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1989年の阪神タイガース
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1989年の阪神タイガースでは、1989年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。
概要
前年より起用されていた「少年隊トリオ」の和田豊、大野久、中野佐資がレギュラーとして定着し、中でも和田はリーグ最多犠打、大野も打率3割を記録するなど結果を残した。前年遊撃手レギュラーを和田に奪われた平田勝男が開幕から1ヶ月半ほど返り咲いたが、5月半ばから八木裕が抜擢されて16本塁打の成績を上げた。また三塁手にコンバートされた岡田彰布も一定の成績を挙げ、そして新外国人のセシル・フィルダーが本塁打王争いを演じる活躍を見せてリーグ3位の135本を記録したが、打線がつながりを欠いたため、いずれも打点は伸びなかった。投手陣はマット・キーオが15勝、先発に転向した中西清起も10勝を挙げたが、これに続く投手がなかなか現れず中西の先発転向により抑え投手の固定にも苦労することとなった。チームも6月を境に順位が下降、8月には一時最下位転落の危機に見舞われたが、9月後半から大洋が11連敗を喫したこともあり、3年連続の最下位は免れたものの優勝の巨人には30.5ゲームも付けられた。シーズン終了後、村山監督は辞任しフィルダーは球団との契約延長交渉がこじれわずか1年でチームを退団することとなった[2]。
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チーム成績
レギュラーシーズン
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 84 | 44 | 2 | .656 | 優勝 |
2位 | 広島東洋カープ | 73 | 51 | 6 | .589 | 9.0 |
3位 | 中日ドラゴンズ | 68 | 59 | 3 | .535 | 15.5 |
4位 | ヤクルトスワローズ | 55 | 72 | 3 | .433 | 28.5 |
5位 | 阪神タイガース | 54 | 75 | 1 | .419 | 30.5 |
6位 | 横浜大洋ホエールズ | 47 | 80 | 3 | .370 | 36.5 |
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1989 サンヨー オールスターゲーム
→詳細は「1989年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
- この年の阪神は監督推薦による選出のみであった。
入団・退団
シーズン開幕前
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。
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選手・スタッフ
試合結果
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個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
打撃成績
- 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高。
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表彰
達成記録・出来事
- 4月8日 - 開幕戦の広島1回戦(広島市民)で勝利し1979年以来10年ぶりの開幕戦勝利
- 5月31日 - 渡辺伸彦がヤクルト6回戦(神宮)で6回にラリー・パリッシュに死球を与え乱闘に発展、騒動が収まった直後に中西親志の頭の近くに投球をし再び乱闘に発展したことにより本年度から制度化された危険球退場の第1号となった
- 5月31日 - ヤクルト6回戦(神宮)で7本塁打を放つもの投手陣が13被安打、11与四死球の大乱調で9-13で敗戦、7本塁打を放ちながらの敗戦は史上3度目
- 6月18日 - 真弓明信が大洋10回戦(甲子園)で6回に代打で出場し欠端光則から本塁打を放ち、5月31日と6月1日のヤクルト6、7回戦(神宮)に続き代打出場3打席連続本塁打、史上2人目
- 7月12日 - 田尾安志が中日12回戦(甲子園)で先発出場し通算1500試合出場、史上93人目
- 7月20日 - セシル・フィルダーが大洋13回戦(横浜)で欠端光則から本塁打を放ち同一カード8試合連続本塁打、4人がもっていた同一カード連続試合本塁打の新記録を更新
- 7月21日 - 仲田幸司が巨人17回戦(甲子園)で完封勝利をあげ、11試合連続完投勝利中の相手先発・斎藤雅樹の記録をストップさせる
- 7月23日 - 真弓明信が巨人19回戦(甲子園)で3回に桑田真澄から本塁打を放ち通算250本塁打、史上30人目
- 8月3日 - 岡田彰布が大洋15回戦(甲子園)で1回に遠藤一彦から本塁打を放ち通算200本塁打、史上58人目
- 8月13日 - セシル・フィルダーが大洋18回戦(横浜)で1試合3本塁打を記録、球団史上10人目(13度目)
- 9月10日 - 大洋21回戦(甲子園)で無死一、二塁から木戸克彦がバント小飛球を打ち、直接捕球され、2走者も戻れずトリプルプレーを喫する
- 9月23日 - 村山実監督の今季限りの退団を発表
- 9月29日 - 中村勝広の来季からの監督就任を発表
- 10月6日 - 佐野仙好の今季限りの引退を発表
- 12月5日 - 新外国人選手のリチャード・ウェリグマンと契約の締結を発表
ドラフト指名選手
→詳細は「1989年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
出典
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