128][129][130]。
日本への帰化選手
「外国人選手が多い」という批判がある[125][131] が、日本は外見的特徴からそのように指摘されやすい。
他のラグビー代表チームも同様に、異なる国の出身者が含まれる[注 2][132][133]。ワールドカップ2023において、自国出身選手のみで構成されたのは、南アフリカ共和国とアルゼンチンだけだった[134]。
高校・大学時代から日本で生活し、日本に帰化(日本国籍を取得)している選手も少なくない[135][136][137][138][139]。カタカナだけの氏名であっても、姓と名の表記の間に「・」が無い選手は、原則として日本国籍を持つ者である(戸籍に記号は使えないため)[140]。
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放送・配信
JAPAN XV vs マオリ・オールブラックス(6月28日)[141]
日本代表 vs ウェールズ代表 第1戦(7月5日)[141]
日本代表 vs ウェールズ代表 第2戦(7月12日)[141]
JAPAN XV vs オーストラリアA代表(10月18日)[142]
- 生放送:J SPORTS
- 生配信:J SPORTSオンデマンド
JAPAN XV vs 香港代表(10月24日)[143]
- 生配信:RugbyPass TV
日本代表 vs オーストラリア代表(10月25日)[144]
日本代表 vs 南アフリカ代表(日本時間11月2日)[145]
日本代表 vs アイルランド代表(日本時間11月8日)[145]
- 生放送:WOWOW
- 生配信:WOWOWオンデマンド
日本代表 vs ウェールズ代表(日本時間11月16日)[145]
- 生放送:WOWOW
- 生配信:WOWOWオンデマンド
日本代表 vs ジョージア代表(日本時間11月22日)[145]
- 生放送:J SPORTS
- 生配信:J SPORTSオンデマンド、WOWOWオンデマンド
脚注
関連項目
外部リンク
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