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石川県のJFN系列ラジオ局 ウィキペディアから
株式会社エフエム石川(エフエムいしかわ、FM ISHIKAWA BROADCASTING Co., Ltd.)は、石川県を放送対象地域とした超短波放送(FMラジオ放送)事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
本社が入居する香林坊ラモーダ (移転前の2011年7月撮影) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒920-8605 石川県金沢市香林坊二丁目4番30号 香林坊ラモーダ 5階[1][2] 北緯36度33分51.1秒 東経136度39分12.4秒 |
設立 | 1989年(平成元年)8月1日[3] |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2220001001469 |
事業内容 | 放送法に基づく超短波放送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 井野耕一 |
資本金 | 8000万円(2020年3月31日時点)[4] |
売上高 | 2億9721万円(2020年3月期)[4] |
営業利益 | 1158万円(2020年3月期)[4] |
純利益 | 654万円(2020年3月期)[4] |
純資産 |
8億2714万円 (2020年3月31日時点)[4] |
総資産 |
9億2852万円 (2020年3月31日時点)[4] |
従業員数 | 12人(2019年4月1日時点) |
決算期 | 3月 |
主要株主 |
北國新聞社・中日新聞社・石川テレビ放送・学校法人金沢学院大学 各10.0% (2019年3月31日時点) |
関係する人物 | 北元喜雄(元代表取締役社長) |
外部リンク | https://hellofive.jp/ |
特記事項:2022年(令和4年)4月1日に、本社を金沢市彦三町から移転[1][2]。 |
愛称は金沢本社送信所の周波数である80.5MHzにちなみ「HELLO FIVE」(ハローファイブ)であるが自局以外ではほとんど使用されず、通称のFM石川[5][6]が主に使用される。コールサインはJOHV-FM。JFN系列。
聴取可能な地域は、放送対象地域である石川県全域および富山・福井各県の一部(前者は小矢部市や高岡市、後者はあわら市や坂井市など)。国道8号のくりからトンネルおよび富山県小矢部市の小矢部バイパストンネル区間では再放送を行っている[要出典]。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[21][22][23][24]
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
8億円 | 16,000株 | 29 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
北國新聞社 | 1,600株 | 10.0% |
中日新聞社 | 1,600株 | 10.0% |
石川テレビ放送 | 1,600株 | 10.0% |
学校法人金沢学院 | 1,600株 | 10.0% |
ジャパンエフエムネットワーク | 1,280株 | 8.0% |
ニッポン放送 | 640株 | 4.0% |
日本経済新聞社 | 640株 | 4.0% |
日本郵便輸送 | 640株 | 4.0% |
ラジオかなざわ | 560株 | 3.5% |
石川県 | 480株 | 3.0% |
ラジオこまつ | 480株 | 3.0% |
ラジオななお | 480株 | 3.0% |
西日本電信電話 | 480株 | 3.0% |
北陸電力 | 480株 | 3.0% |
北國銀行 | 480株 | 3.0% |
北陸放送 | 480株 | 3.0% |
ホクショー | 480株 | 3.0% |
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|---|
8億円 | 32億円 | 5万円 | 16,000株 | 45 |
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
8億円 | 16,000株 | 40 |
開局当初から様々なアーティストが番組(5分間のミニ番組も含む)を担当し、個性的な編成に特徴があったが、近年の自社制作番組は減少傾向にある。全般的にジャパンエフエムネットワーク(JFNC)からのネット番組(ミニ番組も含む)が多くなっている。
自社制作番組の比率は、北陸地方のラジオ局では最も少ない[注 5][注 6]。番組改編期以外の時期に打ち切りや放送時間を変更するケースも少なくない。
JFNCのネット番組では、洋楽(ロックなど)系の番組が多い反面、ハガキ職人が活躍するいわゆる「ネタ番組」はネットされない傾向が強い。また、『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』など下ネタの内容が多いとされる番組は、ネット途中でも打ち切る場合がある。[注 7]。
自社制作番組では、開局当初から演歌・歌謡曲・女性アイドル歌手(松田聖子・河合奈保子・中森明菜・菊池桃子・南野陽子・中山美穂・岡田有希子・工藤静香・浅香唯など)・ニューミュージック(山下達郎・竹内まりや・松山千春・大貫妙子など)・アイドルグループ(SMAP・嵐などジャニーズ事務所所属・AKB48など秋元康プロデュース・ももいろクローバーZ・モーニング娘。などハロー!プロジェクト・BiSHなど)・エイベックスに所属するアーティスト(小室哲哉プロデュース・安室奈美恵・華原朋美・DA PUMP・SPEED・浜崎あゆみなど)・ビーイング系アーティスト(B'z・ZARD・WANDS・T-BOLAN・倉木麻衣・小松未歩など)・韓流アーティスト・女性歌手(谷村有美・西脇唯・熊木杏里・土岐麻子など)・歌手兼俳優(織田裕二・反町隆史・菅田将暉など)・歌手兼女優(今井美樹・薬師丸ひろ子・斉藤由貴・ともさかりえ・松たか子・広末涼子・松下奈緒・上白石萌音など)・Official髭男dism・星野源・いきものがかり・緑黄色社会・宇多田ヒカル・あいみょん・Perfumeなどの楽曲は放送しない方針を取っている。その一方で原田知世の楽曲(『ロマンス』など)は1990年代後半から放送されている。2023年には小泉今日子の『木枯しに抱かれて』を自社制作番組で放送した。チャートはオリコンチャートのヒット曲よりもラジオベースの自社の推薦曲が上位に選ばれることが多かった。チャートは2018年9月で廃止となった。近年はほくりくアイドル部が北陸を拠点に活動しているため、例外として放送している。
2009年4月の番組改編では長年続いた自社制作番組を終了させるなど大規模に行われた。以下は具体例。
2018年4月に、月曜日から金曜日の午後のローカルワイド番組が25分間短縮。月曜日から木曜日の15時台と金曜日の16時台にJFNCの25分番組をネットする編成が実施された。同年9月には、開局以来続けられてきた昼の帯番組が終了。28年間続いた自社番組の歴史に幕を下ろした。10月からは新規にJFNCの『Seasoning -season your life with music-』のネットを開始、放送のない金曜日は自社製作の新番組を開始。前述の25分番組は『川谷絵音の約30分我慢してくれませんか』などわずか6か月で打ち切りとなった番組もあった。
2023年時点で、自社制作の生ワイド番組は月曜‐木曜の『Sunset Express MOVE』と金曜の『Flyin' Pop』のみでいずれも2時間30分以内の番組となっている。
2024年5月時点。現在の番組の詳細は、公式サイトのプログラムまたはタイムテーブルを参照。
朝の時間帯は、開局当初からワイド番組の設定はしておらず、JFNCからのネットを受けながら一部差し換え[注 8][要出典]。
2023年時点。パーソナリティ数は北陸地方の県域ラジオ局で最も少ない。また、エフエム石川ではアナウンサー職在籍者の呼称をパーソナリティとしている。
この節の加筆が望まれています。 |
北國新聞社・中日新聞社が出資していることから、ローカルニュースは『北國新聞ニュース』と『北陸中日新聞ニュース』の2本が『FM石川ニュース』として放送されていた(各新聞ニュースの放送時間は月毎に午前、午後と入れ替わっている)。
中日新聞社と石川テレビ放送が株式を北國新聞社に譲渡したため、2024年(令和6年)6月28日で『北陸中日新聞ニュース』は終了となった。
通常ローカルニュースを優先するため、世間の関心が高い全国ニュースは後回しにされることが大半であった(例としてはライブドア事件や村上ファンドに関連した事例)。
なお、2008年7月より原則全国ニュースをトップニュースにする形態に変更した。
『JFNニュース』はこれまで月曜から金曜はまったく放送されていなかったが、2009年4月より深夜0:55からの時間帯のみ放送されている。また、土曜・日曜に関しては2009年4月4日放送分よりすべて『JFNニュース』となる(いずれもタイトルのみ差し替え、BGMも入れて放送する)。
1970年代の後半に、当時の郵政省は北海道・宮城・静岡・広島の各地域に当初割り当てられていたFM放送のチャンネルプランを修正し[10]、1979年(昭和54年)5月16日(電波監理審議会による郵政大臣への答申日)[42]、愛媛・長崎の各地域とともに石川県にFM放送用周波数が割り当てられた(答申に基づく割り当ては翌年の6月)[8][9][10][11][12]。県域FM局には25社が申請したものの一本化調整が難航した[8][9][11][12]。また、1986年(昭和61年)に割り当てされた3局目の民放テレビ局(現在のテレビ金沢)の調整にも難航したほかに[43]、長年石川県のマスメディアにおいて対立関係にある北國新聞と北陸中日新聞(中日新聞社北陸本社)との主導権争いも影響して、一本化調整が完了するまでには約9年かかることになった[11][12]。なお、富山・福井両県は1982年(昭和57年)に割り当てがあったが[8][9][10]、いずれも数年以内に一本化調整が完了している[10][44]。
そのため、エフエム石川開局の1990年4月1日まで、石川県ではFM福井、FMとやまなどを聴取するリスナーが多かった。開局後も聴取できなくなったわけではないためエフエム石川がネットしない番組あるいはエフエム石川で流れない楽曲を聴くため等の選択肢として使い分けられている。逆に富山・福井両県でも同じことが言える[要出典]。
長年、対立関係にある北國新聞と北陸中日新聞は新聞販売の面だけでなく、イベントの主催や放送局の設立にまで確執があるとされている。放送局においては、このエフエム石川では互いにニュースの配信を受けるだけでなく、両新聞のイベントに関わりを持っていることが多い。また、両新聞のコマーシャルや両新聞のカルチャーセンターの宣伝も多く放送されている。
エフエム石川は、北國新聞社のホームページには北國新聞グループの友好法人として掲載されている。また、中日新聞社も北國新聞社と同比率で出資(2011年4月時点での出資は両社とも10.0%)しており、北國新聞系列の学校法人金沢学院、中日新聞社系列の石川テレビ放送とともに筆頭株主となっている。
これまで北國新聞系列ではテレビ金沢の番組宣伝や『24時間テレビ』の開催告知を行う反面、北陸中日新聞系列では石川テレビの新作ドラマ(『月9ドラマ』や『木曜劇場』など)が開始になる場合は編成担当者が出演して宣伝していた。なお、最近は両局とも表立った宣伝は行わず、北陸放送(ラジオ部門では競合関係にある)の番組宣伝が不定期に放送されていた(2017年10月期を最後に取り止め)。
番組宣伝やイベント告知がCMの大半を占めており、番組提供が付かない場合が大半である。自社主催のイベントや他局との共同主催のライブやコンサートの告知は比較的多く、番組宣伝(原則としてTOKYO FMの番組、JFNCの番組については放送時間が決まっている番組や特別番組は一切放送されない)・公共広告(日中は日本赤十字社・日本民間放送連盟など、22:00 以降はACジャパン・BPOなどが放送される)および「HELLO FIVE MUSIC PICK UP」が多く放送されている。特に後者においては、平日の夕方の一部を除きこれしか放送されないことが多い。
隣県のFMとやまやFM福井と比較するとCMの出稿量は少ないだけでなく、えふえむ・エヌ・ワンやFMかほくなどの石川県内のコミュニティ放送局よりもCM出稿量は下回っている。番組提供する企業が当局から撤退して北陸放送に移行するケースも少なくない。
かつて不定期で同業他社である北陸放送のラジオが同局のテレビの番組宣伝を放送することがある。以前は16時前にフリーアナウンサーが読み上げるものが放送されていたが、2012年4月以降はTBSの連続ドラマ(金曜ドラマ・日曜劇場・木曜ドラマ9→木曜ドラマ劇場)が開始されるときに限り、同局のアナウンサーがナレーションするものが放送されていたものの、2018年からはこのようなCMは放送されていない。
2005年3月、総務省はエフエム石川が放送法第7条第2項第4号に基づく総務省令(放送局の開設の根本的基準第9条、いわゆる「マスメディア集中排除原則」)に定める出資制限の上限に違反するとして公表し、エフエム石川は総務省情報通信政策局長名で厳重注意処分を受けた(同様の事例において、北陸地方の放送局では他に石川テレビ放送、エフエムとなみも厳重注意処分を受けている)。違反事例は次の通り。
2011年10月3日にインターネットIPサイマルラジオ「radiko」に参加、実用化試験配信が同日12時から北陸地方のFMラジオ局としては初めて実施された[45][46]。石川県では北陸放送も同日に実用化試験配信を行っており、翌年4月2日に本配信を開始している。「radiko」による配信対象地域は当初は石川県のみだったが、2014年4月1日より「radiko.jpプレミアム」が開始されたため全国で聴取可能になった(一部番組を除く)。
なお、北陸地方においては2016年4月までにエフエムいみず・福井街角放送を除くすべてのFM局(コミュニティFMを含む)でインターネットラジオでのサイマル放送を実施している[注 10]。
放送局名の表記は新聞によってバラつきがあり、北國新聞・富山新聞・日本経済新聞・スポーツ報知では「エフエム石川」であるが、その他は「FM石川」(資本関係のある中日新聞社の発行紙北陸中日新聞や中日スポーツなどでも同様)。また、愛称である「HELLO FIVE」は自局では使用されているが、石川県外ではほとんど使用されない。
前述のとおりインターネット配信「radiko」は、北陸地方では最初に開始されたが、ポッドキャスト配信は現在に至るまで実施されていない(近隣のFMとやまやFM福井は既に実施)。また、ブログやtwitter(2011年4月より開始)の開始が近隣放送局より出遅れたり、ウェブサイトを開設していない番組があるなどネット活用が生かされていないところが多い。近年は、自社番組であっても番組ウェブサイトを自社で制作せず、スポンサー企業がウェブサイトを開設するケースがある。
主な受賞歴に『浅川マキ 没後10年・メモリアル・プログラム"LONG GOOD-BYE"』で2020年日本民間放送連盟賞ラジオエンターテイメント番組優秀賞を受賞した[47]。
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