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うる星やつら (アニメ)
日本のアニメ作品 ウィキペディアから
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『うる星やつら』(うるせいやつら)は、高橋留美子による同名の漫画を原作とする、日本のアニメーション作品[1]。
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概要
初代テレビアニメシリーズはフジテレビ系列ほかにて、1981年10月から1986年3月までの約4年半にわたって放送されたほか[1]、これに関連する劇場版アニメが6作品制作され、テレビシリーズ放送終了後にはOVAも制作された。チーフディレクターを担当した押井守をはじめ、脚本を担当した伊藤和典、キャラクターデザインを手がけた高田明美、森山雄治、西島克彦、土器手司といった当時若手のアニメーターが制作に参加し、その才能を発揮した[2][3]。
2022年1月1日、約36年ぶりのテレビアニメ化が発表された[4]。キャスト・スタッフを一新して制作された新たなテレビアニメは、フジテレビの深夜アニメ枠『ノイタミナ』ほかにて、第1期は2022年10月から2023年3月まで放送された。第2期は2024年1月から6月まで放送された。
本項目では2作品あるテレビアニメと、初代テレビアニメに関連するOVA作品について記述する。テレビアニメについては、初代を「1981年版テレビアニメ」、2作目を「2022年版テレビアニメ」として記述する。
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テレビアニメ(1981年版)
要約
視点
キティ・フィルムとフジテレビの製作でテレビアニメ化。1981年10月から1986年3月まで、フジテレビ系列ほかにて全195回(218話)が放送された[1]。第1回から第106回はスタジオぴえろ、第107回から第127回はディーンおよびスタジオぴえろ、第128回から第195回はディーンがそれぞれアニメーション制作を担当した。原作漫画のコミックス第1巻から第29巻までの内容がテレビアニメ化されているが、エピソードの順番は大きく入れ替えられている。
アニメ化に際し、当時スタジオぴえろの社員であった押井守がチーフディレクターを担当することになった。押井によると、当時のスタジオぴえろは『太陽の子エステバン』と『まいっちんぐマチコ先生』に主力スタッフが割かれ、制作デスクすらいないという状態で制作が始まったという。放送開始当初は「原作との違い」などを理由として原作ファンから、カミソリの入った抗議の手紙、罵詈雑言の録音されたカセットテープが多数寄せられ、押井の降板話まで浮上した。しかし、3クール目から体制を立て直し、文芸に制作進行だった伊藤和典を抜擢、アニメーターに自由にやらせたことから、森山ゆうじや山下将仁、越智一裕といったメカも描ける当時若手の実力派アニメーターが集まるようになると制作に余裕ができて、次第に評価は上向いていった[5][6]。また、原作の人気に加えて、先鋭的な演出や作画にアニメファンからも注目されるようになり、若手のアニメーターには、西島克彦のように志願して本作に参加した者もいた[7]。
一方、改編期などの特別番組やプロ野球中継(ヤクルト戦)・バレーボールワールドカップ中継による放送休止がたびたびあったほか、劇場版2作目『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年公開)の制作時期には主要スタッフが映画製作にまわされ、テレビでは総集編形式のエピソードが2週連続で放送されるということもあった。
押井は『ビューティフル・ドリーマー』公開後の1984年3月放送分をもってチーフディレクターを降板し、所属していたスタジオぴえろからも退社した。押井は降板の理由について、「体力的・精神的な限界」と当時のアニメ雑誌で述べている[どこ?]。また、同時期に脚本と文芸制作を担当した伊藤和典や、主題歌と劇伴を作曲してきた小林泉美、さらにランの声を担当した井上瑤が降板した。
第107回以降は、前半部の主要スタッフの一人であるやまざきかずおが押井に代わってチーフディレクターを担当した。アニメーション制作を担当する会社もそれまで同テレビシリーズのグロス請けをしていたディーンへと変更となり、半年間はスタジオぴえろと連名でクレジットされている。このようにシリーズの途中で主要スタッフの入れ替えや制作会社変更が行われた結果、その前後でテレビシリーズは作風が大きく異なっている。また、原作の人気エピソードのほとんどを消化したことなどの様々な要因から、1985年末、公式ファンクラブの会報誌にて1986年3月をもって放送を終了することが発表され、原作の完結よりも前に放送を終了する形となった。最終回については、「アマテラス宴会」のエピソードに絡めて、オールキャラクターが一堂に会し、賑やかに終わる形で描かれた。テレビシリーズが原作の完結を待たずに終了したことは熱烈なファンの顰蹙を買い、プロデューサーの落合茂一の自宅には毎日のように無言電話やチャイムの押し逃げなどのいやがらせが殺到した。落合は後にこれを「わが人生最悪の日々」と語っている[どこ?]。
原作漫画は1987年春に完結。最終章「ボーイミーツガール」は、翌年に『うる星やつら』の劇場版アニメ第5作『うる星やつら 完結篇』としてアニメ化された。
押井守は、本作品について次のように振り返っている[8]。
なんか無茶したかったというか、斬新なことに挑戦したかった。若いヤツらが集まってきて、彼らの望むものをほとんど無条件でやらせてみた。ヒドイのはとことんヒドイけど、普通にやってたら絶対できないような、圧倒的なパワー感ある作品も生まれました。 — 『SPA!』1994年7月27日号より
作品の特徴(1981年版)
先述の通り、本作品は原作漫画のコミックス第1巻から第29巻までの内容がテレビアニメ化されているが、エピソードの順番は大きく入れ替えられている。また、当初は15分2話のオムニバス形式であったが、原作に追いついてしまうため、第24回より30分1話の形式へと変更した。その関係で「放送回数」と「話数」が異なる。この変更のもうひとつの理由として、押井が考える演出を盛り込んだ作品が15分の枠の中に納まりきれず中途半端や唐突な展開の印象を与えたため、これを回避するための方策でもあった[独自研究?]。
オリジナリティの強さ
本作品の大きな特徴のひとつに、オリジナリティの強さがある。原作漫画にはないアレンジを加えているほか[9]、中には第64回・87話「さよならの季節」のように原作のエピソードをベースにしながらも[注 1]、物語の世界観が揺らぐような展開を見せるエピソードもある[8]。アニメオリジナル回もあり[8]、押井の嗜好により、ギャグのネタとして漫画、アニメ、映画、有名人、歴史に残る名言などをパロディにしたエピソードもある[注 2]。これらのオリジナルエピソードの中には、当時の局上層部から「やりすぎ」「意味がわからない」と注意されたものもあった。そのひとつが第78回・101話「みじめ!愛とさすらいの母!?」であるが、押井によると、このエピソードはフジテレビに一旦納品拒否されたが、放送に間に合わないことから最終的に納品し、押井は局長室に呼びだされて厳重注意を受けたという。
作画
本作品は2022年版テレビアニメ(詳細は後述)のようにキャラクターの絵柄の統一を図る総作画監督がおらず、各エピソードごとに担当するアニメーターの個性が映像に強く表れることも特徴のひとつである[2]。特にラムをはじめとするキャラクターのデザインは各エピソードを担当するアニメーターによって異なり、その顔立ちは多彩であった[注 3][11]。当時のファンは、どのアニメーターのデザインが良いかという点で様々な意見を出していた[11]。
音楽
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音楽を担当した安西史孝により、アナログシンセサイザーやフェアライトCMIによるテクノ風味のサウンドが本作のドタバタシーンなどで主に使用されることとなった。ちなみに安西は当時原作の大ファンであった。
主題歌「ラムのラブソング」、「宇宙は大ヘンだ!」の伴奏を務めたのは当時の高中正義のバックバンドで、劇中のBGMにも高中の曲が時折使われていた。
主題歌、劇中BGMの一部は2019年9月25日より各種音楽配信サービスで配信が開始された[12]。
評価(1981年版)
本作品は、第1回(1983年度)日本アニメ大賞にてアトム賞を受賞した[13]。
関連商品化においても成功し、売上は100億円とされた[14]。レコード化作品も多数あり、LPは7作がオリコンLPチャートで10位以内にランクインしている[注 4][15]。2019年にNHK BSプレミアムで放送された『発表!全るーみっくアニメ大投票 高橋留美子だっちゃ』では、作品部門第4位にランクインした。
小説家・映画評論家の友成純一は、『うる星やつら』の醍醐味を「キャラクターが増殖してゆく妙味」にあるとしたうえで、次のように評している[16]。
あたるがいて、ラムがいて、しのぶがいる。この三角関係に面堂終太郎が絡み、テンちゃんが絡み、弁天・おユキ・ランが絡み、サクラ先生とチェリー(錯乱坊)が絡み、天狗娘クラマとその手下のカラス天狗が絡み、竜之介親子が絡み、終太郎のライバル飛麿とその妹飛鳥が絡み、メガネたちが絡み、ジンジャー(じんじゃあ)・ペッパー(ぺっぱあ)・シュガー(しゅがあ)の三人娘が絡み……と、キャラクターが鼠算式に増殖して、止まるところを知らない。〈うる星〉シリーズは、原作もTVアニメも一話完結の短編形式だったが、この形式が、キャラクターの増殖にますます拍車を掛けた。そしてこの増殖がそのまま、シリーズ全体の殺人的なパワーへと結び付いていった。
また友成は、第113回・136話「大恐怖!おユキついに怒る!!」と第165回・188話「お見舞パニック!?悪気はないっちゃよ」の2エピソードについて、「ランちゃんの人格と、彼女を取り巻く人間関係を描破しきった絶品、いや神品とすら呼びうる傑作だった。」と評している[16]。
ライターのタニグチリウイチは自身のコラムで本作品について、(後述の2022年版テレビアニメに比べて)「“アニメ的”だった」「全体にコメディタッチで時にドラマティックなところもあってと、1本の映像作品として見せようとする演出がなされていた。」と評している[9]。また、アニメーターによってキャラクターの描き方が異なる点については、ラムのキャラクターデザインの違いを例に挙げた上で、「ラムという美少女キャラの象徴を題材に、腕を見せ合って来たからこそ、アニメーターの特徴が世に知られ、それぞれについたファンが後の作品へと付いていって日本のアニメの多様性を支えたのだから、そうした“競演”も悪いものではなかったかもしれない。」としている[11]。
音楽プロデューサーの木村英俊は、1981年に登場し話題となった作品として本作品を挙げ、「原作者・高橋留美子の描くキャラクターも秀逸だが、絵のうまさといい、ドラマの展開は抜群だった。」と評している[17]。
水曜日のゴールデンタイムに放送された本作品は、視聴率こそ20%前後と好調で[18][19]、最高視聴率は24.7%、平均視聴率は17.8%をそれぞれ記録したが[20](関東地区・ビデオリサーチ社の調査による)、常に半裸の少女が登場している、登場人物の下品な台詞を子供がマネをする、などの理由からフジテレビの不評な番組上位の常連で、番組企画者は常に会議室で謝らされていたという。ただし、押井守によれば、半年後に苦情は無くなったとしている[21]。本作品で諸星あたるを演じた古川登志夫は2024年のインタビューで、「『うる星やつら』は保護者から『俗悪番組』とのご指摘も受けました。確かに今、見直すと、よく放送できたと思う回もあります。」と話している[22]。
一方で、ライターの近藤正高は文春オンラインに投稿した自身の記事の中で、本作品は作り手が好きにやることで成功を収め、それが当時のフジテレビの雰囲気に合っていたとしたうえで、次のように評している[8]。
フジテレビはこのころ、70年代より続く視聴率低迷から脱却するため大規模な改革の真っただ中にあった。そこではまさに「権限の委譲を推し進め、制作現場の自由度を高める」と謳われていた。そもそも『うる星やつら』が放送された水曜夜7時台後半には、長らく『スター千一夜』とクイズ番組と月~金の帯番組が陣取っていた。これらは番組編成の自由を奪っているとして、改革の格好の対象となり、1981年9月をもって打ち切られた。翌月、空いた枠に入った『うる星やつら』は、同じ月にレギュラー放送の始まった土曜夜のバラエティ『オレたちひょうきん族』などと並び、80年代のフジ快進撃ののろしを上げることになる。
原作者・高橋留美子の評価
原作者の高橋留美子は本作品に対して好意的な姿勢を見せており、「才能溢れる若きクリエーターたちの情熱やエネルギーが結集して原作にはない魅力をもたらしてくれた、とても素晴らしい作品だったと思っている。」と明かしている[23]。
しかし高橋は平井和正との対談において、押井守がチーフディレクターを務めていた頃のテレビアニメについて一つだけ「やってはならない事をしていた」と言及しており、平井の質問に対し、作品内で登場した主要キャラの悪質な悪戯行為やキャラクターの顔を踏ませる踏絵のシーンについて[注 5]、高橋は極めて否定的な見解を示した[24]。
エピソード(1981年版)
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- 第1回・1話「うわさのラムちゃんだっちゃ!」でラムの胸が露わになるシーンがある。これは当初、フジテレビ側からカットするよう要請があったが、チーフディレクターの押井守は「大丈夫ですよ」と拒否、時間を短くしろという声も拒否した。このシーンはそのまま放送され、PTAなどからのクレームを受ける羽目になる。後に、フジテレビプロデューサーの岡正は「押井君、あなたは僕の言うことをほとんど聞かなかった唯一のディレクターだけど、今となっては総てが懐かしく思える」と回顧している。一方で押井は2002年に東宝から発売された『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のDVDの音声特典のコメンタリーの中で、問題の場面について「放送後に騒ぎになったが、事前には一切何の警告もされていなかった」と語っている。
- 原作では早々に姿を消し、名前すらろくに呼ばれることもなかった脇役の”メガネ”だが、アニメでは強烈な個性を持たせ、視聴者に強烈な印象を与えた。押井によると、当初メガネはただの脇役程度にしか考えてなかったというが、声を当てた千葉繁の個性の強い演技とアドリブによって、難解な長ゼリフを饒舌にしゃべり倒すキャラクターが出来上がったという。また、千葉が「メガネは押井さんの代弁者」と言うように押井の影響も大きい。
- メガネのやたらハイテンションな場面を演じる千葉について、ラム役の平野文によると、いつも酸欠でクラクラしており、壁にもたれかかっていることが多かったという。また、千葉のアドリブの多用に共演者たちは笑いをこらえるのが大変だったという逸話もある。
- 1982年4月2日放送のスペシャル番組内で放送されたエピソード「修学旅行!くの一よ走れ」において、かえでが諸星あたるに電話番号を伝える場面があるが、この時かえでが伝えた電話番号が実在する番号であったことからいたずら電話が殺到したという。その後、プロデューサーの落合茂一が謝罪に行かされる羽目になった。なお、このシーンは再放送では修正されている。
- 「ラムのラブソング」「宇宙は大ヘンだ!」に代わる新たな主題歌「Dancing Star」と「夢はLove me more」は第77回「ダーリンが死んじゃう!?」の放送から使用される予定だったが、用意していたセルが盗難にあい、変更が1週間延期された。[25]
- アニメオリジナルエピソードの第100回「大金庫!決死のサバイバル!!」ではラムは登場せず、あたると面堂の2人だけが登場する話だった[注 6]。あたる役の古川登志夫は後に、面堂役の神谷明と二人きりの収録だったこのエピソードが特に印象に残っていると語っている。これは当時、劇場版第2作『ビューティフル・ドリーマー』のクランクアップが近付いており、声優やスタッフの多くがそちらに割かれていたためとされている。その放送回の演出を担当した安濃高志は公開対談において、「あれは、予算の関係で2人だけしか出てない(笑)」と語っている。一方、声優の待遇改善を目指したストライキが予定されており、それに対応するためだったともいわれている。
- 劇場版アニメ『うる星やつら オンリー・ユー』と『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の間に1本劇場版を作る予定があり、伊藤和典が脚本の本稿まで上げ、脚本には原作者も好意的であったが、3か月程度の無茶なスケジュールから押井の「やっぱりやめよう」の一言で企画は頓挫した。このことは製作会社の逆鱗に触れ、「日本映画界から追放してやる」と脅されたという。押井のチーフディレクター降板後にテレビアニメの作品として製作したものが、第118回「堂々完成!これがラムちゃんの青春映画」らしい。
- 当時から漫画とアニメの融合したグラフィック誌を中心に各地でファンの集いなどが作られ、キティ・フィルムが運営する公式ファンクラブ『うる星やつら ファン・クラブ』も結成された。テレビアニメの放送終了後も根強い人気は衰えず、結果劇場版アニメやOVAが何本も作られるに至った。
- テレビアニメの放送終了後、チーフディレクターだった押井と、アニメと漫画の二足草鞋状態だった安彦良和が、雑誌で対談する機会があった。対談を始めて直ぐ、本作のエピソード内で登場するアニメスタジオの描写に安彦が噛み付き、「あそこの出ているアニメーターみたいなのは、どこにもいない」「あんたがあの漫画(うる星やつら)でやってるアニメスタジオは、現実の世界の極北にある」「一番ない物をやってる。何でそういう事をやるのか?」と押井を問い詰める事態になった。押井は後に、安彦本人のみならず、彼ら世代特有の、アニメーションに対する諦念や挫折、コンプレックスのようなものがあったのではないかと推察している[26]。
キャスト(1981年版)
→主要人物はそれぞれの項、それ以外は「うる星やつらの登場人物」を参照
1981年版テレビアニメでは、OVA「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」を除いてラム役の平野文がトップクレジットとなっている。
- 諸星あたる - 古川登志夫[1]
- ラム - 平野文[1]
- 面堂終太郎 - 神谷明[1]
- 三宅しのぶ - 島津冴子[1]
- サクラ - 鷲尾真知子[1]
- 錯乱坊(チェリー) - 永井一郎[1]
- 藤波竜之介 - 田中真弓[1]
- テン - 杉山佳寿子[1]
- ラン - 井上瑤[27]→小宮和枝[注 7][1]
- おユキ - 小原乃梨子[1]
- 弁天 - 三田ゆう子[1]
- レイ - 玄田哲章[1]
- クラマ姫 - 吉田理保子[1]
- メガネ - 千葉繁[27]
- パーマ - 村山明[27]
- カクガリ - 野村信次[27]
- チビ - 西村智博→二又一成[27]
- ♨先生[注 8] - 池水通洋[1]
- 校長先生 - 西村知道[27]
- コタツネコ - 西村智博[1]
- あたるの父 - 緒方賢一[27]
- あたるの母 - 佐久間なつみ[27]
- ラムの父 - 沢りつお
- ラムの母 - 山田礼子
- 竜之介の父 - 安西正弘[27][注 9]
- 面堂了子 - 小山茉美[1]
- 尾津乃つばめ - 井上和彦[27]
- 水乃小路飛麿 - 井上和彦[27]→島田敏[27]
- 水乃小路飛鳥 - 島本須美[27]
- 飛麿・飛鳥の父 - 二又一成
- 飛麿・飛鳥の母 - 梨羽由記子
- しゅがあ - TARAKO
- じんじゃあ - 坂本千夏
- ぺっぱあ - 鵜飼るみ子
- 望 - 大城まつみ
- 真吾 - 古谷徹
- 半魚人 - 安宅誠
- その他 - 荘真由美 ほか
スタッフ(1981年版)
- 原作 - 高橋留美子[27]
- 製作[注 10] - 多賀英典
- 企画 - 落合茂一[27]
- プロデューサー - 布川ゆうじ、井上堯男、稲毛正隆、長谷川優
- チーフディレクター[27] - 押井守(第1回 - 第106回)→やまざきかずお(第107回 - 第195回)
- アシスタントディレクター - 西村純二(第107回 - 第149回)→鈴木行(第150回 - 第150回)
- 音楽 - 風戸慎介[1]、安西史孝[1]、西村コージ、星勝、ミッキー吉野
- キャラクターデザイン - 高田明美[27]
- シリーズ構成[27] - 山本優、荘久一、伊藤和典、柳川茂
- タイトルデザイン - 杉澤英樹、安食光弘、沢内順美
- 美術監督 - 中村光毅、今村立夫→新井寅雄
- 撮影監督 - 小山信夫→清水洋一
- 音響監督 - 斯波重治[10][27]
- 色指定 - 遠藤泰生、佐藤久美子、中峰みどり、廣井勝夫、黒川恵、勝沼まどか、石黒ちえこ、阿部ゆかり、内田千代子、青木利栄、内田聡、吉田恵美、野呂聖子、吉村修
- 編集 - 森田編集室
- メカ設定 - 佐藤正浩
- コーディネーター - 加藤裕子、松下洋子
- フジテレビプロデューサー - 岡正
- アニメーション制作[27] - スタジオぴえろ→ディーン
- 制作 - キティ・エンタープライズ→キティ・フィルム[27]、フジテレビ[20]
主題歌・挿入歌(1981年版)
初代オープニングテーマ「ラムのラブソング」は初回から約2年間使用された。『アニメージュ』誌主催の『第4回アニメ・グランプリ』音楽部門では、2位の「愛の金字塔」(『六神合体ゴッドマーズ』のエンディングテーマ)を1票差で抑えて1位を獲得しているほか[要出典]、様々な歌手にカバーされている。
上記以外にも高中正義の『MAMBO NO.5 (DISCO DANGO)』など、様々な楽曲が本編中に使用されたほか、一部の主題歌も挿入歌として使用された。
各話リスト(1981年版)
本作品では「放送回数」と「話数」の2パターンの数え方があり、先述のように放送開始当初は1回の放送が2話構成となっているため、数え方によって合計が異なる。以下の各話リストでは「放送回数」と「話数」の2パターンの数え方を使用する。
「放送回」欄には放送回数でカウントしたものを記載している。Amazon Prime Videoなどの有料配信サイトをはじめ、一般的にはこの数え方が用いられる。「話数」欄にはエピソード数でカウントしたものを記載している。絵コンテやDVDなどの映像ソフトではこの数え方が用いられる。
うる星やつら 各話リスト(1981年版)
放送局(1981年版)
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本放送
再放送
本放送終了後は度々再放送が行われた。例として毎日放送の『ヒーローは眠らない』枠[要出典]や東海テレビの『特選アニメ劇場』枠、NHK衛星第2テレビジョンの『衛星アニメ劇場』枠[注 28]がある。また、2007年8月7日の押井守特集(『アニメギガ』)内での放送のように特集や傑作選などとして放送されることもある[48]。
2013年2月4日から始まったキッズステーションでの再放送では、アニメ『うる星やつら』(1981年版)のテレビ放送としては初めてデジタルリマスターHD版の映像が放送された[49]。2013年3月27日からBlu-ray BOXが順次発売されるのに伴い、放送用ネガフィルムのHDスキャンと修復を実行、16:9のフルHD高画質化を果たした。以後、デジタルリマスター版(あるいはHDリマスター版)の映像はテレ朝チャンネル2[50]や千葉テレビ[51]での再放送で使用されたほか、Amazon Prime Video、バンダイチャンネルなどの各種有料動画配信サイトでの配信にも使用されている[52]。
関連商品(1981年版)
書籍(1981年版)
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映像ソフト化(1981年版)
- 1987年5月、キティレコードが予約限定発売で全話をレーザーディスク50枚に収録して33万円で発売。予約のみで限定3000セットが完売、追加した3000セットも完売した。これが後にDVD-BOXまで繋がるLD-BOXと呼ばれる商品形態の第1号であった[53](詳細は「ボックス・セット#LD-BOX」を参照)。LD-BOX発売前には『うる星やつら傑作集』というタイトルで高橋留美子自選傑作集がLD、VHDで発売されていた。
- テレビアニメDVD-BOXが2000年12月8日にVol.1(1巻 - 25巻)、2001年3月9日にVol.2(26巻 - 50巻)がそれぞれ発売。
- テレビアニメ化20周年を記念して単巻DVDが2001年8月24日 - 2002年8月23日に発売。全50巻。
- 高画質化したリマスター版を収録のテレビアニメBlu-ray BOXが2013年3月27日から2014年3月26日にかけて全4巻(各8枚組み)で発売。2017年には廉価版が全2巻で発売された。
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テレビアニメ(2022年版)
要約
視点

2022年1月1日、小学館の創業100周年を記念して、『うる星やつら』を完全新作として再びテレビアニメ化することが発表された[54]。これまでの『うる星やつら』のアニメ作品からスタッフ・キャストを一新し、原作エピソードを選抜してアニメ化[54]。アニメーション制作はdavid productionが担当した[54]。
フジテレビの深夜アニメ枠『ノイタミナ』ほかにて、第1期は2022年10月から2023年3月まで、2クール連続で放送された[55][56]。第2期は2024年1月から6月まで、2クール連続で放送された[57][58]。合わせて4クール、全46話が制作された[54]。
製作
チーフプロデューサーの尾崎紀子によると、『うる星やつら』再アニメ化企画は、2019年の春先、フジテレビのアニメ制作部に「『うる星やつら』をアニメ化するチャンスがあるけど、どうしますか?」と話があったことが始まりである[59]。本作品で監督を務めた髙橋秀弥は尾崎に『うる星やつら』を再アニメ化する理由を尋ねたところ、次のように言われたという[60]。
かつての『うる星やつら』を知っている方たちの年齢がだいぶ高くなっていて、今の若い人たちは『うる星やつら』という作品名は知っているけれど、知っているのはラムちゃんというキャラクターの存在くらい。ラムちゃんについても何をしているキャラクターかは知らなくて、『うる星やつら』のお話は知らない。これだけたくさんのアニメが供給されている中で、若い人たちがわざわざ昔のアニメを観るかというと、その理由がなく、結果、『うる星やつら』がどんどん忘れられていくんじゃないかと考えると、それはとてももったいない話じゃないですか?
また尾崎は、全4クールでの制作とした理由について、「周年企画に当てるなら一気にドーンとやりたいと思いました。でも全部をアニメ化するのには何年もかかってしまうし、連載中のアニメ化ではないアドバンテージもあるということで[注 29]、4クールでの傑作選にすることに決めたんです。」と明かしている[61]。
本作品のアニメーション制作はフジテレビの子会社であるdavid productionが担当[54]。監督には髙橋秀弥と木村泰大が起用された[54]。髙橋と木村は『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』でも共同で監督を務めたが、今回二人で監督を担当する理由について、木村は「『うる星やつら』は結構長いクールになるのですが、長いクールであればあるほど、現在のアニメ制作では、監督がひとりだとしんどいと思っています。」としたうえで、現在のアニメの高密度化や精度の向上、工程増加とそれによるクオリティー担保の難しさを挙げている[60]。
作品の特徴(2022年版)
本作品は基本1話につき2エピソードのオムニバス形式となっている。本編の時代設定は1981年版アニメと同じく昭和時代であり[60]、原作に沿いながらも大幅なアレンジが加えられていた1981年版アニメとは異なり、2008年に公開された『うる星やつら ザ・障害物水泳大会』のように原作の初期設定をベースにしている[注 30]。基本的に原作のストーリー展開に準じた内容だが、1981年版アニメと同じくエピソードの順番は原作に合わせられていない。ストーリーもアレンジが加えられている部分があるが[62]、1981年版アニメに見られるようなオリジナリティの強い演出はほとんどない[9]。
構成
シリーズ構成担当の柿原優子は、キャラクターを軸にして本作品の構成を考えたとしているが、出したいキャラクターが多く、4クールでも話数が足りないくらいだったという[63]。また柿原は、おなじみのキャラクターをたっぷり見せるために序盤の展開を少し早めたことを明らかにしており、本作品では第1話Aパート「かけめぐる青春」の終わりにラムとあたるが同居を始めるという流れになっている[62][注 31]。
演出・キャスティング
先述の通りキャストは1981年版アニメから一新されたが、1981年版アニメのキャストの一部は本作品にも1981年版アニメとは別の役で出演しており、中でも主人公・諸星あたる役を務めた古川登志夫はあたるの父役で、ラム役を務めた平野文はラムの母役で起用されている[64]。本作品では諸星あたる役を神谷浩史が、ラム役を上坂すみれがそれぞれ務めることとなり、2022年1月1日の再アニメ化発表時に公開されたティザーPVで、神谷によるあたるの声と上坂によるラムの声が初披露された[65]。
2022年12月16日(15日深夜)初放送の第10話Aパート「戦慄の参観日」では、ラムの母が話す鬼族語を主音声とし、「"鬼族語が分からない地球人"のために地球語に変換された言葉」を副音声とする音声多重放送が実施された[66]。ヨーロッパ企画の上田誠が鬼族語とその換字表を制作した[67][68]。劇中で日本語以外を話すキャラクターの台詞を副音声で翻訳するという演出は、過去にも『ドテラマン』などの例がある。
評価(2022年版)
本作品はクランチロール・アニメアワード2024において、最優秀コメディ作品賞にノミネートされた[69]。
ライターのタニグチリウイチは、自身のコラムで本作品について「漫画のように切り替えが早くてテンポが良い」「高橋留美子らしさとは何かを極めたような雰囲気で、『うる星やつら』に限らず高橋留美子の漫画作品を読んできた人の目に馴染む。ストーリーも原作を踏襲していて納得感が高い。その意味で純度100%の高橋留美子アニメだと言える。」と評している[9]。
また、タニグチリウイチは近年相次いでいる「アニメ作品のリメイク」という視点から、「懐かしさをアピールしては多くに届かず、新しさをアピールすると反発を食らう。アニメのリメイクの難しいところで、その中間を巧みに進んだのが『うる星やつら』だろう。」と評している[70]。加えて、押井守がチーフディレクターを担当した1981年版テレビアニメの印象の強さから、古手のファンには本作品が物足りなく思えたかもしれないとしながらも、「(原作漫画の)連載中に絵柄が変化し旧作のアニメ(1981年版アニメ)でも作画が変わった『うる星やつら』で、最高に可愛いラムちゃんを選び抜くようにして設定したところがある新版(2022年版アニメ)は、観ていてまったく隙がない。声についても、上坂すみれに神谷浩史に宮野真守に内田真礼に沢城みゆきと、旧作(1981年版アニメ)を踏襲しながらもモノマネではない声優陣を並べ、誰にも異論を起こさせない。そうした丁寧さがかえって印象を薄めてしまっている感じもあるが、原作とともに長く愛される作品にはなりそうだ。」と評している[70]。
エピソード(2022年版)
- 2023年2月10日(9日深夜)初放送の第17話「あこがれを胸に!! / 星に願いを」にて、放送後に既存デザインの無断転用が発覚した。同年2月27日に本作品の公式サイトに掲載された声明文では、「第17話において、背景の一部に無断で既存のデザインを転用していたことが分かりました」としたうえでこれを謝罪し[71]、該当箇所の修正・差し替えを行うことを明らかにした[72]。同じ日に、本作のアニメーション制作を担当しているdavid productionも声明を発表。今回の無断転用が発生した原因を「弊社の制作管理不徹底によるものです」として謝罪し、再発防止に万全を期すとしたが[73]、両声明文の中で、実際に転用があった部分などといった詳細については言及されなかった。
キャスト(2022年版)
→主要人物はそれぞれの項、それ以外は「うる星やつらの登場人物」を参照
- 諸星あたる - 神谷浩史[54]
- ラム - 上坂すみれ[54]
- 三宅しのぶ - 内田真礼[74]
- 面堂終太郎 - 宮野真守[74]
- 錯乱坊(チェリー)・コタツネコ - 高木渉[55]
- サクラ - 沢城みゆき[55]
- ラン - 花澤香菜[56]
- レイ - 小西克幸[75]
- おユキ - 早見沙織[76]
- 弁天 - 石上静香[77]
- クラマ姫 - 水樹奈々[78]
- 温泉先生 - 三宅健太[79]
- 面堂了子 - 井上麻里奈[79]
- 尾津乃つばめ - 櫻井孝宏[79]
- あたるの父 - 古川登志夫[64]
- あたるの母 - 戸田恵子[64]
- ラムの父 - 小山力也[64]
- ラムの母 - 平野文[64]
- テン - 悠木碧[80]
- 藤波竜之介 - 高垣彩陽[80]
- 竜之介の父 - 千葉繁[80]
- 水乃小路飛麿 - 梶裕貴[81]
- しゅがあ - 久野美咲[82]
- じんじゃあ - 森永千才[82]
- ぺっぱあ - 高橋李依[82]
- 水乃小路飛鳥 - M・A・O[83]
- 飛麿・飛鳥の父 - 桜井敏治[83]
- 飛麿・飛鳥の母 - 三石琴乃[83]
- 真吾 - 島﨑信長[84]
- 諸星こける - くまいもとこ[84]
- 望 - 石見舞菜香[84]
- 潮渡渚 - 村瀬歩[85]
- 渚の父 - 坂口候一[85]
- 因幡 - 入野自由[86]
- ルパ - 中村悠一[87]
- カルラ - 水瀬いのり[87]
- ウパ - チョー[87]
スタッフ(2022年版)
- 原作 - 高橋留美子[54]
- 監督[54] - 髙橋秀弥、木村泰大
- シリーズディレクター - 亀井隆広[55]
- シリーズ構成 - 柿原優子[54]
- キャラクターデザイン - 浅野直之[54]
- サブキャラクターデザイン[55] - 高村和宏、みき尾
- メカニックデザイン[55] - JNTHED、曽野由大
- プロップデザイン - ヒラタリョウ[55]
- デザイン協力[注 32] - 森幸子、加藤初重、遠藤柚衣、浜口頌平(第25話 - 第32話、第34話 - 第38話、第40話 - 第42話、第44話 - 第46話)、江藤大気(第30話、第33話、第37話、第38話)、稲田航(第40話、第42話、第44話 - 第46話)
- 美術設定 - 青木薫[55]、長澤順子(第16話、第21話、第22話、第27話、第28話、第33話、第37話 - 第42話)、平山瑛子(第26話)
- 美術監督 - 野村正信[55]
- 色彩設計 - 中村絢郁[55]
- CGディレクター - 大島寛治[55](第1話 - 第12話)、畠山一馬(第13話 - 第46話)
- 撮影監督 - 長田雄一郎[55]、林幸司(第22話)
- 編集 - 廣瀬清志[55]
- 音響監督 - 岩浪美和[55]
- 音響制作 - dugout
- 音楽プロデューサー - 舩橋宗寛、甫足亮介(第24話 - 第46話)
- 音楽 - 横山克[55]
- 音楽制作 - フジパシフィックミュージック
- プロデューサー - 竹枝義典、大島和樹、藤本紀子、近藤秀峰、長谷部真咲
- アニメーションプロデューサー - 若松剛(第1話 - 第11話)、上野勲
- アニメーション制作 - david production[54]
- 制作 - アニメ「うる星やつら」製作委員会(フジテレビジョン、アニプレックス、小学館、小学館集英社プロダクション、FCC、電通、david production)
主題歌・挿入歌(2022年版)
主題歌は音楽プロジェクト・MAISONdesが担当した。
- 第1期
-
- 「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」[88]
- 第1期・第1クールオープニングテーマ。歌唱は美波、作詞・作曲はSAKURAmotiと美波、編曲はSAKURAmotiと真船勝博。
- 「アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ」[80]
- 第1期・第2クールオープニングテーマ。歌唱はasmi、作詞・作曲・編曲はすりぃ。
- 「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」[88]
- 第1期・第1クールエンディングテーマ。歌唱は花譜、作詞・作曲・編曲はツミキ。
- 「アイタリナイ feat. yama, ニト。」[89]
- 第1期・第2クールエンディングテーマ。歌唱はyama、作詞・作曲・編曲はニト。。
- 「い・け・な・いルージュマジック」
- 忌野清志郎と坂本龍一による、第18話Aパート「き・え・な・いルージュマジック!!」の挿入歌。作詞・作曲・編曲は忌野清志郎と坂本龍一。
- 「ラムのラブソング covered by ラム」
- ラム(上坂すみれ)による、第23話「決戦!!友1クイーンコンテスト」の挿入歌。作詞は伊藤アキラ、作曲は小林泉美、編曲は佐高陵平。
- 本楽曲は1981年版テレビアニメの初代オープニングテーマのカバー曲であり、 CDがBlu-ray Disc & DVD BOXのVol.01に、ミュージックビデオがVol.02にそれぞれ収録されている[90]。
- 第2期
各話リスト(2022年版)
放送局(2022年版)
関連商品(2022年版)
書籍(2022年版)
- TVアニメ『うる星やつら』公式スターティングガイド、小学館〈少年サンデーグラフィック〉、2022年10月21日発売[注 33]、ISBN 978-4-09-199076-1[102]
映像ソフト化(2022年版)
サウンドトラック(2022年版)
コラボレーション
- TORACO DAY(TORACO×うる星やつら)
- プロ野球・阪神タイガースでは毎年、女性ファン向けのイベント『TORACO DAY』を開催している[104]。2023年で10周年を迎えた同イベントでは、『うる星やつら』(2022年版テレビアニメ)とのコラボレーション企画が行われ、阪神タイガース主催の公式戦2試合がアニメ「うる星やつら」製作委員会のスポンサードゲームとして開催された[105][106]。
- 2023年5月13日に阪神甲子園球場で開催された横浜DeNAベイスターズとの試合では、ラム役の上坂すみれが試合前のトークショーや自身初となる始球式を務めた[107][108]。さらに同年8月22日に京セラドーム大阪で開催された中日ドラゴンズとの試合では、『うる星やつら』(2022年版テレビアニメ)の第1期・第2クールオープニングテーマ「アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ」を歌うasmiが同楽曲を披露したほか、ファーストピッチセレモニーも務めた[109][110]。
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劇場アニメ
1981年版テレビアニメに関連する6作品が製作されている。詳細は各項目を参照。
- うる星やつら オンリー・ユー(1983年2月11日公開[111])
- うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年2月11日公開[112])
- うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ(1985年1月26日公開[113])
- うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー(1986年2月22日公開[114] )
- うる星やつら 完結篇(1988年2月6日公開[115])
- うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン(1991年11月2日公開)
OVA
要約
視点
1985年から1991年にかけて11作品、2008年に1作品の計12作品が製作された。『うる星やつら』のOVAは、作品によってスタッフが異なることもあって、キャラクターデザインに違いがあるほか、ストーリーも原作とは大きく異なる作品がある。
なお、「了子の9月のお茶会」、「アイム・THE・終ちゃん」はファン大会向けの総集編ビデオとして制作されたほか、「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」は2008年に開催された高橋留美子の原画展で上映するために制作された「特別編」であるため、これら3作品はOVAとして扱われないことがあるが[注 35]、映像ソフト化されていることを踏まえ、OVAとして記載する。
※以下に記載するリストにおいて、空欄はノンクレジット、または該当するスタッフがいないことを表すものとする。
作品リスト(OVA)
- うる星やつら 了子の9月のお茶会
- ファンクラブ向けに製作された総集編 + オリジナル映像。オリジナルの作画は森山ゆうじが担当。1985年9月24日より開催された「第3回うる星やつらファン大会」にて初公開。
- この後、ファン同士のオフ会は「お茶会」という呼称で定着した[要出典]。
- うる星やつら アイム・THE・終ちゃん
- ファンクラブ向けに製作された総集編。1986年9月15日より開催された「KAC(キティアニメーションサークルの略称)オープニングツアー」にて初公開。
- うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?
- 原作「扉を開けて」から「明日へもういっちょ」までの長編ストーリーをアニメ化。劇場アニメ第5作『うる星やつら 完結篇』(1988年公開)と同じスタッフで制作された。
→詳細は「うる星やつら 夢の仕掛人 因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!?」を参照
- うる星やつら ザ・障害物水泳大会
- 高橋留美子の原画展向けに制作され、2008年12月23日より会場で上映された。本作は『うる星やつら』アニメ作品において初めてのデジタル作画による作品である。従来までの作品とは異なり友引高校の校舎のデザインや、白井コースケ(声 - 山口勝平)が登場する(そのかわりラム親衛隊は出てこない)など原作の設定をベースにしている。
→詳細は「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」および「高橋留美子 § 高橋留美子展」を参照
キャスト(OVA)
1981年版テレビアニメと同じだが、「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」では竜之介の父を大川透が演じている。
→詳細は「§ キャスト(1981年版)」、および「うる星やつらの登場人物」を参照
スタッフ(OVA)
1981年版テレビアニメの制作に参加したスタッフの一部はOVAの制作にも参加している。
主題歌(OVA)
映像ソフト化(OVA)
- 「夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?」のDVDが2000年8月19日に発売[116]。
- 同年9月20日に「怒れ!!シャーベット」から「月に吠える」までの計4作品を収録したDVD「うる星やつら OVAカルテット その1」が発売[117]。
- 同年10月18日に「ヤギさんとチーズ」から「霊魂とデート」までの計4作品を収録したDVD「うる星やつら OVAカルテット その2」が発売[118]。
- 同年11月15日に「了子の9月のお茶会」と「アイム・THE・終ちゃん」を収録したDVD「うる星やつら OVAベストカップリング」が発売[119]。
- 2010年1月29日に完全予約限定で発売されたDVD-BOX「It's a Rumic World スペシャルアニメBOX」に「ザ・障害物水泳大会」が収録されている[120][121]。また、10月20日に同作の単巻Blu-rayとDVDが発売[122][123]。
- 2015年4月22日に「ザ・障害物水泳大会」を除く11作品(デジタルリマスター版)を収録した「OVA『うる星やつら』Blu-ray BOX」が発売[124][125]。
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その他
- 古川登志夫と平野文のオールナイトニッポンモバイル
- 「Radital」で2015年3月20日から配信を開始したモバイル向け番組。あたる役の古川とラム役の平野のコンビが担当。
※ ★は1981年版・2022年版両作品に出演。
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脚注
参考文献
外部リンク
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