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津嘉山正種

日本の俳優、男性声優 (1944-) ウィキペディアから

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津嘉山 正種(つかやま まさね、1944年昭和19年〉2月6日[2][3][6] - )は、日本俳優声優青年座映画放送所属[5]。妻はオペラ歌手の成田絵智子。

概要 つかやま まさね 津嘉山 正種, 本名 ...
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経歴

沖縄県那覇市出身[6]。幼少時、沖縄戦アメリカ軍が上陸後に設置した収容所に入れられた経験を持つ[7]沖縄県立那覇商業高等学校[6]時代は演劇部に所属していた[3]琉球放送に勤務[3]する傍ら、地元の劇団創造で活動し、上司の薦めで上京。1964年劇団青年座に入団する。舞台の大道具などを作成する裏方を志望したが、劇団員募集時に裏方を募集しておらず俳優として入団した[注 1]。当時青年座に所属する演出家が洋画のアテレコも演出も手掛け始め、「やってみるか」と声を掛かけられ、1970年頃から洋画や外国テレビドラマの吹替え、アニメーションなどの声優として活動を開始する[8]

1982年4月から、横内正の後任としてNHK-FMの深夜番組『クロスオーバーイレブン』でナレーターを担当。2001年3月の番組終了まで、番組最長の19年間担当した。

1988年4月30日にクモ膜下出血で倒れ、療養とリハビリを経て同年の舞台『テンペスト』で復帰した[9][10]

2005年7月1日に体調不良により、出演予定であった青年座の公演『夢・桃中軒牛右衛門の』の桃中軒牛右衛門役を降板、軽度の脳梗塞と判明した[注 2]。2005年8月15日から8月19日までNHK-FMでオンエアされた特別番組『よみがえる伝説〜クロスオーバーイレブン2005』で復帰した。舞台への復帰は井上ひさし作の原爆告発劇『父と暮せば』。「語り継いでいかなければならない作品。僕は芝居でなく、語りでこの作品に挑戦し、語りを極めてみたい」と朗読劇を全国で続けている。通常の舞台も2006年5月の『殺陣師段平』から復帰している[11]

2006年1月1日に劇団青年座演技部から「座友」に移籍した[12]

2009年3月23日に3度目の脳卒中発作を起こし、出演予定の舞台を降板した[13]。同年中にテレビドラマで復帰した。

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家族

妻の成田絵智子(1937-、旧姓・坂本)は声楽家。1961年に東京芸術大学を卒業し、東京音楽大学教授、同大学院長、同大学長、同大理事を務めた。[14][15]

人物

洋画の吹き替えではケビン・コスナーロバート・デ・ニーロ[8][16][17]リチャード・ギアリーアム・ニーソンガブリエル・バーンなどが持ち役で、マイケル・ダグラスハリソン・フォードエルヴィス・プレスリージェフ・ブリッジスエド・ハリスブルース・リーなども担当する。屋良有作玄田哲章大塚明夫と同様にアーノルド・シュワルツェネッガースティーブン・セガール両者も吹き替えている。

特に1990年から2000年代まで専属(フィックス)で担当したコスナーの吹き替えは同業者間で評価が高く[18]、津嘉山に憧れて声優を目指した小山力也は、コスナーの日本における人気は津嘉山の吹き替えによる影響が大きかったのではないかと分析している[19][20]小原雅人も同じく津嘉山がコスナーを吹き替えた『ボディガード』を観たことが、声の役者をはじめるきっかけの一つになったと公言している[21]。なお、津嘉山自身も2021年1月のザ・シネマの特集『月刊吹替声優 声優【津嘉山正種】×俳優【ケビン・コスナー】』[22]にて、「ケビン・コスナーは私にとって、これからも当て続けていきたい俳優です」とコメントしている[注 3]

映画『男はつらいよ』シリーズではオープニングシーン(絵かき・サックス奏者などセリフのない役)に常連出演し、『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』で本編に出演した。

趣味・特技はキャンプ麻雀映画鑑賞[5]。テレビアニメ『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』のDVD特典用映像で出演者の萩原聖人らと鷲巣麻雀を打つ様子を撮影した際に、親倍をツモり上げて解説者に「物の怪のようなアガり」と評された。

出演(俳優)

テレビドラマ

映画

配信ドラマ

舞台

ドキュメンタリー

バラエティ

CM

  • ネスレ日本『ネスカフェ・サンタマルタ』(2001年)
  • 大和ハウス工業『企業』(2009年) - 監督 役
  • 明治『XYLISH・ディープミント』(2012年)
  • NTTドコモ『はじめてスマホプラン』(2021年 - ) - おじいちゃん 役
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出演(声優)

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1976年
1977年
1978年
1980年
1981年
1983年
1986年
1988年
1989年
1996年
1997年
1999年
2002年
2004年
2006年
2008年
2009年
2010年
2011年
2015年
2016年
  • PERSONA5 the Animation(2016年 - 2018年、イゴール〈ヤルダバオト〉) - 1シリーズ + 特別編
2018年
2020年

劇場アニメ

1979年
1983年
1986年
1987年
1989年
1992年
1994年
1997年
1998年
2001年
2002年
2004年
2005年
2016年
2017年
2019年

OVA

Webアニメ

特撮

ゲーム

1985年
2006年
2007年
  • METAL GEAR SOLID Metal Gear Saga 20th Anniversary Collection(ナレーション)
2008年
2011年
2016年
2019年
  • ペルソナ5 ザ・ロイヤル(イゴール / 統制神ヤルダバオト)
2020年
2021年
2022年
2024年
  • カイジ外伝:激熱の街(兵藤和尊)

ドラマCD

吹き替え

担当俳優

エド・ハリス
エルヴィス・プレスリー
ガブリエル・バーン
ケビン・コスナー
サム・エリオット
ジェフ・ブリッジス
ジャン・マレー
ジョン・マルコヴィッチ
チョウ・ユンファ
ティモシー・ダルトン
ハリソン・フォード
ピーター・フォンダ
ブルース・リー
マイケル・ダグラス
ライアン・オニール
リーアム・ニーソン
リチャード・ギア
リチャード・チェンバレン
ロバート・デ・ニーロ

映画

ドラマ

アニメ

ナレーション

ラジオ番組

ラジオドラマ

  • FMシアター(NHK-FM)
    • 海の雪(1989年8月5日)
    • 愚者たち(1995年12月16日)
    • キャパになれなかったカメラマン(2010年9月11日)
    • うらぼんえの帰還兵(2021年9月4日)
    • HOME~宮崎の中の故郷(オキナワ)~(2022年8月20日)
  • 青春アドベンチャー
    • 赤と黒(2004年) - ラ・モール侯爵
    • プラハの春(2006年) - ハベル大統領、ドクチェク第一書記

CM

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受賞歴

脚注

外部リンク

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