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モーニング (漫画雑誌)

日本の漫画雑誌 ウィキペディアから

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モーニング』は、講談社発行の週刊漫画雑誌1982年9月9日号を創刊号として、隔週誌として創刊され(当初の誌名は『コミックモーニング』)、1986年4月から週刊化された。毎週木曜日発売。

概要 モーニング, ジャンル ...

概要

要約
視点

創刊号に向けては様々な媒体で広告を展開、『創刊号予告編』と称した無料PR誌も配布された。ポスターやテレビCMには舟木一夫伊藤蘭を起用[1]。発行部数は80万部でスタートした。

創刊時は、競合誌となる小学館『ビッグコミック』の作品傾向を分析し、ちばてつやを始めとしたベテラン執筆陣を揃えたが、創刊号の80万部から同年内に20万部まで部数が低下してしまう。その後「ビッグのコピーでは駄目だ」と編集方針を転換し、新人作家を積極的に起用することで発行部数を1986年時点で50万部まで増加させることに成功した[2]

創刊以来、「読むと元気になる!」をキャッチフレーズとしている[3]。これは創刊編集長の栗原良幸が考案したもので、「こういうものをやりますから、世間においてやってください。読んで元気にならないものはやりませんから。」という一種の仁義みたいなものと述べている[4]

現在はストーリー漫画4コマ漫画などを中心とする型破りな作風で話題を呼ぶ作品を輩出しており、テレビドラマの原作となる作品が多い。また、成人が働くさまざまな職業をありのままに描いた「職業漫画」が多いのも特徴である。1990年代を通して、青年漫画のジャンルで漫画界をリードした。

派生誌の誕生

同時に『アフタヌーン』『イブニング』は本誌の増刊号から出発しており、それぞれの誌名の由来となっている。掲載作品がこれらの姉妹誌の間で移籍することも多い。かつては、『モーニングパーティー増刊』『モーニングカラフル増刊』『モーニングマグナム増刊』『モーニング新マグナム増刊(現・『イブニング』)』『別冊モーニング』という増刊号も存在した。現在は、『月刊モーニングtwo』を増刊号として発行中(前身の『モーニング2』1周年記念の際に小学館の『月刊IKKI』とコラボレーションを展開した)。

WEB展開

インターネット上での展開では、1997年ウェブコミック誌MORNING ONLINE』が開設されている。内容は講談社の漫画雑誌に掲載された作品の再配信と描き下ろし作品で構成されており、企業が配信するウェブコミック誌のさきがけとなった。なお『MORNING ONLINE』は1999年に定期配信を終了するが、2000年に『e-manga』として再度定期配信を開始し、2008年まで更新されていた。その他、これとは別に『モーニング』公式サイト内でも2008年頃よりウェブコミックを配信している。

2013年5月30日、モーニング、月刊アフタヌーン、イブニングの合同公式サイト『モアイ』が公開された。ほぼすべての連載作品の第1話試し読みが掲載され、オリジナル作品の連載も行われた[5]。2019年8月1日、モーニング公式サイトがリニューアルし、掲載作品はコミックDAYSに移行した[6]。その後しばらくモアイは存続したが、2023年3月末ごろに公開終了した。

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掲載作品

要約
視点

2025年7月17日(2025年33号)現在連載中の作品。

毎週連載

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隔週連載

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月一連載

その他(不定期)

  • いきものがたり(松本ひで吉):2023年21号 - 、『イブニング』から移籍[11]
  • 落合博満のオレ流転生(原作:宮川サトシ、川):2024年17号 - 2024年26号(シーズン1)、2024年44号 - 2025年2・3合併号(シーズン2)、2025年23号 - 2025年31号(3)
  • グラゼニ 〜大リーグ編〜(原作:森高夕次、漫画:足立金太郎):2022年2・3合併号 - 『グラゼニ』シリーズの続編
  • 昭和のグラゼニ(川 / 原作:森高夕次):2021年45号 - 2022年1号(第1部)、2022年14号 - 2022年22・23合併号(第2部)、2022年36・37合併号 - 2022年46号(第3期)、2023年10号 - 2023年19号(第4期)、2023年33号 - 2023年43号(第5期)、2024年4・5合併号 - 2024年15号(第6期)、2024年32号 - 42号(第7期)、2025年7号 - 2025年18号(第8期)、2025年33号 - (第9期)『グラゼニ』シリーズのスピンオフ作品
  • マンガ サ道〜マンガで読むサウナ道〜タナカカツキ):第1部 2015年7号 - 2006年1号まで月一連載 - 2017年28号、第2部 2019年24号 - 2019年46号、第3部 2020年41号 - 2020年50号、2025年2・3合併号 -
  • そのモガリは熱を知らない(NICOMICHIHIRO):2021年26号 -
  • 鉄血キュッヒェ(中島三千恒 / 設定協力:白土晴一):2022年7号 -
  • バッドベイビーは泣かない(鳥飼茜):第1部 2024年31号 - 2024年39号[12]、第2部 2024年46号[13] -
  • ブラックカラー 〜悪の組織をマネジメント〜(原作:原理、福田泰宏):2024年25号 - 2024年30号(シーズン1)、2025年1号[14] -
  • 望郷太郎(山田芳裕):2019年40号 - 、当初は毎週連載
  • もうひとつのピアノの森 整う音一色まこと):2025年4・5合併号 - 2025年13号(第1期)[15]、2025年30号[16] - (第2期)

モアイWebオリジナル連載作品

休載中

過去の連載作

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行、ん

  • ワーク・イット・ブラック —独立行政法人サラリーマン保存委員会—(若里実):2014年42号 - 2014年44号 ※短期集中連載
  • ワールド イズ ダンシング(三原和人):2021年17号 - 2022年48号
  • わたしはあい(外薗昌也
  • ワニ男爵(岡田卓也):2017年33号 - 2018年23号
  • ワニの初恋(福本伸行
  • ONE EYED JACK(アンソニー・ゼアハット)
  • ワンオペJOKER(後藤慶介 / 原作:宮川サトシ):2021年6号 - 2023年18号
  • ンダスゲマイネ。 太宰治 蒼春篇(楠木あると

漫画以外

更新が終了したモーニング公式サイト連載作品

『モアイ』開設後に開始し終了した作品。

旧モーニング公式サイトより継続後に終了した作品。

更新が終了したDモーニングオリジナル連載作品

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映像化作品

アニメ化

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ドラマ化

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実写映画化

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発行部数

  • 1982年 創刊号:80万部[1]
  • 2003年 66万部
  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 584,167部[32]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 462,979部[32]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 437,232部[32]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 413,300部[32]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 395,722部[32]
さらに見る 1〜3月, 4〜6月 ...
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Dモーニング

週刊Dモーニング』は、『モーニング』の電子版である[33]。毎週木曜午前0時に配信[34]

サブスクリプション方式を取っており、利用には、有料会員登録、月額利用料500円(税込)を必要とする[34]

紙媒体の『モーニング』とは、一部内容が異なり、『バガボンド』などは掲載されていないが、『あせとせっけん』『MOGUMOGU食べ歩きくま』『テロール教授の怪しい授業』など本誌でしか読めない作品もある[33]

”毎日連載”企画のマンガは、有料会員は公開中の話は読み放題となる[33]。毎日午前0時配信[34]

モーニングKC

概要 モーニングKC, ジャンル ...

モーニングKCは、『モーニング』『月刊モーニングtwo』に掲載された作品を主に収録する漫画単行本レーベル。1983年8月13日創刊、新刊は毎月23日頃発売。

『おかしな2人』(やまさき十三、さだやす圭)、『男たち』(ちばてつや)、『ブリキ細工のトタン屋根』(三山のぼる)、『雨ニモ負ケズ』(川崎のぼる)が最初に発行された。

コード番号は、モーニングKC○○という形で表記され、背表紙上部や奥付などに載せられる。創刊時にKC1で始まるタイプとKC1001から始まるタイプの2種類が用意され、それぞれが発行順番で1,2,3…、1001,1002,1003…というように割り振られていった。現在ではKC1で始まるタイプのものが1000まで達してしまい、両者の区別なく番号が割り振られている。

関連レーベル

パーティーKC
『モーニングパーティー増刊』掲載作品を主に収録。1987年12月17日に『逮捕しちゃうぞ』(藤島康介)『東京バンパイヤ』(目白花子)が最初に発行された。モーニングパーティー増刊廃刊後も、『月刊アフタヌーン』に移籍された一部作品(『ワッハマン』(あさりよしとお)など)はパーティーKCとして継続して発行された。全64冊が発行され、1999年5月21日の『ワッハマン』最終巻発行に伴い廃止。
モーニングオープンKC
『モーニングオープン増刊』掲載作品などを収録。1996年5月23日に『重役秘書リナ』(今野いず美楠本あると)『打撃マン』(山本康人)が最初に発行された。初期はオープンKCという名が使われた。全22冊が発行され、現在は廃止。
ワイドKCモーニング
汎用レーベルワイドKCのモーニング版。A5判の単行本。
モーニングKCDX
汎用レーベルKCDXのモーニング版。特装単行本。
モーニング・オールカラー・コミックブック
モーニングKCのオールカラー版。
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新人賞

脚注

関連項目

外部リンク

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