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ビッグコミックスピリッツ

小学館が発行する日本の漫画雑誌 ウィキペディアから

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週刊ビッグコミックスピリッツ』は、小学館が発行する日本週刊青年漫画雑誌1980年10月創刊[1]。毎週月曜日発売[1]。『ビッグスピリッツ』と略されることもある[2]

概要 週刊ビッグコミックスピリッツ, ジャンル ...

創刊編集長は白井勝也。創刊当初は月刊(毎月14日発売)だったが、1981年6月から15日と30日の月2回発売に。1986年4月からは週刊となっている。2021年6月時点での編集長は石田貴信[3]。単行本はビッグコミックスレーベルで発売される。

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概要

ビッグコミック系の中では対象年齢がもっとも低く、『週刊少年サンデー』の青年誌版、『週刊ヤングジャンプ』『週刊ヤングマガジン』と競合するヤング誌として創刊された。初期は宮谷一彦谷口ジローを起用するなど、劇画志向も強かったが、たがみよしひさ軽井沢シンドローム』、高橋留美子めぞん一刻』などのヒットから、少年誌系の絵柄で青年漫画を描く作品が増えた。

表紙には、1985年から2001年まで佐久間良一によるイラスト(果物や野菜の擬人化)、2002年から女性アイドル・女優・女性アナウンサーなどをモデルに起用したグラビアが用いられている。水着姿の映ったグラビア写真の使用は他誌より抑えられているが、B2サイズのピンナップが付くこともある。

青年向けの雑誌であるため、テレビアニメ化された作品は『YAWARA!』『F-エフ』『美味しんぼ』『クマのプー太郎』『バケツでごはん』『ギャラリーフェイク』など、ごく一部に留まっている。その一方で、『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『東京大学物語』『いいひと。』『あさひなぐ』『土竜の唄』『アイアムアヒーロー』『トクサツガガガ』など、実写化された作品が多い[注釈 1]

漫画家の呼称は「先生」ではなく「氏」に統一し、単行本も完結していない作品は「巻」ではなく「集」表記に統一されているが、編集者により見解の相違があり、完結の有無を問わず「集」表記にする場合があったり、通常は「巻」表記であるコミックスも「集」表記にする場合がある。

分類上はビッグコミック系に属しているが、創刊の経緯から、人事面で『週刊少年サンデー』との関係が強く、高橋留美子細野不二彦六田登藤田和日郎藤木俊など、同誌で連載していた漫画家が本誌で連載することが多い。

装丁・デザインは長らく他の小学館の漫画雑誌と同様にベイブリッジ・スタジオが担当していたが、2003年以降は全体的にロケット・ボムへ変更され、さらに2008年41号以降はZASSOに変更された。しかし、漫画家がコズフィッシュなど他のデザイナーを指定する場合もある。

2008年9月より、『週刊ヤングサンデー』の休刊に伴い、同誌から連載漫画の半分ほどが移籍。それに合わせて新装刊を行い、タイトルロゴも一新した。新装刊当初はグラビアを減らす方針で[4]、2010年までは連載作品が全面的に表紙を飾るケースもあった。合併後は作品数の増加などにより、連載作品の休載が多くなっている(毎号5作品以上の休載が常態化=2020年9月現在)。連載形態の複雑化もあってか、いくつかの作品の単行本化で雑誌連載時の話数、副題が異なる現象も発生している。

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増刊・派生誌

ビッグコミックスピリッツ21
1993年頃発行された増刊。
月刊IKKI
2000年11月から隔月で『スピリッツ増刊IKKI』として発行されたが、2003年2月に独立・リニューアル新創刊、また月刊化された。2014年9月で休刊となった。
ヒバナ
2015年3月に月刊の増刊として創刊された。『月刊IKKI』連載作品の一部が同誌で連載を再開している。2017年8月で刊行終了となった。
YSスペシャル
新装刊前後の2008年9月から2009年1月にかけて月刊で発売された増刊。既存誌に移籍しなかった『週刊ヤングサンデー』連載作品を中心に掲載した(作品については『週刊ヤングサンデー』の項目を参照)。
月刊!スピリッツ
2009年8月に『週刊ヤングサンデー』(や『YSスペシャル』)の実質的な後継誌として創刊された。本誌との間での作品の移籍が双方向で行われており、連載作品の単行本は本誌と同じくビッグコミックス(ビッグスピリッツコミックス)より発行される。
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歴代編集長

  1. 白井勝也(1980年 - 1990年)
  2. 亀井修(1990年 - 1996年)
  3. 久保田滋夫(1996年 - 1998年)
  4. 片寄聰(1998年 - 1999年7月)
  5. 長崎尚志(1999年8月 - 2001年7月)
  6. 武藤伸之(2001年8月 - 2003年7月)
  7. 立川義剛(2003年8月 - 2010年7月)
  8. 堀靖樹(2010年8月 - 2013年5月)
  9. 村山広(2013年6月 - 2016年5月)
  10. 坪内崇[5](2016年5月 - )
  11. 石田貴信(2020年10月[3] - )

現在の連載

要約
視点

2025年8月4日(2025年36・37合併号)現在連載中の作品。

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休載中

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過去の連載

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

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映像化作品

アニメ化

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ドラマ化

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実写映画化

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さらに見る 作品, 公開年 ...
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発行部数

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 460,354部[33]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 416,625部[33]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 394,042部[33]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 373,500部[33]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 355,062部[33]
さらに見る 1月 - 3月, 4月 - 6月 ...
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脚注

関連項目

外部リンク

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