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1977年の阪神タイガース
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1977年の阪神タイガース(1977ねんのはんしんタイガース)では、1977年の阪神タイガースの動向をまとめる。
この年の阪神タイガースは、吉田義男監督の3年目のシーズンである。
概要
前年巨人と最後まで優勝を争い、2位に終わったものの、打撃陣は主砲・田淵幸一に成長著しい掛布雅之、ハル・ブリーデン・マイク・ラインバックの外国人コンビが名を連ねる強力打線、投手陣も江本孟紀・谷村智啓・古沢憲司の先発陣をはじめ、リリーフ陣も山本和行・安仁屋宗八・池内豊が控えるなど、下馬評では優勝候補の本命にあげられた。ヤクルトとの開幕カード初戦では掛布が松岡弘から満塁本塁打を放ち華々しく白星スタートを飾ったが[2]、直後に掛布が死球で離脱し、4月29日の大洋戦では、この年から外野手に転向した佐野仙好が外野フライを捕球後にフェンスに激突して重傷を負うなど、主力選手に故障者が続出して一進一退の試合が続いた[3]。9月以降は中日に抜かれて4位に転落すると、最後まで浮上せず全日程を終了。シーズン終了後、吉田監督はBクラス転落の責任を取り辞任した[4]。
チーム成績
レギュラーシーズン
1 | 二 | 中村勝広 |
---|---|---|
2 | 遊 | 藤田平 |
3 | 右 | ラインバック |
4 | 捕 | 田淵幸一 |
5 | 一 | ブリーデン |
6 | 三 | 掛布雅之 |
7 | 中 | 池辺巌 |
8 | 左 | 佐野仙好 |
9 | 投 | 江本孟紀 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 80 | 46 | 4 | .635 | 優勝 |
2位 | ヤクルトスワローズ | 62 | 58 | 10 | .517 | 15.0 |
3位 | 中日ドラゴンズ | 64 | 61 | 5 | .512 | 15.5 |
4位 | 阪神タイガース | 55 | 63 | 12 | .466 | 21.0 |
5位 | 広島東洋カープ | 51 | 67 | 12 | .432 | 25.0 |
6位 | 大洋ホエールズ | 51 | 68 | 11 | .429 | 25.5 |
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オールスターゲーム1977
→詳細は「1977年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
入団・退団
シーズン開幕前
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。
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選手・スタッフ
試合結果
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個人成績
要約
視点
投手成績
※色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
打撃成績
- 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
- 太字 はリーグ最高
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表彰
達成記録・出来事
- 3月31日 - 笹本信二と阪急の竹村一義・新井良夫の交換トレードが成立[5]
- 4月24日 - 遠井吾郎がヤクルト5回戦(甲子園)で7回に鈴木康二朗から本塁打を放ち球団通算3000本塁打、史上3球団目
- 4月29日 - 佐野仙好が大洋3回戦(川崎)で九回裏の守備中に清水透の左中間への打球を追いフェンスに激突、頭部骨折で1か月の重傷を負う[6]
- 5月24日 - 池辺巌が大洋9回戦(川崎)で先発出場し、プロ通算1500試合出場を達成[7]
- 6月24日 - 球団の初代監督で 後にイーグルスや大洋でも監督を務めた森茂雄が死去、享年71
- 6月26日 - 大洋13回戦(仙台)で6回裏の大洋の攻撃中に濃霧の為、そのままコールドゲームとなった、史上2度目
- 7月13日 - ハル・ブリーデンが大洋15回戦(甲子園)で7回に平松政次から本塁打を放ち、球団が21試合連続本塁打となり、1971年のロッテが記録した20試合連続本塁打を抜くプロ野球新記録[8](その後23試合まで伸ばす)
- 10月1日 - 広島23回戦(甲子園)で敗北を喫し、球団タイ記録の9連敗[9]
- 10月13日 - 大洋26回戦(川崎)が開催され、この試合が球団として川崎球場での最後の日本プロ野球一軍公式戦となる(通算263試合136勝120敗7分で、対大洋は通算252試合128勝117敗7分)
- 10月17日 - 吉田義男監督が大阪市北区の阪神電鉄本社にオーナーの野田誠三と球団社長の田中隆造を訪ね、成績不振の責任を取るため辞任したいと申し出、了承される[10]
- 11月2日 - 球団はは午後2時より大阪市内の阪神電鉄本社にて記者会見し、後藤次男の監督就任を発表[11]
ドラフト指名選手
→詳細は「1977年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
脚注
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