トップQs
タイムライン
チャット
視点

まんが甲子園

ウィキペディアから

まんが甲子園
Remove ads

まんが甲子園(まんがこうしえん)とは高知県などが主催する、高校生(ただし、高等専門学校は3年生まで、中等教育学校は後期課程在籍、特別支援学校は高等部在籍のみ参加可能)を対象とした全国規模の漫画コンクールである。毎年8月に、高知市で開催されている。

Thumb
まんが甲子園のメイン会場である高知市文化プラザかるぽーと

正式名称は「全国高等学校漫画選手権大会〜まんが甲子園〜」。本項では一般的な呼称である「まんが甲子園」として記述する。

概要

要約
視点

1992年より、全国の高校漫画サークル日本一を決定する大会として開催されている。2020年は中止[1]

主催は、高知県、まんが王国・土佐推進協議会。共催は、高知県高等学校文化連盟。会場は2001年までは高知ぢばさんセンターで以降はかるぽーと及びその周辺。

高知県出身の漫画家は、JET中平正彦西原理恵子山田章博横山隆一(以上5名は高知市出身)・はらたいらやなせたかし青柳裕介(以上香美市出身)・黒鉄ヒロシ佐川町出身)・徳弘正也大豊町出身)・弓月光いの町出身)・窪之内英策など数多いことから、高知市や県にとって漫画は貴重な文化資源と考え、市民にも漫画に親しんでもらうことと、地域振興などの目的で行われている。

参加は、学校単位1チーム3 - 5名(2007年までは、1チーム5名だった)となり、テーマに基づいた作品を大会事務局(高知県庁内に設置)に送付する。予選審査で本選出場校30校を決定する(都道府県によっては予備審査を実施する場合あり)。

1日目は、当日に発表される統一のテーマに基づいて一定時間内で作品を描き、審査を行う。ここで決勝出場校15校が選ばれる。残り15校については敗者復活戦として、翌日の朝までに再度描いた作品(ただし、宿舎の部屋を画材等で汚してはいけない)で審査が行われ、5校が復活。計20校が決勝出場となる。2日目の決勝戦は新たなテーマが出題され、一定時間内に作品を描き、審査によって入賞校を決定する。

ブースは初日は30小間、2日目は20小間となっており1小間あたり大会事務局からイラストボード・画筆・筆洗・パレット・アクリルガッシュ・3人〜5人分の水とスポーツドリンクが配備される。また各校の漫画サークルで使用している画材・パソコングラフィックソフトインストール済み)とペンタブレットプリンターを持参しても会場内にある画材物販ブースで調達してもよい。

協賛スポンサーは公式ディスプレーモニターとして三菱電機・公式エアラインとしてANA・公式ドリンクとしてダイドードリンコ・公式画材としてアイシー・公式ペンタブレットとしてワコム・公式グラフィックソフトとしてセルシス・公式メディアパートナーとして放送部門にBSフジジャパコンTV名義)、動画配信部門にニコニコニコニコ生放送名義)・公式オンラインコミックサイト兼コミックアプリとしてNHN comico・公式電子書店としてeBookJapanが名を連ねていて、このうち三菱電機・ANA・アイシー・BSフジ・NHN comico・eBookJapanの6社はスポンサー賞を用意している。

関連イベントとして声優トークショーやアニソン歌手によるライブや漫画業界に関するシンポジウム小学館(少女コミックグループ(Sho-ComiベツコミCheese!)・サンデーグループ(月刊少年サンデー少年サンデーS週刊少年サンデー裏サンデーサンデーGXサンデーうぇぶり)・週刊ビッグコミックスピリッツ・コロコログループ(月刊コロコロコミック別冊コロコロコミックコロコロイチバン!コロコロアニキ)等)・集英社りぼん・マーガレットグループ(マーガレット別冊マーガレットザ マーガレット)・マンガMee・ジャンプグループ(最強ジャンプVジャンプジャンプスクウェア週刊少年ジャンプ週刊ヤングジャンプ・となりのヤングジャンプグランドジャンプウルトラジャンプ少年ジャンプ+)等)・講談社なかよし・少女フレンドグループ(少女フレンド別冊フレンド)・マガジングループ(月刊少年マガジン別冊少年マガジン少年マガジンエッジマガジンスペシャル週刊少年マガジン週刊ヤングマガジン月刊ヤングマガジンヤングマガジンサードマガジンポケット)等)・KADOKAWAAsukaコミックジーン月刊少年エースコミックアライブ等)・秋田書店月刊プリンセス・チャンピオングループ(月刊少年チャンピオン別冊少年チャンピオン週刊少年チャンピオンヤングチャンピオンチャンピオンRED)・マンガクロス等)・一迅社月刊コミックZERO-SUM月刊ComicREX等)・ホビージャパン(漫画の描き方や技法に関する書籍)・NHN comico(comico)・少年画報社ヤングキンググループ(ヤングキング・アワーズアワーズGHBULL))・スクウェア・エニックス(ガンガングループ(少年ガンガンヤングガンガンガンガンONLINEガンガンJOKERビッグガンガン)・月刊GファンタジーマンガUP!)・コミックスマート(GANMA!)・コアミックス(ゼノングループ(月刊コミックゼノンWEBコミックぜにょん))・DeNAマンガボックス)・アムタスめちゃコミック)による出張編集部の設置やまんが大喜利大会や漫画家によるライブドローイングや事前予約制のワークショップを開催している(第23回大会では出張編集部以外のイベントは平成26年8月豪雨に伴う避難所設置により中止となった)。

世界各国にも門戸を開いており、2017年に韓国の全南芸術高校が優勝したときは「アニメの本場、日本の鼻をへし折った韓国の高校生5人組」と韓国の中央日報で報じられるほどの知名度がある。[2]

2023年より、敗者復活戦が廃止となり第一次競技・第二次競技からそれぞれノミネート作品10点を選出し、合計20作品の中から上位入賞作品が選ばれることになった。(帯屋町賞・高知県高等学校文化連盟会長賞・高知県市町村振興協会賞・全日空賞・三菱電機賞・まんが王国土佐推進協議会会長賞・審査員長賞・第3位・第2位・最優秀賞)※ebookjapan賞・やなせたかし賞・ゲスト審査員賞は、第一次競技・第二次競技全作品の中から選出。

2025年より、(株)KADOKAWAによる、まんが甲子園コンテスト【まんが甲子園タテスクver】が開催。

Remove ads

テーマ

さらに見る 回, 予選 ...

※2023年より新ルールが適用され、敗者復活戦が廃止。

Remove ads

歴代の記録

さらに見る 回, 開催期間 ...


Remove ads

副賞

  • [最優秀賞] 賞状/盾/メダル/30万円/コピックスケッチセット/水彩色鉛筆セット/色鉛筆セット/CLIPSTUDIO PAINT EX3個
  • [第2位] 賞状/盾/メダル/20万円/コピックスケッチセット/水彩色鉛筆セット/色鉛筆セット/CLIPSTUDIO PAINT EX2個
  • [第3位] 賞状/盾/メダル/10万円/コピックスケッチセット/水彩色鉛筆セット/色鉛筆セット/CLIPSTUDIO PAINT EX1個
  • [審査員長賞] 賞状/盾/5万円
  • [まんが王国・土佐推進協議会会長賞] 賞状/盾/5万円
  • [三菱電機賞] 賞状/盾/空気清浄機
  • [全日空賞] 賞状/盾/ANA旅行券5万円分/全日空グッズ
  • [高知県市町村振興協会賞] 賞状/盾/高知県の美味しいものの詰め合わせ
  • [高知県高等学校文化連盟会長賞] 賞状/盾/図書カード1万円分
  • [帯屋町賞] 賞状/盾/3万円
  • [ゲスト審査員賞] 賞状/ゲスト審査員のサイン色紙
  • [やなせたかし賞] 賞状/10万円/アンパンマングッズ
  • [ebookjapan賞] 賞状/ebookクーポン10万円分

(2024年現在)

Remove ads

審査員

レギュラー審査員

(2024年現在)

ゲスト審査員

※ゲスト審査員賞が制定された2022年以降を記載。

まんが甲子園参加経験者

  • 稲垣理一郎 (第3回)
  • 曽山一寿 (第5回)
  • 月ヶ瀬ゆりの (第6回)
  • えすとえむ (第6回~8回)第7回大会では最優秀賞。
  • 藤巻忠俊 (第8回)
  • ひのもとめぐる (第10回)高知県高等学校文化連盟会長賞。
  • タツヲ (第10回)最優秀賞。
  • 木野陽 (第11回~12回)
  • 村岡恵 (第12回)最優秀賞。
  • 内田麻美 (第11回~12回)
  • 黒田ピノ (第12回)第3位。
  • 咲竹ちひろ (第14回)
  • 柚木二雨 (第17回)大会でスカウト
  • 佐野愛莉 (第17回)大会でスカウト。
  • 藤近小梅 (第20回)大会でスカウト。
  • 島崎勇輝 (第26回)三菱電機賞。
  • 田中理恵 (第5回)※声優
  • 佐倉紫路 (第21回)※出張編集部への持ち込み。

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads