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SimulRadio

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SimulRadio(サイマルラジオ)は、日本のCommunity SimulRadio Alliance(CSRA)事務局が運営する、全国複数のコミュニティFM局インターネットサイマル配信を実施するウェブサイト

沿革

コミュニティFMは送信出力が弱いため(原則、最大20W)、聴取可能地域においても、住居の高層化や市町村合併等の理由で場所によっては聴取できない場合がある。そのため災害時、情報格差が生じるため地域に密着した情報を放送することを使命とするコミュニティFM局にとっては致命傷となる。その解消を目的に2005年4月1日に実証実験を開始。インターネットによる楽曲配信についての可能性を探るためJASRACから楽曲配信の許諾を受け、2006年4月1日、正式運用を開始した。

各局が電波で放送するものと同じコンテンツまたは放送内容をインターネットストリーミングで同時に配信し、誰もが地域に関係なく日本全国各地のコミュニティ放送を利用・聴取できることを目指す。

年表

  • 1996年平成8年)11月 - 「湘南ビーチFM」が自局サイトで再送信を始める(当時はRealAudio形式、のちにWindows Media形式へ)。「SimulRadio」の原点となる。
  • 1998年(平成10年) - 「FMジャングル」にて、開局と同時にインターネット再送信を開始(2002年(平成14年)に停止)。
  • 1999年(平成11年) - 「FMいるか」で、インターネット再送信を開始。
    • 後に、著作権等の問題から一旦再送信を停止。権利者団体と協議や勉強会を行う。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月1日 - 「SimulRadio」として、実証実験を開始。「三角山放送局」・「FMいるか」・「フラワーラジオ」・「湘南ビーチFM」が配信開始。
    • 10月 - 「FMいるか」が配信を一時停止(2012年11月に再開)。
  • 2006年(平成18年)4月1日 - 正式運用を開始。
  • 2008年(平成20年)6月2日 - 全国のコミュニティFM局19局で「Community SimulRadio Alliance(CSRA、コミュニティ・サイマルラジオ・アライアンス)」を発足させる。代表は湘南ビーチFM代表の木村太郎。同日サイトをリニューアル。これ以降配信局が順次追加される。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - サイトをリニューアル。
  • 2010年(平成22年)3月24日 - iPhoneiPod touch用アプリ「コミュニティFM for iPhone(i-コミュラジ)」発売開始。
  • 2013年(平成25年)8月30日 - 調布エフエム放送(ChofuFM)の発表によると、この日の15時をもってサイマルラジオのサイト閉鎖がされると告知がなされ[1]、各放送局が代替の配信方法[2]を案内するなど対応に追われたが、同日中に閉鎖は回避された[3]
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放送される内容

基本的にコミュニティFMの電波で放送されるものと同じものが放送される(CMや時報も含む)。一部局ではスタジオのライブ映像も配信している。ただし、一部の外部制作会社の再配信の場合はSimulRadioでのオンライン放送ができない。その時間帯は配信休止またはSimulRadio向けに短いサイクルのBGMに差し替えを行う。ミュージックバード制作の番組は2011年10月以降、J-WAVEの番組は2020年5月以降[4]、配信が可能となった[5]

また、Jリーグなどのスポーツ中継において、放送権の都合で放送を中止する局もある。

配信中の放送局

要約
視点

放送局名はSimulRadio公式ページに準ず。

さらに見る 地区, 配信局名 ...
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脚注

関連項目

外部リンク

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