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フジニュースネットワーク
日本のニュース系列 ウィキペディアから
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フジニュースネットワーク(英: Fuji News Network、略称:FNN)は、日本のニュースネットワークである。フジネットワーク(FNS)系列全28局の報道部門が構成する。フジネットワーク(FNS)とともにフジテレビ系列の番組供給ネットワークである。
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後述の新ロゴマークが登場した後も2021年一杯は日曜朝及びレギュラー番組休止分の「FNNニュース」ではこのロゴが使われた。2023年4月以降もニュース速報や一部の番組、系列局などで使用されている。

フジテレビジョン(フジテレビ)をキー局とし、事務局はフジテレビ報道局内に存在する。フジネットワーク(FNS)発足以前の1966年10月に結成された。
総合ニュースサイト『FNNプライムオンライン』を運営しており、YouTubeをはじめとする各種プラットフォームにて、積極的にニュースを配信している。
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概説
要約
視点
フジテレビ開局前年の1958年7月、共同通信社やフジテレビ、日本教育テレビ(NETテレビ、現:テレビ朝日)、中部日本新聞社などブロック紙、地方紙、地方民放局などの出資により「株式会社共同テレビジョンニュース[注釈 1]」が設立された。設立時の計画では、同社が「共同テレニュース」を制作し、出資各社で放送されることが予定されていた。ところが直後にNETテレビが離脱し、共同テレニュース社は事実上のフジテレビ系列専属となった。1960年、共同通信社などが資本を引き揚げ、名実ともにフジテレビの子会社となった。
フジテレビのネットワーク拡大戦略の一環として、フジテレビ系列各社はネットワークニュースの共同制作を開始する。1966年10月3日、フジテレビ、仙台放送、東海テレビ、関西テレビ、テレビ西日本の5社により「フジニュースネットワーク(FNN)」が結成された[1][2]。1967年9月、共同テレビニュース社の報道部門がフジテレビ報道局に完全移管され、以降同社はフジサンケイグループの番組制作会社となり、1970年3月には「株式会社共同テレビジョン」へ商号変更した。

FNNは、FNS全28社(フルネット局26社、クロスネット局2社(テレビ大分、テレビ宮崎[注釈 3])の報道部門で構成され、事務局はフジテレビの報道局内にある[3]。山口県、青森県などのフジテレビ系列局が存在しない県については、隣接県の局がカバーする[3]。系列局数はNNN(日本テレビ系列)[注釈 3]、JNN(TBS系列)についで3番目に多く、全ての系列局がテレビ単営局となっている[注釈 4][注釈 5]。FNN系列局の多くがフジ・メディア・ホールディングスの連結子会社もしくは関連会社となっている[4][5]。
また、系列28局はすべて、ACジャパン(旧・公共広告機構)の正会員企業の一つであり、28社含む計1000社以上の民間企業・団体が所持する資源を少々出し、広告としてテレビのコマーシャルメッセージなどを通じて同団体の公共広告を放映・展開している[6]。
1990年から2005年までの15年間、配信元の系列局名の表記テロップを出していた。なお情報番組では制作協力扱いとなっている[注釈 6]。
地上デジタル放送のリモコンキーIDは、東海テレビ・サガテレビ・クロスネット2局を除き、各局「8」で統一されている。東京キー局のフジテレビ、大阪準キー局の関西テレビがともにアナログ親局8chであることに由来する。また、沖縄テレビのアナログ親局も8chである。なお、リモコンキーIDに「8」を使用しない局のうち、「1」の東海テレビのみアナログ親局のチャンネル番号を引き継いだ。
ロゴマークの書体は記事の冒頭に掲載されている斜字風の「FNN」で定まっている反面[注釈 7]色は他系列と違って正式には定まっていない。2023年4月時点では灰色(「FNN」)、または水色(「FNN」)で表示されていることが多く見られる。2023年4月現在では黒色と全色で表示されている(「FNN」)[注釈 8][注釈 9]。
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FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン(英: FNN PRIME ONLINE)は、フジニュースネットワーク(FNN)が運営する総合ニュースサイト。フジテレビジョンが運営受託している。
沿革
2018年4月、フジテレビは「プライムニュース」を報道ニュース番組の統一ブランドとした。これに合わせてFNN運営(フジテレビが運営受託)の「FNN-News.com」(http://www.fnn-news.com/)、フジテレビ単独運営の「ホウドウキョク」(https://www.houdoukyoku.jp/)が統合され、新たに「FNN.jpプライムオンライン」がローンチした[8]。
2019年4月1日、フジテレビが報道ニュース番組の統一ブランドを「Live News」に改めた際、名称が「FNN.jpプライムオンライン」から「FNNプライムオンライン」に、ロゴが「FNN PRIME online」から「FNNプライムオンライン」にそれぞれ変更された。2019年6月、月間4,000万PVを突破した[9]。
2021年8月、歴代最高アクセス数を記録し、月間1億PVを突破。月間1億4,500万PV、ユーザー数は月間4,142万UUとなった[10]。
2024年1月に発表された「2023年YouTubeチャンネル総再生数ランキング(通常動画)」にて、YouTubeチャンネル「FNNプライムオンライン」が堂々たる1位を獲得した。年間6億6,354万回再生を記録し、「東海オンエア」(2位)、「THE FIRST TAKE」(5位)、「Snow Man」(8位)といった名だたるエンタメ系チャンネルを大きく引き離した[11]。
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系列局
要約
視点
現在の系列局
この表は、地域や都道府県の配列に際し、日本民間放送連盟公式サイト「会員社」ページ の表記に準じて記載している(一部に例外あり)。
- ○ - 関連会社・子会社にラジオ局を持つ局
- ■ - 自社サイトでのニュースの動画配信実施局
- △ - 外部サイト(FNNプライムオンライン・Yahoo!ニュース[12]・YouTubeなど)でのニュースの動画配信実施局
- ◆ - 第三セクター局
- ※ - ワンセグ放送でロゴ(チャンネルロゴ表示)を表示しない局[注釈 10]
過去の系列局
●印は加盟当時メインネットであった。
以下の各局は認定放送持株会社移行により系列局が新社に変更となったものであり、系列を脱退したわけではない。
- フジテレビジョン(1966年10月3日発足 - 2008年9月30日、(新)フジテレビジョンに移行)
加盟構想のあった放送局
加盟の意思があった、または加盟を打診されたものの、結局加盟しなかった主な局。
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海外支局
要約
視点
2021年7月現在。海外支局は名目上、全支局フジテレビが開設していることになっているが、実際はフジテレビジョンを中心に関西テレビ放送、東海テレビ放送、テレビ静岡、テレビ西日本など基幹局が設置し、ネットワーク基金(「FNN基金」)などを用いて系列各局で開設・運営を分担している。
記者の派遣は、実際の開設局以外からも行われている。開設局が地方局の場合でも、特派員はフジテレビに出向せず、出身局社員の肩書のままで活動する。名刺を使用する場合はFNNのロゴと出身局名を併記した特注の物を出身局が用意する。
過去の海外支局
- FNNベルリン支局 ※フジテレビが2000年に開設・運営していた(現在[いつ?]は、事務所を設置)。関西テレビからも記者を派遣。
- FNNクアラルンプール支局 ※フジテレビが2000年に開設し、2010年3月に閉鎖。関西テレビからも記者を派遣。
- FNNサイゴン支局 ※フジテレビが開設・運営していた。1975年に閉鎖。
- FNNカイロ支局 ※フジテレビが1981年に開設・運営していた。
- FNNマニラ支局 ※フジテレビが1988年に開設、2002年に閉鎖。
- FNNローマ支局 ※関西テレビが1980年に開設、2000年に閉鎖。
- FNNシンガポール支局 ※関西テレビが1981年に開設、2001年に閉鎖。
- FNNジュネーブ支局 ※関西テレビが1982年に開設、2000年に閉鎖。
- FNNウィーン支局 ※東海テレビが1991年に開設、1997年に閉鎖。
- FNNジャカルタ支局 ※東海テレビが1997年に開設、2003年に閉鎖。
- FNNボン支局 ※テレビ西日本が1981年に開設、1997年に閉鎖。
- FNN香港支局 ※テレビ静岡が1991年4月に開設し[20]、2002年に閉鎖。
- FNNシドニー支局 ※テレビ新広島が1992年に開設し[21]、2000年前半に閉鎖。
- FNNハワイ支局 ※フジテレビが開設・運営していた。
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ネットニュース枠番組
- 随時
- 朝
→詳細は「フジテレビ系列朝ニュース枠」を参照
- 昼
→詳細は「フジテレビ系列昼ニュース枠」を参照
- 午後(平日のみ)
2023年4月以降現存せず。
→詳細は「フジテレビ系列午後のスポットニュース枠」を参照
- 夕方
→詳細は「フジテレビ系列夕方ニュース枠」を参照
- 20:54 - 21:00
2018年4月以降現存せず。一部の曜日で時間が異なる時期があった。一部の局では現在[いつ?]も同様の時間にローカルニュースなどを放送している場合がある。
- FNNニュース・明日の天気(1968年10月 - 1998年3月29日)
- FNNレインボー発(1998年3月30日 - 2014年3月30日)
- FNN NEWS Pick Up(2014年3月31日 - 2015年3月29日)
- こんやのニュース(2015年3月30日 - 2016年10月2日)
- ユアタイム クイック(2016年10月3日 - 2017年10月1日)
- THE NEWSα Pick(2017年10月2日 - 2018年3月31日)
- 最終版
→詳細は「フジテレビ系列深夜ニュース枠」を参照
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報道特別番組
要約
視点
選挙、台風、地震・北朝鮮によるミサイル発射(全国瞬時警報システムによる速報)など大きな事件・事故の際には、直ちに全局応援体制が組まれ、共同取材・共同制作が始まる[3]。昭和天皇崩御、阪神・淡路大震災、東日本大震災では特にその力を発揮した[3]。
災害時の対応
前述の通り、こうした災害に対する対応および特別番組の編成に関してはフジテレビをはじめとするFNN各局では万一の災害に備え、日頃より首都直下型地震を想定した大規模な災害放送訓練が毎年実施されている。事例として2013年11月9日に関西テレビを発災局とし、南海トラフ巨大地震を想定した疑似特番を編成、系列局との連携や災害時の放送での協力体制の確認、災害時における取材手段、伝送手段などの訓練のほか、取材班と小型衛星伝送装置を搬送道路の遮断を想定した被災地の最寄り地点までヘリコプターで搬送し被害の様相を伝える訓練や、大阪府庁の新災害対策本部からの中継、報道局員による技術スタッフを同伴しない形でのミニ中継車による訓練がそれぞれ行われた[14][15][16]。
また、関西テレビでは取材・放送対象地域内にとどまらず被災した放送局への支援や全国放送のサポートにも取り組んでおり、事例として2013年9月6日・7日にはフジテレビとの合同により東京湾で首都直下型地震が発生したことを想定した大規模な災害放送訓練を実施。内容はフジテレビが報道特別番組の放送中に津波などの災害等により同局本社が被災し送出機能を喪失したことでテレビ放送のブラックアウトが発生し放送不能となることから、関西テレビを発局とした上で全国ネットによる報道特番を継続の上、全国ネットでのCMを同局から代替送出した上で全国ネット番組を復帰するための訓練となっている。またこの訓練はフジテレビ報道センターをはじめ、湾岸スタジオ屋上からの伝送、関西テレビとフジテレビ新宿支局(東京都新宿区)による連絡のやり取りを通じた災害リポートの放送や、関西テレビ内での全国ネット・関東ローカルのタイムテーブルと放送データの作成、それを通じた必要な素材の伝送の手配のほか、実際の災害発生を意識した訓練や各地の放送局へのサポートといった施策が行われている[14][15][16]。
さらに、災害時には前述のフジテレビ・関西テレビのほかNST新潟総合テレビ、長野放送、テレビ新広島、岡山放送、高知さんさんテレビの5局にも参加し、災害時の各局の連携をより円滑に行えるかの検証も実際された[16]。また災害対策基本法指定公共機関の指定を報道機関で唯一受けている日本放送協会(NHK)が幹事を務める防災プロジェクトにもフジテレビがFNN代表として参画している[22]。
国政選挙
開票状況を伝える特別番組を放送。
- FNN開票速報(1971年参院選、1972年衆院選)
- 唄子・啓助のおもろい選挙速報(1974年参院選)
- パンチDEセンキョ FNN開票速報(1976年衆院選)
- 決定版!!オールスターパンチDEセンキョ FNN開票速報(1977年参院選、1979年衆院選)
- 激動!ダブルDEセンキョ(1980年衆院選・参院選)
- タモリの選挙でいいとも!(1983年参院選)
- キンキンのなるほど!ザ・選挙(1983年衆院選)
- ダブルマッチ'86ニャンたって16時間ぶっつづけ・FNN開票速報(1986年衆院選・参院選)
- 参院選開票速報・選挙列島そりゃもう大さわぎ(1989年参院選)
- スーパータイム選挙スペシャル(1990年衆院選、1992年参院選、1993年衆院選)
- 激動待ったなし!! FNN参院選スペシャル(1995年参院選)
- FNN選挙特番'96 選挙の鉄人 甦れ!! 日本の政治(1996年衆院選)
- FNN選挙スペシャル 激突! 熟女軍団が斬る泣き笑いニッポン列島(1998年参院選)
- FNN総選挙スペシャル(2000年衆院選)
- 聖域なき生直撃 FNN真夏の大変革 小泉維新に骨太審判(2001年参院選)
- FNN踊る大選挙戦(2003年衆院選、2004年参院選、2010年参院選)
- FNN選挙WARS〜改革の最終審判〜(2005年衆院選)
- FNNスーパー選挙王(2007年参院選)
- FNNスーパー選挙2009 審判の日(2009年衆院選)
- FNN総選挙2012 ニッポンの決意 JAPAN'S DECISION(2012年衆院選)
- FNN参院選 真夏の決断2013(2013年参院選)
- FNN衆院選2014 THE SENKYO 〜ニッポンをしゃべり倒す!〜(2014年衆院選)
- FNN参院選 みんなの選挙2016(2016年参院選)
- FNN選挙特番 ニッポンの決断!2017(2017年衆院選)
- Live選挙サンデー(2019年参院選、2021年衆院選、2022年参院選、2024年衆院選、2025年参院選)
ニュース速報・地震・津波・気象・台風
震度3以上を観測した揺れをはじめとする速報については、ニュース速報(フジテレビでの画面表示では「FNN地震情報」「FNN津波情報」「FNNニュース速報」「特別警報」「【○○五輪速報】」等となる。上下に横線あり[注釈 48])の形式で伝え、場合によっては市町村別震度も伝える(震度は色分けで表示)。[要出典]
規模が大きな地震については、長時間にわたって伝える。地震に伴う津波に関しても同様の措置をとる。特に大きい津波が襲来する恐れのある地震の時(について)は、FNN津波情報(緊急地震速報)のテロップが流れる。緊急地震速報や大津波警報、津波警報、津波注意報の地図テロップは、地上波(関東ローカル)・BS・CS全波で同時に表示される。ただし、緊急地震速報は関東地方で強い揺れが予測されない場合はBS・CSのみで表示となる。緊急地震速報のチャイム音は地上波(関東ローカル)・BS・CS全波共通でNHKと同じチャイム音を2回鳴らしている。生放送のニュース番組放送中に緊急地震速報が発表された場合は原則として番組内のテロップで「緊急地震速報発令中」と表示される。[要出典]
なお、FNN速報テロップの表示は2023年4月現在、関東ローカル地上波(フジテレビ)の他、BSフジ、CS放送のフジテレビONE・TWO・NEXT等の全てにおいて、文字フォントが平成角ゴシック体であり[注釈 49]、速報チャイムにおいては、「ポロロロローン…ポロロロローン…」というような独特の音色が使用されている(ただし、CSではニュース・地震を問わず速報チャイムは鳴らしていない)。これはフジテレビの送出マスターが地上波・BS・CSの統合型である為。自局運営(委託分を含む)による地上波・衛星波の全てのチャンネルで速報テロップ表示を行っているのはNHK(緊急地震速報、地震情報のみ国際放送を除く全波で表示)とフジテレビのみである。[要出典]
速報テロップにおいては、全国規模の状況(地震や津波の被害状況)によってはBSフジ、CS放送のフジテレビONE・TWO・NEXT等でも同時に表示されることがある。なお、フジテレビONE・TWO等では地上波・BSフジよりサイズが小さめである上、表示位置も若干下がっている(スカパー!プレミアムサービスの標準画質放送で4:3サイズに拡大して放送していることに配慮していると見られる)。[要出典]
ちなみに速報チャイムに関しては、1996年3月以前は「ピピピ…ピピピ…ピピピ…」の3音のチャイムが使用されていた[注釈 50][注釈 51]。1996年4月から2011年4月20日までの間は「ポーン ポーン」(デジタル放送受信機の音とほぼ同じ、低音で)の2音のチャイムであった。2010年夏よりNHK・民放共通で使用されているデジタル放送受信機内蔵音における緊急地震速報のチャイム(地上デジタルのみ)と紛らわしいという声があった為、2011年4月21日からは現在の速報チャイムに切り替わっている[注釈 52]。[要出典]
気象情報、氾濫危険情報のテロップ[注釈 53]の時は、かつてはチャイムは鳴らないままテロップだけが表示されていたが、2021年6月に気象庁が顕著な大雨に関する情報を開始して以降はチャイムを鳴らしている。[要出典]
台風時は、各局で編成されるため、すべての系列局に向けた特別番組の放送は滅多にしない。また、通常のニュース・情報番組のなかで、番組の多くを台風情報に充てている。[要出典]
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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