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2020年の阪神タイガース
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2020年の阪神タイガースでは、2020年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。
このシーズンの阪神タイガースは、矢野燿大監督の2年目のシーズンである。 チームスローガンは「It's 勝笑 Time! オレがヤル」。
概要
要約
視点
新たに井上一樹を一軍打撃コーチ[1]、北川博敏を二軍打撃コーチにそれぞれ招聘[2][3]。
無償トレードで福岡ソフトバンクホークスから中田賢一を獲得[4]。ソフトバンクから自由契約となっていたロベルト・スアレスを獲得した他[5]、新外国人としてマイアミ・マーリンズ傘下AAAのジョー・ガンケル[6]、クリーブランド・インディアンス傘下AAAのジョン・エドワーズ[7]、ロサンゼルス・エンゼルスのジャスティン・ボーア[8]、KBOキウム・ヒーローズのジェリー・サンズを獲得した[9]。
新型コロナウイルスの影響で6月19日の開幕となる。開幕戦からビジター15試合という日程の影響もあり、スタメンで出場していた2年目の近本光司、木浪聖也、新外国人のボーアなどが6月の月間打率2割を切る不振により得点能力が低下。投手陣も前年中継ぎ陣を支えたピアーズ・ジョンソン、ラファエル・ドリスがアメリカに渡り、藤川球児や島本浩也、守屋功輝が怪我でほとんど投げれず、新人の小川一平や実績の無い馬場皐輔に頼らざるを得ない状況が続き、巨人、ヤクルト、DeNA、中日と続くカードで2勝10敗と躓いた。
7月に入るとボーアやサンズ、開幕直後にはスタメンにいなかった大山悠輔が本塁打を放つなど打線が上向き、藤川の戦線離脱で抑えに配置されたスアレスが結果を残して、チームがかみ合い一時期8あった借金を7月半ばに返済し、8月、9月と貯金1ずつながら勝ち越したほか、巨人以外のチームには勝ち越した。しかし前年同様、守備の失策は改善されず、優勝した巨人には東京ドームで開幕から8連敗を喫するなど、8勝16敗と大きく負け越したことが響き、優勝を逃す大きな敗因となった。9月24日に一軍選手に新型コロナウイルスに数名がかかっていたことが判明し(詳細後述)、濃厚接触者を含む一軍登録選手が大量離脱してチームの成績も落ち中日に抜かれ3位に落ちたが、10月下旬に離脱した選手が戻ってくると今季初の6連勝と踏ん張り再び中日を抜き返し2位でフィニッシュした。
新型コロナウイルス感染拡大による影響
3月26日に藤浪晋太郎が数日前から嗅覚異常を訴えていたとしてPCR検査の受診を発表し[10][11]、その結果新型コロナウイルスへの感染が判明、球界初の感染者となった。27日には、濃厚接触者に認定された長坂拳弥、伊藤隼太の2人もPCR検査を受け、同じく新型コロナウイルスへの感染が判明した[12]。
また、シーズン中の9月24日には、浜地真澄が頭痛や倦怠感を訴え同日夕方にPCR検査を受診し、翌25日に陽性反応が出た[13]。併せて実施した選手、首脳陣、チームスタッフ全員を対象にしたPCR検査の結果、糸原健斗、陽川尚将、馬場皐輔、岩貞祐太、スタッフ2名が感染していることが分かった[14]。また、浜地と食事をした小川一平、岩崎優は保健所から濃厚接触者に指定された他、糸原らと会食した福留孝介、江越大賀、木浪聖也、小林慶祐の4人を球団が独自に濃厚接触者に指定したことで[15]、計10名の選手を登録抹消する事態となった[16][17]。
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チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 67 | 45 | 8 | .598 | 優勝 |
2位 | 阪神タイガース | 60 | 53 | 7 | .531 | 7.5 |
3位 | 中日ドラゴンズ | 60 | 55 | 5 | .522 | 8.5 |
4位 | 横浜DeNAベイスターズ | 56 | 58 | 6 | .491 | 12.0 |
5位 | 広島東洋カープ | 52 | 56 | 12 | .481 | 13.0 |
6位 | 東京ヤクルトスワローズ | 41 | 69 | 10 | .373 | 25.0 |
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入団・退団
シーズン開幕前
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
選手・スタッフ
|
試合結果
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個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(120イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
打撃成績
- 色付きは規定打席(372打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
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タイトル
表彰
達成記録・出来事
- 1月30日 - YouTubeの球団公式チャンネルを開設
- 2月11日 - 現役時代は南海ホークスなどで活躍し、1999年から3年間監督を務めた野村克也が東京都世田谷区の自宅で虚血性心不全により死去[21][22]。享年86
- 3月26日 - 藤浪晋太郎が新型コロナウイルス感染を判別するPCR検査を受けると発表[23][24]
- 3月27日 - 藤浪晋太郎と伊藤隼太、長坂拳弥の3名が新型コロナウィルスのPCR検査の結果、陽性判定が確定したことを発表[25]
- 6月19日 - 西勇輝が開幕戦の巨人1回戦(東京ドーム)で3回に菅野智之から本塁打を放つ、投手の開幕戦の本塁打は史上14度目で、球団では1938年春期に御園生崇男が阪急1回戦(後楽園)で3回に浅野勝三郎から本塁打を放ってい以来、史上2度目
- 7月19日 - 7月17日からの中日4~6回戦(甲子園)で中日に3連勝。甲子園3試合での中日戦3連勝は2008年7月1日からの中日9~11回戦(甲子園)で3連勝して以来12年ぶり
- 7月28日 - ヤクルト7回戦(神宮)で2回にジャスティン・ボーア、4回にジェリー・サンズが満塁本塁打を放ち、チーム1試合2本の満塁本塁打は史上28度目で球団史上3度目
- 7月28日 - 秋山拓巳がヤクルト7回戦(神宮)で1試合5三振を喫する、史上18人目
- 7月28日 - ヤクルト7回戦(神宮)で20点をあげ、2018年9月16日のDeNA20回戦(横浜)で20点を挙げて以来の球団史上6度目の1試合20点以上
- 8月2日 - DeNA9回戦(甲子園)が開催され、NPBの試合が兵庫県下で開催された10000試合目(球団通算4908試合2624勝2150敗134分)
- 9月5日 - 藤浪晋太郎が巨人12回戦(甲子園)で11失点を喫し、2018年7月3日の中日12回戦(甲子園)で10失点を喫したランディ・メッセンジャーら7人がもっていた、球団の1試合最多失点のワースト記録を更新する
- 9月7日 - 巨人13回戦(甲子園)で敗戦を喫し、2リーグ制以降の対巨人通算1000敗目、2リーグ制以降の対巨人通算1000敗目はDeNA、ヤクルトに次ぐ3球団目
- 9月25日 - 浜地真澄、糸原健斗、陽川尚将、馬場皐輔、岩貞祐太、スタッフ2名が新型コロナウイルスに感染したことが判明、小川一平、岩崎優が濃厚接触者に指定され、福留孝介、江越大賀、木浪聖也、小林慶祐が球団独自に接触者と指定され、抹消となった
- 10月2日 - 西勇輝が巨人17回戦(甲子園)で1回無死から吉川尚輝を三振に打ち取り通算1500投球回、史上179人目
- 10月23日 - ジェフリー・マルテが巨人21回戦(東京ドーム)で一塁手として先発出場し、2回に3失策、5回に1失策を犯し、一塁手として2回の1イニング3失策は史上3人目で1試合4失策はNPB史上18人がもっていた、一塁手の1試合最多失策のワースト記録を更新する
- 10月24日 - ジェリー・サンズが巨人22回戦(東京ドーム)で8回の見逃し三振の際、判定に不服でバットとヘルメットを叩き付けた行為を侮辱行為とみなされ退場を命じられる。危険球以外での退場は今季NPB初
- 11月4日 - 大山悠輔がヤクルト23回戦(甲子園)で9回の同点の状況から本塁打を放つ、11月の公式戦のサヨナラ本塁打は1950年11月20日に坂本茂(近鉄)が西鉄20回戦(大阪)で打って以来70年ぶり史上3度目
- 11月5日 - ヤクルト24回戦(甲子園)で2回に村上宗隆に二盗―三盗―本盗のパーフェクトスチールを決められる[26]、相手選手にパーフェクトスチールを決められるのは1948年9月6日の太陽18回戦(甲子園)の4回にで本堂保次に決められて以来72年ぶり球団史上2度目
- 11月6日 - 福留孝介、能見篤史、上本博紀の退団を発表[27]
- 11月11日 - DeNA24回戦(甲子園)で勝利し、通算のDeNA戦(大洋、横浜時代を含む)の1000勝目、DeNA戦の通算1000勝は巨人に次ぐ2球団目で球団のカード別1000勝は史上初
ドラフト指名選手
→詳細は「2020年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
脚注
関連項目
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