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2018年の阪神タイガース
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2018年の阪神タイガースでは、2018年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。
この年の阪神タイガースは金本知憲監督の3年目のシーズンである。
概要
要約
視点
- 開幕前
2017年ドラフト会議にて早稲田実業の清宮幸太郎への1位指名を早々に公表し交渉権獲得を目指していたが[1]、7球団競合の末抽選に敗れ交渉権獲得はならなかった[2]。 横浜DeNAベイスターズから戦力外通告を受けていた山崎憲晴を獲得した[3] 他、FA宣言しDeNAに移籍した大和の人的補償選手として尾仲祐哉を獲得[4]。新外国人選手として国立台湾体育運動大学の呂彦青[5]、クリーブランド・インディアンス傘下AAAのディエゴ・モレノ[6]、韓国ハンファ・イーグルスのウィリン・ロサリオ[7] を獲得した。
オープン戦期間中の3月には、ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018に石崎剛と大山悠輔を派遣。また、榎田大樹とのトレードで埼玉西武ライオンズから岡本洋介を獲得した[8]。
- シーズン中
巨人との開幕3連戦の初戦は菅野智之を打ち崩し勝利したものの、2戦目3戦目と2試合連続で逆転負けを喫し開幕カードは負け越した[9]。3、4月は負け越したが[10]、交流戦前最後の巨人との3連戦は、糸井嘉男が通算150号本塁打を放つ[11]など3連勝し、2位に浮上[12]、貯金2で交流戦を迎えた[13]。交流戦では、5月29日、開幕から不振が続いていた鳥谷敬の連続試合出場が1939試合で途切れ[14]、交流戦13試合目の時点で4勝9敗と勝率5割以下が確定[15]。6月23日の広島戦に敗れ、シーズン初めて最下位に転落した[16]。
2位から最下位までが僅差の「団子状態」にあったセ・リーグの中で激しい順位変動を繰り返しながらも、中盤から、雨天中止が相次いだ影響で過密日程を余儀なくされた終盤にかけて徐々にBクラスに定着し、最終盤での糸井嘉男、北條史也、原口文仁らの故障離脱が響いて10月8日には2001年以来17年振りのシーズン最下位が決定した[17]。この年は特に本拠地である甲子園球場で勝つことができず、球団史上ワーストとなるシーズン39敗を喫した[18]。打線の主軸として期待されキャンプ中の実戦やオープン戦では好調を維持していたロサリオ、大山、中谷将大らが開幕から揃って不振を極め、打線の繋がりを欠いたこと、投手陣では藤浪、秋山拓巳、髙橋聡文、マテオらが不調や故障により離脱するなど前年ほどの安定感が無かったことが低迷の原因となった[19]。
この一方で、糸原健斗、梅野隆太郎がレギュラーに定着、陽川尚将、植田海が一時スタメン出場を続けるなど一軍に定着してそれぞれ自己最多の試合出場を果たし、新人の熊谷敬宥、島田海吏が存在感を見せた。投手陣では小野泰己が先発ローテーションに定着した他、才木浩人、望月惇志がそれぞれ先発、中継ぎとして台頭。また、記録では鳥谷が藤田平の保持する球団歴代最多安打記録(通算2064安打)を更新[20]。代打の切り札として出場を続けた原口文仁がシーズン代打安打23本を放ち、2008年の桧山進次郎に並ぶ球団タイ記録をマークした。
6月にはロサリオの代役としてシカゴ・カブスからエフレン・ナバーロを[21]、7月には松田遼馬とのトレードで福岡ソフトバンクホークスから飯田優也を獲得した[22]。
- シーズン終了後
シーズン最下位の責任を取る形で金本監督が退任[23]、片岡篤史一軍ヘッド兼打撃コーチが打撃不振の責任を取り辞任し[24]、また坂井信也オーナーも辞任となった[25]。監督の後任には二軍監督として8年ぶり16度目のウエスタン・リーグ優勝・12年ぶり5度目のファーム日本一を成し遂げた矢野燿大が就任[26]。新オーナーには藤原崇起が就任することとなった[25]。
島田海吏が第2回WBSC U-23ワールドカップに出場する日本代表に選出され[28]、主力選手として最多得点賞を受賞するなどチームの準優勝に貢献。岩貞祐太が2018日米野球に出場。
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チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 広島東洋カープ | 82 | 59 | 2 | .582 | 優勝 |
2位 | 東京ヤクルトスワローズ | 75 | 66 | 2 | .532 | 7.0 |
3位 | 読売ジャイアンツ | 67 | 71 | 5 | .486 | 13.5 |
4位 | 横浜DeNAベイスターズ | 67 | 74 | 2 | .475 | 15.0 |
5位 | 中日ドラゴンズ | 63 | 78 | 2 | .447 | 19.0 |
6位 | 阪神タイガース | 62 | 79 | 2 | .440 | 20.0 |
セ・パ交流戦
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 東京ヤクルトスワローズ | 12 | 6 | 0 | .667 | 優勝 |
2位 | オリックス・バファローズ | 11 | 6 | 1 | .647 | 0.5 |
3位 | 千葉ロッテマリーンズ | 11 | 7 | 0 | .611 | 1.0 |
4位 | 福岡ソフトバンクホークス | 11 | 7 | 0 | .611 | 1.0 |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 10 | 8 | 0 | .556 | 2.0 |
6位 | 埼玉西武ライオンズ | 10 | 8 | 0 | .556 | 2.0 |
7位 | 読売ジャイアンツ | 8 | 10 | 0 | .444 | 4.0 |
8位 | 横浜DeNAベイスターズ | 8 | 10 | 0 | .444 | 4.0 |
9位 | 中日ドラゴンズ | 7 | 11 | 0 | .389 | 5.0 |
10位 | 広島東洋カープ | 7 | 11 | 0 | .389 | 5.0 |
11位 | 阪神タイガース | 6 | 11 | 1 | .353 | 5.5 |
12位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 6 | 12 | 0 | .333 | 6.0 |
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入団・退団
シーズン開幕前
シーズン開幕後
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
マイナビオールスターゲーム2018
→詳細は「2018年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
代表選出選手
- ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018
- 2018日米野球 選出選手
→詳細は「2018日米野球」を参照
- 2018 WBSC U-23ワールドカップ
→詳細は「2018 WBSC U-23ワールドカップ 日本代表」を参照
選手・スタッフ
- 背番号変更
試合結果
要約
視点
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個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高
打撃成績
- 色付きは規定打席(443打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高
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タイトル・表彰
- ランディ・メッセンジャー
- 月間MVP〈投手4月〉(3度目)
- 梅野隆太郎
- ゴールデングラブ賞〈捕〉(初受賞)
達成記録・出来事
- 1月4日 - 現役時代は中日ドラゴンズで活躍し、2002年から2年間監督を務めた楽天の星野仙一副会長がすい臓がんで死去したことが1月6日に所属の楽天球団より発表された[34][35]。享年70[36]
- 3月14日 - 榎田大樹と西武の岡本洋介とのトレードが発表
- 4月5日 - DeNA2回戦(横浜)で勝利し、横浜スタジアムの通算成績が5割になる(221勝221敗10分)
- 4月13日 - 福留孝介がヤクルト1回戦(甲子園)で9回にデービッド・ブキャナンから本塁打を放ち日米通算300本塁打(NPB258本・MLB42本)
- 5月4日 - 鳥谷敬が中日6回戦(甲子園)で7回に代打出場し通算2000試合出場、史上51人目
- 5月5日 - 糸井嘉男が中日7回戦(甲子園)で6回に伊藤準規から本塁打を放ち2リーグ分立以降の球団通算7500号、史上9球団目
- 5月8日 - ウィリン・ロサリオが巨人7回戦で(東京ドーム)で、3回に山口俊から看板直撃の特大本塁打を放つ、史上52人目(98度目)で球団史上4人目(5度目)
- 5月8日 - 秋山拓巳が巨人7回戦(東京ドーム)で完封勝利で打席では4回に山口俊から本塁打を放ち、本塁打を放って完封勝利は2009年9月9日のコルビー・ルイス(広島)がヤクルト19回戦(神宮)で記録して以来9年ぶり
- 5月25日 - 糸井嘉男が巨人10回戦(甲子園)で5回に菅野智之から本塁打を放ち通算150本塁打、史上167人目
- 5月29日 - 鳥谷敬が2004年9月9日の対ヤクルト23回戦(甲子園)より続けてきた連続試合出場がソフトバンク1回戦(甲子園)で最後まで出場がなく1939試合でストップ。衣笠祥雄に次ぐ史上2位の記録
- 6月14日 - 福留孝介が日本ハム3回戦(札幌ドーム)で8回に公文克彦から本塁打を放ち全球団から本塁打を達成、史上33人目
- 6月15日 - 新外国人選手のエフレン・ナバーロのと契約の締結を発表
- 6月28日 - 能見篤史がDeNA10回戦(横浜)で同点の8回から1イニング0点で抑えて、その次の回にチームが勝ち越し点を入れ、そのまま逃げ切ったため勝ち星がつき通算100勝、史上135人目
- 7月3日 - 福留孝介が中日12回戦(甲子園)で1回に小笠原慎之介から安打を放ち通算3000塁打、史上57人目
- 7月8日 - 7月9日からのマツダスタジアムでの広島3連戦が平成30年7月豪雨の影響のより中止を広島球団が発表[37]
- 7月26日 - 松田遼馬とソフトバンクの飯田優也とのトレードが発表
- 8月29日 - ランディ・メッセンジャーがヤクルト18回戦(甲子園)で3回一死から西浦直亨を遊ゴロに打ち取り、NPB外国人では郭泰源に並ぶ最多8度目の規定投球回。又、6回二死から坂口智隆を二ゴロに打ち取り通算1500投球回、史上178人目
- 8月29日 - ヤクルト18回戦(甲子園)で敗戦を喫し、ソフトバンクが同日にロッテ15回戦(ヤフオクドーム)で勝利したことを受け、2年半遅れて1938年秋のシーズンよりプロ野球に加わったホークスに通算勝ち星で初めて並ばれる(5238勝4915敗311分で、ソフトバンクが5238勝4690敗366分)
- 9月1日 - 藤川球児がDeNA18回戦(甲子園)で7回から登板し通算700試合登板、史上16人目
- 9月16日 - 大山悠輔がDeNA20回戦(横浜)で6打数6安打3本塁打で延長なしの1試合6安打以上は史上9人目(延長戦含めると史上15人目)、3回の1イニング2本塁打は史上20人目(22度目)、1イニング2本塁打含む1試合3本塁打は史上4人目、1試合3本塁打は球団では2010年6月29日の中日10回戦(甲子園)のクレイグ・ブラゼル以来8年ぶりで球団史上17人目(21度目)
- 9月16日 - 藤浪晋太郎がDeNA20回戦(横浜)で3回に田中健二朗から満塁本塁打を放ち投手としては史上17人目(19度目)
- 9月16日 - DeNA20回戦(横浜)で20点をあげ、2014年8月5日のヤクルト15回戦(神宮)で20点あげて以来の球団史上5度目の1試合20点以上
- 9月21日 - 糸井嘉男が広島22回戦(マツダ)で2回に野村祐輔から安打を放ち通算1500安打、史上124人目
- 10月4日 - 鳥谷敬がヤクルト23回戦(甲子園)で5回に星知弥から安打を放ち通算2065安打、藤田平の持つ球団最多安打記録を更新
- 10月8日 - ヤクルト25回戦(神宮)で敗戦を喫しヤクルト戦10連敗、同一年度・同一カード二桁連敗は2012年の巨人戦以来6年ぶり
- 10月11日 - 金本知憲監督の今シーズン限りの辞任を発表
- 10月18日 - 矢野燿大2軍監督の来シーズンからの1軍監督就任を発表
- 12月1日 - 藤原崇起が坂井信也にかわり、球団のオーナーに就任
- 12月28日 - 新外国人選手のジェフリー・マルテと契約の締結を発表、背番号は31
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ドラフト指名選手
→詳細は「2018年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
脚注
関連項目
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