呉市
広島県の市 ウィキペディアから
広島県の市 ウィキペディアから
呉市(くれし)は、広島県の南西部に位置する市。瀬戸内海に面しており、中核市に指定されている。
地形的に天然の良港と言われ、古くは村上水軍の一派が根城にしており、明治時代以降は、帝国海軍・海上自衛隊の拠点となっている。
第二次世界大戦中は、呉鎮守府や呉海軍工廠が置かれた帝国海軍の軍港でもあった。2005年3月20日に周辺の安芸郡音戸町・倉橋町・蒲刈町、豊田郡安浦町・豊浜町・豊町を編入した。これによって呉市は本州にある地域と下蒲刈島、情島に加え、南の倉橋島、上蒲刈島、豊島、大崎下島を加えて人口25万人規模の市となった。2016年の中核市指定と同時に保健所政令市に指定された。
造船・鉄鋼・パルプ・機械・金属などを中心とした臨海工業都市として発展している。また、大和ミュージアム・てつのくじら館など海軍・海上自衛隊に関する博物館がある。
地域おこしとして、京都府舞鶴市と共に大日本帝国海軍が肉じゃがの由来とうたい、肉じゃが発祥の街を名乗っている。
明治時代には第二海軍区鎮守府(呉鎮守府、通称「呉鎮」)が開庁された。戦前は呉海軍工廠において世界最大の戦艦でもある「大和」などが建造され、東洋一の軍港・日本一の工廠として知られていた。呉海軍工廠は造船技術の卓越は言うまでもなく、早くから出雲安来の和鋼に着目し、特殊鋼として応用するなどの先端的な軍需鉄鋼研究の拠点でもあった。このため、太平洋戦争末期には米軍による呉軍港空襲を受け、大きな損害を受けている。
鉄鋼関係の技術はJFEや日新製鋼などの大手鉄鋼メーカに引き継がれ、呉海軍工廠はIHIに引き継がれジャパン マリンユナイテッド呉工場として現役、また軍事拠点の流れとしては護衛艦隊、潜水艦隊や練習艦などが所属する海上自衛隊呉基地があり、その敷地内には海上自衛隊呉地方総監部が設置されている。呉で勤務している海上自衛隊員は総員6,600名に達する。旧海軍呉鎮庁舎は呉地方総監部第一庁舎として使用され、日曜日には一般公開されている。呉鎮により建設されたインフラが現役で利用されており、例えば本庄ダム・二級ダム・宮原浄水場は軍用水道施設として建設されたものを呉市が引き継いでいる。
また大和ミュージアムやてつのくじら館に代表されるように、2010年代現在これらの防衛・軍事関連施設は観光資源ともなっている。2016年には「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」として日本遺産に認定された。
広島県の南西部に位置する。山がちで平地が少なく、市内の中央地区と広地区は休山で分断されている。主要な島々は、本州側と橋で繋がっている。
温暖な瀬戸内海式気候であり、夏は暑さが厳しく、冬は広島市と比べて雪が少ない。 積雪もほとんどないが、市内でも標高の高い一部地域では路面の凍結などがみられるため、注意が必要である[2]。
呉特別地域気象観測所(呉市宝町、標高4m)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.0 (66.2) |
21.5 (70.7) |
23.8 (74.8) |
28.1 (82.6) |
30.7 (87.3) |
33.7 (92.7) |
36.9 (98.4) |
37.8 (100) |
36.1 (97) |
31.1 (88) |
26.3 (79.3) |
22.7 (72.9) |
37.8 (100) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.5 (49.1) |
10.2 (50.4) |
13.6 (56.5) |
18.7 (65.7) |
23.3 (73.9) |
26.1 (79) |
29.9 (85.8) |
31.5 (88.7) |
28.1 (82.6) |
22.9 (73.2) |
17.3 (63.1) |
11.9 (53.4) |
20.3 (68.5) |
日平均気温 °C (°F) | 6.1 (43) |
6.5 (43.7) |
9.6 (49.3) |
14.4 (57.9) |
19.0 (66.2) |
22.4 (72.3) |
26.5 (79.7) |
27.9 (82.2) |
24.5 (76.1) |
19.2 (66.6) |
13.6 (56.5) |
8.4 (47.1) |
16.5 (61.7) |
平均最低気温 °C (°F) | 2.8 (37) |
3.0 (37.4) |
5.7 (42.3) |
10.4 (50.7) |
15.2 (59.4) |
19.4 (66.9) |
23.8 (74.8) |
25.0 (77) |
21.5 (70.7) |
15.8 (60.4) |
10.0 (50) |
5.0 (41) |
13.1 (55.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −5.4 (22.3) |
−7.1 (19.2) |
−4.9 (23.2) |
−0.5 (31.1) |
4.7 (40.5) |
10.1 (50.2) |
14.8 (58.6) |
16.4 (61.5) |
9.7 (49.5) |
4.4 (39.9) |
0.0 (32) |
−5.5 (22.1) |
−7.1 (19.2) |
降水量 mm (inch) | 41.5 (1.634) |
59.3 (2.335) |
106.7 (4.201) |
126.0 (4.961) |
147.2 (5.795) |
217.9 (8.579) |
251.4 (9.898) |
113.2 (4.457) |
143.7 (5.657) |
97.2 (3.827) |
65.1 (2.563) |
48.3 (1.902) |
1,417.2 (55.795) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 5.8 | 7.6 | 10.2 | 9.8 | 9.5 | 11.8 | 10.5 | 7.6 | 9.3 | 7.0 | 6.5 | 6.5 | 102.1 |
% 湿度 | 63 | 63 | 63 | 63 | 67 | 75 | 76 | 73 | 70 | 66 | 66 | 65 | 68 |
平均月間日照時間 | 140.7 | 145.7 | 181.7 | 194.8 | 212.3 | 155.9 | 183.9 | 217.9 | 166.8 | 176.0 | 150.5 | 141.6 | 2,067.9 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1894年-現在)[3][4] |
呉市蒲刈(2009年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 16.3 (61.3) |
19.8 (67.6) |
21.3 (70.3) |
27.4 (81.3) |
30.3 (86.5) |
31.5 (88.7) |
34.9 (94.8) |
36.4 (97.5) |
35.6 (96.1) |
31.8 (89.2) |
25.6 (78.1) |
21.4 (70.5) |
36.4 (97.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.9 (49.8) |
10.2 (50.4) |
13.4 (56.1) |
17.8 (64) |
22.6 (72.7) |
25.3 (77.5) |
28.9 (84) |
31.4 (88.5) |
27.9 (82.2) |
22.8 (73) |
17.5 (63.5) |
11.9 (53.4) |
20.0 (68) |
日平均気温 °C (°F) | 6.6 (43.9) |
6.7 (44.1) |
9.6 (49.3) |
13.7 (56.7) |
18.2 (64.8) |
21.5 (70.7) |
25.2 (77.4) |
27.1 (80.8) |
24.1 (75.4) |
19.3 (66.7) |
14.1 (57.4) |
8.7 (47.7) |
16.2 (61.2) |
平均最低気温 °C (°F) | 3.4 (38.1) |
3.4 (38.1) |
6.0 (42.8) |
10.1 (50.2) |
14.5 (58.1) |
18.6 (65.5) |
22.4 (72.3) |
24.1 (75.4) |
21.3 (70.3) |
16.3 (61.3) |
11.0 (51.8) |
5.6 (42.1) |
13.1 (55.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −3.5 (25.7) |
−2.7 (27.1) |
−0.4 (31.3) |
3.2 (37.8) |
6.1 (43) |
12.6 (54.7) |
17.8 (64) |
18.7 (65.7) |
15.2 (59.4) |
9.0 (48.2) |
3.8 (38.8) |
−0.6 (30.9) |
−3.5 (25.7) |
降水量 mm (inch) | 48.5 (1.909) |
65.7 (2.587) |
109.3 (4.303) |
118.8 (4.677) |
116.2 (4.575) |
230.0 (9.055) |
265.8 (10.465) |
115.8 (4.559) |
161.3 (6.35) |
131.2 (5.165) |
80.1 (3.154) |
68.8 (2.709) |
1,524.4 (60.016) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 4.6 | 7.3 | 8.4 | 8.3 | 7.2 | 10.9 | 9.3 | 7.2 | 8.3 | 7.4 | 6.7 | 6.6 | 92.9 |
平均月間日照時間 | 174.6 | 157.7 | 198.5 | 208.0 | 236.3 | 164.7 | 189.4 | 242.2 | 174.5 | 183.9 | 165.7 | 157.5 | 2,253.5 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[5] |
呉市は市域を18の地区に分けている[6][7][8]。市制後に編入された市域は、編入前の各町村が地区となっており、旧町村名から「~町」または「~村」を除いた地区名になっている(「~地区」は公式には付けないことが多い)。
地区 | 読み | 旧町村 | 主な島嶼 | 人口[9] | 面積/km2 | 編入年 | 町・大字 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中央 | ちゅうおう | 53489 | 20.07 | (1902) | 朝日町・吾妻・内神町・畝原町・江原町・海岸・上内神町・上長迫町・上二河町・上畑町・上平原町・上山田町・北塩屋町・郷町・幸町・三条・三和町・清水・下山田町・昭和町・新宮町・宝町・中央・築地町・寺本町・中通・長迫町・長ノ木町・二河町・二河峡町・西愛宕町・西片山町・西川原石町・西塩屋町・西鹿田・西惣付町・西辰川・西谷町・西中央・西畑町・西三津田町・光町・東愛宕町・東片山町・東川原石町・東塩屋町・東鹿田町・東惣付町・東辰川町・東中央・東畑・東三津田町・平原町・伏原・望地町・本町・本通・溝路町・南辰川町・八幡町・山手・両城・和庄・和庄登町・和庄本町 | ||
宮原 | みやはら | 8192 | 3.95 | (1902) | 宮原・坪ノ内町・船見町・青山町・室瀬町・神原町 | ||
警固屋 | けごや | 警固屋町 | 5523 | 4.20 | 1928 | 警固屋・警固屋町・的場・見晴 | |
吉浦 | よしうら | 吉浦町 | 11220 | 8.12 | 1928 | 晴海町・若葉町・吉浦池ノ浦町・吉浦潭鼓町・吉浦新町・吉浦東町・吉浦神賀町・吉浦新出町・吉浦東本町・吉浦中町・吉浦本町・吉浦松葉町・吉浦上城町・吉浦岩神町・吉浦西城町・吉浦宮花町・狩留賀町・梅木町・汐見町・大山町・弥生町・長谷町・瀬戸見町・吉浦町 | |
阿賀 | あが | 阿賀町 | 16434 | 14.56 | 1928 | 阿賀北・阿賀中央・阿賀南・阿賀町 | |
仁方 | にがた | 仁方町 | 7151 | 10.51 | 1941 | 仁方本町・仁方大歳町・仁方桟橋通・仁方中筋町・仁方宮上町・仁方宮上町・仁方西神町・仁方錦町・仁方皆実町・仁方町 | |
広 | ひろ | 広村 | 46121 | 32.73 | 1941 | 広横路・広大広・広石内・広弁天橋町・広三芦・広中迫町・広塩焼・広町田・広徳丸町・広古新開・広文化町・広多賀谷・広末広・広本町・広中新開・広杭本町・広吉松・広中町・広駅前・広大新開・広両谷・広白石・広白岳・広名田・広津久茂町・広長浜・広黄幡町・広小坪・広町 | |
天応 | てんのう | 天応町 | 4423 | 3.94 | 1956 | 天応福浦町・天応伝十原町・天応西条・天応大浜・天応東久保・天応南町・天応宮町・天応塩谷町 | |
昭和 | しょうわ | 昭和村 | 35415 | 27.76 | 1956 | 焼山ひばりヶ丘町・焼山此原町・焼山松ヶ丘・焼山桜ヶ丘・焼山政畝・焼山西・焼山中央・焼山東・焼山南・神山・焼山三ツ石町・焼山宮ヶ迫・焼山北・焼山本庄・焼山泉ヶ丘・押込・押込西平町・焼山町・苗代町・栃原町・押込町 | |
郷原 | ごうはら | 郷原村 | 4954 | 3.95 | 1956 | 郷原学びの丘・郷原野路の里・郷原町 | |
下蒲刈 | しもかまがり | 下蒲刈町 | 下蒲刈島 | 1809 | 8.72 | 2003 | 下蒲刈町下島・下蒲刈町三之瀬 |
川尻 | かわじり | 川尻町 | 9380 | 16.85 | 2004 | 川尻町岩戸・川尻町柳迫・川尻町才野谷・川尻町後懸・川尻町板休・川尻町要垣内・川尻町大原・川尻町小畑・川尻町真光地・川尻町小用・川尻町小仁方・川尻町東・川尻町西・川尻町森・川尻町小用・川尻町久俊・川尻町久筋・川尻町原山 | |
音戸 | おんど | 音戸町 | 倉橋島 | 13164 | 18.75 | 2005 | 音戸町坪井・音戸町引地・音戸町鰯浜・音戸町北隠渡・音戸町南隠渡・音戸町高須・音戸町波多見・音戸町畑・音戸町有清・音戸町先奥・音戸町藤脇・音戸町早瀬・音戸町田原・音戸町渡子・音戸町大字音戸・音戸町大字渡子 |
倉橋 | くらはし | 倉橋町 | 倉橋島 | 6439 | 54.46 | 2005 | 倉橋町 |
蒲刈 | かまがり | 蒲刈町 | 上蒲刈島 | 2198 | 18.90 | 2005 | 蒲刈町大浦・蒲刈町田戸・蒲刈町宮盛・蒲刈町向 |
安浦 | やすうら | 安浦町 | 11894 | 63.54 | 2005 | 安浦町大字赤向坂・安浦町大字安登・安浦町大字内海・安浦町大字内平・安浦町大字女子畑・安浦町大字下垣内・安浦町大字中切・安浦町大字中畑・安浦町大字原畑・安浦町大字三津口・安浦町安登西・安浦町安登東・安浦町中央ハイツ・安浦町中央北・安浦町水尻・安浦町三津口・安浦町内海北・安浦町内海南 | |
豊浜 | とよはま | 豊浜町 | 豊島 大崎下島 | 1764 | 11.68 | 2005 | 豊浜町大字豊島・豊浜町大字大浜・豊浜町大字斎島 |
豊 | ゆたか | 豊町 | 大崎下島 | 2338 | 14.08 | 2005 | 豊町御手洗・豊町大長・豊町久比・豊町沖友 |
計 | 241908 | 353.76 |
いくつかの説がある[10]。
歴代市長[29]
代 | 市長名 | 任期 | 任期数 | ||
---|---|---|---|---|---|
官選 | |||||
初 | 佐久間義一郎 | 1903年(明治36年)2月4日 - 1903年(明治36年)6月8日 | 1 | ||
2 - 3 | 荒尾金吾 | 1903年(明治36年)8月27日 - 1911年(明治44年)8月28日 | 2 | ||
4 - 5 | 沢原俊雄[30] | 1911年(明治44年)11月28日 - 1917年(大正6年)7月6日 | 2 | ||
6 | 天野健太郎[30] | 1917年(大正6年)8月17日 - 1921年(大正10年)8月16日 | 1 | ||
7 | 春藤嘉平 | 1922年(大正11年)2月2日 - 1925年(大正14年)1月16日 | 1 | ||
8 | 橋本正治 | 1925年(大正14年)4月24日 - 1927年(昭和2年)3月11日 | 1 | ||
9 | 勝田登一[30] | 1927年(昭和2年)6月13日 - 1930年(昭和5年)11月25日 | 1 | ||
10 | 佐々木英雄 | 1930年(昭和5年)11月25日 - 1932年(昭和7年)12月21日 | 1 | ||
11 | 渡辺伍 | 1932年(昭和7年)12月26日 - 1935年(昭和10年)5月12日 | 1 | ||
12 | 松本勝太郎 | 1935年(昭和10年)6月13日 - 1936年(昭和11年)9月1日 | 1 | ||
13 - 14 | 水野甚次郎[31] | 1937年(昭和12年)5月4日 - 1941年(昭和16年)12月13日 | 2 | ||
15 | 鈴木登 | 1942年(昭和17年)1月11日 - 1946年(昭和21年)1月10日 | 1 | ||
16 | 水野甚次郎[31] | 1946年(昭和21年)1月14日 - 1946年(昭和21年)11月15日 | 1 | ||
公選 | |||||
17 - 18 | 鈴木術 | 1947年(昭和22年)4月5日 - 1954年(昭和29年)3月21日 | 2 | ||
19 - 20 | 松本賢一 | 1954年(昭和29年)4月18日 - 1961年(昭和36年)10月31日 | 2 | ||
21 - 24 | 奥原義人 | 1961年(昭和36年)11月19日 - 1977年(昭和52年)11月18日 | 4 | ||
25 - 28 | 佐々木有 | 1977年(昭和52年)11月19日 - 1993年(平成5年)11月18日 | 4 | ||
29 - 31 | 小笠原臣也 | 1993年(平成5年)11月19日 - 2005年(平成17年)11月18日 | 3 | ||
32 - 34 | 小村和年 | 2005年(平成17年)11月19日 - 2017年(平成29年)11月18日 | 3 | ||
35 - 36 | 新原芳明 | 2017年(平成29年)11月19日 - 現職 | 2 |
呉駅前に市内唯一の百貨店そごう呉店があったが、2013年1月に閉店した。
1949年まで呉新聞が存在した。
・月刊くれえばん(呉のタウン誌)1987年創刊
戦後は旧軍港市転換法により、呉海軍工廠跡を中心とした造船、機械、鉄鋼、金属などの製造業が発達した。
呉市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 呉市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 呉市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
呉市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
当時の市域における過去および現在の呉市の人口、広島県に対する人口比は次の通りである[35]。なお、呉市は2003年から2005年の間に下蒲刈町・川尻町・音戸町・倉橋町・蒲刈町・安浦町・豊浜町・豊町を編入した[36]。
「東洋一の軍港」として栄え、戦後は造船、鉄鋼など重厚長大型産業とともに発展した呉市であった[37] が、人口の減少が著しく、2020年10月1日時点の国勢調査の確定値では過去5年間で13,960人減少し、中国地方の全市町村で最大の減少数となった[38]。日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の閉鎖によって更に人口減少が加速する懸念もある[38]。
|
|
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.