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第70回NHK紅白歌合戦

2019年のNHK紅白歌合戦 ウィキペディアから

第70回NHK紅白歌合戦
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第70回NHK紅白歌合戦』(だい70かいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、2019年令和元年12月31日19時15分から23時45分に放送された通算70回目のNHK紅白歌合戦である。元号が令和改元されてから初めての開催となる[1]

概要 ジャンル, 司会者 ...
概要 ジャンル, 放送方式 ...
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当日までのタイムライン

要約
視点

日付はいずれも2019年。

  • 10月3日 - 開催日程と放送時間の発表[2] とともに、観覧者募集要項が告知[3] される。
  • 10月18日 - 司会者が発表される。
  • 10月28日 - 司会者の記者会見およびNHKアナウンサーの総合司会者を発表。
  • 11月14日 - 出場歌手41組が発表された[4]。あわせて、今回の企画として、最新のAI技術を使って歌声や姿を再現させた美空ひばりのステージを放送、秋元康プロデュースによる新曲「あれから」を披露することも発表された[5]
  • 11月22日 - 竹内まりやの追加出場(特別企画として歌唱)を発表。
  • 11月25日 - RADWIMPSの追加出場を発表。
  • 11月27日 - テレビ放送副音声『紅白ウラトークチャンネル』の担当を発表。
  • 12月6日 - ポスタービジュアル発表。2016年第67回から使われてきた通しテーマ「夢を歌おう」に加えて「すべての歌は、応援歌だ。」なるテーマも併せて発表された。
  • 12月11日 - 「夢を歌おう」特別企画として、ディズニー映画の話題曲をメドレーで披露するコーナーを設けると発表。中村倫也木下晴香ダイアモンド☆ユカイ中元みずきが出演する[6]
  • 12月15日
    • この日(14日深夜)放送の『シブヤノオト』内で、AKB48LiSAの曲目を先行発表した。通例曲目は例年直前に一斉発表するため、企画物では無い通常楽曲の先行発表は異例となる[7]
    • 特別企画としてYOSHIKIが世界的ロックバンドKISSとのコラボレーションユニット「YOSHIKI feat.KISS <YOSHIKISS>」として出演することが発表された[8]
  • 12月18日
    • 米津玄師書きおろしによるNHK2020ソング「カイト」を披露することを発表した[9]
    • ゲスト審査員を発表した[10]
    • 特別企画としてEテレで放送のテレビアニメ『おしりたんてい』のキャラクターが登場すると発表。オープニングテーマのダンスなどスペシャルパフォーマンスを披露、あわせてパフォーマンス中はデータ放送との連動企画も実施する[11]
    • 審査方法の詳細を発表、前回に続き「視聴者審査員」「会場審査員」「ゲスト審査員」それぞれ投票数の多い組が1ポイントを獲得し、3ポイント中2ポイント獲得した組が優勝する。また視聴者審査員は総合テレビに加え、今回からBS4K・BS8Kの視聴者も投票可能になる[12]
  • 12月19日 - 「夢を歌おう」特別企画としてラグビーワールドカップ2019 日本代表の選手が出演、また松任谷由実が前回に続いて出演し、「ノーサイド」をテレビ初披露することも合わせて発表した[13]
  • 12月20日 - 曲目発表。あわせてビートたけしが特別企画で歌手として初出場し、「浅草キッド」を披露することを発表した[14]
  • 12月24日 - 7月9日に逝去したジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川(ジョン・ヒロム・キタガワ)の追悼企画として翌年デビューのSixTONESSnow Manを含めたジャニーズJr.によるスペシャルパフォーマンスを披露することを発表した[15]
  • 12月25日 - 前回に引き続き『おげんさんといっしょ』の企画コーナーでのコラボレーションが発表された。
  • 12月26日 - 前回・前々回に引き続き『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』とのスペシャルコラボが発表された。
  • 12月27日 - 曲順が決定した。
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当日のステージ

要約
視点

前半

後半

結果

前回同様、ゲスト審査員・会場審査員・視聴者審査員のそれぞれで優勢な方に1ポイントを与える3ポイント制となり、全組終了後の最終審査で集計を行い2ポイントを取った方が優勝となる。

  • ゲスト審査員(別記):紅組(6 - 5)
  • 会場審査員(NHKホールの観客全員):白組(1,002 - 1,331
  • 視聴者審査員(総合テレビ・BS4K・BS8Kの視聴者 定員なし):白組(332,394 - 437,895

総合結果は組が優勝で前々回、前回に続き3連勝となり上沼恵美子から優勝旗が授与された[47]

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出場歌手

要約
視点

      紅組      白組      特別企画      初出場      返り咲き

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脚注

  1. メンバーの白濱亜嵐関口メンディーは過去にEXILEとして3回出場。
  2. メンバーの山田涼介知念侑李は過去にNYCおよびNYC boysとして4回出場。
  3. 「夢を歌おう」特別企画『Disney Cinema Medley 2019』
  4. 自身のカウントダウンコンサートを開催する神奈川県横浜市西区パシフィコ横浜展示ホールからの中継。
  5. HELLO」「」「零 -ZERO-」を順に披露。
  6. TT -Japanese ver.-」「FANCY -Japanese ver.-」を順に披露。体調不良のため休養中のミナを除く8名での出演。
  7. 『欅坂46』名義では最後の紅白出場。
  8. メンバーの山﨑天は出演時間の関係でオープニングのみの参加。
  9. 5人での出場(岩橋玄樹が活動休止中のため)。
  10. シンデレラガール」「koi-wazurai」を順に披露。
  11. 「夢を歌おう」特別企画
  12. ジユーダム」「人生は夢だらけ」を順に披露。
  13. メンバーの筒井あやめは出演時間の関係でオープニングのみの参加。
  14. 東京都渋谷区渋谷スクランブルスクエア屋上からの収録。歌詞の一部が変更されている。
  15. 「FUSION」「ポリリズム」を順に披露。
  16. 2000年2001年志村けんと氷川きよしの応援で出演経験がある。
  17. 東京都渋谷区・NHK放送センターCT101スタジオからの中継。
  18. 「グランドエスケープ feat. 三浦透子」「大丈夫」を順に披露。
  19. 竹内まりや×第70回紅白『未来へつなぐ命のメッセージ』
  20. 東京都渋谷区・NHK放送センターCT102スタジオからの中継。
  21. 栄光の架橋」「SEIMEI」を順に披露。
  22. 東京都新宿区国立競技場からの収録。
  23. 過去に紅組歌手として3回出場。
  24. 「アイノカタチ」「INTO THE LIGHT」「Everything」を順に披露。
  25. A・RA・SHI」「Turning Up」を順に披露。

選考を巡って

  • 初出場は紅組3組、白組5組、特別企画1組の計9組。
    • 日向坂46はこの年の2月にけやき坂46からグループ名を変更[48] し、3月にメジャーデビューを果たし、この年発表したシングル3作ともに発売初週で売り上げ40万枚を記録するなど活躍も顕著だった[49]
    • Foorinは、米津玄師が手がけた2020応援ソング「パプリカ」が人気を博し、前回は企画枠で出演、今回は正式に出場することになった。あわせて、同曲英語版を歌うFoorin team Eとも共演した[50]
    • LiSAはアニメソングを中心に歌って人気を博し、加藤英明チーフプロデューサーは「アニソンの枠を超えるほどのご活躍をされているソロアーティスト」と評価され、この年にリリースした「紅蓮華」が、アニメソング歌手として初めてオリコンダウンロードランキング2週連続1位を記録したのも要因となった[51]
    • Official髭男dismは「Pretender」がBillboard JAPANのストリーミングチャートで23週目にして1億回の再生を記録[52]、King Gnuも「白日」がサブスクリプションサービスでの再生回数において大ヒットを記録するなど[53]、いずれも若者層からの支持とデジタル配信での指標が突出していたのが決め手となった。
    • Kis-My-Ft2は2011年のデビューから9年目にして初出場。バラエティ番組での活躍のほか、この年2度目のドームツアーも成功させている[54]
    • GENERATIONSはデビュー7周年で初出場。前年に初の4大ドームツアーを開催し41.5万人を動員、この年も5大ドームツアーを開催している[55]。紅白のために、当日行われた「LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE 2019→2020 "RISING"」の出演を辞退していた。
    • 菅田将暉は俳優活動のかたわら音楽活動も精力的にこなし、この年配信リリースした「まちがいさがし」は50万ダウンロードを超えるヒットを記録している[56]
    • 竹内まりやはデビュー40周年にして初出場で、この年に放送された特別番組『竹内まりや Music & Life 〜40年をめぐる旅〜』の制作スタッフからのオファーを受けて出場となった。当日は2008年の連続テレビ小説『だんだん』の劇中歌として歌われた、竹内の作詞による「いのちの歌」のセルフカバーバージョンを披露、歌になぞらえてこの歌にまつわるエピソードや写真を視聴者から募集し、曲とともに紹介する特別企画も行う[57]
  • 返り咲き組は11月25日に追加発表された、第67回以来となるRADWIMPSで、アニメ映画『天気の子』の大ヒットを受けての出場となり、当日は同映画の楽曲のスペシャルパフォーマンスを披露した[58]
  • 前回の出場歌手より、不選出となったのは紅5組、白7組の計12組。
  • 五木ひろしは連続出場の最長記録となった(前回までは森進一の48回連続が最長)[29]
  • 連続テレビ小説『なつぞら』の主題歌である「優しいあの子」を歌ったスピッツが出場を辞退した理由について、色々な憶測が飛び交ったが加藤CPは「アーティスト側の都合で出場を辞退しました」とコメントした[59]
  • 新元号「令和」発表時に新曲『令和』をリリースし話題となったゴールデンボンバーも落選しており、自虐ネタとして4枚目のアルバム『もう紅白に出してくれない』を発売した[60]

曲順を巡って

  • 紅組トリにMISIA、白組トリおよび大トリにこの年デビュー20周年を迎えた嵐が2年連続で起用された。前者は初トリ。
  • NHK側はトリ選考に関し、前者は「去年の紅白でのステージがボーカリストとしてもアーティストとしても成熟していた。人気も衰えないですし、新たな挑戦をされていて、アーティストとしての存在感が増してらっしゃるのは間違いない。社会貢献も活躍をされていて、2020年に向けた紅白のラストにふさわしいと思いました」、後者は「嵐さんは来年東京オリンピックパラリンピックナビゲーターもお願いしていることもありますし、20周年アルバム以降は特にデジタルの世界での新たに活躍がありましたし、ファンとの交流も深めていました。日々目が離せないですし、常に今年は嵐の話題だったと思います。エンターテインメントを席巻された方々として、最後の歌唱をお願いしたという形です」と説明した[61]

各種メディアが挙げていたトリの候補は以下の通りである。

  • サンケイスポーツ(2019年11月15日付) - 「白組トリおよび大トリは嵐が最有力」[62]
  • スポーツニッポン(2019年11月15日付) - 「紅組トリの候補に東京オリンピック・パラリンピック開閉会式メンバー・椎名林檎、ここ3年間の担当者・石川さゆり、白組トリの候補にアテネオリンピックNHK中継テーマソング栄光の架橋」を担当したゆず、翌年限りで活動休止に入る嵐が挙がる」[63]
  • スポーツ報知(2019年12月21日・27日付) - 「白組トリおよび大トリは嵐が有力」[64]「紅組トップバッターはFoorin、紅組トリはMISIA、白組トリおよび大トリは嵐が務めることが決定」[65]
  • 日刊スポーツ(2019年12月27日付) - 「紅組トップバッターおよび先行トップバッターはFoorin、白組トップバッターは郷ひろみ、紅組トリはMISIA、白組トリおよび大トリは嵐が務めることが決定」[66]
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司会者

ゲスト出演者

ゲスト審査員

特別企画

企画・応援ゲスト

演奏ゲスト

その他の番組担当者

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その他

  • NHK石原進経営委員長は2019年6月の定例会見にて、NHKのテレビ番組をインターネットにも同時配信することを認める放送法の改正が国会で成立したことを受けて、当初、2019年度内での開始を予定していた同時配信サービス(後の「NHKプラス」)のテストとPRを兼ねて今回の紅白歌合戦でインターネットでの同時配信を行う意向を示していたが、実際には行われなかった[71][72][73][74]。背景には同年11月にNHKの肥大化を懸念する総務省からインターネット同時配信サービス実施計画などの見直しを要請され、認可判断も翌年(2020年)1月に先延ばしとなっており、紅白歌合戦でのテスト配信が事実上困難になったためだと思われる[73][75]。その後、総務省はインターネット同時配信サービスを条件付きで認可することを2020年1月14日に発表。NHKは同年3月にNHKプラスの試験サービスを行い、同年4月から本サービスを開始したことから[74][76]、紅白歌合戦の同時配信は同年12月31日放送の第71回より開始された[77]
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視聴率

平均世帯視聴率は前半が34.7%(前回から3.0ポイント減)、後半が37.3%(前回から4.2ポイント減)で、後半は過去最低となった(ビデオリサーチ・関東地区)[78]。瞬間最高視聴率は23時41分に記録した42.3%で、結果発表直前のダイジェスト映像が流れた場面であった[79]。前半の瞬間最高視聴率は19時44分に記録した37.5%で、チコちゃんと岡村隆史がトークに参加していたシーンだった[80]。ワースト記録を更新したことについて、NHKの木田幸紀放送総局長は2020年1月22日の定例会見で、「大みそかにテレビの前にいない人にどう伝えるかが課題です」とコメントした[81]

歌手別視聴率

歌手別の最高視聴率は大トリを務めた嵐の40.8%で、次いで氷川きよしの40.4%だった[82]

  • 数字は関東地区[83]
  •       紅組      白組      特別企画
さらに見る 順位, 組 ...
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関連項目

脚注

外部リンク

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