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2020年11月に行われた競馬 ウィキペディアから
第162回天皇賞(だい162かいてんのうしょう・あき)は、2020年11月1日に東京競馬場で行われた競馬の競走である。アーモンドアイが優勝し、芝のGI級競走8勝を成し遂げた。
第162回天皇賞 (秋) | |
---|---|
優勝したアーモンドアイ(画像は第160回) | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会(JRA) |
競馬場 | 東京競馬場[1] |
施行年 | 2020年[2] |
施行日 | 11月1日(日)[2] |
距離 | 芝2000メートル[2] |
格付け | GI[2] |
賞金 |
1着賞金150,000,000円[1] |
出走条件 | サラ系3歳以上(国際)(指定)[1][2] |
負担重量 | 定量[1][2] |
出典 | |
施行時刻 | 15時40分[2] |
天候 | 曇[1][2] |
馬場状態 | 良[1][2] |
優勝馬 | アーモンドアイ[1][2] |
優勝騎手 | クリストフ・ルメール[2] |
優勝調教師 | 国枝栄(美浦)[1][2] |
優勝馬主 | シルクレーシング[1][2] |
優勝生産者 | ノーザンファーム(安平町)[1][2] |
下記各競走は、すべて2020年に行われたものである。また図中の太字強調は本競走に出走する馬である。
この節の加筆が望まれています。 |
第61回宝塚記念(GI)は、6月28日に阪神競馬場で行われた競走である。阪神ジュベナイルフィリーズとエリザベス女王杯、大阪杯勝利のラッキーライラック、ホープフルステークス、皐月賞勝利のサートゥルナーリアというGI複数勝利馬が出走。加えて秋華賞馬クロノジェネシス、菊花賞馬キセキ、ダービー馬ワグネリアン、有馬記念勝利のブラストワンピース、香港ヴァーズ勝利のグローリーヴェイズ、マイルチャンピオンシップ勝利のペルシアンナイトが出走し、GI級優勝経験馬は総勢8頭が参戦。その他重賞3勝のスティッフェリオやカデナら重賞優勝馬が参戦し、総勢18頭での出走となった。
単勝1番人気に推されたのは金鯱賞を勝利から臨むサートゥルナーリアで2.4倍のオッズに支持された。大阪杯でワンツーフィニッシュとなった2着クロノジェネシス、1着ラッキーライラックが4倍台の2.3番人気で、ブラストワンピースが9.9倍の4番人気となり、ここまでが一桁台のオッズであった。以降人気はグローリーヴェイズ、キセキ、ワグネリアンと続いた。
2020年のサマー2000シリーズは、新潟記念(GIII)を勝利したブラヴァスが合計15ポイントを獲得し優勝した[11]。いずれも福永祐一の騎乗によるものであった。ブラヴァスはその後12月のチャレンジカップ(GIII)に出走し、2着となった。札幌記念(GII)勝利のノームコアはエリザベス女王杯(GI)に進み、16着に敗退[12]。その他、函館記念(GIII)勝利のアドマイヤジャスタは福島記念(GIII)に[13]、小倉記念(GIII)勝利のアールスターはアルゼンチン共和国杯(GII)を目指した[14]。七夕賞(GIII)勝利のクレッシェンドラヴはジャパンカップ(第40回ジャパンカップ)(GI)に出走した(13着)。[15]。
第66回オールカマー(GII)は、9月27日に中山競馬場で行われた競走である。菊花賞優勝、天皇賞(春)連覇のフィエールマンが出走を予定していたが[18]、競走4日前の夕方に体温が39度となる熱発を発症[19]。その影響で追い切りを中止したため、オールカマーを見送り、回避[20]。そのため、GI優勝馬の出走はなくなった。しかし、ジャパンカップ(第39回ジャパンカップ)や優駿牝馬(オークス)などGIで3回2着の経験があるカレンブーケドールが出走[18]。重賞を複数回勝利しているのは、日経賞(GII)やセントライト記念(GII)など重賞3勝のミッキースワロー[18]、セントライト記念と京成杯(GIII)勝利のジェネラーレウーノ[21]、福島記念(GIII)と七夕賞(GIII)勝利のクレッシェンドラヴ[21]の3頭であった。加えて、京都新聞杯(GII)勝利のステイフーリッシュや共同通信杯(GIII)勝利のオウケンムーンが重賞優勝馬である。その他、マーメイドステークス(GIII)でサマーセントに次ぐ2着となったセンテリュオや[18]、スプリングステークス(GII)でウインブライトに次ぐ2着となったアウトライアーズ、日経賞4着のサンアップルトンが出走[18]。以上9頭での競走となった。
単勝1番人気は、天皇賞(春)で3着となって臨むミッキースワローで、単勝オッズ2.9倍に推された。以降一桁台のオッズはミッキースワローを含め5頭であり、6番人気の10.2倍にジェネラーレウーノが推された。スタートからジェネラーレウーノが先手を奪って逃げ、1000メートルを64秒3で通過[22]。このペースは「超スローペース[22](サンケイスポーツ)」や「ゆったりとしたペース(日刊スポーツ)[23]」であったとされている。向こう正面でカレンブーケドールが仕掛け始めて2番手となるなどでペースが上がり[22]、それに続いてミッキースワロー、その後ろから後方で待機していたセンテリュオが進出を開始した[22]。ステイフーリッシュやクレッシェンドラヴは3番手から[24]、先頭に迫るカレンブーケドールに続いて進出し[25]、最後の直線に進入する。直線ではジェネラーレウーノは後退し、カレンブーケドールが先頭となり、後方との差を広げて押し切りを図った[26]。しかし、後方から追い込んだ外からセンテリュオがゴール寸前でハナの差カレンブーケドールを差し切って先着[27]、その競り合いの1馬身4分の1後方でステイフーリッシュが入線[25]。
センテリュオが7回目の挑戦で重賞制覇を果たした[23]。牝馬がオールカマーを制覇したのは2017年のルージュバック以来12回目であり[16]、牝馬がワンツーフィニッシュを果たしたのは1着ショウナンパンドラ、2着ヌーヴォレコルトとなった2015年以来で5年ぶりのことであった[16][23]。なお2着のカレンブーケドールは4戦連続5度目の2着となった[26]。
センテリュオは天皇賞(秋)の優先出走権を獲得[17]。しかし優先出走権を行使することなく出走を見送り、天皇賞(秋)から2週間後のエリザベス女王杯(GI)を目指した[22][23]。
着順 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 単勝オッズ | 人気 | RATE[28] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 13 | グローリーヴェイズ | 牡5 | 川田将雅 | 58 | 2:25.6 | 6.2 | 3 | 119 | |
2着 | 2 | キセキ | 牡6 | 浜中俊 | 57 | 2:25.7 | 3/4馬身 | 3.5 | 1 | 115 |
3着 | 17 | キングオブコージ | 牡4 | 横山典弘 | 57 | 2:25.9 | 1馬身 | 5.2 | 2 | 113 |
4着 | 3 | シルヴァンシャー | 牡5 | 北村友一 | 56 | 2:25.9 | クビ | 13.6 | 8 | 111 |
5着 | 6 | ステイフーリッシュ | 牡5 | 藤岡佑介 | 56 | 2:26.0 | 1/2馬身 | 7.3 | 4 | - |
6着 | 15 | パフォーマプロミス | 牡8 | 福永祐一 | 56 | 2:26.1 | クビ | 9.9 | 6 | - |
天候:晴、馬場状態:稍重[29] |
第55回京都大賞典(GII)は、10月11日に京都競馬場で行われた競走である。GI優勝馬では菊花賞勝利のキセキ、香港ヴァーズ勝利のグローリーヴェイズが出走。重賞優勝馬は、ステイヤーズステークス(GII)勝利のアルバートやリッジマン、モンドインテロの3頭が集結。目黒記念(GII)勝利のキングオブコージとアルゼンチン共和国杯(GII)勝利のパフォーマプロミス、重賞2勝のダンビュライトに加えステイフーリッシュが出走。その他宝塚記念3着の経験があるノーブルマーズ、条件戦3連勝で臨むシルヴァンシャーなど、総勢17頭での出走となった。
単勝オッズ3.5倍の1番人気に推されたのはキセキ、2番人気キングオブコージが5.2倍、3番人気グローリーヴェイズが6.2倍と続き、以降ステイフーリッシュ、ダンビュライト、パフォーマプロミスが一桁台のオッズであり、6番人気までに収まった。グローリーヴェイズが好位から直線で伸びて差し切り[30]、ゴール直前で馬場の外側から追い上げるキセキを振り切り、4分の3馬身離して入線した[30]。
グローリーヴェイズは、2019年の香港ヴァーズ以来、重賞3勝目を達成[31]。関東所属馬の勝利は1998年(第33回京都大賞典)のセイウンスカイ以来であった[31][32]。この勝利により天皇賞(秋)の優先出走権を獲得した。しかし、優先出走権を行使することなく出走を見送り、天皇賞(秋)から4週間後のジャパンカップを目指した。
着順 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 単勝オッズ | 人気 | RATE[33] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 9 | サリオス | 牡3 | C.ルメール | 54 | 1:45.5 | 1.3 | 1 | 119 | |
2着 | 5 | ダイワキャグニー | 騸6 | 内田博幸 | 56 | 1:46.0 | 3馬身 | 10.6 | 4 | 112 |
3着 | 7 | サンレイポケット | 牡5 | 荻野極 | 56 | 1:46.0 | ハナ | 18.9 | 5 | 112 |
4着 | 10 | カデナ | 牡6 | 三浦皇成 | 56 | 1:46.1 | 1/2馬身 | 25.0 | 6 | 111 |
5着 | 4 | ザダル | 牡4 | 田辺裕信 | 56 | 1:46.2 | クビ | 8.5 | 3 | - |
6着 | 6 | トーラスジェミニ | 牡4 | 木幡育也 | 56 | 1:46.6 | 2馬身1/2 | 47.4 | 8 | - |
天候:曇、馬場状態:稍重[34] |
第71回毎日王冠(GII)は、10月11日に東京競馬場で行われた競走である。朝日杯フューチュリティステークス(GI)を勝利し、皐月賞及び東京優駿(日本ダービー)にて二冠を果たしたコントレイルに次ぎ、2着となった3歳馬サリオスが参戦、初めての古馬との対決となった。重賞優勝馬は、弥生賞(GII)や小倉大賞典(GIII)など重賞3勝のカデナ、フラワーカップ(GIII)とターコイズステークス(GIII)勝利のコントラチェックという重賞複数優勝馬に加え、毎日杯勝利の3歳馬サトノインプレッサや、東京巧者で知られるエプソムカップ(GIII)勝利のダイワキャグニー、函館スプリントステークス(GIII)勝利のカイザーメランジェが出走した。その他、巴賞(OP)勝利のトーラスジェミニやプリンシパルステークス(L)勝利のザダル、メイステークス(OP)勝利のアイスストームなど、11頭での競走となった。
単勝オッズ1.3倍の1番人気にはサリオスが推された。単勝支持率は60.2パーセントに上り[31]、これは1984年のグレード制導入以降、1999年(第50回毎日王冠)のグラスワンダーの支持率、66.3パーセントに次ぐ2番目に高い数字であった[31]。次いで8.2倍の2番人気にはサトノインプレッサ、8.5倍の3番人気にザダル、この3頭が一桁台のオッズに推された。以降ダイワキャグニー、サンレイポケット、カデナと続き、最低11番人気のカイザーメランジェは328.3倍に推された。スタートからトーラスジェミニが逃げの手を打ち、それにコントラチェックやダイワキャグニーが続き、サリオスが4番手に位置した[35]。先頭のトーラスジェミニが1000メートルを58秒0で通過、「速いペース」(週刊Gallop[35])の中、最後の直線に進入。2番手のコントラチェックが逃げ粘るトーラスジェミニを捉えようとする中、残り300メートル地点でサリオスが追い出しを開始[35]。同じく進出を試みるダイワキャグニーと馬体を併せながら先頭となると、そこからサリオスがダイワキャグニーを置き去りにし、後方に3馬身離して決勝線を通過した[35]。ダイワキャグニーは後方から伸びたサンレイポケットをハナ差ばかり退けて2着を確保[35]。2番人気のサトノインプレッサはスタート直後に出遅れるなど10着に敗退した[35]。
サリオスは2019年の朝日杯フューチュリティステークス以来の勝利で重賞3勝目を達成。後方に3馬身以上離して勝利したのは1969年第20回毎日王冠(ダート2100メートル)のタケシバオー(3馬身半)以来51年ぶりのことで[31]、グレード制及び1800メートルで行われるようになった1984年以降、最大の着差をつけての勝利であった[31]。加えて、538キログラムの馬体を持つサリオスは、2006年の第57回毎日王冠に勝利したダイワメジャー(526キログラム)を更新するレース史上最高馬体重での勝利である[31]。この勝利により天皇賞(秋)の優先出走権を獲得した。しかし、優先出走権を行使することなく出走を見送り、天皇賞(秋)から3週間後のマイルチャンピオンシップ(GI)を目指した。
東京地方の天気、降水量、平均気温 | |||||||||
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2020年10-11月 | 第23回 富士S 24日 (土) |
ブラジルC 25日 (日) |
26日
(月) |
27日
(火) |
28日
(水) |
29日
(木) |
30日
(金) |
第9回 アルテミスS 31日 (土) |
当日 1日 (日) |
9時 | 晴 | 晴 | 曇 | 曇 | 曇 | 晴 | 曇 | 晴 | 曇 |
12時 | 晴 | 晴 | 晴 | 晴 | 曇 | 晴 | 晴 | 晴 | 曇 |
15時 | 晴 | 晴 | 晴 | 晴 | 曇 | 晴 | 晴 | 晴 | 曇 |
合計降水量
(mm)[36] |
- | - | - | - | - | - | - | - | - |
競馬場の降水量 | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
平均気温
(℃)[36] |
16.4 | 14.3 | 15.8 | 15.7 | 15.7 | 16.3 | 14.1 | 11.9 | 13.1 |
10月23日(金曜日)に5.5ミリメートルの降水を観測して以来記録されなかった[38]。
富士ステークス直前の金曜日は雨の影響で、稍重であった[37]。しかし馬場は回復し、富士ステークス自体は良馬場で実施[39]。その後馬場状態が悪化することはなかった[40]。天皇賞(秋)が行われる、4回目の東京開催は4週目となり、この週から最も内側の「Aコース」から3メートル外側に内柵を設ける「Bコース」での使用が開始された[38]。JRAによると「柵の移動により傷んでいた箇所は概ねカバーされたが、(第)3コーナーの内柵沿いに傷みがある[38]。」と発表している。
競走当週は芝刈り、肥料と殺菌剤の散布、散水を実施[38]。芝の草丈は、野芝は約10 - 12センチメートル、洋芝は約14 - から18センチメートルに設定された[38]。競走2日前の金曜日に観測した芝のクッション値は、9.3で「標準」とされるクッション性であり、同じく含水率は、ゴール前が14.9パーセント、第4コーナーが13.3パーセントを観測した[38]。
18頭まで出走可能な天皇賞(秋)には、12頭が出走登録を行った[41]。
牝馬三冠を筆頭にGI級競走7勝を挙げており、前年の天皇賞(秋)(第160回天皇賞)制覇に続く天皇賞(秋)連覇を目指すアーモンドアイ、同じく秋華賞を優勝した牝馬で、古馬となり牡馬相手の第61回宝塚記念を勝利したクロノジェネシスが出走を表明[42]。この2頭は初めて顔を合わせることとなり、軍土門隼夫は「最強牝馬決定戦」と表現している[42]。一方牡馬では、天皇賞(春)を連覇したフィエールマンが、初めて天皇賞(秋)の舞台に立った[42]。過去に6頭存在する天皇賞春秋連覇[42]及び、テイエムオペラオー、キタサンブラックという顕彰馬2頭に並ぶ天皇賞3勝を目指すこととなった[42]。以上、日本国内のGIを複数回勝利している3頭である。
それ以外のGI優勝馬では、クイーンエリザベス2世カップ、香港カップという香港G1を2勝したウインブライト[42]や2018年の有馬記念(第63回有馬記念)勝利のブラストワンピース[42]、2017年の菊花賞(第78回菊花賞)勝利でそれ以降新たな勝利のないキセキ[42]及び2017年の朝日杯フューチュリティステークス勝利し、前年の天皇賞(秋)にてアーモンドアイの後方2着となったダノンプレミアムが登録[42]。その他、中山記念(GII)など重賞3勝を挙げ、東京優駿2着や皐月賞と大阪杯で3着のダノンキングリー[42]、弥生賞(GII)など重賞3勝のカデナ、エプソムカップ(GIII)を勝利した騸馬のダイワキャグニー[42]、2019年の府中牝馬ステークス(GII)ではGI優勝馬ラッキーライラックを差し切り勝利したスカーレットカラー[42]、牝馬三冠を達成したアパパネの産駒であるジナンボーが登録した[42]。
競走除外、出走取り消しは発生せず、登録した12頭の出走が実現した。
枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量
[kg] |
調教師 | 単勝人気 | 馬体重
[kg] | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
所属 | 氏名 | オッズ | 人気 | |||||||
1 | 1 | ブラストワンピース | 牡5 | 池添謙一 | 58 | 美浦 | 大竹正博 | 32.3 | 7 | 550 |
2 | 2 | カデナ | 牡6 | 田辺裕信 | 58 | 栗東 | 中竹和也 | 146.1 | 11 | 478 |
3 | 3 | ダイワキャグニー | 騸6 | 内田博幸 | 58 | 美浦 | 菊沢隆徳 | 89.8 | 10 | 496 |
4 | 4 | ダノンキングリー | 牡4 | 戸崎圭太 | 58 | 美浦 | 萩原清 | 13.3 | 3 | 450 |
5 | 5 | ウインブライト | 牡6 | 松岡正海 | 58 | 美浦 | 畠山吉宏 | 180.6 | 12 | 484 |
6 | フィエールマン | 牡5 | 福永祐一 | 58 | 美浦 | 手塚貴久 | 17.4 | 5 | 478 | |
6 | 7 | クロノジェネシス | 牝4 | 北村友一 | 56 | 栗東 | 斉藤崇史 | 4.4 | 2 | 464 |
8 | キセキ | 牡6 | 武豊 | 58 | 栗東 | 角居勝彦 | 16.7 | 4 | 508 | |
7 | 9 | アーモンドアイ | 牝5 | C.ルメール | 56 | 美浦 | 国枝栄 | 1.4 | 1 | 490 |
10 | スカーレットカラー | 牝5 | 岩田康誠 | 56 | 栗東 | 高橋亮 | 42.3 | 8 | 488 | |
8 | 11 | ダノンプレミアム | 牡5 | 川田将雅 | 58 | 栗東 | 中内田充正 | 21.6 | 6 | 496 |
12 | ジナンボー | 牡5 | M.デムーロ | 58 | 美浦 | 堀宣行 | 89.0 | 9 | 492 |
スタート直後ダイワキャグニーがハナを主張するも2番手に甘んじ、ダノンプレミアムが外枠から制して逃げの手を打つ[47]。続いて好位の3.4番手にキセキとアーモンドアイが位置した。中団にはブラストワンピースやウインブライト、ダノンキングリーがおり、その後方にフィエールマンとクロノジェネシスが追走[47]。最後方はスカーレットカラーとカデナであった。ダノンプレミアムが2番手のダイワキャグニーに3馬身つけて逃げる中、1000メートルを60秒5で通過した。
ダイワキャグニーが最終コーナーで後退する中[47]、最後の直線に進入した。キセキが2番手に進出したが、先頭との差が縮まらなかった。アーモンドアイは「抜群の手応え」(週刊Gallop)で直線に向き、4番手から追い出しを始めた。残り300メートルでゴーサインが発出されると加速し[48]、残り200メートル過ぎにて先頭で粘るダノンプレミアムを捕らえた[47]。そんな中、馬場の外側後方ではクロノジェネシスが、さらに後方からフィエールマンが追い上げを開始[47]。アーモンドアイが先頭となったにつれてフィエールマンとクロノジェネシスが追い上げるも半馬身振り切り[48]、アーモンドアイが先頭で入線した。
以下の内容は、JRA[49]及びnetkeiba.com[50]の情報に基づく。
着順 | 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 上がり3F | 単勝オッズ | 人気 | レーティング[51] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 9 | アーモンドアイ | C.ルメール | 56 | 1:57.8 | 33.1 | 1.4 | 1 | 120 | |
2 | 5 | 6 | フィエールマン | 福永祐一 | 58 | 1:57.9 | 1/2馬身 | 32.7 | 17.4 | 5 | 123 |
3 | 6 | 7 | クロノジェネシス | 北村友一 | 56 | 1:57.9 | クビ | 32.8 | 4.4 | 2 | 119 |
4 | 8 | 11 | ダノンプレミアム | 川田将雅 | 58 | 1:58.2 | 2馬身 | 34.0 | 21.6 | 6 | 119 |
5 | 6 | 8 | キセキ | 武豊 | 58 | 1:58.6 | 2馬身1/2 | 34.1 | 16.7 | 4 | 115 |
6 | 3 | 3 | ダイワキャグニー | 内田博幸 | 58 | 1:59.0 | 2馬身1/2 | 34.5 | 89.8 | 10 | 111 |
7 | 8 | 12 | ジナンボー | M.デムーロ | 58 | 1:59.1 | クビ | 34.4 | 89.0 | 9 | 110 |
8 | 2 | 2 | カデナ | 田辺裕信 | 58 | 1:59.2 | 1/2馬身 | 33.9 | 146.1 | 11 | 109 |
9 | 7 | 10 | スカーレットカラー | 岩田康誠 | 56 | 1:59.2 | アタマ | 33.7 | 42.3 | 8 | 105 |
10 | 5 | 5 | ウインブライト | 松岡正海 | 58 | 1:59.4 | 1馬身1/4 | 34.5 | 180.6 | 12 | 107 |
11 | 1 | 1 | ブラストワンピース | 池添謙一 | 58 | 1:59.5 | 3/4馬身 | 34.6 | 32.3 | 7 | 106 |
12 | 4 | 4 | ダノンキングリー | 戸崎圭太 | 58 | 2:00.7 | 7馬身 | 35.8 | 13.3 | 3 | 94 |
ハロンタイム[52] | 12.7 - 11.7 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 10.9 - 11.1 - 11.6 |
1000m通過タイム[53] | 60.5秒(ダノンプレミアム) |
上がり4ハロン[52] | 45.3秒 |
上がり3ハロン[52] | 33.6秒 |
優勝馬上がり3ハロン[53] | 33.1秒 |
上がり3ハロン最速[53] | 32.7秒(フィエールマン) |
馬番[52][54] | 配当[52] | 人気[52][54] | 的中票数[52][54] | 投票数[52][54] | 売得金[52][54] | |
---|---|---|---|---|---|---|
単勝 | 9 | 140円 | 1番人気 | 609万 207票 | 1093万3260票 | 10億9332万6000円 |
複勝 | 9 | 110円 | 1番人気 | 1243万7598票 | 1780万8117票 | 17億8081万1700円 |
6 | 260円 | 6番人気 | 49万6993票 | |||
7 | 140円 | 2番人気 | 148万5990票 | |||
枠連 | 5-7 | 780円 | 4番人気 | 34万8062票 | 352万9536票 | 3億5295万3600円 |
馬連 | 6-9 | 970円 | 5番人気 | 165万1006票 | 2071万3838票 | 20億7138万3800円 |
ワイド | 6-9 | 420円 | 5番人気 | 85万3886票 | 1531万7392票 | 15億3173万9200円 |
7-9 | 180円 | 1番人気 | 261万1048票 | |||
6-7 | 670円 | 9番人気 | 49万4237票 | |||
馬単 | 9-6 | 1180円 | 6番人気 | 90万7433票 | 1435万6219票 | 14億3562万1900円 |
3連複 | 6-7-9 | 960円 | 3番人気 | 290万1391票 | 3720万4067票 | 37億2040万6700円 |
3連単 | 9-6-7 | 4130円 | 9番人気 | 167万 414票 | 9522万7303票 | 95億2273万 | 300円
ワイド「7 - 9」180円は、天皇賞(秋)におけるワイド最低払戻金額である[55]。競走全体の売上は、215億897万3200円。前年第160回天皇賞の99.7パーセント。週刊Gallopは「微減」とし「12頭と少頭数」なのが原因と表した[55]。
当日の東京競馬場への入場者は1310人で、前年第160回天皇賞開催日の1.3パーセント[56]。
対象順 | 1[57] | 2[52] | 3[58] | 4[57] | 5[52] |
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競走順 | 京都第10競走 | 東京第10競走 | 福島第11競走 | 京都第11競走 | 東京第11競走 |
競走名 | 栞S | 秋嶺S | 福島民友カップ(L) | カシオペアS (L) | 天皇賞(秋) (GI) |
条件 | ダート1900m 3勝クラス (1600万下) |
ダート1300m 3勝クラス (1600万下) |
ダート1700m オープン |
芝外1800m オープン |
芝2000m オープン |
単勝人気 | 2番人気 | 1番人気 | 4番人気 | 2番人気 | 1番人気 |
勝利馬 (鞍上) |
メイショウカズサ (松山弘平) |
フィールドセンス (武豊) |
オーヴェルニュ (丸山元気) |
ランブリングアレー (吉田隼人) |
アーモンドアイ (クリストフ・ルメール) |
馬番 | 3 | 9 | 2 | 3 | 9 |
残票数[59] | 3,006,490票 | 857,721票 | 164,098票 | 37,749票 | 22,548票 |
本レースのテレビ・ラジオ放送の実況担当者は、以下の通り。
雑誌
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