トップQs
タイムライン
チャット
視点

北海道警察

北海道の都道府県警察 ウィキペディアから

北海道警察map
Remove ads

北海道警察(ほっかいどうけいさつ、英語Hokkaido Prefectural Police略称HP )は、北海道に置かれる警察組織またはその本部英語Hokkaido Prefectural Police Headquarters )である。

概要 北海道警察ほっかいどうけいさつ Hokkaido Prefectural Police, 役職 ...
Thumb
北海道警察官の活動の様子(芦別市内での巡回連絡
Thumb
2010(平成22)年11月13日、
APEC警備のため、神奈川県横浜市中区関内駅前を走行する北海道警察のパトカー

北海道内を管轄区域としており、道警または北海道警と略される。

Remove ads

概要

警察法の規定により北海道知事の所轄の下に置かれる北海道公安委員会の管理に服し、大規模警察本部であり本部長の階級警視監である。なお、地方警務官以外の警察官などの給与支払者は北海道知事である。

北海道は面積が広大であることから、札幌・函館・旭川・釧路および北見の5つの方面に分けて、北海道の14地方(総合振興局または振興局の管内)のうち、道警本部の所在地を包括する札幌方面(石狩地方・胆振地方・日高地方の全域と後志地方および空知地方の大半)には方面本部は置かれず道警本部が警察の事務を直接処理する[2]が、他の4つの方面には大規模警察本部以外の警察本部に相当する下部組織として、函館・旭川・釧路および北見の各方面本部を置く。(管轄および詳細などは下部または別頁を参照)[3]

なお、これにより北海道公安委員会は、4つの方面本部を管理するための下部組織として、4つの「北海道〇〇方面公安委員会」(函館・旭川・釧路および北見)を置く。

また、他府県警察が警察庁地方機関である「管区警察局」の管轄区域となっている[4]のに対して、道警を管轄区域とする管区警察局は存在せず、警視庁とともに警察庁の直接の管轄となっている[注 1]

2025年令和7年)4月1日現在の北海道地方警察職員の定員は、11,672人(うち警察官の定員は10,394人)とされている。なお、この定員のほか、「主として道路における交通の安全と円滑に係る指導取締りに関する事務を行わせるため、巡査245人を置くものとする。」とされている[5]


Remove ads

所在地

【本部庁舎】- 北海道札幌市中央区北2条西7丁目

【琴似庁舎】- 北海道札幌市西区八軒1条西3丁目1番9号


シンボルマークとシンボルマスコット

[6]

  • シンボルマーク
    • 形象  HP
    • 主旨  Hokkaido(北海道)、Police(警察)、People(道民)の頭文字を図案化し、道民とともに力強い警察を、情熱的で勇気あるレッドカラーで表現した。
    • その他 道警職員の名刺などに使用されている。
  • シンボルマスコット
    • 愛称  ほくとくん
    • 生年月日 1992年(平成4年)6月23日
    • 由来  北の夜空にあって輝く北斗星を、北海道の輝く未来とともに、犯罪や事故のない明るく住みよいまちづくりのために、昼夜の別なく活躍する道警の姿に例えて命名した。
    • 主旨  北海道に棲む、うさぎ、ふくろう、馬、きつねなどの動物たちをヒューマンにイメージし合成したオリジナルマスコットである。ブルー、ホワイト、ベージュの3色が使われており各色において道警のあるべき姿を表現しており、左胸には道警のシンボルマークがついている。
    • その他 きぐるみが制作されており、音楽隊行事や警察署などの各種啓発活動に使われている。


本部の組織

要約
視点

[7][8][9]

  • 総務部
  • 総務部長
    • 総務課 - 次席
      • 公安委員会補佐室(室長 - 同部管理官)
      • 警察情報センター(所長 - 同部管理官)
      • 取調べ監督室
    • 広報課
      • 情報発信・広聴室
      • 音楽隊(琴似庁舎)(副隊長 - 広報課長補佐)
    • 警察相談課
    • 会計課
      • 物品調達・管理室(室長 - 同部参事)
      • 監査室(室長 - 同部参事)
    • 施設課
      • 庁舎管理室
    • 装備課
    • 情報管理課
      • システム管理室
    • 留置管理課
      • 琴似留置場(札幌市西区)


  • 警務部
  • 警務部長
    • 理事官
    • 総合企画官
    • 警務課 - 次席
      • 犯罪被害者支援室
      • イノベーション推進室
      • 採用センター
      • 給与管理室(室長 - 事務職員)
    • 教養課
      • 術科指導室(室長 - 技術職員)
      • 通訳センター
    • 厚生課
      • ライフプラン推進室
      • 健康管理室(室長 - 同部参事)
    • 監察官室
      • 訟務官
      • 訟務室(室長 - 訟務官)
    • 首席監察官 - 監察官



  • 地域部
  • 地域部長
    • 地域企画課 - 次席 - 中隊長 - 小隊長
      • 地域警察運営室
      • 地域実務指導室(室長 - 同部管理官)
      • 鉄道警察隊(隊本部:JR札幌駅構内/札幌市北区)(隊長 - 同部管理官)
    • 通信指令課
    • 自動車警ら隊(隊本部:琴似庁舎)- 副隊長 - 班長


  • 刑事部[10]
  • 刑事部長
    • 組織犯罪対策局
    • 刑事企画課 - 次席
    • 捜査第一課
    • 捜査第二課
    • 捜査第三課
    • 捜査支援分析課
      • 照会センター
    • 鑑識課
      • 指紋センター
    • 機動捜査隊(隊本部:琴似庁舎)- 副隊長 - 班長
    • 科学捜査研究所 - 副所長(技術職員)- 科長(技術職員)
      • 主任研究官
      • 専門研究官
    • 組織犯罪対策局組織犯罪対策企画課
      • 特殊詐欺対策室
      • 国際捜査室
    • 組織犯罪対策局組織犯罪対策第一課
    • 組織犯罪対策局組織犯罪対策第二課
      • 薬物銃器対策室
      • 暴力団意見聴聞官






  • 北海道警察学校(校舎/札幌市南区)
  • 校長
    • 副校長
      • 庶務部 - 次長
        • 庶務課 - 次席
        • 会計課 - 次席
      • 初任部 - 次長
      • 教務部 - 次長
      • 指導部 - 次長
        • 術科室
    • 函館方面分校(校舎/函館市) - 分校長
    • 旭川方面分校(校舎/旭川市) - 分校長
    • 釧路方面分校(校舎/釧路市) - 分校長
    • 北見方面分校(校舎/北見市) - 分校長


Remove ads

装備

  • パトロールカー 1,330台
  • 白バイ 60台
  • 警備艇 6隻
さらに見る 船名, 愛称 ...
Thumb
警備艇 るもい

退役艇 - のさっぷ 根室 17m型 北7、こぶし 千歳支笏湖) 8m型、はまなす 苫小牧 8m型


  • ヘリコプター 5機 
さらに見る 管区, 都道府県 ...

退役機 - ぎんれい2 JA02HP(EC135P1



Remove ads

方面本部


警察署

要約
視点

道内には64署が設置されており、そのうち札幌方面管内の3署(中央苫小牧) 、函館方面本部管内の1署(函館中央) 、旭川方面本部管内の1署(旭川中央) 、釧路方面本部管内の2署(釧路帯広)の計7署が、大規模署(署長の階級は警視正)である。

北海道警察本部(札幌方面)直轄(27署)
  • 警察車両ナンバーの地名表記:石狩・後志・空知地域は「札幌」、苫小牧署以外の胆振・日高地域は「室蘭」、苫小牧署は「苫小牧[注 2]」(ご当地ナンバー)となる。
さらに見る ※, 地域 ...


函館方面本部管轄(9署)
  • 警察車両ナンバーの地名表記:渡島・檜山地域は「函館」、後志地域は「札幌」となる。
さらに見る ※, 地域 ...


旭川方面本部管轄(11署)
  • 警察車両ナンバーの地名表記:すべての地域が「旭川
さらに見る ※, 地域 ...


釧路方面本部管轄(10署)
  • 警察車両ナンバーの地名表記:釧路および中標津署以外の根室地域は「釧路」、中標津署は「知床」(ご当地ナンバー)、帯広署以外の十勝地域は「十勝」(ご当地ナンバー)[14]、帯広署は「帯広」となる。
さらに見る ※, 地域 ...


北見方面本部管轄(7署)
  • 警察車両ナンバーの地名表記:斜里署以外は「北見」、斜里署は「知床」(ご当地ナンバー)となる。
さらに見る ※, 地域 ...
Remove ads

沿革

[15]

  • 1954年昭和29年)7月 ‐ 北海道警察が発足
  • 1958年(昭和33年)4月 ‐ 札幌方面本部を廃止して道警本部に統合
  • 1970年(昭和45年)8月 ‐ 交通巡視員制度を創設
  • 1972年(昭和47年)4月 ‐ 札幌市警察部を新設
  • 1995年平成7年)7月 ‐ 道警本部現庁舎が竣工
  • 2003年(平成15年)1月 ‐ 琴似現庁舎が竣工


歴代本部長

さらに見る 代, 氏名 ...


Remove ads

警察歌

  • 北海道警察歌「銀嶺映ゆる」
    • 作詞:本間善松[18]
    • 作曲:中島有三[18]
1955年(昭和30年)に新警察法施行・道警察発足1周年を記念して歌詞を懸賞募集し、応募総数200篇から入選した作品を基に作曲者を本部内で募集して1956年(昭和31年)3月に制定された[18]


不祥事

1997年(平成9年)

  • 7月 ロシア人船員が、拳銃と実弾を所持していたとして銃刀法違反で実刑が確定し、2年の服役を終えた後に再審無罪になったいわゆるロシア人船員おとり捜査事件があった。(稲葉事件を参照)

2002年(平成14年)

  • 7月 生活安全部生活安全特別捜査隊班長の警部が、覚せい剤取締法違反と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕・有罪判決を受けた、いわゆる稲葉事件が発覚した。覚せい剤取締法違反容疑とロシア人船員おとり捜査事件に絡む偽証容疑について、道警と国家公安委員会が調査を行い道警本部長ら13人が処分された。

2003年(平成15年)

2006年(平成18年)

2007年(平成19年)

  • 3月 根室署員4人が、前年9月に参考人を暴行した事実が発覚し、書類送検された。
  • 3月 釧路署の警察官が、携帯電話販売店で自らが購入した携帯電話に関して8時間に渡り店員にクレームをつけて、通報でかけつけた警察官が当事者との関係や職業を偽った事実を店側に話していたことが発覚した。
  • 3月 釧路方面本部十勝機動警察隊の巡査部長が、同僚の制服から階級章を剥ぎ取り自分のロッカーに隠していたことが判明して、依願退職した。
  • 4月 稚内署刑事課の巡査長の私物のパソコンから、暴力団組員やその知人、家族の個人情報がネット上に流出した。Winnyの使用が流出の原因であることが判明して、停職6か月の懲戒処分にした。
  • 7月 西署の警部補が、女性にわいせつ行為をして、被害女性に示談金300万円を支払い口止めしていたことが発覚した。
  • 7月 地域部通信指令課の警部補が、札幌市厚別区内のホームセンターでドライバー万引きして、依願退職した。監察官室は、店側に謝罪して商品は返還しているとして逮捕は見送った。
  • 8月 旭川方面本部管内の警察署の警察官が、捜査書類を偽造していたことが発覚した。
  • 11月 中央署地域課の巡査部長を、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕した。覚せい剤はインターネットで購入したと供述して、のちに起訴されて懲戒免職となった。
  • 12月 地域部地域企画課の警部補が、当直勤務中に相談の電話をかけてきた女性に対して卑猥な言葉を数回かけたとして停職1か月の懲戒処分となった。
  • 12月 千歳署の巡査長が、11月に恵庭市内で自損事故を起こし、道路交通法違反容疑で書類送検されて、減給半年間の処分とした。なお、事故当時この巡査長にアルコール検知を行ったところ、酒気帯び運転の基準未満のアルコールが検出されていた。

2008年(平成20年)

  • 1月 札幌方面管内の警察署の警部補を、女性にわいせつ行為をしたとして停職3か月の処分とした。
  • 4月 旭川中央署地域課の巡査を、北海道青少年健全育成条例違反で逮捕した。
  • 9月 刑事部組織犯罪対策課の警部補が、勤務中に入店したパチンコ店で客が忘れたICカードを使用したことが発覚して、依願退職した。
  • 10月 函館方面本部管内の警察署の男性警部補(56)が、交通違反切符1件の処理を放置して時効を成立させたとして、戒告の懲戒処分にした。
  • 12月 旭川方面本部管内の警察署交通課の男性巡査長(42)が、捜査で訪れた民家で女性に対して下半身を露出するなどしたとして、停職3か月の懲戒処分にして同日付で辞職した。
  • 12月 帯広署地域課の巡査部長(59)と巡査長(30)が、「処理が面倒」という理由で当て逃げ事故の被疑者を見逃したとして、虚偽公文書作成・同行使犯人隠避の疑いで書類送検して、それぞれ停職1か月と減給10分の1(1か月)の懲戒処分として、巡査部長は同日依願退職した。

2009年(平成21年)

  • 2月 斜里署浜小清水駐在所の巡査部長が、勤務時間中に飲酒後警察車両を運転して署に向かう途中で物損事故を起こしたとして道路交通法違反容疑で書類送検され、本部は巡査部長を懲戒免職処分とした。また、本部は「逃亡の恐れが無かった」として逮捕しなかった。
  • 2月 稚内署生活安全課長が、道警本部勤務当時に女子高校生を買春していたことが発覚して、処分後に依願退職した。
  • 2月 中標津署の巡査が、十勝管内のホテルでサイトで知り合った17歳の少女にみだらな行為をして、北海道青少年健全育成条例違反(淫行)容疑で逮捕され、停職3か月の懲戒処分を受け依願退職した。
  • 11月 機動隊の巡査が、札幌市南区真駒内で酒気帯び事故を起こし現行犯逮捕され、監察官室は12月9日付けで懲戒免職処分とし、機動隊長の警視を監督責任として本部長注意とした。

2010年(平成22年)

  • 2月 函館中央署留置管理課長の50代の警部が、留置人を署員1人で護送させたとして戒告処分とした。
  • 2月 枝幸署長の警視が、2009年(平成21年)11月に女性にセクハラ行為をしたとして懲戒処分にして、道警は署長を署付としたが後に依願退職した。
  • 2月 釧路方面本部十勝機動警察隊長の警視が、札幌市内で盗撮をして現行犯逮捕された。警視は2010年(平成22年)3月末で定年退職する予定だったが、25日付で隊長職から隊付に更迭して、3月18日付けで依願退職した。
  • 5月 帯広署管内の交番の警部補が、2009年(平成21年)2月頃から数回、部下に拳銃を突きつけていたことが発覚して、処分後に依願退職した。
  • 6月 生活安全部少年課の統括官である警部が、店舗経営の男性から金銭の貸与があり返済していなかったとして、監察官室は懲戒免職とした。本部によると捜査情報の漏洩はなかったと発表されている。
  • 7月 白石署留置管理課の巡査が恐喝容疑で、本別署警務課の巡査長が酒気帯び運転容疑でそれぞれ逮捕され、二人を懲戒免職処分とした。なお、白石署の巡査は、道警採用前に石川県金沢市内で窃盗事件を起こしていたことが判明した。
  • 8月 琴似留置場の巡査長(36)が、留置人の現金を横領していた疑いで逮捕され、懲戒免職処分となった。
  • 8月 稚内署刑事課の男性巡査長が、捜査で押収した被疑者の携帯電話のアドレス帳を悪用し、女性数人に電話していたことが分かり、道警は8月20日付で懲戒免職処分とした。また、私的で知り合った女性に繰り返しメールを送ったとして、2010年4月に道警本部から文書で警告を受けていた。
  • 8月 釧路方面本部会計課の警察職員の男性が、酒気帯び運転で検挙された。
  • 10月 刑事部捜査第二課長が、職員にパワハラをしたとして警務部付(22日)となった。その後、警察庁刑事局刑事企画課長補佐兼警察大学校警察政策研究センター付へ異動した。
  • 10月 旭川東署の駐在所長の警部補が、同年6月に飲酒運転をしたとして懲戒免職となった。
  • 10月 函館方面本部地域課の統括官である警部が、札幌勤務当時に未成年の少女を自宅に泊めてわいせつ行為をしたとして、懲戒免職処分とした。

2011年(平成23年)

  • 1月 刑事部捜査第二課の40代男性警部補が、実際には聴取していない参考人からの“供述調書”を作っていたことが発覚した。提出を急がされて事件に関連する資料を基に書いたという。他の捜査員が捏造に気づき捜査書類にはならなかったが、虚偽公文書作成と虚偽公文書行使容疑で書類送検されて、1か月の減給処分となり依願退職した。
  • 2月 刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策課の警部補が、風俗店経営の知人から依頼されて求人に応募して来た相手の犯歴情報を横流しして地方公務員法守秘義務違反)容疑で逮捕され、知人も守秘義務違反の教唆で逮捕された。また、2月18日にはその風俗店に出入りしていたとみられる刑事部捜査第四課の統括官である警部が、道警の事情聴取後に道央自動車道で事故を起こし死亡した。
  • 4月 情報漏洩事件で逮捕された警部補を、知人から現金を受け取っていた容疑で再逮捕し、道警は懲戒免職とした。また、「他にも金品を受け取っていたり、飲食店で接待を受けていた警官がいる」との警部補が供述していることから、監察官室は事実関係を調査をする見込みである。
  • 7月 道警は、元警部補による情報漏洩事件で飲食店で接待を受けていた警察官やその上司を、停職・減給などの処分を行ったことを発表した。停職処分を受けた警部・警部補ら4人は7月1日付で依願退職した。また、道警本部長は監督責任として警察庁長官注意処分を受けた。
  • 8月 交通部長と苫小牧署長の警視正2人が、苫小牧市内にある自動車整備工場と過度の付き合いがあったとして、本部長による口頭注意を受けた[19]
  • 9月 豊平署の警部補が、捜査書類を官舎に持ち帰り放置し、事情聴取直前に失踪し懲戒免職処分とした[20]
  • 10月 旭川方面本部管内の警察署の男性巡査部長が、当時既に離婚していて単身赴任手当も受給資格を失っていたにもかかわらず、4年間にわたり不正に受け取っていたことが発覚して、詐欺容疑で旭川地方検察庁に書類送検されて、停職3か月の処分とした[21]
  • 10月 東署交通課の男性巡査部長が、4月5日に札幌市東区内で発生した重傷交通事故を担当したが、この時に参考人聴取を全く行なっていなかったにもかかわらず、虚偽の参考人供述調書を作成していたことが発覚し、虚偽有印公文書作成および同行使の容疑で逮捕された[22]
  • 12月 旭川東署刑事・生活安全課の巡査部長が、同年11月酒に酔い他人宅に侵入して逮捕された事件で、道警は12月21日に停職1か月の懲戒処分にし、合わせて署長を本部長注意、上司や同僚を署長注意処分にしたと発表した[23]

2012年(平成24年)

  • 2月 厚別署地域課の巡査長が、公然わいせつ容疑で逮捕されて略式起訴となった。
  • 2月 苫小牧署副署長の男性警視が、女性署員数人にセクハラ行為をしたため、2月27日付で警務部付に更迭され停職1か月の処分とした[24]
  • 3月 交通部長と苫小牧署長が、苫小牧市内の自動車修理業者のコテージを無料で利用していた問題で、二人を本部長注意処分とした。また、署長は9日に警務部付に更迭した[25]
  • 8月 高速道路交通警察隊の中隊長である警部が、すすきので女性の身体を触ったとして北海道迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された[26]
  • 8月 斜里署長の警視が、セクハラの疑いで警務部付に更迭した[27]
  • 9月 釧路地方検察庁は前・斜里署長を不起訴処分として、道警は停職3か月の停職処分とした。北海道迷惑防止条例違反で罰金30万円の略式命令を受けた、高速隊の警部は停職1か月の懲戒処分とした。2人は7日付で依願退職した[28]
  • 9月 北見署の巡査長が、昨年8月に知人女性を強姦したとして逮捕されていたことが発覚した。道警はこの事実を公表していなかった[29]
  • 9月 旭川東署副署長が、部下に嫌がらせをした疑いで、道警は18日付で旭川方面本部警務課付に更迭人事を行った[30]
  • 9月27日 札幌市白石区内でミニパトカーを運転していた白石署地域課の男性巡査長(26)が、自転車新聞配達中の女性に衝突して、女性は左足を骨折した。事故を起こした巡査長は、居眠り運転をしていた模様である[31]
  • 10月11日 同年9月に旭川方面本部警務課付に更迭された前・旭川東署副署長の警視が署員数人に対してセクハラ行為をしたとして停職1か月とした。警視は11日付で辞職した[32]
  • 12月29日 新得署の巡査部長が、飲酒運転の容疑で逮捕された[33]

2013年(平成25年)

  • 1月17日 江別署生活安全課の巡査部長が、倶知安町で警察官2人に足けりをしたとして公務執行妨害容疑で逮捕された[34]
  • 2月27日 本別署員が、スピード違反者を取り押さえた後に違反者が死亡したため、刑事部捜査第一課が捜査に乗り出した[35]
  • 2月28日 池田署副署長兼警務課長の警部が、女性職員にセクハラ発言をした上に来署した女性に興味を持ち運転免許証を照会したので、同日付で釧路方面本部付に更迭して減給1割・6か月の処分とした[36]
  • 4月26日 紋別署の巡査部長が、二日酔いで自動車を運転して出勤したとして停職3か月の懲戒処分とした。前署長の警視を減給1か月の処分にしたほか、上司5人を訓戒処分とした[37]
  • 9月12日 生活安全部生活安全特別捜査隊の警部補と巡査が、同僚の机の引き出しから現金を盗み窃盗容疑で書類送検されて、道警は停職処分とした[38]
  • 9月12日 釧路方面本部釧路機動警察隊の巡査長が、 盗撮しようとしたとして減給1割・6か月として、痴漢をした警察学校生を停職1か月の処分とした。上記の2人を含む計4人が依願退職した。
  • 11月3日 警備部公安第二課の巡査部長(29)が、窃盗の現行犯で福岡県小倉北警察署に逮捕された。発表によると、巡査部長は11月3日午後2時頃、北九州市小倉北区コンビニエンスストアで、500ミリリットルのオレンジジュース1本(147円相当)を盗んだ疑い。コンビニの男性経営者(37)が引き留めようとしたが逃走し、同店の向かいのカバン店に逃げ込んだところを取り押さえた。巡査部長は逮捕時から一切話さず、同署は所持していた健康保険証などから身元を割り出した。道警によると巡査部長は9月1日から無断欠勤して所在不明になっていたとコメントした。道警監察官室は「事実関係は現在調査中で、明らかになり次第、処分を検討する」とコメントした。[39]

2014年(平成26年)

  • 12月 函館方面本部交通課長の警視が、女性にセクハラ行為をして警部に降格させる分限処分とし、合わせて翌2015年(平成27年)1月7日付で旭川方面本部警務課主監に異動させた。
  • 12月 根室署長が、パワハラをしたとして釧路方面本部付に更迭した。

2015年(平成27年)

  • 2月 パワハラで更迭された前・根室署長の警視を、本部長訓戒処分にして併せて所属長級から調査官級へ降格させて、釧路方面本部警務課調査官に異動させた。
  • 5月 帯広署の巡査長が、酒気帯び運転した容疑で書類送検された[40]
  • 11月 砂川署の警察官が、酒気帯び運転で書類送検された。
  • 11月 函館方面本部函館機動警察隊で交通違反の摘発での不正が発覚して、33人の警察官が書類送検された。森警察署の巡査部長が逮捕される[41]

2016年(平成28年)

  • 4月 2015年(平成27年)に、ひき逃げ横領事件、傷害事件など、本来なら法令に違反するか刑事事件に該当する行為をした警察官について、訓戒などの軽微な処分で済ませていたことが、毎日新聞情報公開請求で明らかになった。道警は現在も、刑事処分の有無や懲戒処分の詳細な内容について説明を拒んでいる模様である[42]
  • 6月 帯広署地域課の男性巡査2人が、18日夜に酒を飲んで自動車を運転中に他の自動車と衝突してそのまま逃走して、翌19日に道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕された[43]
  • 6月 薬物銃器対策課の男性警部補(38)が、2015年(平成27年)4月に覚醒剤密売の仲介者に対し捜査情報を漏洩したとして、22日に証拠偽造や地方公務員法違反の容疑で逮捕された[44]

2017年(平成29年)

  • 2月 札幌市白石区で発生した殺人事件の証拠品を、白石署が紛失していたことが明らかになった。誤ってゴミと一緒に廃棄した可能性が高いという。
  • 7月 美深署副署長の警部(58)が、7月2日に店で万引きして窃盗の現行犯で逮捕されたことが明らかになった[45]。道警は7月19日に旭川地方検察庁に書類送検して停職1か月の懲戒処分とした。警部は20日付で依願退職した[46]

2018年(平成30年)

  • 3月30日 東署は30日、岩見沢署地域課の巡査部長を同日スーパーで焼肉タレ1点を盗み窃盗の現行犯で逮捕した[47]
  • 4月5日 道警は5日付で警部補を停職3か月、警部を停職1か月の懲戒処分にして、いずれも依願退職した。警部補は自宅から約4キロメートルにわたり酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。警部は3月14日に札幌市内のスーパーで焼き鳥刺身などの食料品を盗んだ疑い[48]
  • 4月11日 午後10時35分ごろ、巡査長が札幌市豊平区の市道で路上にいた女性を車ではねて、重傷を負わせ逃走したとしている[49]。被害者は右目の視力をほぼ失う重傷を負った[50]。停職処分後に依願退職した[51]
  • 7月17日 機動隊の巡査長が、車で女性をはねて重傷を負わせそのまま逃げたとして、道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで逮捕した。
  • 8月7日 苫小牧署の巡査部長が、札幌市南区内で下半身を露出した容疑で逮捕される。その父親は事件当時は中央署長だったが、半月後に北海道警察札幌市警察部長兼警務部参事官兼サイバーセキュリティ対策本部長に異動となった[52]
  • 8月31日 道警は2017年から障害者雇用数を実際より1.5人分多く、算定していたことを発表した[53]
  • 10月10日 中央署薬物銃器対策課の巡査部長が、覚醒剤所持の現行犯で逮捕された[54]。巡査部長は10年以上薬物捜査を担当していた[55]
  • 10月12日 札幌方面の警察署交通課の巡査部長と同署地域課の巡査長を、交通違反の捜査書類を偽造したとして、虚偽有印公文書作成・同行使にて書類送検し、巡査部長を減給10%・1か月、巡査長を戒告の懲戒処分とした[56]

2019年(平成31年・令和元年)

  • 1月 現職警察官やOBが、出版社EDU-COMEに依頼され昇任試験問題集を執筆し副業申請せずに報酬を連続的に受け取っていたことが発覚した[57]
  • 3月 道内の警察署に勤務する40代男性巡査部長が、不倫相手の女性と勤務時間中に会ったとして減給10%・3か月の懲戒処分とした[58]
  • 7月 警察庁と17道府県警の警察幹部らが、東京の出版社EDU-COMEの昇任試験対策問題集に執筆し無届けで報酬を得ていた問題で、道警は12日、副業を原則禁止した地方公務員法などに違反したとして、約300万円を受け取った道東の警察署長の警視正を訓戒とするなど計4人を処分した。旭川方面本部管内の警視が本部長注意、残る2人は道警本部の警視で、1人は本部長注意、1人は所属長による口頭注意を受けた[59]
  • 7月 札幌市内で第25回参議院議員通常選挙の応援演説をしていた安倍晋三内閣総理大臣に対して、数人の男女が野次を飛ばしたが、それに対して道警の警察官数人が野次を飛ばした人物を取り押さえ排除した。道警は公職選挙法違反(選挙の自由妨害)に当たるとしたが、警察官らの行為が政治的中立性の観点から議論となった[60]。また、ヤジを飛ばさずに「消費増税反対」や「年金問題」と書かれたプラカードを持っていた人物に対し、警察官が取り囲む・プラカードを警察官が押さえ付けるなどの行為も生じていた[61]。なお、これを受けて2人が損害賠償を求める訴訟を提起し、排除行為は表現の自由を侵害したとして、2022年3月25日に計88万円の賠償を命じる判決を下した[62][63]。また、7月15日に首相の演説開始前の新札幌駅付近で政権批判のプラカードを持っていたところ、「警察官4人にこっちに来てと促され、10メートルほど移動させられた」としており、プラカードを掲げられなかったとしている[64]。2023年6月22日、札幌高等裁判所は控訴審判決で男性に対する道警の排除行為について、男性が周囲から暴行を受けたり、男性が安倍氏らに危害を加えたりする恐れが迫っており、適法だったと判断し、男性の賠償請求を棄却した。女性については1審判決と同様、表現の自由などの侵害を認め、道に55万円の賠償を命じた[65][66]。2024年8月19日、最高裁判所は道側と男性側の上告をいずれも退ける決定を出した。男性を敗訴としつつ、女性については道に55万円の支払いを命じた2審判決が確定した[67]
  • 10月 室蘭署刑事第一課の巡査長を、酒気帯び運転で逮捕した。札幌市厚別区厚別中央で、酒気を帯びた状態で車を運転した疑い[68]
  • 12月 兵庫県警察サイバー犯罪対策課は、他人のクレジットカード情報でインターネットを通じて商品を不正に購入した帯広署刑事第二課の男性巡査部長を、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した[69][70]。2020年2月27日、捜査情報として得た他人のクレジットカード情報で電子マネーを入金したなどとして、兵庫県警は元男性巡査部長を電子計算機使用詐欺などの容疑で再逮捕(別案件)。2020年7月27日、神戸地方裁判所は元男性巡査部長(懲戒免職)に対し、「詐欺の常習性は顕著」「犯罪や捜査の内実を知る警察官の立場を悪用しており、極めて悪質だ」として懲役2年6月(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した[71]
  • 12月11日 室蘭署の巡査長を、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検し、同日付で停職6か月の懲戒処分にした。巡査長は12日付で依願退職した[72]

2020年(令和2年)

  • 4月22日 道警は児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、警察署地域課に勤務する30代男性巡査部長を書類送検し、停職6か月の懲戒処分にした。巡査部長は23日付で依願退職した[73]
  • 8月1日 函館西署交通課の男性巡査部長(40)が、7月27日、渡島地方の住宅敷地内でこの家に住む女性の肩をつかむなどの暴行を加えた上、「大声を出すと殴る」などと言って脅迫した疑い。8月1日、道警は男性巡査部長を暴行脅迫の疑いで逮捕した。男性巡査部長は帰宅した女性に道案内の依頼を装って話しかけて犯行に及んだが、女性が周囲に助けを求めるなどすると逃走した。男性巡査部長は調べに対し、容疑を認めている[74]。男性巡査部長は以前、被害女性に交通違反切符を交付していたことがわかった。道警はこの際に女性の住所などの個人情報を入手した疑いがあるとみて調べている[75]。9月16日、道警は男性巡査部長(強制わいせつ未遂罪で起訴)を停職1か月の懲戒処分とした。男性巡査部長は翌17日付で依願退職[76]
  • 交通機動隊の警部補が、交通取り締まりにおけるスピード違反の測定の際に、測定レーザーを電柱に向けて照射するなどの方法により測定データを捏造したうえで違反切符を切った偽造有印公文書作成などの罪に問われ、同警部補は2020年11月2日に免職処分となった。取り締まりパトカーに同乗していた部下らも減給処分となった。また、警部補の上司の警部も報告を受けていながら情実によりもみ消したため減給処分となった。この事件で道警の合わせて10人が処分を受けた。捏造データにより違法取り締まりを受けた運転者は47人分判明しており、さらに不適切な機械操作方法により誤った取り締まりも7人分が判明している。道警は不正ができないようにパトカーの測定機器を改修して取り締まりを再開している[77][78]

2022年(令和4年)

  • 5月1日 白石署地域課の警部補を、運転中のパトカーで歩行者をはねて死亡させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死)の現行犯で逮捕した。警部補は事故当時、騒音苦情の110番通報を受け白石区内の別の現場に向かっていて、「前方をよく見ていなかった」と容疑を認めているという[79]
  • 5月18日 深川署の50代の男性副署長が、旭川市内のスーパーで菓子数点(数百円相当)を持ったまま店外に出たところで警備員に声をかけられた。110番を受けて駆けつけた旭川中央署員が任意同行を求め、事情を聴いたところ、容疑を認めたという。 道警は在宅で捜査していたが、札幌市内の大学敷地中で副署長が死亡しているのが見つかった。自殺とみられる[80]

2024年(令和6年)

  • 12月24日 11月に札幌方面管内の警察署の20代男性巡査(勤務時間外)が、自家用車を運転中に赤信号を無視したとして道警パトカーから停止を求められたにもかかわらず、逃走していたことが分かった。車には他に巡査が3人同乗し一部が逃げろなどと発言していたことも判明。追跡中に住宅街で一時不停止などを繰り返しており、約800メートル先の駐車場で停車。車内のドライブレコーダーには同乗者の一部が「逃げろ、行け」などと発言する音声が記録されていた。道警は男性巡査に交通反則切符を交付した。同乗の巡査は逃走を止めなかった疑いがあり処分を検討している[81]

2025年(令和7年)

  • 1月24日 令和6年11月に札幌方面管内の警察署の20代男性巡査(勤務時間外)が、自家用車を運転中に赤信号を無視したとして道警パトカーから停止を求められたにもかかわらず逃走した問題で、道警は当該巡査を訓戒処分としたことが分かった。車に同乗していた3人の巡査にも逃走を止めなかったとして訓戒などとした。道警は今回の処分を公表しておらず北海道新聞が情報公開請求し開示された資料などで判明した[82]
  • 7月14日 組織犯罪対策第2課の警部補を、知人の20代女性に性的暴行をしたとして、不同意性交の疑いで逮捕した[83]
Remove ads

冤罪事件

北海道警察が捜査した事件で、冤罪が確定した事件


重大犯罪の解決

1976年(昭和51年)

  • 1976年8月2日(昭和51年)〔北海道庁爆破事件〕‐1976年3月2日午前9時2分頃、札幌市中央区道庁本庁舎1階ロビー西側エレベーター付近で爆発が起こり、出勤途中の職員2人が殉職、80人余りが重軽傷を負い、天井が落下するなどの被害を出した。その後、爆発したのは時限式消火器爆弾と判明。また事件当日、地下鉄大通駅のコインロッカーから「東アジア反日武装戦線」を名乗る犯行声明文が見つかった。声明は、道庁を標的にしたのは、道庁がアイヌ侵略の拠点であるとの理由からだ、としていた。「反日闘争」を進めている人物を中心に捜査が進められ、同年8月10日、被疑者大森勝久が逮捕された。その後の家宅捜索で「反日戦線」との交友関係を示す証拠や自室内にあった工具類が発見されている。この事件は直接証拠が見つからず、大森は黙秘を貫き、裁判では無罪を主張した。ただし、大森は犯人の残した声明文に含まれる政治思想アイヌ革命論など)については支持するという特異な状況であった。1983年3月、第一審の札幌地方裁判所は、事件当日の目撃証言や押収品などといった状況証拠から死刑判決を言い渡した。その後、札幌高等裁判所への控訴最高裁判所への上告はいずれも棄却され、死刑判決が確定した[詳細 1]。2021年現在、大森は死刑囚として札幌拘置支所収監されている。

2014年(平成26年)

  • 2014年4月9日(平成26年)〔札幌連続ボンベ爆発事件〕 ‐ 激発物破裂の疑いで札幌市北区在住の主婦(当時51歳)を逮捕。札幌連続ボンベ爆発事件とは、2014年1月から11月にかけて北海道札幌市北区で発生したガスボンベの連続爆発事件。逮捕された主婦は、一貫して容疑を否認している事案。主婦を逮捕した後も同様の事案が立て続けに発生している。2016年7月21日の第二審に於いても有罪判決(高橋徹 裁判長)が出ており、“懲役18年の実刑判決[詳細 2]”が言い渡され、札幌刑務支所(女子刑務所)服役している。


職制・組織の改編など

  • 2008年(平成20年)から業務が多忙な6警察署(札幌東・北・西・豊平・南・函館中央)に地域課長を3人配置して3交替制勤務とした。
  • 2010年(平成22年)4月1日から、大規模7警察署で機能強化をはかるために、警視の課長とその下に統括官のを配置した。
  • 2011年(平成23年)4月1日から、中規模警察署の各課を統合して、警視の課長とその下に警部の統括官を配置した。
  • 2012年(平成24年)4月1日から、中小規模警察署の次長を副署長に改称して、道警本部および方面本部の統括官を課長補佐に、各警察署の統括官を課長代理に改称した。
  • 2013年(平成25年)4月1日から、大規模警察署の課長を警視から警部に変更して、新たに課長の上に刑事官、生活安全官、交通官、地域官のポストを新設して課の分割を行った。
  • 2017年(平成29年)4月1日から、夕張署を栗山署へ、三笠署を岩見沢署へ、沼田署を深川署へそれぞれ統合した。統合された側の警察署は「警察庁舎」として一部業務を引き継いだ。
  • 2020年4月1日から、砂川署を滝川署へ、美深署を名寄署へそれぞれ統合した。統合された側の警察署は「警察庁舎」として一部業務を引き継いだ。
  • 2026年(令和8年)4月1日から、美唄署を岩見沢署へ、赤歌署および芦別署を滝川署へ、木古内署を函館中央署へ、池田署を帯広署へ、興部署を紋別署へ、寿都署を岩内署へ、それぞれ統合し再編する改正条例が2025年(令和7年)7月4日の北海道議会で可決成立した。なお、寿都署は岩内署の建て替え後に統合するので、2027年(令和9年)4月以降のできるだけ早い時期となる。統合される側の署は「分庁舎」として残して、警視の所長を13人配置、24時間体制でパトロールや初動対応に当たり、警察相談や交通窓口など住民サービスを維持する。この統合再編後は64署から57署になる[84]


脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads