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東福岡自彊館中学校・東福岡高等学校
福岡県福岡市にある中高一貫校 ウィキペディアから
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東福岡自彊館中学校・東福岡高等学校(ひがしふくおかじきょうかんちゅうがっこう・ひがしふくおかこうとうがっこう)は、福岡県福岡市博多区東比恵二丁目にある、学校法人東福岡学園が運営する私立中学校・高等学校。全日制普通科で中高一貫教育と高等学校の外部募集を併施している。創立以来男子校であったが、学園創立80周年及び学校創立70周年を迎えることを機に2025年4月から男女共学となった。
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概要
スクールカラーは緑。全国的には東福岡(ひがしふくおか)、またスポーツ新聞などではヒガシと略されることがある[1][2][3]。
沿革
- 1945年11月10日 前身である福岡米語義塾が設立される。
- 1955年4月10日 東福岡高等学校として福岡市箱崎に設立。
- 1964年7月1日 現在地の福岡市東比恵に移転(福岡商業高等学校より校舎・敷地を譲渡される)。
- 1999年4月1日 東福岡自彊館中学校開校・中高一貫校となる。
- 2002年4月1日 学寮「志学館」開館。
- 2005年11月10日 学園創立60周年・高等学校創立50周年記念式典挙行。ニュージーランドのセントビッツカレッジと友好校協定を締結、相互単位認可としての留学が可能に。香椎校地にビッグボッグス建設、全天候型屋内施設、テニスコート4面、両翼100m近い野球場など含む施設に。
- 2006年4月1日 特進コース独立。創立65周年を目標に新校舎建設計画が始まる。
- 2007年9月8日 第50回記念同窓会開催。
- 2023年10月10日 学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」が発表され、2025年度より男女共学となることが決定した。
- 2025年4月 男女共学化する。
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教育理念
校訓
- 「努力に勝る天才なし」
- 「意志あるところ道あり」
教育目標
- 一・誠実で責任感の強い人
- 一・研究心旺盛で、一芸一能に秀でた人
- 一・健康で明朗な人
校歌
行事・施設
- 学園祭は6月、体育祭は9月に実施されている。
- 予餞会は、以前は福岡サンパレスで開催されていたが、現在は高校体育館(雄飛館)で行われている。卒業生縁故の芸能人らもステージに上がる。
- 修学旅行は2006年度から企画変更になった。3月にスキー体験、関東首都圏研修などに行く。
- 2010年に学園創立65周年・高校創立55周年記念として新校舎が完成[4]。また運動場も人工芝化した。
- 人工芝グラウンドの広さは福岡ドームグラウンドの約1.7倍でFCバイエルン・ミュンヘンの練習場にも使われているロングパイル人工芝を使い[5]、さらに温度制御チップを組み合わせることで夏場の表面温度は一般の人工芝と比べ8度低くなっている。さらに生徒の安全に配慮し、ラグビー場には緩衝材(ショックパッド)が埋め込まれている[6]。2009年までは土のグランドで風が強い日などは砂が舞い、近隣住民から苦情も寄せられていた。また2000年に福岡市東区香椎に専用野球場が完成するまでは野球部もグラウンドを使っており、サッカー部やラグビー部ら3つの部が場所を譲り合いながら練習していた[7]。
- 2015年には、雄飛館(体育館)が老朽化のため、全面改修工事を実施。
- 2013年にリリースされた AKB48の楽曲『恋するフォーチュンクッキー』のミュージック・ビデオの撮影地の一つに使用された[8]。
- 2016年に公開された映画『オオカミ少女と黒王子』の撮影に使われた[9]。
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コース
コースは入学時に決定、原則的に所属コースの変更が行われることはないが、本人の適性や進路に変更が認められれば考慮されている。文理別は第2学年進級時に決定する。また奨学生制度が2007年度から改定された。
2025年度より男女共学になることにともない、コースが再編される。
2024年度まで
- 進学コース
- 文系クラス(2年次より選択地理歴史教科別クラスになる)
- 理系クラス
- 特進コース
- 特別文系クラス(国立系・私立系)
- 特別理系クラス(国立系・私立系)
- 2年次から文理選択及び志望大学が国公立大か私大かに応じてクラス編成を行う。また部活動も奨励しており、本コース在籍者のうち28.6%(平成31年度)が部活動に所属している[10]
- 特進英数コース
- 自彊館コース
- 東福岡自彊館中学校からの進学のみ。高校からの募集なし(ただし転入を除く)。
2025年度から
- フロンティアコース
- 文系クラス
- 理系クラス
- 文理共創コース
- 文系クラス
- 理系クラス
- 医進・サイエンスコース
- 理系クラス
- 国際教養コース
- 文系クラス
- 自彊館コース
- 東福岡自彊館中学校からの進学のみ。高校からの募集なし(ただし転入を除く)。
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部活動
サッカー部
サッカー部は1997年時には公式戦52戦無敗で、史上初の高校三冠(高校総体、高円宮杯、選手権)を達成した。ユニフォームの色から「赤い彗星」と呼ばれる。三冠当時の監督は志波芳則で、コーチは寺西忠成。志波が勇退後は元アビスパ福岡の森重潤也が監督を務めている。
世界・主要全国タイトルは、計9回(サニックス杯国際ユース1回・インターハイ3回・選手権3回・全日本ユース1回・FBS杯1回)を誇る。
野球部
ラグビー部
全国高等学校ラグビーフットボール大会で上位進出を続ける強豪に成長。第87回大会から第96回大会までの10年間で6度の優勝、3度のベスト4という圧倒的な結果を残している。
2007年に行われた第87回大会で初の全国制覇を達成し、2009年第89回大会、2010年第90回大会、2011年第91回大会と3連覇。国内公式戦80戦無敗とした。その後も連勝を続け記録は83まで伸びた。サニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会は2009年で三回目の準優勝を果たした。他の日本高校チームより多い準優勝数である。
高校日本代表を数多く輩出し、また花園最多得点記録や花園決勝最多得点・最多得点差記録、花園100点試合最多勝利数等々の記録を持つ。
2014年度・2016年度には全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会、7人制ラグビーのアシックスカップ全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会、全国高等学校ラグビーフットボール大会の3冠を達成。
- 優勝6回(第10回・第11回・第13回・第15回・第17回・第22回)
- 優勝3回(第1回・第3回・第4回)
ボクシング部
バレーボール部
バレーボール部は2014年度と2015年度に夏のインターハイと春高バレーで優勝し二冠を果たすなど、近年急激に強豪チームの仲間入りをした。今まで獲得した全国タイトルは、計10回(インターハイ1回・国体6回・選手権3回)である。
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著名な出身者
要約
視点
サッカー
- 各国の全国リーグ(日本の場合、J1, J2, J3, JFL)に所属した選手。「入団クラブ」列に、最初に所属した全国リーグのクラブを記載
- 「現在の所属クラブ」列には、2021年度所属チームを記載
サッカーその他
ラグビー
バックス (BK)にはスクラムハーフ (SH、9番)およびフライハーフ/スタンドオフ (FH/SO、10番)のハーフバックを含む。 (ラグビーユニオンのポジション参照)
野球
- 平井光親 (愛知工業大学/千葉ロッテマリーンズ→元千葉ロッテマリーンズコーチ→愛知工大野球部監督)
- 前田浩継 (九州共立大学/東京ヤクルトスワローズ→元千葉ロッテマリーンズ)
- 丸山泰嗣 (武蔵大学/千葉ロッテマリーンズ→東京ヤクルトスワローズ→東京ヤクルトスワローズ球団スタッフ)
- 村田修一 (日本大学/横浜ベイスターズ→読売ジャイアンツ→栃木ゴールデンブレーブス/日本代表)
- 大野隆治 (日本大学/福岡ソフトバンクホークス→ホークス野球振興部)
- 田中賢介 (北海道日本ハムファイターズ→サンフランシスコ・ジャイアンツ→テキサス・レンジャーズ→北海道日本ハムファイターズ)
- 吉村裕基 (横浜DeNAベイスターズ→福岡ソフトバンクホークス)
- 上園啓史 (武蔵大学/阪神タイガース→東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 伊藤義弘 (國學院大學/JR東海/千葉ロッテマリーンズ/日本体育大学大学院→東福岡高校体育教諭・野球部監督)
- 西村悟 (東海大学/徳島インディゴソックス→福岡レッドワーブラーズ→愛媛マンダリンパイレーツ)
- 縞田拓弥 (日本大学/JR東日本/オリックス・バファローズ)
- 森雄大 (東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 松本友 (明治学院大学/福井ミラクルエレファンツ→東京ヤクルトスワローズ)
- 平野進也 (武蔵大学/新潟アルビレックスBC)
- 福田満樹 (九州産業大学/オタワ・タイタンズ→佐賀インドネシアドリームズ)
格闘技
スポーツその他
芸能
- DJ銀太(DJ/元Repezen Foxx)
- 千葉和臣(歌手/海援隊)
- 姫野達也(歌手/チューリップ)
- 上田雅利(歌手/チューリップ)
- 梶浦雅裕(歌手/THE MODS)
- 中川謙太郎(歌手/JAYWALK)
- 田口浩正(俳優/テンション(お笑い/活動休止中))
- 下本地崇(映画監督/シンガーソングライター)
- 木下貴信(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属芸人/コンビ名:パタパタママ)
- MASAKI(タレント/CROSS FMナビゲーター)
- 黒瀬純(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属芸人/コンビ名:パンクブーブー)
- あべてつあき(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属芸人/コンビ名:レモンティー)
- 三遊亭花金(落語家)
- 矢作克人 (俳優)
- 寺岡恭兵(脚本家)- 2023年テレビ朝日新人シナリオ大賞 優秀賞受賞
文化
その他
- 楢崎欣弥(元衆議院議員)
- 松山洋(実業家・映画監督)
- Seiya Asano (映画監督)
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男女共学化の経緯
学校法人東福岡学園は2023年10月10日に、学園創立80周年を迎える2025年度より学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」をスタートすることを発表した。
主な内容としては、「実学教育・キャリア教育・グローバル教育の推進」、「男女共学化」の2点である。
「男女共学化」については、2025年度入試より女子の募集を開始し、2030年には中高すべての学年に男女が在籍することになる。
また、それにともない学園のブランドマーク及びブランドメッセージが発表された。

以下は学校法人東福岡学園の発表より引用[43]
【ブランドマークに込めた想い】
ブランドマークの RISING HIGASHI は、校章に由来する「太陽」(太陽は東より、世の黎明もまた東より、東は春なり)と創立者の言葉「秀峰」を連想させる「山」をモチーフにしました。稜線がひらき、山脈へとつながり、陽が登り、未来が輝く様子を表現して います。建学の精神にある「私学の秀峰」を目指して、新たなチャレンジをしていくという想いを込めています。
【ブランドメッセージに込めた想い】 学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」の教育目的(「地域に、社会に、世界に、開かれた学校」として、「人とつながり、世界とつながり、未来とつながる人」を育成する)の中から特に大切にしているキーワード「ひらく」「つなぐ」「みらい」を抽出しました。
【男女共学化について】
本学園は 1945 年に「日本の再建は教育の振興によるべき」という創立者の想いから福岡米語義塾を設立し、1955 年に東福岡高等学校を開校以来、「親の心を心とした教育 親の願いを願いとした教育」「努力に勝る天才なし」「意志あるところ道あり」を教育理念に、教育の振興による国づくりから男子教育に取り組んで参りました。そして、教育方針のひとつに「多様性の受 容」を掲げ、「違いを排除せず、多様性を認め合う心と豊かな人権感覚を有する社会構成員の養成」に努めて参りました。しかし、現代においては、人種・性別・年齢を超えて、様々な価値観が存在することを知り、お互いを認め合い、自分と価値観の異なる人々と協働して力を発揮できる人材を育てることが社会から求められていると考えるに至りました。この度、時代の要請に応えて、今後も学園が継続して社会に貢献していくために、共学校としての道を進むことを決定しました。
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男子校として
1955年に開校して以来男子校であったが、上記の理由により2025年度より男女共学となる。これによって、県内の男子校は中村学園三陽中学校・高等学校のみとなる。しかし、中村学園三陽中学校・高等学校は、2024年6月に中学校が2025年度、高校が2026年度にそれぞれ募集停止を行ない、最後の生徒が卒業以降閉校となる事と中村学園女子中学校・高等学校の男女共学化を発表したため、福岡県内の男子校は消滅する見込みである。
交通
周辺
関係学校
- 東福岡自由ヶ丘幼稚園
関連項目
出典リスト
外部リンク
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