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日本の男性声優、俳優 (1934−2011) ウィキペディアから
小林 修(こばやし おさむ、1934年11月22日[9] - 2011年6月28日[3])は、日本の声優、俳優。東京府東京市向島区(現:東京都墨田区向島)出身[2]。生前の所属は同人舎プロダクションで、代表取締役を務めた。
劇団化粧座の研究生を経て[10]、1954年、劇団こだま座入団[11]。1957年、東京タレントクラブ所属[11]。同年、劇団文芸座を結成し[11]、同劇団解散後、東京俳優生活協同組合に所属[8]。
海外ドラマ『ドラグネット』の吹き替えで声優としての活動を始める[8]。吹き替え草創期より活動した。
1959年、海外ドラマ『ローハイド』で主演のギル・フェイバー隊長(エリック・フレミング)を吹き替え、出世作となる[12]。
1965年、同人舎プロダクションを創立[8]。死去するまで同事務所に所属し、社長を務めた。
上司や政治家といった権力者の役が多く、出世作である『ローハイド』のギル・フェイバー隊長役を機に、責任感あるリーダーの役を務めることが多かった。一方で、『アメリカン・ヒーロー』(1982年)のビル捜査官を吹き替えてからは、コミカルで無責任な上司の役も多かった[16]。
吹き替えを主体とし、数多くの作品に出演。とくにユル・ブリンナーの吹き替えはほとんどの作品を担当[17]。いくつかの作品ではジョン・ヴォイトやジーン・ハックマン、ジョン・ウェイン、マイケル・ケインの吹き替えも担当した。
アニメでは、ハンナ・バーベラ作品で二度主演した数少ない声優であった。また、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」では常連のひとりであり、第1作でドメル将軍を演じて以降『復活篇』まで、『新たなる旅立ち』を除くすべての作品に出演していた。
『ローハイド』のフェイバー隊長役は、同作のキャスティングに関わり、かつて出演したラジオドラマのスタッフだった滝山照夫が縁でオーディションに参加。50名近い候補者の中から抜擢された[12]。小林は、後年のインタビューで思い出深い出演作を訊かれた際に「どの作品にも思い出があり忘れることはできないが、中でも私にとって、生涯忘れることのできない作品」と『ローハイド』を挙げ、「この好運な出会いにより、役者として多くの可能性を生み出し、色々な仕事へと発展してゆき、今の私があるといってもいいのではないでしょうか」と話している[12]。
自宅は、総ヒノキ造りの豪邸だった。
小林の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任 | 役名 | 概要作品 | 後任の初担当作品 |
---|---|---|---|
堀勝之祐 | 細川藤孝 | 『へうげもの』 | TBA |
沢木郁也 | ブランチ | 『太陽の使者 鉄人28号』 | 『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』 |
田中秀幸 | チェロヒキーさん | 『それいけ!アンパンマン』 | 第1322話Bパート |
稲葉実 | ベイツ提督 | 『暴走特急』テレビ朝日版[注 1] | 吹替の力追加収録部分 |
浦山迅 | レオポルト・モーツァルト | 『アマデウス』[注 2] | |
森田了介 | ハン | 『燃えよドラゴン』TBS版[注 3] | WOWOW吹替補完版追加収録部分 |
堀内賢雄 | バーナビー・フルトン博士 | 『モンキー・ビジネス』 | |
宝亀克寿 | サラー | 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》※日本テレビ版』 | 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 |
大泊貴揮 | モンゴメリー・スコット(チャーリー) | 『スター・トレック ディレクターズ・エディション』 | 4K UHD+Blu-ray版追加収録部分 |
仲野裕 | ロビンソン | 『ダイ・ハード』テレビ朝日版 | スターチャンネル追加収録部分[18] |
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