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JOCX-TVフィラー
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JOCX-TV フィラー(ジェイオーシーエックス ティーヴィー フィラー)は、かつてフジテレビジョンが放送終了・開始の間に放送していたフィラー番組である。現在放送されている「SOUND WEATHER」の前身とも言える。
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
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概要
要約
視点
1980年代後半以降、NHKや民放キー局では、国内外での突発的な大事件・大事故・国内での自然災害に対し、迅速な報道体制を取れる事を目的とした終夜放送(24時間放送)が実施されるようになった。当然フジテレビも例外ではなく、1987年10月より終夜放送の編成を本格的に実施するようになり(同時期にTBSも開始)、1994年より、放送終了~開始間の穴埋め(フィラー)として放送を開始したのが「JOCX-TV フィラー」である。邦楽・洋楽問わず様々な楽曲(オムニバス・サウンドトラックCDからの選曲が多い)を環境映像に乗せて放送していた。
ごく稀に、基本的に終夜放送を行わない日曜深夜や放送設備保守点検の日でも放送開始30分前から放送される場合もあった。
中には、クリスマスの時期に、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」、山下達郎「クリスマス・イブ」、B'z「いつかのメリークリスマス」、夏の時期には、海水浴客や海の家の映像に合わせて大江千里「夏の決心」、少年野球の試合の映像に合わせて玉置浩二「田園」、羽田空港第一ターミナルの映像に乗せて、角松敏生「RAMP IN」を流す等、使用されるBGMが映像や季節感と関連性を持たせている。同局で当時放送されていた「ポンキッキーズ」のP-kiesメロディの一部楽曲や同局の番組タイアップ曲も使用されていた。
使用される環境映像は多岐に渡り、深夜時間帯のフィラーに頻繁に使われる都会の夜景や素朴な自然風景の他、プールで泳ぐ水着姿の男女、日本の文化遺産、航空機の離着陸シーン、病室の風景、操り人形のダンス、美術品が回転しているもの等、バラエティに富んだものとなっている。他局のフィラーのようにお天気カメラの映像やアーティストのMVが流される事は全くなく、使用される映像はフジテレビの「フィラー担当」が制作を手掛けた完全オリジナルのものである。中には番組の制作現場の様子などもあり、一部アナウンサー(境鶴丸・菊間千乃)もエキストラ扱い)としてフィラー出演者として起用され、使われた番組制作現場は2時のホントなどであった。一部作品にはエキストラが起用されて撮影された。例を挙げると、谷村有美「ためいき色のタペストリー」や、アリーヤ「At Your Best」、山下達郎「My Gift To You」などで撮影された。
2002年度からはハイビジョン映像で制作されるようになり、晩年期に入ると深夜の放送設備メンテナンス時間の増加等で放送回数が減少するようになった。
番組自体は1994年夏頃より放送を開始。タイトルは一切なく環境映像に音楽を流す形であったが、1995年4月より「JOCX-TVフィラー」の番組タイトルを制定、以前の定点カメラの一映像につき2〜4曲流す内容から、フィラー担当制作による一映像につき1曲という内容に改められた。
1997年3月9日深夜の河田町旧本社最後のクロージングでは、角松敏生「RAMP IN」とプロコル・ハルム「青い影」に、河田町への惜別メッセージを添えて放映された。
1997年3月10日早朝の台場新社屋からの送出開始後には、フジテレビ台場本社内のマスター周り、社屋の中からの景色などがこの日限り放送された。
1997年11月1日深夜には、同局の人気番組ダウンタウンのごっつええ感じの最終回当日であったため、クロージング終了後最初のフィラーでH Jungle with t「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」にのせて同番組のコントや収録の様子などがプレイバックで放映された。コントシーンの場面はコントの音声入りで放映された。
2002年12月ごろ放送終了。以降はそれまで通常の天気予報として放送していた「SOUND WEATHER」が時間を拡大し、フィラーとして放送されるようになる。 2003年初頭はフィラー代わりに平日のみ都心のお天気カメラにJ-POPや洋楽が流され、そのままめざまし新聞へ飛び乗りする形として放送された。
現在でもJOCX-TVフィラーで放送された作品の一部がフジテレビONE・TWO・NEXTの空き時間で放送されている。
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映像の流れ
要約
視点
- クロージング放送終了後、数秒間のブランク。
- 1995年より、中央に「JOCX-TV」(白縁)「フィラー」(白縁)、下段に「(試験電波発射中)」(明朝体・白字)のテロップがフェードイン(「JOCX-TV」と「フィラー」の文字色は時期によって異なる)また2002年頃からフィラーの文字が消え中央に「JOCX-TV」(白縁)、下段に「(試験電波発射中)」(丸文字・白字)に変更された。
- テロップは表示されたまま、一曲目用の映像に移る。右下に目ん玉マークのウォーターマークが現れる。
- 一曲目のBGMが流れ始める。
- 2のテロップが消え、下段に「放送設備調整の為中断する場合があります。」の白字ゴシック体テロップ(1995年・1996年のクリスマス時期は緑字テロップ)。お台場移転後からは丸文字テロップに変更された。
- 5のテロップが消え、左上に時刻テロップ(仕様は通常表示)が現れる。
- 左下に曲名・アーティスト名が白字・斜体で数秒間表示される(上部に「”曲名”」、中央にライン(時期によって赤や青や黄色など色が異なる)、下段にアーティスト名)。1994年頃の放送開始当初は曲名の前に中央に青いラインで製作者の名前が添えられた。
- フィラー映像終了直前に、映像を撮影した場所やテーマと製作者名(上部に映像のテーマになったものや、撮影場所の都道府県と市区町村、中央にライン、下段に「Director:○.○○」)のテロップを表示していた(1998年度制作分から)。また、2002年頃からは、フィラー映像終了直前に右下に「Directed by ○○」(白字・斜体)のテロップに変更された。
- BGM終了後、映像もフェードアウト。次の曲・映像へ移る。
- 以後終了時間まで、4、7~9の繰り返し。
- 最後のフィラー終了前に「この"JOCX-TVフィラー"に対するご意見,ご感想は 〒119-0188 フジテレビ フィラー担当まで」というテロップが下部に表示される(1998年頃までは「〒149-88」であった。河田町時代は「〒162-88」で、表示のタイミングも最後ではなくフィラーの途中であり、文字のサイズも大きめとなっていた。)。なお、河田町時代は最後のフィラー終了前に(上段に、「Master」、中央にライン、下段に「○.○○」(白字・斜体))のテロップにフィラー担当の製作者の名前のイニシャルと、苗字が英語で記されていた(1995年〜1996年頃)。
- 最後のフィラー映像がフェードアウトし終了。放送開始時間までカラーバーが映し出される。時刻テロップはこの時点で通常表示から『めざましテレビ』用のものに切り替わる。また、放送開始時間が近づくとカラーバーに「おはようございます フジテレビです」というテロップが表示される。
補足事項
1997年3月9日の河田町旧本社最終クロージングでは、7の直後に河田町への惜別メッセージが挿入された一方、2,5,6,8,11が省略されていた。
放送開始当初の1994年夏頃から1995年3月まで、2,3,5が省略されてスタートした。
オムニバスアルバムで放映される場合は一つのテーマの映像のみの放映となった。
5のテロップが表示するようになったのは1995年10月頃から。
曲名、アーティスト名テロップは1994年夏頃〜1995年3月頃の間に制作された物は斜体ゴシック体テロップであり、1995年4月〜1997年3月までの河田町時代に制作された物は、斜体の明朝体テロップであった。
1997年3月の台場移転〜1998年頃に制作された物は、斜体の明朝体テロップであったが、河田町時代のものより縁取りが薄く、字体も少し大きかった。
1998年頃より制作されたものから斜体テロップでなくなり、2000年頃に制作されたものの一部が1997年以前の河田町時代に製作されたテロップに近いものに戻った作品もあった。
そして2001年頃より縁取りなしのゴシック体テロップとなり、中央のラインが黄色に統一された。
1994年8月頃から1995年3月まで放映された初期の放映内容は以下となる。
- レインボーブリッジや新宿副都心と銀座など夜景の空撮
- 夜の公園の噴水(定点カメラ)
- 神宮外苑の銀杏並木(定点カメラ)
- 海岸の波打ち際(定点カメラ)
- 昼間の多摩川河川敷(定点カメラ)
- 新宿大ガードを行き来する列車(定点カメラ)
- 山手線の前面展望や走行風景
- 首都高速都心環状線の走行風景
- 公園の様子(定点カメラ)
- 京浜運河と東京モノレール(定点カメラ)
- 羽田空港展望デッキの様子(定点カメラ)[1]
- 夜の新宿副都心(定点カメラ)[2]
楽曲は主にSteely DanのAjaやカシオペアのTake Meなどが頻繁に使用された。
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使用された楽曲
要約
視点
※使用された時期は順不同
※番組タイトル制定前の曲も含める
※太字はオムニバスアルバムで使用されたもの
○印はタイトルから入る一曲目で使われたもの
長期にわたる為、その他多数
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クリスマス時期に使われた楽曲一覧
【1995年制作分】
- 稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」
- 西司「すぐそばにいる~I'm By Your Side~」
- 小林明子「恋に落ちて -Fall In Love-」
- TRF「寒い夜だから・・・」
- 山本英美「Christmas In The Blue」
- 谷村有美「ためいき色のタペストリー(Retake version)」
- 松任谷由実「恋人がサンタクロース」
- 佐野元春「Christmas Time in Blue」
- 山下達郎「My Gift To You」
- JITTERIN'JIN「プレゼント」
- Chris De Burgh「The Lady In Red」
- Paul McCartney「Wonderful Christmastime」
- Wendy Moten「It's Christmas」
- Brian Adams「Christmas Time」
- John & Yoko Plastic Ono Band「Happy Christmas」
- 神山純一&ラ・フェ・デュ・ヴェール オムニバスアルバム「聖夜」
【1996年制作分】
- A・S・A・P「Merry Christmas With」
- カズン「冬のファンタジー」
- 山下達郎「クリスマス・イブ」
- Mariah Carey「All I Want For Christmas With You」
- DREAMS COME TRUE「Winter Song」
- Bagles「Please Come Home For Christmas」
- Enya「ChinaRoses」
- QUEEN「Thank God It's Christmas」
- 辛島美登里「サイレント・イヴ」
【1997年制作分】
- WHAM!「LAST CHRISTMAS」
- B'z「いつかのメリークリスマス」
- 今井美樹「ひとりでX'mas」
- B'z「ある密かな恋」
【2000年制作分】
- GLAY「Winter Again」
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脚注
関連項目
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