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桜川市

茨城県の市 ウィキペディアから

桜川市map
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桜川市(さくらがわし)は、茨城県西地域に位置する2005年10月1日西茨城郡岩瀬町真壁郡真壁町大和村合併し誕生。市名は市内に発し市域を縦断して霞ヶ浦へ注ぐ河川・桜川に由来する。

概要 さくらがわし 桜川市, 国 ...
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概要

東京都心からおよそ70km圏に位置しており、市域は水田筑波山地、鶏足山塊の山林が広がる農村となっている。現在桜川市は県西地区に属しているが、北部の岩瀬地区(旧西茨城郡岩瀬町)は平成の大合併時に県央地区から編入されている。

桜川市磯部地区は茨城県の偕楽園袋田の滝西山荘に並ぶ国指定名勝の1つである「桜川のサクラ」の所在地である。

地理・地形

茨城県の中西部、広義の八溝山地の西麓に位置し、南北20km強の縦長の市域を持つ。

市の東部から南部は筑波山地の北西側にあたり、加波山から筑波山にかけては尾根筋に市境がほぼ沿っている。

栃木県と接する市北部は、富谷山など鶏足山塊の山々があり、そこから桜川が端を発し、市の中央を通って南へ流れる。

市の中部から西側は関東平野の北東の縁の一部にあたり、平地が広がる。

市街地

都市計画を策定している[1]

地形

盆地

河川

  • 桜川
  • 筑輪川(弁天川)
  • 大川
  • 布川
  • 泉川
  • 御領川
  • 山口川
  • 観音川
  • 二神川

湖沼

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地域・経済

要約
視点

電話

市外局番0296。岩瀬地区と真壁・大和地区は市外局番こそ一緒だが、単位料金区域が異なるため、市外局番からつける必要がある。

ご当地ナンバー

つくばナンバーを使用する。つくば市下妻市筑西市など県南・県西地域13市町に参加。他のナンバー地域は2006年10月10日に導入されるも、つくばナンバーのみ、茨城県の新県税システムの導入時期に合わせ、2007年2月13日から導入された。旧岩瀬町域ではわずか半年足らずで水戸ナンバー→土浦ナンバー→つくばナンバーと変化した。

さらに見る 地区, 〜2005年10月1日 ...

防災無線

さらに見る 時刻, 岩瀬地区 ...

上記のほか、毎週月曜、木曜日14時50分には小学生の下校見守り放送が流れる[2]

地域組合・管轄

市内
  • 桜川市商工会
  • 桜川市観光協会
  • 桜川市社会福祉協議会
  • 桜川市土地改良区
  • 羽黒石材商工業協同組合
広域組合

特徴

  • 市北部は商業地帯や桜の名所、市南部の筑波山、市中部の安産子育ての雨引観音は観光地としても有名である。気候は比較的温暖で、ミカン栽培の北限と言われている。
  • 岩瀬町と真壁郡2町村はどちらも下館を中心とする衛星都市であり岩瀬町/真壁郡相互間の関わりは少ない。

産業

  • 主な産業:商業、農業、石材業窯業
  • 「福来(ふくれ)みかん」が特産品となっている[3]
  • 市北東部の羽黒地区、南部の真壁地区はそれぞれ日本有数の採石地であり、石材業が盛んである。羽黒地区では隣接する稲田地区と同等かそれ以上の石材が採れるとされ、羽黒青糠目というブランドが確立されている。真壁地区は「日本三大石材産地」とされ、産出される真壁御影石を加工した「真壁石燈籠」は国の伝統工芸品に指定されている。

他市町村との繋がり

  • 旧3町村全てが旧下館市衛星都市であり、市内全域において市内以上に筑西市との繋がりが強い。
  • 市北部で元県央の旧岩瀬町では水戸市や隣接する笠間市をはじめ、栃木県真岡市、芳賀郡益子町との繋がりが強く、休日の買い物行動では宇都宮市への移動も多く見られる。北関東自動車道の開通により水戸市、笠間市、真岡市、宇都宮市との繋がりが強化された。
  • 市南部の旧真壁町・大和村では隣接するつくば市のほか下妻市、土浦市への通勤通学も多く見られる。令和7年には筑波山系を貫き真壁と八郷(石岡)を結ぶ県道7号線上曽トンネルの開通を控えており、石岡市との繋がりが強化されると見込まれている。

就業人口

  • 平成27年
    • 第1次産業 1,516人
    • 第2次産業 7,620人
    • 第3次産業 11,600人

市政・庁舎

歴代市長

さらに見る 代, 氏名 ...

市議会

  • 任期:4年間

議長

さらに見る 代, 氏名 ...

副議長

さらに見る 代, 氏名 ...

選挙違反

  • 2006年9月24日に行われた第1回桜川市議会議員一般選挙にて1723.784票で当選した鈴木政夫議員が買収容疑で逮捕起訴。その後、2007年1月4日に辞職願いを提出し、翌5日受理される。

予算

  • 2001年(3町村合計額)
    • 歳入 - 17,085,108千円
    • 歳出 - 16,347,963千円

国政・県政

衆議院

参議院

県議会

2010年の県議選からは、定数1の桜川市選挙区として実施される。

  • 旧・真壁町域、旧・大和村域
    • 選挙区:真壁郡選挙区
    • 真壁郡選挙区選出議員
      • 白田信夫(自由民主党)
      • 加倉井昭喜(自由民主党)
  • 旧・岩瀬町域
    • 選挙区:西茨城郡選挙区
    • 西茨城郡選挙区選出議員
      • 常井洋治(無所属(民主党推薦)→自由民主党会派)

2010年の県議選、新桜川市選挙区(定数1)

庁舎

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岩瀬庁舎
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真壁庁舎
  • 大和庁舎(本庁舎)
309-1242 桜川市羽田1023番地
1971年(昭和46年):旧庁舎竣工
1994年(平成5年):新庁舎竣工
  • 岩瀬庁舎
309-1211 桜川市岩瀬64番地2
1961年(昭和36年)︰第一庁舎竣工
1980年(昭和55年)︰第二庁舎竣工
  • 真壁庁舎
300-4417 桜川市真壁町飯塚911番地
1973年(昭和48年)︰庁舎竣工
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警察・消防・医療・教育

警察

  • 桜川警察署(旧・真壁警察署)
    • 岩瀬交番 鍬田553-34
    • 羽黒駐在所 加茂部1226-2
    • 南飯田駐在所 南飯田935-6
    • 小塩駐在所 小塩213-1
    • 雨引駐在所 大曽根561-1
    • 椎尾駐在所 椎尾1793-132

消防

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桜川消防署(旧・岩瀬消防署)

なお、119番は全て筑西市内の消防本部通信司令室で受信されていたが、平成28年より順次、いばらき消防指令センターにて県内各地から集中的に受信する方式となった。

医療

教育

幼稚園・保育所

  • 岩瀬地区
    • 学校法人古谷野学園
    • 岩瀬認定こども園(岩瀬保育所
    • 岩瀬東部認定こども園
  • 大和地区
    • やまと認定こども園
  • 真壁地区
    • 認定こども園 真壁保育園
    • ひなの里保育園

小学校

中学校

高等学校

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施設・公園

要約
視点

公民館

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公園

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体育・福祉・保健

さらに見る 地区, 施設名 ...

レジャー

さらに見る 地区, 施設名 ...

市営駐車場

  • 岩瀬駅前駐車場
  • 大和駅前駐車場
  • 高上町駐車場
  • 上野原駐車場

公営住宅

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市営御領西住宅

県営[4]

さらに見る 地区, 物件名 ...

市営[5]

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交通

要約
視点

鉄道

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岩瀬駅

市内には中心駅の岩瀬駅を含め3つの鉄道駅がある。

バス

2011年4月から2016年9月30日まで乗合バス路線を持たなかった。そのため、旧真壁町地域では公共交通機関を利用することができなくなり、予約制のデマンド型乗合タクシーに頼らざるを得なかった。

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桜川市バス

広域連携バス(桜川市バス)「ヤマザクラGO」

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[桜川市・つくば市間広域連携バス]を参照
2017年10月1日より本格運行が開始され桜川市岩瀬庁舎まで延伸され[6][7]、かつての筑波鉄道筑波線の筑波 - 岩瀬間のルートが2008年4月以来9年半ぶりにバスで結ばれた。

(廃止)桜川市内巡回ワゴン「ヤマザクラGOミニ」

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2020年4月より桜川市によって運行が開始された[8]が、2023年9月に運行を終了。運行は市内の業者である株式会社ワイドツーリストが担当していた。

デマンドバス

2010年4月運行開始の予約制のデマンド型乗合タクシー[9]。65歳以上および登録を行った障がい者限定で運行されている。

和の風号

真壁のひな祭り観光客輸送のため、毎年つくば駅から真壁まで直行バスが2往復運行される。

高速バス「桜川・筑西ライナー」

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車両

桜川・筑西ライナーを参照

2019年7月23日より茨城交通が1日3往復運行している。2020年8月3日から全便運休中である[10]

広域連携バス運行以前

2011年3月31日を以って市内路線バスが全廃されて以降、筑西市と共に「路線バスが消えた市」であった。なお、2010年2月から3月にかけて社会実験として地域間連結バスが運行された[11]

急行バス「わかば号」

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バス停

2014年7月22日から、大学生春休み夏休み期間の平日に限り、茨城県運転免許試験場に向かう高速バス「急行わかば号」が桜川市および筑西市を経由する新たなルートで運行を開始。定期運行のバスが久々に運行されることになったが、のちに運休となり、2020年2月1日に廃止された[12]

道路

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人口

要約
視点
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桜川市と全国の年齢別人口分布(2005年) 桜川市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 桜川市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
桜川市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 49,169人
1975年(昭和50年) 50,333人
1980年(昭和55年) 51,171人
1985年(昭和60年) 51,766人
1990年(平成2年) 51,880人
1995年(平成7年) 51,972人
2000年(平成12年) 50,334人
2005年(平成17年) 48,400人
2010年(平成22年) 45,673人
2015年(平成27年) 42,632人
2020年(令和2年) 39,122人
総務省統計局 国勢調査より

各地区の人口

さらに見る 旧町村, 地区名 ...
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隣接している自治体

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桜川市真壁町東山田より見た筑波山塊。右側の山が筑波山(2015年10月撮影)

歴史

沿革

桜川市発足前

合併協議

  • 2001年(平成13年)
    • 5月10日岩瀬町・真壁町・大和村・協和町町村合併推進協議会を設置[13]。真壁町は議会のみの参加で真壁町長は参加を見送り、真壁町,大和村関城町関城町旗明野町明野町旗,協和町の真壁郡5町村での合併を検討。
    • 5月14日:真壁町、明野町明野町旗、関城町関城町旗真壁郡三町合併事務研究会を設置[14]
  • 2002年(平成14年)
    • 6月19日:岩瀬町・真壁町・大和村・協和町町村合併推進協議会が解散。
    • 6月29日下館市下館市旗結城市結城市旗,真壁郡真壁町,協和町,関城町関城町旗,明野町明野町旗,大和村,西茨城郡岩瀬町岩瀬町旗の8市町村で筑西広域8市町村合併研究会を設置[14]
    • 9月5日:大和村が岩瀬町を含む合併を検討へ
  • 2003年(平成15年)
    • 2月5日:岩瀬町岩瀬町旗,真壁町,大和村は3町村での合併を検討
    • 3月11日:協和町は下館市,関城町,明野町との合併を検討
    • 4月7日:任意協議会岩瀬町・真壁町・大和村合併懇談会を設置
    • 4月22日:協和町が参加を希望した場合には、協和町を加えた4町村での合併を検討へ
    • 7月1日:法定協議会岩瀬町・真壁町・大和村合併協議会を設置
    • 7月11日:協和町の合併に関する住民アンケートの結果 「下館市・関城町・明野町との合併(52.6%)」が「岩瀬町・真壁町・大和村との合併(37.8%)」、「合併反対 (9.6%)」を上回り、協和町は現筑西市へ。
    • 12月15日:中学生以上の住民を対象に新市名の募集を開始
  • 2004年(平成16年)
    • 1月20日:新市名の募集を終了(応募1位「桜川市」、2位「みかげ市」、3位「さくら川市」、4位「桜市」、5位「北つくば市」)。その後、新市名称選定小委員により「桜川市」「さくら野市」「白壁市」「つくし野市」「ひたち野市」の5つに絞られる。
    • 3月2日:協議会にて新市名を「桜川市」に決定。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月18日:合併協定調印式
    • 6月30日︰第21回合併協議会にて市章桜川市旗を決定

桜川市発足後

行政区域変遷

  • 変遷の年表
さらに見る 桜川市市域の変遷(年表), 年 ...
  • 変遷表
さらに見る 桜川市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略), 1868年 以前 ...
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地区名

合併の際、地名表示が変更された[21]

さらに見る 旧町村, 住居表示実施 ...

岩瀬町

真壁町

  • 各地区名に「真壁町」を冠する
    • 真壁、飯塚、伊佐々、亀熊、田、塙世、古城、山尾
    • 樺穂村︰長岡、白井、桜井、上小幡、下小幡、原方
    • 紫尾村椎尾、東山田、羽鳥、酒寄
    • 谷貝村︰上谷貝、下谷貝、東矢貝、細芝、大塚新田
    • 長讃村︰源法寺

大和村

  • 雨引村本木、東飯田、大曽根、羽田、阿部田
  • 大国村大国玉、青木、高森、高久、金敷
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自治会区

要約
視点

桜川市には住所地名のほか、桜川市区設置条例[22]に基づき120の区が存在する。

さらに見る 地域, ナンバリング ...


友好交流都市

国外

2016年(平成28年)9月14日 提携[17]
2018年(平成30年)5月23日 提携[18]

桜川市商工会

概要 前身, 設立 ...

概要

平成の大合併で誕生した桜川市内の旧3町村の各商工会が合併し発足した[24]。通常の商工会業務のほか、SAKURAフェスティバル真壁のひなまつり、大和(まほろば)の石まつり、夏休み子ども映画まつりの運営・後援を行っている。

施設

大和事務所も設置されていたが、職員数の減少を理由に廃止されている[24]

スタンプシール

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岩瀬町サービス会

商工会は合併したが、合併前の取り組みは統合されることなく存続している。どちらもスタンプシールを集め、景品の抽選に応募する形式となっている。

  • 岩瀬町サービス会
  • 真壁町サービス会

商工会の沿革

役員

2022年令和3年)5月21日現在[23]

さらに見る 役職, 氏名 ...


名所・旧跡

名所・旧跡

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雨引観音

岩瀬地区

大和地区

真壁地区

博物館・美術館

  • 月山寺美術館
  • 岩瀬石彫展覧館「ROCK MUSEUM」
  • あまびき美術館
  • 桜川市歴史民俗資料館
  • たばこ資料館

温泉

  • 伝正寺温泉

祭事・催事

祭事・町おこし催事

岩瀬地区

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駅前夏祭り

大和地区

  • マダラ鬼神祭(日本二大鬼祭)
  • 大曽根の雷神社祭礼(加波山囃子)
  • 鍬の祭
  • さやどまわり
  • 大和流鏑馬合戦(まほろばやぶさめがっせん)
  • 大和(まほろば)の石まつり
  • あじさい祭

真壁地区

  • 真壁祇園祭
  • 真壁神武祭
  • 加波山神社 - 嵐除祭/大漁祭/天狗祭/開山祭/きせる祭/新穀祭
  • 加波山三枝祇神社 - 鎮座祭
  • 五所駒瀧神社 - 茅の輪くぐり/ひながた流し
  • まかべ♡街灯り 十三夜祭
  • 真壁のひなまつり
  • かったて祭
  • 火渉祭
  • まかべ日和
  • まかべINIフェスタ

芸術文化

著名な出身者

旧岩瀬町域

旧大和村域

旧真壁町域

ゆかりの著名人

ロケが行われたドラマ

脚注

関連項目

外部リンク

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